2015年06月01日
【関係者必読!?】『100%確実に売上がアップする最強の仕組み』加藤公一レオ

<ネット広告&通販の第一人者が明かす>100%確実に売上がアップする最強の仕組み
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、既にアマゾンで総合1位を獲得済みのネットマーケティング本。土井英司さんも激賞してますし、永江一石さんも「真っ当ですごい本」と言われているという注目作です(私は出遅れましたがw)。
アマゾンの内容紹介から一部引用。
日本の大手メーカー通販の7割以上がコンサルティングを依頼している「加藤公一レオ」の極意とは何か?
担当したすべてのクライアントを大成功させてきた“レスポンスの魔術師"が、ネット広告で費用対効果と売上を100%確実に上げる門外不出のノウハウを大暴露!
完全保証しよう。
本書のノウハウをあなたがしっかり実践すると、100%確実にネット広告の費用対効果が上がる!
思わず付箋も貼りまくり!

なお、現在「33%OFF」のKindle版は、例の「50%ポイント還元セール」の対象なので、本日お昼までならさらにお買い得です!

bucket testing / mil8
【ポイント】
■1.「基本管理指標」をしっかり把握するもし今、あなたが自社のネットの「CPA」「引上率」「CPO」「購入単価」「年間購入回数」「年間購入単価(LTV)」「年間ROAS」などの基本的な数字を把握していないなら、今すぐ把握すべきだ。
もっと言うと、あなたの会社のネットに関わっているすべての社員がこれらの数字を常に把握しておくべきだ。
ここで重要なポイントは、全社員が自分の実施した施策すべての投資コストに対する効果を精度高く把握すべきということである。
そして、把握した効果を次の施策にロジカルに反映し、「最適化」させてこそ、ネット広告の費用対効果は劇的に上がるのである。
■2.キャッチコピーが一番クリック率に影響する
まず、ネット広告においてクリック率に1番影響するのは、キャッチコピーである。
見知らぬ人を一瞬で広告に注目させ、そこをクリックさせてサイトに引き込んでいくためには、お客様の心にグサッと深く突き刺さるキャッチコピーが必要である。
このキャッチコピーの優劣によって、クリック率になんと、時には最大2〜3倍の差が出てくる。そう、キャッチコピーが1番重要なのである。
なのに、多くの広告主はディスプレイ広告のデザインをしカにカッコよく見せるか、いかに目立たせられるかばかりに気をとられていて、1番重要なキャッチコピーがないがしろにされている。
■3.ファーストビューに、「キャッチコピー・写真・申込アイコン」を必ず入れる
過去のA/Bテストの結果、コンバージョン率が高いランディングぺージのファーストビューのレイアウトは、「キャッチコピー・写真・申込アイコン」である。
お客様がネット広告をクリックして、最初にPC/スマートフォン/ガラケー画面で見る部分、つまリランディングぺージのファーストビューにはシンプルに「キャッチコピー」と「写真」と「申込アイコン」の3つの要素を入れるべきだ。(中略)
上図のように、「キャッチコピー」は左側、「写真」は右側、「申込アイコン」はその下にドーンと大きく入れよう。
■4.申込アイコンの色は「●色」にする
過去のA/Bテストの結果、コンバージョン率が高かったランディングぺージの申込アイコンの色は「●色」なのだ。(ネタバレ自重)
多くの通販会社は「赤色」が目立つ色だと考え、申込アイコンを「赤色」にしている。たしかに「赤色」は目立つ色だし、私も昔は「やっぱ赤でしょ!」と思っていた。
ただし、これも今まであらゆる通販会社で、あらゆるアイコンの色をテストしてきた。
「赤色アイコン」VS「黄色アイコン」VS「緑色アイコン」VS「青色アイコン」VS「紫色アイコン」など、あらゆるアイコンの色テストをしてきた。
その結果、毎回「●色のアイコン」が勝ってきたのだ。
■5.最高にレスポンスの高いのは、強い"要素"の単純な組合せ
今までの広告業界では、「1つのクリエイティブプランを1つの完結された作品」として見てきた。(中略)
しかし、ここには大きな間違いがある。
ダイレクトマーケティングのクリエイティブ、とりわけ、ネット広告のクリエイティブでは、そんなことはまったくない。
いや、むしろ逆なのだ。
ネット広告では、「強いキャッチコピー・強い写真・強いデザイン」など、要素の単純な組合せがレスポンス率を左右している」と考えるべきである。
そう相性なんか関係ないのである。
単純な組合せの問題なのである。
【感想】
◆当ブログは基本的に、「一般ビジネスパーソンにとってメリットのあるジャンル」の本が人気です。「ビジネススキル本」はもちろんのこと、「勉強本」や「モテ本」、さらには「コミュニケーション本」や「ライティング」などなど。
それに比べると、「経営本」や「マーケティング本」は今ひとつ。
特に本書のような「ネットマーケティング本」というのは、正直、個人でショップをやっていたり、会社の宣伝広告担当でもない限り、実務では必要ないでしょう。
