【名著満載!?】アマゾン「オールタイムベストビジネス書100」から選んだ20冊:マインドマップ的読書感想文

2014年10月10日

【名著満載!?】アマゾン「オールタイムベストビジネス書100」から選んだ20冊

Love Your Books / Enokson

【はじめに】

◆知らぬ間に発表されていた（Twitterで検索した限り10/1くらいにリリースされた模様）のが、アマゾンの「オールタイムベストビジネス書100」。

オールタイムベストビジネス書100

Amazon.co.jpは2000年11月1日に、日本で書籍のオンライン販売を開始しました。13年にわたる書籍の販売で蓄積した販売数、カスタマーレビューの評価をはじめとする各種データをもとに、これだけは読んでおきたい「オールタイムベストブック」を選定しました。

サイトでは、カテゴリー別に「経営・ビジネス読み物」「マーケティング・セールス」「ビジネススキル」「自己啓発」の4分野から選ばれた「名著」が100冊掲載されています。

そこで今回は、この100冊のうち、当ブログでレビュー済みのもの（一部未紹介を含む）を20冊セレクト。

オールタイムの名著であるが故、記事も古いモノが多いのですがご勘弁を！

【「オールタイムベストビジネス書100」からの20選】

■1.経営・ビジネス読み物

スティーブ・ジョブズ I

◆数ある名著の中から初っ端に当ブログで紹介済みだったのは、言わずと知れたジョブズの評伝。

1巻だけしか挙げられていませんが、Ⅱ巻もお忘れなく。

参考記事：【速報】『スティーブ・ジョブズ I』が想像以上に濃厚だった件（2011年10月25日）

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

◆この本は起業本としては、かなりお薦め！

物語形式は基本的には苦手なんですけど、すんなり受け入れられました。

参考記事：【スゴ本!】「はじめの一歩を踏み出そう」マイケル・E・ガーバー（2008年09月10日）

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)

◆下記記事ではどさくさに紛れて大量に引用してますが、その位濃厚だった1冊。

新聞広告にフレーズを使って頂いたのも、いい思い出です。

参考記事：【スゴ本】『ストーリーとしての競争戦略』楠木建（2010年10月20日）

60分間・企業ダントツ化プロジェクト顧客感情をベースにした戦略構築法

◆著者の神田さんが確か「著書の中で最もクオリティが高いけれど、あまり売れなかった本」とか言われてた気がｗ

なお、下記記事ではものすごく大きなマインドマップを描いておりますｗ

参考記事：「60分間・企業ダントツ化プロジェクト」神田昌典（著）（2005年06月30日）

ザ・プロフィット利益はどのようにして生まれるのか

◆すいません、この本、記事にはしてないんですが、他の本のレビューで何度か言及しております。

読んだ時期がビジネス書ビギナーである大昔だったため、私自身の手におえない、とレビューしなかったのですが、その後何冊も類書を読みましたし、今なら何とかできるハズ……。

■2.マーケティング・セールス

シュガーマンのマーケティング30の法則お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは

◆ダイレクトマーケティングの第一人者であるジョセフ・シュガーマンの名著も当ブログではご紹介していました。

ちなみにシュガーマンは、この本も良いですけど、文章術の本もオススメです（全然値崩れしてませんが）！

参考記事：「シュガーマンのマーケティング30の法則」ジョセフ・シュガーマン（著）（2006年03月20日）

ハイパワー・マーケティング

◆「復刊王」こと金森重樹さんが、絶版後プレミアが付いていた本書を監訳し、復活させたという、マーケティング本の名著中の名著。

その人気ぶりは、中古で買っても送料入れたら、新品とほとんど変わらないということからもうかがい知れます。

参考記事：（再読）【マインドマップ書評】「ハイパワー・マーケティング」ジェイ・エイブラハム（著）金森重樹（監訳）（2005年07月25日）

急に売れ始めるにはワケがあるネットワーク理論が明らかにする口コミの法則（ソフトバンク文庫）

◆グラッドウェルの作品は、この後もほぼすべて読んでおりますが、個人的にはこの本が一番だと思います。

『天才』あたりから読み始めた方にも、ぜひご一読頂きたい1冊！

参考記事：【ティッピング・ポイント】「急に売れ始めるにはワケがある」マルコム・グラッドウェル（2007年07月18日）

■3.ビジネススキル

私はどうして販売外交に成功したか (Life & business series)

◆最近、この本に反論する内容の本も目にしましたが、その是非はさておき、まずは読んでおくべき1冊。

アマゾンの商品説明を、当時アマゾンにいた土井英司さんが署名入りで書かれているのも見逃せないところですｗ

参考記事：【名著！】「私はどうして販売外交に成功したか」フランク・ベトガー（2008年10月26日）

売れるもマーケ当たるもマーケ―マーケティング22の法則

◆サブタイトルにもある「マーケティング22の法則」は、まさに今でも通用する不滅なもの。

この手の本の元ネタとなっているマスターピースです！

参考記事：【名著!】「売れるもマーケ当たるもマーケ―マーケティング22の法則」アル・ライ, ジャック･トラウト（2008年04月08日）

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

◆当ブログでも大ヒットした、マッキンゼー出身の安宅さんのこのヒット作も選ばれました。

世間的にも10万部突破していますし、ある意味当然ですね。

参考記事：【問題解決】『イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」』安宅和人（2010年11月30日）

