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2014年12月01日

【必読】『できる人の自分を超える方法』緊急レポート


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できる人の自分を超える方法


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、ガチな「自己啓発本」

著者のリチャード・テンプラーは、以前『上手な愛し方 The Rules of Love』を当ブログでもご紹介したことがありましたが、この“Rules"シリーズは、「英語版のみで世界170万部、さらに45言語に翻訳されている」という世界的ベストセラーです。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
私たちはみな、親や社会から教えられたルールを身に付けています。
そうした中には、無意識にあなたの可能性をしばっている“ためにならないルール"が、たくさん隠れていると著者は言います。
本書は、そうした間違ったルールを、正しいルールに入れ替えるために著者が企画したシリーズの集大成的な1冊です。

なお、タイトルは「ホッテントリメーカー」作なので、煽り成分にはお許しをw





Self Development / StuartWebster


【ポイント】

■1.「成功とは何か」は自分で決める
 成功には、本当にお金といい仕事が必要なのだろうか。たしかにそれは成功を測る一般的な基準ではあるが、だからといって正しい基準であるとはかぎらない。
 成功を測る唯一の基準は「自分が人生に満足するために必要なものを手に入れたかどうか」ということだけのはずだ。それは高級車かもしれないし、人に賞賛される仕事かもしれない。もしあなたもそうなら、それはそれですばらしい。ぜひ、がんばってもらいたい。
 しかし、「私はそれでは満足できない」と感じるなら、あなたが人生に求めるものは別のところにあるのだろう。実際、お金と仕事以外に成功の基準を置く人はたくさんいる。


■2.他人を変えようとしない
相手を変えることで成功した人間関係などというものは、今まで一度も見たことがない。成功している人間関係は、すべてありのままの相手を受け入れる姿勢が基本になっている。95パーセントに大きな価値があるから、残りの5パーセントとは上手に折り合いをつける。
 95パーセント理想通りのパートナーにめぐり会えたのなら、あなたは十分に幸せだ。どうしても相手を変えたくなるのなら、変わらなければならないのは、あなたのほうだ。
 5パーセントへの態度を改め、すべてが台無しにならないようにしなければならない。それができれば、あなたはすばらしい人間関係を手に入れられるのだから。


■3.気に入らない他人を許す
 多くの人とあなたは、人生の道がほんの一瞬交わるだけだ。そのため、彼らにも長い過去があることを忘れてしまう。たしかにあなたの目からは、彼らは一瞬しか存在しない。
 しかし実際、すべての人が、自分だけの物語を持っている。その物語のすべての章が、その人物を形作っている。もしかしたら、過去の大きな悲しみのせいで、今のような人物になったのかもしれない。決して癒されることのない不満を抱えているのかもしれない。
 だから、出会った人が気に入らなかったとしても、彼らにも事情があるのだと考えるようにしよう。もしかしたら、あなたには想像もできない経験をしたのかもしれない。


■4.他人に感情をコントロールさせない
 たとえば、パートナーが大声を上げることであなたを怒らせたとしよう。そんなときは、次のように考えを変えてみるのだ。
「パートナーは大声を上げるという行動を選択した。私は怒るという行動を選択した」
 怒るという行動が選択できるなら、他の行動も選択できるのではないだろうか。たとえば、落ち着くという行動はどうだろう? そう、ここで代わりに落ち着いてみよう。「私は落ち着くことを選ぶ」と、ずっと自分に言い聞かせよう。


■5.ネガティブな気分をポジティブな言葉で表現する
 批判的な親に育てられた人は、自分に厳しくネガティブな声を持っていることが多い。もしあなたがそのタイプなら、今すぐに"新しい声"を手に入れなくてはいけない。
 そのために心がけてほしいのが、思考をポジティブに切り替える習慣だ。ネガティブな気分が押し寄せてきたら、それをポジティブな言葉で表現することに取り組んでみよう。
 これは、旅行のパートナーを、陰気で悲観的なことばかり言う人から、前向きで陽気な人に変えるようなものだ。意識して続けると、日常の基本的な気分が上向きになっていくのがはっきり自覚できる。集中して取り組めば、数日で効果が感じられるはずだ。