それだけに、アマゾンの総合ランキングで1位になった、というのは、ちょっと意外でしたが、読むべき人にとっては、本書の内容は「目からウロコ」だらけだと思います。
◆何せ、著者の加藤さんが、「2000年から15年間、あらゆる通販クライアントから累計200億円以上の広告費を預かって」行ったテスト結果が1冊にまとめられているのですから、それも当然かと。
ちなみに加藤さんが実施したテストというのは、俗に【A/Bテスト】と言われるもの。
A/Bテスト - Wikipedia
上記ポイントの4番目にあるように、「どちらの色がいいのか」といったことから、「どちらの写真がいいのか」「どちらのキャッチコピーがいいのか」といったことまで、自社のサイトを使って比較対象ができるわけです。
最近では、GoogleアドセンスでもA/Bテストが行えるようになったので、以前よりは、馴染みのある方もいらっしゃるのかも。
テストについて - AdSense ヘルプ
……まさか、あらゆるサイトにおいて共通の「最強の申込アイコンの色」があるだなんて、知りませんでしたよ。
なお、その申込アイコンを「プルンプルン」と動かせば(しかもその動きがエロければエロいほどw)、さらにコンバージョン率が上がるのだとかw
◆特に私が付箋を貼りまくったのが、本書の第3章。
ここでは上記ポイントの3番目4番目以外にも「コンバージョン率を上げる」ためのテクニックが10個ほど紹介されています。
たとえば、「オファーで使う名称は『サンプル』『トライアル』『お試し』『モニター』のどれが一番いいか」ですとか、「強調したい言葉や文章には何色の文字と何色の背景マーカーを使うべきか」といったところは、普通は、深く考えないでやっているのではないでしょうか?
また、「広告ぺージとランディングページで、同じキャッチコピーと写真を使用する」というのは、指摘されて「なるほど、そうだろうな」と納得した次第。
細かい話ですけど、確かに広告をクリックして、違う写真やコピーだと、一瞬不安になると思います。
逆にそれらが同じなら、「お客様は安心してそのランディングページを読もうとする」とのこと。
こういった「理屈では納得できる」ことが、テスト結果によって実証されているのですから、それは説得力もあります罠。
◆なお、これまた「目からウロコ」だったのが、ランディングページにソーシャルボタンを付けても、ほとんど拡散されない、というお話。
では、どこに設置すればいいかというと、「申込完了画面」なのだそう。
この「完了画面」は、通常「ありがとうございました」というお礼用の意味しかないところを、このように有効活用すれば、クチコミ率が劇的にアップするのだとか。
ただし、これはあくまでポジティブ系の商材(化粧品、健康食品等)のお話であって、コンプレックス系の商材(育毛剤、ニキビ薬等)では相性が良くないとのこと。
まぁ、こういった商材は、どの画面であっても、普通はあまりソーシャルしないと思いますがw
◆もう1つ興味深かったのが、第8章の「大成功する広告代理店とのつき合い方22か条」。
ネット通販については、たとえ大手の広告代理店であっても、意外と知識がない方が多いみたいです。
実際、私の本業のクライアントでも、「この広告の使い方はいかがなものかと」というケースがなかったわけでもないのですが、実際に実例として出すと問題なので、当然割愛。
この第8章の最後には、結論として、「広告代理店に本書を渡し、100%実行させ、目標数字達成を約束させる」とあり、おそらくここまで本書を読んだ方のほとんどが、それに同意すると思います。
タイトルにある「100%確実に売上がアップする」というフレーズも、まんざらではない1冊でした。
ネット通販に関係される方なら、必読です!

<ネット広告&通販の第一人者が明かす>100%確実に売上がアップする最強の仕組み
はじめに
第1章 儲かる仕組みをつくれ
第2章 ネット広告の「クリック率」を上げる方法
第3章 「コンバージョン率」を飛躍的に上げる方法
第4章 「アップセル率」を最高に上げる方法
第5章 ネットで「クチコミ(友達紹介)率」を劇的に上げる方法
第6章 100%確実に「レスポンス率」を上げ続ける方法
第7章 「引上率・リピート率」を驚異的に上げる方法
第8章 大成功する広告代理店とのつき合い方22か条
最終章 ネット広告/通販で売上を劇的に上げる"最強の仕組み"のまとめ
おわりに 成功者と失敗者の唯一の違いとは?
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【4つのパーツ】「お客のすごい集め方」阪尾圭司(2007年07月13日)
「ウェブユーザビリティの法則」スティーブ・クルーグ(2007年03月19日)
「インターネットを使って自宅で1億円稼いだ! 超・マーケティング」 金森重樹 (著)(2005年01月19日)
【編集後記】
◆この本、相変わらず紙版もKindle版もランキング入りしているのですが。
嫌われる勇気
午前中なら、例の「50%ポイント還元」なので、さらにお買い得ですね。

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