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2015年05月17日

お前らもっと『抱けるナンパ術』の凄さを知るべき


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抱けるナンパ術 ――出会いからベッドにいたるアルファ男の心得


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事でも、当然のように人気だったモテ本

何とかアマゾンでの発売前にリアル書店でゲットしようと奮闘していたのですが見つからず(丸善オ●ゾでは20日発売と言われたw)、困っていたところ、とある筋から、Kindle版が出ていることを教えてもらったという(しかもお買い得価格!)。

アマゾンの内容紹介から、一部引用。
ナンパに関するアドバイスは現在、諸説入り乱れている。(中略)
1人の男が使える手は無数にあるが、そいつにふさわしい手となるとごく限られる。正解はひとつでないことを覚えておいてほしい。
本書では、ほぼすべての男が使えて、アレンジ可能な戦術を紹介していく。どの戦術も効果は実証ずみだが、そこに何をプラスするかは自分次第。好みの味つけで、自分にピッタリの戦術になるようにアレンジしてほしい。
現在のレベルや過去の失敗にとらわれず、ここからが新しいスタートだと思ってほしい。

Kindleで読んだため、付箋の画像は存在しないのですが、ハイライトをした部分は67個所もありました!

また、タイトルは「ホッテントリメーカー」で盛ってはおりますが、結構正直なキモチかと……。






Atlantic Night Club ArtBand show October 26 2013 http://atlantic-club.com.ua / andy.desyatov


【ポイント】

■1.フラれるのはベストを尽くしているあかし
 フラれることに賛成するもうひとつの理由は、最善の結果を出すことにつながるからだ。拒絶のなかでも最悪なのは、キスする寸前で顔を背けられることだろう。そのあとは、たいてい気まずい雰囲気になってしまう。アプローチの段階で拒まれるよりもバツが悪い。
 しかし、今では顔を背けられるのも悪くないと思うようになった。それはキスのチャンスを逃していないというあかしだからだ。キスを拒まれたことが一度もないなら、キスできたはずの女の子はほかにもいただろう。なのにそれを取りこぼしたのは、ひとえにトライしなかったからだ。拒まれるのは取りこぼしのないように努力している証拠。拒まれない男は自分の力を出し切っていない。


■2.実況つかみ
 つかみのなかでとくに重宝するのが"実況タイプ"だ。これは自分の周囲で今起きていることをネタにする。アドリブの技術が問われるが、台本どおりのつかみよりも自然に聞こえるのが取り柄である。(中略)
 実例を挙げよう。俺が地下鉄に乗っていたとき、静まり返った車内でひとりの酔っ払いが陽気に鼻歌を歌い出した。そこで隣に座っていた女の子にすかさず話しかけた。「俺たちも、あの酔っ払いを見習わないとね」。そこから会話が始まり、彼女の電話番号を聞き出すことに成功した。


■3.下心は確かに、言葉はあいまいに、行動はストレートに
 ダイレクトに口説いてはいけない。女の子に歩み寄り、「かわいいね」とは言わない。ほめることなく、それとなく口説く。相手はこちらの気持ちがはっきりとは読めない。(中略)
 ただし、行動まであいまいにしようとは思わないこと。電話番号を聞き出し、デートに誘い、キスするときに遠慮は無用だ。(中略)
 女の子に面と向かって「やりたい」とは言わないが、その欲求を隠しもしない。モットーは"下心は確かに、言葉はあいまいに、行動はストレートに"だ。その3つのバランスを上手に取るには経験を重ねるしかない。俺はクラブで女の子と話をするとき、相手の腰にタッチしながら「俺と君は相性が悪そうだな」とからかってみせる。


■4.スキンシップをしてみる
 まずは相手のウエストを片手で触れる。触れるのは1〜2秒にとどめ、相手の反応をうかがう。嫌がったり、妙に気にしたりする素振りがなければ(たぶんない)、数分おいてから、同じところをタッチし、今度は10秒まで延長する。そして、また数分おいたあと、今度は30秒間タッチ。最初のタッチから45分ほど経過したあたりで、ウエストに手を当てたままにする。
 ほとんどの女の子は何も言わないが、たまに「この手は何?」と突っ込まれることがある。そのときは、しれっと「君の腰にタッチしてるんだ」と言えばいい。手を離すことなく、堂々としていること。


■5.成果を計る頬へのキス
まずは会話が途切れるのを待つ。女の子がトイレに立つときやドリンクを注文しに行くときがチャンスだ。その瞬間に顔を横に向け、頬を指差しながら「ここにキスして」と言う。理由を聞かれたり、断られたりしたら、俺の努力がまだ足りない証拠。たかがほっぺにチューするのを拒まれのだから、憂慮すべき事態かもしれない。
 軽いキスが返ってきたら、まずまずと見る。熱いキスが返ってきたら、俺とイチャつくのを望んでいると解釈し、もう片方の頬にもキスするように頼む。そして「今度はこっちの番だ」言って、相手の左右の頬にゆっくりとキスし、顔を離す前に見つめ合う。ここで相手が引かなかったら、今度は唇を合わせる。


