2015年05月06日
【ライフハック】『コチャレ! 小さいチャレンジで次の扉を開ける』上大岡トメ

コチャレ! 小さいチャレンジで次の扉を開ける
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、前々回の「未読本・気になる本」の記事にて取り上げていた1冊。完全に積読状態だったのですが、このGW中に本を整理していて、「あ、これ忘れてたw」ということで、今さらながらお送りする次第です。
アマゾンの内容紹介から。
「コチャレ」とは、もうちょっと自分をなんとかしたい、もう少し先に行きたい、でも、具体的に何をすればいいの?という人々に提案する、すぐできる「ちっちゃいチレンジ」のこと。毎日ひとつでもチャレンジすれば、新しい扉が開く!自分に贈ろう「やる気」のギフト!
なお、こちらもKindle版が既に用意されております!

Stretch / againstthebrilliance
【ポイント】
■1.背筋を伸ばそう!だまされたと思って、背筋を伸ばしてみよう! 骨盤はまっすぐ立てて、おへそをぐっと2センチくらいひっこめるキモチで。
上半身、特に肩の力は抜く。
耳と肩を遠ざけ、首は長く。
頭のてっぺんから糸が出ていて、それを何かが空から引っ張って、とんどん背が高くなる感じ。
この姿勢でネガティブなことは、考えづらいですよ。
■2.靴をキレイにしよう。
Tシャツに洗いざらしたデニムでも、靴が手入れされたものだと、かっこいい。反対にどんなにクールなスーツでも、靴が汚いとがっくりします。靴の手入れはキチンとしたいです。めんどくさいけど。
ある年、冬のブーツを梅雨明けまで玄関にほったらかしてたら、底中にビッチリ青カビが!! どうりで玄関開けると、ひなびた民宿の匂いがしてたわけだ。
季節の変わり目には、ちゃんと手入れをして、湿気取りと一緒にしまいたいと思います。
■3.自分の感情をコントロールしようとする前に、まず認めよう。
「怒り」「あせり」「イライラ」「悲しみ」など、ネガティブと言われる感情。これが生じたときって、「抑えなきゃ!」と思うか、そのまま直情的に行動に移してしまうかです。抑えてもたまりにたまると、ココロにツケが来るし、行動しちゃうとあとを収拾するのが大変、てなことも。
そんななとき、いったん自分の感情を認めると、客観的になって落ち着けるのです。「ああ怒ってるんだね」とか、「ああ、イラついてるな」とか。
その感情をいい、悪いとジャッジするのではなく「そうなんだね」と思うのです。
感情が大きく動いたときは、とりあえず一時停止しましょう。
■4.もらった情報は、すぐ活かそう
興味があることは、すぐ、情報を持っていそうな人に聞きます。ところが、そこでヒントをもらって、すぐ、自分で調べたらいい、ってわかってるんだけど、つい、忙しさのせいにして後回しにしてしまう。
本がいい例。薦められた本。買うのは一瞬、読むのは時間がかかっちゃうから後にしようと、ついつい積んどいでしまう。
情報はもらった時点で、すぐ自分でさらに深く調べたり応用すると、思いもよらない展開や収穫があるのです。
そんな経験が、今まで何度もあるのに。
情報も鮮度が大事なのです。
■5.まず息を吐こう。
忙しいときは、まず呼吸がいつもより浅くなっています。そんなとき、深呼吸が効果的。でも、中途半端に肺に息が入っていると、新鮮な空気を深く吸い込むことはできないのです。
そういうときは、何はともあれまず、すべての息を「はぁ〜っ」と吐き切ります。すると、自然に深く吸い込めるのです。「吐く」ほうを意識する。
息を吐いて肺をいったん空にすることで、新鮮な空気をカラダに取り込む。
これは、自分の持っているものを、いったん手放すと、新しいものを取り入れることができるのと一緒です。
執着なく変化を楽しみ、常に新鮮でいたいものです。
【感想】
◆上記ポイントの小見出しは、本書における各TIPSの前半部分を抜き出したもの。本当は、各々2文ずつで構成されています。
たとえばポイントの1番目なら「背筋を伸ばそう!」に続いて「『くよくよ』も頭の先から抜けていくよ。」と続いていった具合。
そして、その内容にマッチした上大岡トメさんのイラストが付されております。
ちなみに、この小見出しは全て英訳され、イラストの下に記載しているのですが、これが上大岡さんが自分に課した「コチャレ!(小さなチャレンジ)」なのだそう。
前述の1番目のポイントなら「Straighten your back! Your worries will be released from the top of your head.」となっており、これらはお友達で通訳の城田さちさんの添削済みとのこと。
こういう日常のちょっとした行為の英語での表現は、結構知らなかったりするので、勉強になります。
◆本書に収録されたTIPSは、確かにご本人が「コチャレ!」と言われているだけあって、1つ1つは「目からウロコ」というような「大ネタ」ではありません。
その為、こうしていくつかセレクトしてご紹介しても、あまりピンと来ない可能性もあるのが不安。
でも私自身、実際にいくつかやり始めていたり、これからやろう、と思ったものもいくつかありました。
たとえば、上記ポイントの2番目の「靴をキレイにしよう」というのは、身だしなみ系の本で、何度も言われてきたことです。
私の場合、もう自宅で磨くのは半分あきらめて、こんな感じの靴磨きセットを職場に1つ置くようにしました。

