2014年12月24日
【翻訳本】この1年で人気のあった翻訳本20冊【2014】

books / luis de bethencourt
【はじめに】
◆今日お送りするのは、カテゴリー別売上ランキング。今回は「翻訳本ランキング」の2014年版です。
【翻訳本】この1年で人気のあった翻訳本20冊【2013秋】(2013年12月17日)
【翻訳本】この1年で人気のあった翻訳本20冊【2012秋】(2012年11月17日)
【翻訳本】この1年で人気のあった翻訳本20冊【2011秋】(2011年10月15日)
【翻訳本】この1年で人気のあった翻訳本20冊【2010秋】(2010年10月16日)
ところで、このカテゴリー別売上ランキングなんですが、毎回毎回遅れがちでして、この「翻訳本」も昨年の記事では「来年はキチンとお届けする」と言っておきながら、さらに後ろにズレ込むという不甲斐なさ。
こんな時期に投稿すると、まるで2014年の年間ランキングの様なんですが、対象期間は過去3回同様の10月〜9月の1年間(2013年10月1日〜2014年9月30日)……だと、さすがに時期外れなので、2014年10月の1ヶ月も加えた13ヶ月間で集計しました。
それでは、全20冊、ご覧ください!
【翻訳本売上ランキング】
第20位
スタンフォードの自分を変える教室
◆翻訳本としては、異例の「50万部超え」の大ベストセラーが今年も登場。
特に今回は、Kindle版の後押しが大きかったです。
参考記事:【オススメ!】『スタンフォードの自分を変える教室』ケリー・マクゴニガル(2012年11月02日)
第19位

モテる話術 (ソフトバンク文庫)
◆『モテる技術』の著者陣による続編として知られるこの本も、この手のランキングで登場するのは珍しい気が。
ただ、その『モテる技術』に比べて、中古のお値段が激安なのが人気の秘訣なのかもしれません。
参考記事:【モテ】「モテる話術」(2008年05月16日)
第18位

ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか
◆今回の集計期間内にレビューした、この話題作も当然ランク入り。
何と言っても、単行本と同時にKindle版も発売されたことが大きかったと思います。
参考記事:【スゴ本!】『ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか』ピーター・ティール,ブレイク・マスターズ(2014年09月26日)
第17位

明日の幸せを科学する(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
◆下記レビューにもあるように、単行本に4000円超のプレミアが付いていた本が文庫化されたということで、人気炸裂!?
その後出たKindle版がゼロでもこの順位ですから、どれだけご支持頂いたのかという……。
参考記事:【メモ】プレミア付きの自己啓発書が文庫化される件
第16位

たった1分間で相手を引きつける話し方13のテクニック
◆以前も書いたように、タイトルだとテクニックは「13」ですが、実際には大量のTIPSが収録されているスゴ本。
下記レビューも、「はてブ800超」の人気ぶりでした!
参考記事:【話し方】「たった1分間で相手を引きつける話し方13のテクニック」アラン・ガーナー(2010年06月06日)
第15位

ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか?
「プレミア付き単行本の文庫版」と言う意味では、17位の本と全く同じパターンw
さすがに私も、本書は下巻と一緒に買ったものの、未だ「積読」でございますが(ね、年末に読むから!)。
参考記事:【速報!】プレミア付きの名著『ファスト&スロー』がいよいよ文庫化!
第14位
![影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか](http://ec2.images-amazon.com/images/I/51pgx0tWooL._SL160_.jpg)
影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか
◆本書の場合、今年7月に[第三版]が出てしまったので、今回はそちらと票を分け合う結果となってしまいました。
なお、[第三版]発売に伴い、この[第二版]は絶版となってしまいましたが、内容的には[第二版]でまったく問題ないと思いますので、未読の方は中古でお買い求めください。
参考記事:【速報!】最強のビジネス本「影響力の武器」の[第二版]がいよいよ登場!!(2007年08月18日)
第13位

たいていのことは20時間で習得できる
◆当ブログにはピッタリのテーマである「スキル獲得」を謳った1冊。
なお、Kindle版は、大手版元さんにしては珍しく、大惨事となっているようです(販売中止中とのこと)。
参考記事:【超速スキル獲得法?】『たいていのことは20時間で習得できる』ジョシュ・カウフマン(2014年09月22日)
第12位

90秒で好かれる技術
◆依然として、下記レビューは当ブログにおける「被ブクマ数1位」という状態(何とか更新したいのですが)。
中古本がお手頃価格で手に入りますので、未読の方は、一度お試しアレ。
参考記事:友達には秘密にしておきたい『90秒で好かれる技術』(2011年08月19日)
第11位

やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~
◆個人的に注目している「科学的自己啓発書」の流れに沿う1冊。
お値段は少々高め(でも中古ならお手軽です)ですが、それに見合うだけの内容だと思います!
参考記事:【スゴ本!】『やってのける 〜意志力を使わずに自分を動かす〜』ハイディ・グラント・ハルバーソン(2013年09月24日)
第10位

「先延ばし」にしない技術
◆実はこの翻訳本ランキングでは、発売以後毎年ランク入りしている「新定番本」。
なお、本書も「Kindle版」のお買い上げが目立ちました。
参考記事:ビジネスの達人がこっそり教えてくれる『「先延ばし」にしない技術』の真実(2012年01月09日)
第9位

