2014年10月20日
【会食作法】『銀座に集う一流の午後6 時からの成功仕事術~エグゼクティブから学ぶ、人の心を動かす極意~』日高利美

銀座に集う一流の午後6 時からの成功仕事術~エグゼクティブから学ぶ、人の心を動かす極意~
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、先日の『打ち合わせの天才』が好評だったのでお送りする、「接待」特に「会食」に関する指南本。著者の日高さんは、26歳で銀座のクラブのオーナーとなり、現在は複数の会社を経営する実業家として活躍されている方です。
アマゾンの内容紹介から。
良い人間関係を築く、言葉、接待・会食、おもてなし。大きな仕事をする人は、「この人と仕事をしたい」と思わせる術を知っている。
まさにお店選び、お土産選びはもちろん、接待中の会話の仕方や一流と呼ばれる人たちの共通点もわかる1冊です!

Forum Dinner January 2014 - Is China the new home of innovation? / Executives International
【ポイント】
■1.事前に店の下見をしておく「広いと思っていたら、実際は狭いお店だった」「風俗店が多い雰囲気の悪い界隈に立地していた」「口コミの評価が高かったので期待していたが、味、サービスともにそうでもなかった」などなど、よく聞く話です。そのため、実際にお店に足を運ぶことをお勧めします。
忙しい中、下見までする必要があるのかと思うかもしれませんが、重要な接待・会食においては、そのぐらいの労力をかける意味はあると思いますし、お店のことを知っていれば、接待当日は余裕をもって臨むことができることでしょう。
■2.手土産は賞味期限に注意する
相手の会社や家に行くときに特に気にしているのは、賞味期限です。
私は、今日、明日で食べないといけない生ものは、大勢集まって食べきれるときだけにしています。あらかじめ人数がわかっているときは、他の人とお土産の種類がかぶらないようにあえて生ものを買っていくときもありますが、状況が読めないときは焼き菓子を選ぶことが多いです。
値段は3000円前後が妥当です。5000円以上のときは、大勢いらっしゃる場合か、それだけお世話になったときだけにしましょう。あまりにも高価すぎると、相手も気にしてしまうので注意します。
■3.事前連絡の際には地図も送る
住所だけ掲載してある場合もありますが、きちんと地図まで送るようにしましょう。特にお店以外の待ち合わせであれば、一見地図は必要なさそうに思います。しかし、必ずしも全員が全員、集合時間に来るとは限りません。遅れて来られる方もいる場合も考えて、先に地図を掲載しておく方が無難でしょう。また、駅からお店まで徒歩何分かも記載しておきます。
相手が調べるであろうことを先回りしてやっておくことが重要です。実際、地図まで載せてくれていることが少ないので、あなたの印象は良くなると思います。
■4.同じもので乾杯する
また、乾杯の際には、まずは同じもので乾杯して始めたほうがスムーズです。お酒の飲めない方も、みんなと同じビールやシャンパンを少しだけついで、一緒に乾杯するとスマートです。各自がばらばらのものを頼むと、揃うまでに時間がかかってしまいます。乾杯の後、ウーロン茶などを追加で持ってきてもらいましょう。
■5.相手が聞いてきたことを逆に質問する
例えば、「今度の連休、何しているの?」と相手が尋ねてきたとします。そうしたら、「最近、本が読めてないので、たまには読書しようかなと思っています」と相手の質問に端的に答え、「○○さんは?」と切り返します。ここで「最近、東野圭吾にハマっていて」なんて自分の話を続けてはいけません。
相手に会話の主導権を握ってもらうことで、「僕はね、ちょっと旅行に行こうと思っていて」と、話が膨らみます。だいたい相手が質問してくるときは、ご自分が話したいことがあるからその話題を振ってくるのです。
■6.趣味を聞くには週末の予定を尋ねる
「趣味はなんですか?」と単刀直入に聞くのは、不躾でスマートではありません。かといって、「私、最近になってゴルフにハマったんですが、ゴルフはお好きですか?」と、自分の好き嫌いを伝えてから相手に質問をするのもやめましょう。相手の好きなものがまったく違った場合、次の言葉に詰まってしまうからです。
失敗のない趣味の聞き方としては、「週末、何されているんですか?」と今後の予定を聞くのがいいでしょう。
接待で出かけている場合もありますが、週末は趣味に費やすという方も多いかと思います。週末の予定がわかれば、相手の趣味趣向もわかります。
【感想】
◆日頃から接待しなれている方にとっては、常識的な内容かもしれませんが、相変わらず「接待はされどもこちらからはあまりしない」というか、接待自体が少ない私には、なるほど、と思うことが多かったです。まずは、上記ポイントの1番にあるように、店の下見。
そもそも、自分の知らない店で接待することはあまりないと思うのですが、なまじ相手のリクエスト等を聞いた場合に、新規のお店でやるケースもあるかもしれません。
味や内装等は、最低限ネット等でも分かりますが、分かりにくいのが立地。
実際私も、ラブホ街の真ん中にあるお店に家族で行って、赤面したことがあります。
◆一方、手土産に関しては、以前こんな本をご紹介したことが。