■6.「だから言ったのに」とは絶対に言わない
 もしあなたが、「だから言ったのに」と言う人なら、「『だから言ったのに』とは絶対に言わない」という言葉を100回書いてもらいたい。(中略)
 あなた自身が誰かから「だから言ったのに」と言われたときのことを思い出してみよう。あなたはその人に感謝しただろうか。自分が間違っていたこと、それに比べて相手が正しかったことを指摘してもらって、ありがたいと思っただろうか。「たから言ったのに」という言葉を聞いて、優しさと愛に包まれているような気分になり、温かい気持ちがあふれ出てきたことはあるだろうか。
 そんなことは、一度もないはずだ。なぜなら、そんな言葉を聞きたい人などいないからだ。聞きたくないと思って当然だろう。
 だから今度、自分が正しくて誰かか間違っていても、何も言わないこと。あなたが正しかったことは、あなた自身が知っている。それだけで十分ではないか。


【感想】

◆冒頭の内容紹介では触れませんでしたが、本書に収録されている「ルール」は全部で92。

それらが見開き2ページに、1つずつ掲載されているという構成になっています。

類書でたまにある「右ページがタイトルだけ」ということはなく、多少大き目な小見出しに、テキストがびっしり左ページの最終行まで続いているのでご安心を。

ただし、以前読んだ『上手な愛し方 The Rules of Love』とは違い、章分けがされていません。

おそらく原書がそういう作りなのでしょうから、しょうがないのですが、ホントならテーマごとに分けてもらえたら、もっと読みやすかったかも。


◆さて、本書には、「自分の考え方を変える」ことを意図したお話が多いと感じました。

たとえば、上記ポイントの2〜5番目のポイントは、いずれも多かれ少なかれ、自分の考え方の問題ではないか、と。

典型的なのがポイントの2番目で、女性向けの恋愛本や恋愛サイトで、どれだけ相手の男性を変えようとした話が溢れているやら。

それはもう、男性の恋愛本がナンパや出会いネタ(と口説きやセ●クス)中心なのとは、対照的です。

……男性の場合は、「相手のことを変える」のではなくて、単に「他の相手に変え」ちゃいますからねw


◆モテネタ絡み(?)で言うと、「ルール86」として「いい人間関係のために妥協する」というものがありました。

何でも著者のテンプラーの友人に、40代後半の独身男性がいて、彼はいつも「恋人が欲しい」といいながらも「今の生活を変えなければならないような関係は困る」と言うのだそう。

パートナーとの関係には、一般的に「妥協」が必要なのですが、この友人はそれを「犠牲」と捉えているわけです。

ただし、大事なのは「妥協したほうがいい結果が手に入る」ということ。

私も日々、妥協したり、おそらくされたりして、夫婦生活を営んでいますし、このお話は納得できました。


◆他にも、付箋を貼りつつも割愛した「ルール」をいくつかご紹介しておきます。

●困った人のよいところを見つける

●善意の前払いをする

●あなたを嫌う人がいることを受け入れる

●完璧ではなく最善を目指す

●他人を基準にした買い物をやめる
……etc

たまには、こういう「自己啓発書」を読んで、自分の生き方や人生を考えることも大事だな、と思った次第。

……もちろん、考えるだけではなくて、実践しなくてはダメなんですがw


自己啓発書好きなら、きっと満足できるハズ!

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できる人の自分を超える方法
ルール1「成功とは何か」は自分で決める
ルール2 他人をうらやむことを止める
ルール3 学歴や資格で悩まない
ルール4 親に完璧を期待しない
ルール5 親を許し感謝する
ルール6 自分の人生の責任を引き受ける
ルール7 相手の立場から自分を見る
(以下、ルール全92)


【関連記事】

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【編集後記】

◆これも一種の自己啓発書 なんでしょうか?

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スーパー経理部長が実践する50の習慣

当然ですが、タイトルの「スーパー」は「スーパーマーケット」の「スーパー」ではありませぬ!


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