おとな靴みがき6点セット 【ブラシ丸型・ブラシ細型・スポンジブラシ・靴べら・クロス・靴クリーム】 シューケアの必需品・靴磨き用品が一通りそろいます 箱入り ギフト・プレゼントにも最適
さすがに勤務時間中はムリですが、昼休みやアフター5に、気分転換に靴を磨いているという。
◆また、今回は割愛した中で、昔やっていたのが、「花を生ける」。
大昔、カルバンクラインの『シーケーワン』というコロンが流行った頃、使い終わった瓶を洗って、そこに花屋さんで買ったお花を生けて、一輪挿しにしていました。

シーケーワン EDTSP 100ML
本書によると、「ひとつのことをすると、それがきっかけで、イモづる式に行動が広がる」とのこと。
つまり、花を生けることによって、まわりもキレイにしたくなるのだそうです。
確かにちらかった中に花を生けると、何となく可哀そうになって、部屋を片付けたこともありました。
……今の職場のデスクでやってみようかなw
◆このように本書は、誰でもできるであろう「小さなチャレンジ」が108個収録されています。
多くの場合、「いい話や……」で終わらせてしまうのですが、それではダメなのは、上記ポイントの4番目にある通りですね!←自分に言い聞かせているw
そこで私もさっそく、ストレッチ系のTIPSをいくつか試してみました。
これはイラストがあった方が、明らかに分かりやすいので、上記では割愛しておりますが、上大岡さんがヨガの素養があるだけあって、効き目アリ。
特に「肩が劇的にほぐれる」簡単ヨガは、私には効果テキメンでした(詳細は本書を)。
毎日の生活を、ちょっとずつ良くするために!

コチャレ! 小さいチャレンジで次の扉を開ける
Chapter1 今からここから
Chapter2 やる気が出ないとき
Chapter3 カラダとココロをすっきりしたいとき
Chapter4 背中を押してほしいとき
Chapter5 次の扉を開けたいとき
Chapter6 疲れちゃったとき
Chapter7 自分をメンテナンス
Chapter8 生活が雑になってきたとき
Chapter9 カラダを動かしてみよう
Chapter10 人生は続く
脳研究者・池谷裕二先生との対談
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【編集後記】
◆本書の巻末で上大岡さんは、池谷裕二先生と対談されているのですが、このコンビが放ったヒット作がこちら。
のうだま―やる気の秘密
このヒットを受けて、続編も出ております。

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