2014年10月28日
【HONZ本】『ノンフィクションはこれを読め! 2014 - HONZが選んだ100冊』成毛 眞 編著
ノンフィクションはこれを読め! 2014 - HONZが選んだ100冊
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、お馴染みHONZの年間ベストの2014年版。前作、前々作同様、過去1年間にサイトで記事にしたノンフィクション本の中から、厳選して100冊選んだものが、本書になります。
アマゾンの内容紹介から一部引用。
一書評サイトから、確実な影響力を持つサイトへと進化したHONZが贈る第三弾、2014年版となる本書では、「年間ベスト10座談会」を巻頭に据え、レビューとインタビューなどの企画ページと組み合わせることで、より深く楽しめる構成となっている。
歴史からアート、サイエンス、雑学まで、本好き中の本好きたちが書き倒した渾身の一冊。
いま読まねばならない本がきっとある!
HONZファンのみならず、出版関係者なら必読の1冊です!
Acres of Books after closing / Soul Pusher
【レビューはてブ数TOP10】
◆前回のランキングは、下記記事にもあるように、「各レビューのPV」によりベスト10を選んでいました。【HONZ本】『ノンフィクションはこれを読め! 2013 - HONZが選んだ110冊』成毛 眞 編著(2013年10月25日)
しかし今回は、前々回と同じく、HONZレビュアーによる投票により決定。
ここでそのランキングを公表してしまうと、思いっきりネタバレになってしまうので、今回も「はてなブックマーク数」の多い順に上位10記事と、その対象本をご紹介しておきます。
(注)以下のランキングは、本書のベスト10とは違いますので、ご留意下さい!
●2013年7月〜2014年6月:HONZはてブ数TOP10(2014年10月27日現在)
第1位
『エロの「デザインの現場」』 − R18の想像力 - HONZ
エロの「デザインの現場」
第2位
『京都大学人気講義 サイエンスの発想法』世界に誇れる名講義 - HONZ
京都大学人気講義 サイエンスの発想法――化学と生物学が融合すればアイデアがどんどん湧いてくる
第3位
『真実 新聞が警察に跪いた日』 − 栄光からの転落 - HONZ
真実 新聞が警察に跪いた日 (角川文庫)
第4位
『年収は「住むところ」で決まる』 プログラマーが多い街にはヨガ教室が多い - HONZ
年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学
第5位
『脳のワーキングメモリを鍛える! 』 前頭葉のフィットネス - HONZ
脳のワーキングメモリを鍛える! ―情報を選ぶ・つなぐ・活用する
第6位
挑め!世紀の難問『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』 - HONZ
ドーナツを穴だけ残して食べる方法 越境する学問―穴からのぞく大学講義
第7位
捏造を知るにはこれを読め! 『背信の科学者たち』の緊急再版を訴える - HONZ
背信の科学者たち 論文捏造はなぜ繰り返されるのか?
第8位
『システム×デザイン思考で世界を変える』by 出口 治明 - HONZ
システム×デザイン思考で世界を変える 慶應SDM「イノベーションのつくり方」
第9位
『にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語』 ホッキョクグマの肝臓を食べてはいけない – HONZ
にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語
第10位
『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。」前代未聞のビジネス書! - HONZ
申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。
【感想】
◆まずは上記「はてブ数TOP10」ですが、実際に本書で選ばれた「ベスト10」とは、かなり異なってしまいました。さすがに(?)、ベスト1の本は、上記に含まれてはいるものの、意外とボロボロと言いますかw
意外だったのが、本書でベスト3に選ばれた本の記事のブクマが一桁台だったこと。
この調子だと、記事のPVでランク付けした昨年度が、どれほどHONZレビュアー陣の感覚とズレていたかが気になります……。
◆いずれにせよ、こうしてレビュアー投票による選考が復活したがゆえ、今回は座談会が充実。
実際に発言者全員が一か所に同時に集まっていたのかは分かりませんが、成毛さんが出てこないので、多分本当に行なわれたのでしょうw
ココを読むと、各レビュアーが、何をどう考えて本を選び、それをどうレビューしているかが良く分かります。
ちなみに、他のレビュアーの後に同じ本を紹介する際、どのように書いたかを麻木久仁子さんが述べられているのですが、この辺りは書評系ブロガーとしては、非常に勉強になりました。
私も、土井英司さんのメルマガの後にレビューする時に真似してみたく。
◆なお、今回選ばれた100冊の中で、当ブログでご紹介済みなのは、この2冊だけでした。
ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく
参考記事:【オススメ】『ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく』堀江貴文(2013年11月03日)
脳のワーキングメモリを鍛える! ―情報を選ぶ・つなぐ・活用する
参考記事:【オススメ!】『脳のワーキングメモリを鍛える! ―情報を選ぶ・つなぐ・活用する』トレーシー・アロウェイ,ロス・アロウェイ(2014年01月14日)
前々作の7冊、前作の10冊と比べて、あまりの少なさにボー然でありますw
……今回この事にショックを受けて、本レビューも書こうかどうか迷ったというくらい(実話)。
ただ、下の『脳のワーキングメモリを鍛える!』の方は、かなりオススメでして、私もムスコの教育を考える際に色々と参考にしております。
◆ところで、過去2冊も今回改めて見てみたのですが。
ノンフィクションはこれを読め! 2013 - HONZが選んだ110冊
ノンフィクションはこれを読め! - HONZが選んだ150冊
お値段の方が1404円(紙版)と同じなのに、収録冊数が「150冊⇒110冊⇒100冊」と減っているのが気になるところではないかと(小市民)。
ただ逆に、冊数ほどページ数は減っていない(223⇒215⇒207)ので、「レビュー以外の記事が充実してきている」とも言えると思います。
もちろんHONZファンならば、そんなこと気にせず、ノータイムで「買い」でしょうけどネw
本好きならば、必携の1冊!
ノンフィクションはこれを読め! 2014 - HONZが選んだ100冊
はじめに
HONZ年間ベスト座談会
日本史
世界史
民族・風俗
事件・事故
ビジネス
社会
アート・スポーツ
教養・雑学
生物・自然
医学・心理学
サイエンス
HONZとワタシ
あとがき
【関連記事】
【HONZ本】『ノンフィクションはこれを読め! 2013 - HONZが選んだ110冊』成毛 眞 編著(2013年10月25日)【本好き必読!】『ノンフィクションはこれを読め! - HONZが選んだ150冊』:マインドマップ的読書感想文(2012年10月25日)
【編集後記】
◆今日ご紹介した今回の2014年版はまだなのですが、過去2冊については、既にKindle版がでております。ノンフィクションはこれを読め! 2013 - HONZが選んだ110冊 (単行本)
ノンフィクションはこれを読め! - HONZが選んだ150冊
いずれも1000円とお手頃なので、未読の方はこの機会にぜひ!
ご声援ありがとうございました!
この記事のカテゴリー:「読書・速読」へ
「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
スポンサーリンク
この記事へのトラックバックURL
●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。
当ブログの一番人気!
10月10日まで
9月26日までのところ一部値引に移行して延長中
Kindle月替わりセール
年間売上ランキング
月別アーカイブ
最近のオススメ
最近の記事
このブログはリンクフリーです