こころのウイルス
◆自分自身ではレビューしていないのに、「AKB喰いナンパ師さん」のおかげで、見事トップ10入り。
そもそも、勝間和代さんの(『起きていることはすべて正しい』)でも紹介されていた、真っ当な自己啓発書です。
参考記事:【モテ】AKB喰いナンパ師が新たにオススメしているモテ本3冊(2013年11月11日)
第8位

才能を伸ばすシンプルな本
◆昨年に続いてランク入りした、個人的なオススメ本。
こちらも中古が値崩れしないので、Kindle版がお買い得です。
参考記事:【スゴ本!】『才能を伸ばすシンプルな本』ダニエル・コイル(2013年06月08日)
第7位

ザ・ゲーム 退屈な人生を変える究極のナンパバイブル (フェニックスシリーズ)
◆前回1位だった、人気モテ本。
Kindle版の方が、単行本より10日も早く発売されていた、というのは謎でしたがw
参考記事:【オススメ!】モテ本『ザ・ゲーム 【30デイズ】』がやっぱりスゴかった件(2013年07月13日)
第6位

脳が教える! 1つの習慣
◆6年も前にご紹介した本が、2チャンネルで下記レビューが取り上げられたことにより、いきなり復活!?
しまいには今年1月の月間ランキングで1位になってしまったのには、驚きましたがw
参考記事:【実践!】「脳が教える! 1つの習慣」ロバート・マウラー(著),本田直之(監修)(2008年07月06日)
第5位

ザ・ゲーム 退屈な人生を変える究極のナンパバイブル (フェニックスシリーズ)
◆もはや「モテ本の定番本」として認識されつつある1冊。
なお、現在「年末年始セール」により、「Kindle版」が大変お買い得となっております。
参考記事:【速報】"究極のナンパバイブル"こと『ザ・ゲーム』が新版で発売される件(2012年07月31日)
第4位

モテる技術 (ソフトバンク文庫)
◆こちらは既に、数年に渡ってコンスタントにお買い上げ頂いている定番モテ本。
ただし、現在は2冊に分冊(『モテる技術 入門編』&『モテる技術 実践編』)され、本書自体は絶版となってしまったので、今後のランク入りは難しそうです。
元々コンスタントにお買い上げ頂いてはいたのですが、やはり「AKB喰いナンパ師」さん推奨というのが大きかったです。
参考記事:【モテ】あの"幻の名著"「モテる技術」が文庫本になって復活した件(2008年07月11日)
第3位

デザイン思考が世界を変える (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
◆15位、17位の本に続いて、「プレミア付き単行本の文庫版」がベスト3に登場。
ただし、この本の単行本(新書ですが)は、以前レビューしておりましたので、そちらもご覧頂きたく。
参考記事:【速報!】プレミアが付いていた「デザイン思考本」が文庫化した件(2014年05月07日)
第2位

錯覚の科学 (文春文庫)
◆もう1冊「プレミア付き単行本の文庫版」……ではあるのですが、こちらは下記参考記事の通り、しっかりご紹介しております。
そのエントリーもブクマ600弱と大人気だったので、この順位も当然かと。
参考記事:『錯覚の科学』が想像以上に凄い件について(2014年08月19日)
第1位

ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた (知的生きかた文庫)
◆この1年間、特にこれといって大きな理由もなかったにも関わらず、断トツの1位。
大人気だった2位に約3倍の大差をつけたというのは、少々意外でしたが。
【モテ】「ベストパートナーになるために」ジョン・グレイ(2007年08月09日
【感想】
◆前回のランキング同様、定番や準定番とも言えるモテ本が大人気でした。全20冊中、「ガチ」なモテ本は、1,4,5,7,9,19位の6冊(9位がモテ本扱いなのは当ブログだけでしょうがw)。
それに、モテ本的な記事を書いた14位の『影響力の武器』を加えたら、約1/3強がモテ本という結果に。
和書ではもう1つの柱である勉強本が、そもそも洋書でないので、「モテ本頼み」なのはしょうがないのかもしれませんが、「翻訳本」という今回のランキングの趣旨からすると、ちと微妙な気が……w
◆また、今回目立ったのが、上記で何度も触れている「プレミア付き単行本の文庫版」。
告知だけの記事が中心でありながら、2,3,15,17位と4冊もランク入りしました。
ただしこのうち、15位の『ファスト&スロー』以外は、当ブログで取り上げた時点でKindle化されていなかったから、という理由が大きいと思います。
今後は、文庫化される前に、いったんKindle化され、人気のある作品は、その時点でお買い上げ頂く流れになっていくのではないか、と。
◆そしてジャンル関係なく、「Kindle版」があるかないか、というのも、今回のランキングから大きな要素となりました。
今回の20冊のうちでも、9冊は既にKindle版が出ており、当然それらの売上もカウントしております。
それだけKindle化が進みつつあるのと同時に、読者さんの間でも、Kindleが普及してきたということかと。
……肝心の私が、未だアナログメインなのは、もはや仕様なのですがw
今年もあと1週間ですが、引き続きよろしくお願い申し上げます!
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【翻訳本】この1年で人気のあった翻訳本20冊(2009年10月12日)
【2008】今年ご紹介した翻訳本ベスト13(2008年12月30日)
【編集後記】
◆ちょっと気になる「翻訳本」。
How to Win Friends and Influence People (English Edition)
デール・カーネギーの『人を動かす』の原書が、驚きの91%オフってマジですか!?
あまりに安すぎて、バッタもんじゃないかと不安なワタクシ……。

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