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2015年03月26日

【健康】『仕事ができる人は、なぜ、 10歳若く見えるのか?』見山 敏


仕事ができる人は、なぜ、 10歳若く見えるのか?
仕事ができる人は、なぜ、 10歳若く見えるのか?


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事で大人気だった、健康本

最近年を感じるようになってきた私は、思わず買ってしまいましたよ。

アマゾンの内容紹介から。
できる人は週1回空腹の日をつくる。できる人は野菜ジュースを飲まない。できる人は腹式呼吸をする。できる人はエスカレーターを使わない。30万人以上に向き合ってわかった「若く見える人」の習慣。ビジネスで最高の結果を出すセルフメンテナンスの心得41。

実際に読んでみたところ、私も実践したいTIPSがいくつかありました!






rock salt / nate steiner


【ポイント】

■1.「便秘」を引き起こすファストフードやスナック菓子を控える
 健康というと、いいものを体内に入れることをまず思い浮かべますが、大切なことは、まず「出す」ということです。出す、すなわち排泄能力を高めることこそ健康づくりの基礎なのです。
 どんなにいいものを食べても、便秘となり、体内で腐敗させ、しかもガスを発生させていたのでは、血液は汚れっぱなしで、体調もおかしくなるというもの。運動不足もさることながら、ファストフード、スナック菓子は、食物繊維不足をひき起こし、便秘に拍車をかけているのです。


■2.精製塩より天然塩を摂る
 そもそも精製塩のなかった江戸時代、私たちの祖先は、みそ汁、たくわん、おしんこ、めざしと、塩からいものを好んで食べていました。塩をとり過ぎて問題が出はじめたのは、精製塩が大量に市場に出はじめたころからです。(中略)
 天然塩や自然塩の場合、食べ過ぎると、自然にブレーキがかかるようになっています。食べものを食べ過ぎてお腹を壊すことがあっても、副作用に苦しむことはなく、仮にとり過ぎても害になることはありません。体調不良で悩んでいる方々は、ぜひ天然塩に切り替えてほしいと思います。


■3.薄着で皮膚を鍛える
「皮膚は内臓のあらわれ」といわれるくらい、私たちの皮膚は内臓の働きと関係しています。つまり皮膚を鍛えれば鍛えるほど、内臓の働きがよくなるのです。(中略)
 最近ではメンズコスメも種類が増え、男性でも仕粧水や保湿クリームを塗る人が増えていますが、本来は自然に任せ、強い皮膚をつくることが大切です。
 その皮膚を鍛えるために最もオススメな方法は、薄着をすることです。暖衣飽食こそ私たちの命の力を弱める道。あまり無理をする必要はありませんが、できれば今まで着ていたものより1枚程度薄くするといいと思います。


■4.呼吸で内臓の働きをスムーズにする
内臓の中にたった1つだけ、意識的に動かせるものがあります。それは「肺」です。肺は呼吸をつかさどっています。私たちは意識的に呼吸し、肺を動かすこともできるのです。「呼吸は、私たちの意識と無意識を結ぶ重要なカギ」なのです。もっといえば、呼吸を通して肺につながる自律神経も操ることができます。(中略)
 意識して息をゆっくり、長く吐くと、自然に吸う息も深くなります。この動作を意識して行なうようにすることで、内臓の働きを少しずつ変えることができるのです。「夜遅くに食べて胃がもたれる」「飲みすぎて翌日仕事にならない」といったあなたの悩みが、呼吸によってコントロールできるとしたら……しない手はないでしょう。


■5.愚痴を言わない
 私はこれまで講演活動やカウンセリングを通して30万人以上の方に向き合ってきましたが、一流の人とそうでない人の違いは「ある点」にあると思っています。それは、「愚痴をいわない」ということ。どんなに嫌なことがあっても、「愚痴」という形ではなく別の形で発散し、明日の活力にしています。そんな人が、いい結果を引き寄せているように思います。(中略)
 ただでさえマイナス情報の多い環境の中で、自分の言葉を消極的なものにし、自分の気分や感情をスポイルすることは、自殺行為もはなはだしいといえるでしょう。せめて自分の発する言葉くらいは自分のものですから、うまくコントロールするのが人間としての責務ではないでしょうか。


【感想】

◆本書は、下記目次にある4つのテーマごとに、TIPSが掲載されており、その数全部で41。

そしてその小見出しは、すべて書名と同じく「仕事ができる人は、なぜ、〜のか?」というスタイルを取っています。

具体的にいくつかご紹介しておくと、「〜なぜ、野菜ジュースを飲まないか?」「〜なぜ、こだわらないのか?」「〜なぜ、姿勢がいのか?」「〜なぜ、よく笑うのか?」等々。

ご覧頂いてお分かりのように、これらは、「肉体ないしは心の健康」に関するものであり、ぶっちゃけ「健康な人は、なぜ〜」とした方がしっくりします。

もっとも、「仕事ができる人」はおおむね「健康」でしょうから、そういう意味では理屈的には正しそうですがw


◆まず、「肉体の健康」については、第1章と第3章にて。

そのうち、第1章では「食」についてフォーカスしています。

上記ポイントの1番目のような「ジャンキーなモノを食べない」というのは、類書でも言われていることですが、「排泄」と絡めてきたのは興味深いところ。

同様にポイントの2番目の「天然塩」というのは、類書ではあまり言われていなかったと思います。

なお、著者の見山さんご推薦のお塩が「海の精」。

B000FQPS8S
海の精 赤ラベル 240g

私も、独り暮らしをしていた頃なら、速攻買っていたのですが、「料理もしない夫」となった今は、ヨメの許可を得ないと勝手に調味料も買えないという……。


◆一方、「心の健康」については、主に第2章にて。

第4章も「ライフスタイル」ということで、「心」にも関連してきますが、こちらはむしろ「自己啓発」に近い内容になっています。

その第2章で割愛した中に「執着と集中」というお話がありました。

一見似たもののように思えますが、たとえば「自分の好きな事に没頭している状態」というのは「集中」であり、全然疲れません。

ところが「何かにこだわったり、とらわれたりしている状態」というのは、大変疲れやすくなるという……。

たとえば、「不眠症」というのは、「眠らなければならないことへのこだわり」であり、眠りたいのにかえって眠れないわけです。

つまり、「集中するためには、執着しない」よう心がけなくてはいけないのだな、と思った次第。


◆ちなみに本書は、見山さんが2003年に出されたこの本を、大幅に加筆し、リニューアルしたものなのだそう。

4893468073
みるみるよくなる「こころ」と「からだ」 (通勤大学文庫)

「文庫」といいつつ、単行本なのは置いといて、書名や装丁はもちろん、TIPSのタイトルやら何やら全部一新したのだと思います。

結果的に、昨今目につく「ビジネスパーソン向け健康本」の流れに沿っており、リアル書店でも絶賛平積み中の模様。

そして肝心の「なぜ、10歳若く見えるのか?」や、帯にある「木曜の夜こそメシを抜け!」については、実際に本書にてご確認をw


心身ともに健康であるために!

仕事ができる人は、なぜ、 10歳若く見えるのか?
仕事ができる人は、なぜ、 10歳若く見えるのか?
第1章 仕事ができる人の「食のこだわり」
第2章 仕事ができる人の「心のもち方」
第3章 仕事ができる人の「身体の使い方」
第4章 仕事ができる人の「ライフスタイル」


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【編集後記】

◆本日のKindle日替わりセール本はこちら。

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新学期や新年度を前に、読んでおくと良いカモ?


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Posted by smoothfoxxx at 09:00
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