100億円を引きよせる 手みやげ
参考記事:【グルメ?】『100億円を引きよせる 手みやげ』から選んだ6つの逸品(2014年03月12日)
類似本で、グルメ系のものはよく見かけますが、本書の場合「ビジネス書」的な切り口から書かれているのが特徴です。
まぁ、「100億」は盛ってるにしても、「どうしても相手を落としたい」のであれば、一読の価値はあるかと(中古も値崩れしてませんが)。
また、本書で指摘されていて「確かに」と納得したのが、手土産の「重さ」で、これはもらう方からしてみたら、かなり大事なことだと思います。
以前行きつけだった中華料理店は、月餅しか用意してなかったんですけど、あれ、結構重いんですよね。
せめて、こういうアーモンドクッキーとかあれば、と。

大珍樓 アーモンドクッキー(12枚入)
◆さらに本書の場合、ただ、お店まで連れて行って一緒に食事をするだけに留まらず、第3章では「会話術」まで指南。
上記ポイントの5,6番目あたりは、普通のビジネスシーンでも活用できるTIPSです。
特に5番目に関連して、日高さん曰く「話を聞く姿勢も大事である」、と。
まずは「目」で、相手の目を見て話すこと。
2番目は「身体」で、身体の向きを相手に向けること。
最後は「頷き」で、頷いて共感を示すのは当然として、逆に無意味に頷きすぎないこと。
これらもまた、日頃から留意しておきたいところです。
◆なお、本書の5章では、「記憶に残る人になるには」として、パーソナルブランディング的な内容にまで言及されています。
腕時計や財布、スーツは、どういうモノを選ぶべきかも、意識しておくべきなのだと実感した次第。
そして巻末には付録として日高さんのお眼鏡にかなったお店が付録として列挙されています。
「銀座散歩」というタイトルの通り、銀座のお店ばかりなのですが、それこそまさに銀座界隈勤務である私向け(?)。
ちなみにこのお店は、本書で初めて知ったのですが、レポする価値がありそうです。
ロイヤルクリスタルカフェ - 銀座/カフェ [食べログ]
接待・会食を極めるためには読むべし!

銀座に集う一流の午後6 時からの成功仕事術~エグゼクティブから学ぶ、人の心を動かす極意~
0 良い人間関係が、良い仕事を生む
1 一流は段取りを人任せにしない
2 スマートな接待・会食の心得
3 誰とでも会話が弾む会話術
4 良い人間関係をビジネスにつなげる
5 記憶に残る人になるには
巻末付録 銀座散歩
【関連記事】
意外と知られていない『打ち合わせの天才』のテクニック10選(2014年10月17日)意外と知られていない『会食力』のテクニック10選(2011年05月18日)
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【戦略的食事法?】『「食事」が最強のビジネス戦略である』杉浦 蘭(2014年06月19日)
【電通式?】『戦略おべっか どんな人でも、必ず成功する』ホイチョイ・プロダクションズ(2012年07月12日)
【編集後記】
◆テーマ的に、今日の本に近い作品をご紹介。
会食力―キャリアを上げる接待マナー
何故か昔から、全然値崩れしない人気作なんですが。
レビューは上記関連記事をご覧ください。
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