2015年02月13日
【朝1分?】『ストレスが消える朝1分の習慣』に学ぶ5つのTIPS
ストレスが消える朝1分の習慣
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、精神科医・医学博士である西多昌規さんの最新刊。本書では、脳と体の機能を低下させる「ストレス」を消すための、ちょっとしたコツを指南して下さっています。
アマゾンの内容紹介から。
毎朝起こってしまう「脳の時差ボケ」が治るから昨日の疲れが消える。精神科医が医学的根拠に基づいた習慣を厳選!朝から頭スッキリ!体も軽くなる!
今回は、本書のTIPSの中から、特に実践したいものを5つ選んでみましたので、ご覧ください!
【ポイント】
■1.スヌーズ機能は1回限定で活用する51/365 The Snooze Button / Jellaluna
なかなか起きられない人にとっては便秘利そうなスヌーズ機能ですが、この機能には問題もあります。
朝のスヌーズ機能は、スッキリ起床するためには逆効果であるという研究結果が優勢です。(中略)
本来ならば、アラームに頼らず自然に目が覚めて、アラームは寝坊を防ぐ保険の意味で使うのが理想的です。ただ、自然に起きられない人は、最初のアラームで起きるか、妥協策として、スヌーズ機能を使うのは1回だけに限ることです。
■2.熱めのシャワーで交感神経を活発にさせる
Shower Head Water Drops 7-26-09 1 / stevendepolo
朝のシャワーが、目覚めにいい理由をご説明します。眠くてボーッとした状態から目を覚ますには、人間にとってアクセルの働きをする交感神経を活発にさせることが、手っ取り早い方法です。
交感神経を活性化する一番いい方法は運動なのですが、起きてすぐ運動しろと言われても、実際にはなかなかできません。
少しだけ熱めのシャワーを浴びることで、自律神経を温度の変化で目覚めさせることかできます。刺激でシャキッとするという、シンプルなメカニズムにほかなりません。
■3.鏡の前でつくり笑顔をする
Smiling in the mirror / madgerly
最近流行のアドラー心理学に似ていますが、「楽しいから笑顔になる」のではなく、「笑顔をつくるから楽しくなる」という現象が、科学的にも理があることが示されてきています。
つくり笑顔でもいいので、笑顔をつくって鏡で確認すると、楽しさや心地良さの神経伝達物質であるドーパミンが活性化するという報告があリます。
アメリカ、カンザス大学の研究グループでも、ストレスを感じた後につくり笑顔をすることで、脈拍数が下がることがわかりました。
■4.寝起きに酸っぱいレモンを摂る
Lemons / Tim-Hoggarth
早稲田大学の研究グループは、レモンの香り成分やレモン果汁を摂取することで、体内時計を司っている時計遺伝子の発現が高まることを突き止めました。時計遺伝子の働きが活発になれば、体内時計の乱れも小さくなります。
サプリやジュースでいいので、眠い寝起きに酸っぱいレモンを摂れば、目覚めが良くなり体内時計も調整されるわけです。
■5.目薬をさして、目に潤いと刺激を与える
Computer Eyes! / pheezy
睡眠中に目は閉じていて、明るいものを見ているわけではないので、目の疲れは眠っている間に癒やせる気がします。
ところが、眠っている間に目を休めることはできるのですが、その代わりに目が乾燥してしまうという悩みも生じてしまうのです。
起きているときは、瞬きをするたびに涙が出るので、眼球を潤すことができます。ところが夜眠っている間は、瞬きをしなくなり、涙の量も起きているときに比べてグンと少なくなります。眠っている間に、眼球は乾いてしまうのです。
あくびをしたときの涙で、自然に潤している人も多いと思います。それでも悪くはないのですが、市販の目薬をさして、目に潤いだけでなく刺激を与えるのも、朝の心地よい習慣です。
【感想】
◆実はこのエントリーは、今朝、早めに起きて下書きを書いたものなのですが、いきなりスヌーズ機能を使いまくっております。それも1回どころの騒ぎではなく、「5分おきに6回」×3セットw