アイデアのつくり方

◆ありとあらゆるアイデア本の中でも、もっとも「名著」として認知されているであろう作品。

「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」という指摘には、深く納得。

参考記事：「アイデアのつくり方」ジェームス・W・ヤング（著）（2006年04月14日）

スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン

◆多分、今回の記事でご紹介した中では、当ブログでもっともお買い上げ頂いているのがこの本。

この本も、新聞広告にブログのフレーズを使って頂きました！

参考記事：【スゴ本】『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則』カーマイン・ガロ（2010年07月11日）

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

◆この本が選ばれるのは当然なんですけど、出たばかりの第3版がセレクトされているのは、第2版がもう絶版になっているからかと。

両タイプの違いをお知りになりたい方は、下記参考記事をご参照のこと。

参考記事：【速報!】『影響力の武器』の[第三版]を［第二版］と比較してみました（2014年07月14日）

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

◆ダニエル・ピンクもこの本を皮切りに、色々読ませて頂きました（遠い目）。

なお、この本が出たのは2006年ですが、ほぼこの本の指摘の通りになっている気が……。

参考記事：続「ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代」ダニエル・ピンク (著), 大前研一 (翻訳)（2006年05月26日）

アイデアのちから

◆上記でご紹介した『急に売れ始めるにはワケがある』に触発されて書かれたという、個人的にイチオシの1冊。

当然のように(？)中古価格も値崩れしておりませぬー。

参考記事：【オススメ】「アイデアのちから」が予想以上に面白かった件（2008年11月25日）

考具 ―考えるための道具、持っていますか?

◆10年以上前の作品なのに、どの書店に行っても、在庫としてキープされている（＝返本されない）ロングセラー本。

恐らく和書のアイデア本としては、一番有名なんじゃないかと。

参考記事：「考具」加藤昌治（2005年02月16日）

■4.自己啓発

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

◆勝間和代さんが自著で紹介したことにより、一気に有名になったのがこちら。

下記記事では、ストレングス・ファインダーによって明らかにされた、私の強みが明かされておりますｗ

参考記事：【自分の"強み"を調べてみました】「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」マーカス・バッキンガム（2008年06月26日）

自分の小さな「箱」から脱出する方法

◆今回2冊めの「未紹介本」なのですが、この本こそ、「隠れたマイフェバリット」とも言えるもの。

レビューはなくとも、当ブログ内では既に何度も言及しているスゴ本です。

20歳のときに知っておきたかったことスタンフォード大学集中講義

◆出た当初は、まさかこんなに売れるとは思わなかった（30万部超！）自己啓発本。

比較的新しいだけにKindle本も出ております。

参考記事：【スゴ本】「20歳のときに知っておきたかったことスタンフォード大学集中講義」（2010年04月06日）

【感想】

◆以上、レビュー済みの作品18冊、未紹介の作品2冊の合計20冊でした。

冒頭でも申しあげたように、とにかく古い記事が多かったです。

2冊を除いて、すべて2010年以前に投稿した記事であり、これらは古くから当ブログをご覧の方ならご存知のように、記事に「色タグ」を使っていた頃のもの。

そこで今般、この記事を書きながら、それら昔のエントリーのタグを外す作業もしておりました（涙目）。

また色タグだけでなく、記事の書き方も、投稿時期によって色々変わっていたのが懐かしかったです。

2005年頃だと、まだ1冊1冊、読んだ本のマインドマップを描いていたり（しかも初期の頃はルールを知らなかったりｗ）、またその後は要約がメインになっていたりですとか。

◆一方、時期によって、取り上げる本のジャンルが偏っているのも興味深いところ。

思い起こせばウチのブログって、大昔はマーケティング関係の本が多かったんですよね。

それが2007年頃から、当時の「本田・勝間ブーム」に便乗するような形で、ビジネススキル本が急増。

もちろん、そのブームには業界全体も乗っていたため、出版される本自体、このジャンルが増えた、というのはありますが、それでも当ブログでの「看板ジャンル」として確立されたと思います。

……本当の看板ジャンルは、今は「モテ本」なんですけどｗ

◆なおジャンルといえば、上記でご紹介している本のジャンルがかなり偏っていますが、元々のアマゾンセレクトの100冊も、「4ジャンル25冊ずつ」ではありません。

内訳は次の通り。

●経営・ビジネス読み物⇒45冊（5冊）

●マーケティング・セールス⇒10冊（3冊）

●ビジネススキル⇒30冊（9冊）

●自己啓発⇒15冊（3冊）

カッコ内が今回セレクトした当ブログでの20冊でして、いかに「経営・ビジネス読み物」の割合が低いかが良く分かります。

まぁ、これも当ブログの「色」というか「個性」なので、どうかご勘弁をｗ

今だからこそ、読んでおきたい名著がここに！