【感想】

◆紹介したくても、ボリュームの関係で泣く泣く割愛した部分があまりに多すぎて、かえってサッパリしました(謎)。

さすが、原著の本国におけるアマゾンレビューが、異様に高いだけのことはあります。

Bang: Roosh V: 9781438214238: Amazon.com: Books

B003ZHVEDM
Bang: The Pickup Bible That Helps You Get More Lays (English Edition)

しかも、タイトルにもあるように「抱く」ことにプライオリティを置いた戦術は、ここまで徹することができれば、天晴れといいますか。

どのタイミングにおいても、「エ●チできないなら、リリース」というポリシーが徹底していますw

たとえば、割愛した中であったのが「名前以外の個人情報は出し惜しみする」というTIPS。

これは、相手の職業を教えてもらわないと口もろくすっぽきかないような女性は、「セ●クスに興味のない女の子」だからリリースできるというワケです。


◆本書はそれ以外にも「見切り」の基準が明確に挙げられていて、列挙するとこんな感じ。

●「1分しかいられないんだけど」と断った上で話をしているのに、会話が続かなかったら脈ナシ

●最初の30分で10秒以上の無音状態が続いたらゲームオーバー

●最初の30分を超えても相手の反応が鈍く、質問を返さない場合はゲームオーバー

●とある文面のメールを出して、1時間以内に返事がなければゲームオーバー
……等々。

この辺りは、「量は追う」ものの「口説くべきでない相手だったら、即、他に切り替える」というスタンスが如実に表れているかと。

ただし、量を追う以上は、何度もフラれることも覚悟しなくてはいけないワケで、著者のルーシュV曰く、「彼女に拒まれたとき、頭に浮かべるのはこの文句だけにする――彼女は損をしたなあ」。

実際、そう思えるようマインドセットできれば、後は確率論の話なので、淡々とこなすだけでしょうね。


◆そこで、量をこなすために本書の第2章では、声かけのテクニックを紹介。

上記ポイントの2番目の「実況つかみ」以外にも、「万能つかみ」や「バーやクラブで使えるつかみ」等がありました。

また、いったん話し始めたら、何を話すかの「テーマ」も指南。

「人」「場所」「旅」「将来」といった広げやすく、アドリブが利くものが、「テーマ」としては良いようです(詳細は本書を)。

もっとも、大事なのは試行錯誤であり、著者のルーシュVは、ある晩最初のひと言を「ヘイ!」と「ハイ!」だけで通して、どちらが効果的か試したことがあったのだそう(「ヘイ!」の方が効果的だったらしく)。

そして、話し始めてから、「相手の好意」を確認する作業が、上記ポイントの5番目になります。


◆一方、声かけの日に勝負がつけられなかった場合(普通そうでしょうw)は、第3章の「デートからベッドまで」をご参考のこと。

ここでは、こと細かく、デートの約束の取り付け方について書かれています。

もちろん、その後、実際にデートをする際に話す内容から、2軒目への誘い方、自宅への誘い方、相手の家への上がりこみかた(!?)まで抜かりなく。

さらには、誘いこみや、上がりこみが成功した場合に、「セイコウ」まで持ち込むやり方が第4章に収録。

すいませんが、この章で付箋を貼った部分を書いてしまうと伏字だらけになってしまうので、丸ごと割愛しました。

ちなみに、女性の「服を脱がせる手順」(トップス、靴下、ボトムズ、下着)まで解説している本は、初めて見たようなw


◆なお、付録として巻末に収録されている「ナンパのヒント」も、かなり秀逸だと思われ。

何せ内容的には、「細かすぎて本章に含めることのできなかったシチュエーション別のケース」なんですから、どんだけ細かいの、と言う感じですw

小見出しだけ、いくつか挙げてみると

「路上でアプローチ」「カフェ、喫茶店でアプローチ」「スポーツジムでアプローチ」「歳の差が開いていたら」「相手が超多忙だったら」「相手が酒を好まなかったら」等々。

本書は全体的に「指示が細かい」印象を受けていましたが、こういったところが本国での高評価に繋がっているのかもしれません。

ただし、俗にいう「即」を目指している関係上、「本来、ゆっくり時間をかけたら落とせたのでは?」と思われる相手でも、切り捨てて次に向かう考え方には、賛否両論がありそうな?

本書を読んだ、現役ナンパ師さんのご意見を聞いてみたいところですね。


マニュアル系のナンパ本がお好きな方にオススメ!

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抱けるナンパ術 ――出会いからベッドにいたるアルファ男の心得
はじめに
第1ステージ ナンパ師の心得
第2ステージ アプローチで女心をつかめ
第3ステージ デートからベッドまで
第4ステージ セックスの前・中・後ろにやること
エンドゲーム 究極のモテ男とは?
付録 ナンパのヒント


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【編集後記】

◆今回、本書のTwitterでの意見を拾おうとしたら、むしろ話題になっていたのはこの本でした。

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あなたは、なぜ、つながれないのか: ラポールと身体知

当ブログでも何度かご登場頂いている、高石宏輔さんの待望の単著です。

私もさっそく読まなくては!


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