それだけやっても、私が最終的に起き上って机に向かうのは、最初にアラームが鳴ってから30分以上経ってからなので、最低でも6回はアラームを止めていることになります。
本書によると、このようにスヌーズ機能を多用していると、「起床時のスッキリ感が悪い」とのこと。
というのも、「起床するときに浅い睡眠を繰り返してしまい、眠り続けていたいという『睡眠慣性』を長引かせてしまうから」かららしいです。
さすがに「スヌーズ1回限定」にして起きられないと、当ブログの更新にも影響があるので、いきなり1回にはできませんが、徐々にでも減らしていかなくては。
◆また、上記ポイントの2番目の「朝シャワー」ですが、追記しておきたいことが。
まず、「夜はゆっくりお風呂に浸かる」のが吉。
これは、副交感神経が優位に立って、リラックスできるからで、実感されている方も多いと思います。
そして、「朝シャワー」から上がる前には、「足首やふくらはぎに、冷たい水をかけておく」と、交感神経が刺激され、血行も良くなり、朝シャワーのメリットが倍増するのだそう。
私もさっそく今朝、この「仕上げの冷水」を実践しております。
◆また、上記ポイントの4番目ではレモンを推奨していますが、違う目的でオススメされていたのがバナナです。
というのも、バナナは「トリプトファン」というアミノ酸を多く含んでおり、この「トリプトファン」は、セロトニンの元となるものだから。
このセロトニンは「癒しの物質」と呼ばれ、脳のストレスを減らすためにはかかせません。
私も職場にはバナナを常備(?)しており、朝職場で食べることもたまにあったのですが、結果オーライというか、今後も続けていきたいと思います。
ただ、「セロトニンのためにバナナが良い」というのは、朝に限った話しではないと思いますが。
◆本書は今回挙げたもののほか、全部で「39のコツ」を収録しています。
それらは著者の西多さん曰く、「医学的、科学的に根拠があるもの」とのこと。
ぶっちゃけ「1分じゃ無理」なTIPSもありますし、ビジネスパーソンとして「それはいかがなものか」と思うようなもの(「通勤中は『今日やること』をイメージしない」等)もありましたが、各人が自分に合ったコツを実践して頂きたく。
私もさっそくこの記事を書きながら目薬をさしましたし、この後下書きを予約投稿したら、職場でバナナ食べます!←単純w
朝からスッキリ活動するために!
ストレスが消える朝1分の習慣
第1章 一流の人は「朝1分の習慣」でストレスを消し、ハイパフォーマンスを実現する―“昨日の疲れを残さない”ことで「集中力」「行動力」「思考力」は高まる
第2章 スッキリ目覚める朝1分の習慣―朝一番の“ちょっとしたストレス解消法”が1日をエネルギッシュにする!
第3章 ベッドから出た後の朝1分の習慣―簡単な基本動作がフルパワーで仕事に向かう準備になる
第4章 朝1分でできる朝食の習慣―ストレスを消し、脳を活性化させる「食べ物」「飲み物」「環境づくり」
第5章 通勤中にできる朝1分の習慣―職場に着くまでにストレスを消し、仕事でスタートダッシュを切る!
第6章 会社でできる朝1分の習慣―人間関係、仕事の能率、環境…仕事で能力を最大限に発揮するコツ
第7章 良質な睡眠を実現する夜1分の習慣―ストレスフリーで1週間“息切れしない”自分をつくる!
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【睡眠】『朝昼夕3つのことを心がければOK! あなたの人生を変える睡眠の法則』菅原洋平(2012年10月06日)
【編集後記】
◆昨日ご紹介した『0ベース思考』ですが、Kindle版は既に発売されています。0ベース思考
昨日リアル書店のいくつかに問い合わせたものの、さすがにまだ単行本は入荷しておらず。
明日まで待つか、サクっとKindle版を買うべきか迷うところです……。
ご声援ありがとうございました!
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