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2014年10月05日

【1億円?】『漫画原作で印税1億円を稼ぐ方法: あなたのビジネス経験がお金に変わる!』剣名 舞


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漫画原作で印税1億円を稼ぐ方法: あなたのビジネス経験がお金に変わる!


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、漫画原作者・作家・プロデューサーである剣名 舞さんによる、「漫画原作者」になるための指南本。

お恥ずかしながら、剣名さんのことを存じ上げず、一瞬「情報商材?」と警戒してしまいましたが、版元が東洋経済さんだったので、ひと安心の巻w

アマゾンの内容紹介から。
累計3000万部超!『ザ・シェフ』『女医レイカ』の原作者が、アフター5や休日を利用して副業感覚で一攫千金!を狙うノウハウを大公開!

絵が下手でも、自分のマンガを出版することはできるんです!





Dealer's Room / Alan Light


【ポイント】

■1.「漫画原作」で印税1億円は意外に簡単?
 仮に、漫画単行本(コミックス)が1冊500円とすると、著者の印税は10%の50円となります。その漫画に漫画家と漫画原作者が関わっている場合は、印税の取り分は基本的に半分半分なので、漫画家と漫画原作者にそれぞれ1冊につき25円の印税が入ります。(中略)
「美味しんぼ」の印税25億円とまでいかなくても、
1冊500円×400万部×5%=1億円
 つまり、400万部売れる漫画原作を1作書けば、あなたも1億円という印税収入を得ることができるのです。


■2.漫画原作者向きな「職業もの」
 たとえば、主人公を銀行マンに設定した場合、自ずと銀行マンの毎日の仕事や日常をリアルに描かなければなりません。
 このため、漫画家さんが原作も手がけようとすると、銀行マンについてかなりの情報収集や取材が必要となりますが、ただでさえ作画作りで忙しい漫画家さんが、情報収集しながら原作を考えるというのは困難です。
 しかし、もともとその仕事をしている人(経験したことがある人)ならば、「その職業を題材にした漫画原作」がすぐに書けます。
「その仕事に詳しい」
「その仕事のバックグラウンドを知っている」

 ということは、「職業もの」漫画を書くうえでとても有利なことなのです。そして、この「職業もの」漫画からはヒット作が続々と生まれ、漫画原作者にとって狙い目のジャンルなのです。


■3.「カタルシス」を得られる漫画にする
漫画の読者も「カタルシス」を感じたくて漫画を読むのです。読者は主人公の活躍を見て感動したり、主人公の行動や言葉に共感や感情移入することで心をスッキリさせたいのです。そして、その作品に「カタルシス」を感じたからこそ、次回作もまた買って読みたくなるのです。
 読者に「カタルシス」を感じてもらうためには、
「読者の夢や願望を具現化するためのストーリーを考え、読者が共感・感情移入しやすい登場人物を作る」
 ことが重要です。
 これからあなたが作る作品の中には、「読者の夢や願望」と「読者が共感・感情移入しやすい登場人物(おもに主人公)」を必ず盛り込んでください。


■4.主人公に「裏の顔」や「バディ」を持たせる
「主人公に"裏の顔"を持たせる」とは、たとえば「静かなるドン」の主人公・近藤静也のように、昼間は下着会社の冴えないデザイナーといった"表の顔"、夜は1万人の子分を束ねるヤクザの3代目総長といった"裏の顔"を持たせ、カタギの人生ととヤクザの人生の奮闘を描くといった工夫です。
 一方、「主人公にバディ(相棒)を持たせる」とは、たとえば「釣リバカ日誌」の主人公・ハマちゃん(浜崎伝助)に対する相棒・スーさん(「鈴木建設」社長・鈴木一之助)です。


■5.アポを取って直接編集者に会う
 なお、メールやファックス、郵送で連絡しても、新人相手だと放ったらかしにされ、丁寧に返事をしてくれないケースも多々あります。
 まずは電話で連絡をとり、自ら持ち込むアポイントをとりましょう。午前中や夜は編集部に人がいない場合が多いので、午後1〜3時くらいの間に電話するのがべストです。(中略)
 そして、企画(作品)だけでなく、あなた自身も売り込まないと持ち込みにはなりません。ちゃんとあなたのキャラクターを覚えてもらうためにも、何としても直に編集者と会いましょう。


■6.既存の名作を「シナリオ化」してみる
 作品以前に、まずは「相手にわかる」シナリオや企画書を作らなければなりません。それには「マネして書くこと」が一番だと思います。
 そこでいい勉強になるのが、既存の人気作品を「模写」するということです。
「模写」とは、何も人気作品を書き写すということではありません。その漫画作品を「シナリオ化」するということです。つまり、その漫画を「柱」「卜書き」「セリフ」に分けて自分なりに書いてみるのです。
 そうすれば、人気作品のストーリー展開、登場人物の行動や反応、セリフ回しなどがどれだけ丁寧に構成されているか実感できるでしょう。また、シナリオの「ボリューム感」もつかめると思います。


【感想】

◆この「漫画原作を手がける」というビジネスアイデアは、実は、もうかなり前に話を聞いたことがあります。

それは、とある起業家さんのセミナーの中でして、そのセミナー自体、特に漫画原作がテーマだったわけではなく、単に「稼ぐ」ためのビジネスモデルの1つとして。

その時点では「私もやると思いますから、オフレコで」という話だったので、当ブログにも書いていません(そもそもそのセミナー自体のレポを書いたか忘れましたw)が、かなり勝算のあるような口ぶりでした。

結局その方が、実際に漫画原作を書かれたのか、書いたけどポシャったのか、もしくは匿名で書かれていて、ヒットされているのかはわかりませんが、話を聞いた時点では、「なるほど、その手もアリだな」と私も思ったのは事実です。


◆ただ、具体的に「漫画原作を書く」、といっても、当時の私にはどうしたらいいのかは皆目見当が付きませんでしたし、「漫画原作を書く」ということ自体、「漫画を描く」ことよりも、現時点でも情報量としては圧倒的に少ないハズ。

そういう意味では、本書のように基本的なところから解説してくれる作品があると、実際に一歩踏み出せる方も多くなるかもしれません。

そもそも、どういうカタチで漫画家さんに原作を手渡すのかすら、私は本書を読むまで知りませんでしたし……。

念のためここで触れておくと、漫画原作の形式としては「小説」「シナリオ」「ネーム」の3つがあり、「小説」は既に出版されているか、梶原一騎先生のように過去の実績がある場合。

一方、「ネーム」はある程度絵やコマ割りが書けないと難しいので、もともと漫画家だった場合がほとんど。

つまり、私たちが挑戦するとしたら、テレビドラマや舞台の台本等でも使われる、セリフやト書きを使った「シナリオ」形式にならざるを得ないわけです。


◆もちろん、こうした形式以前に、漫画化して売れるものでなければ、意味がありません。

本書では第2章で、漫画原作の基本を学んだ後、続く第3章では原作付きの人気漫画を分析。

『釣りバカ日誌』や『あしたのジョー』『ゴルゴ13』は読んだことがありましたが、著者の剣名さんが手がけられた、『ザ・シェフ』と『女医レイカ』は、お恥ずかしながら読んだことがなく……。

そして実際の執筆方法に関しては、第4章の「ノウハウ大公開!ヒット作を生み出す授業」にて、かなり突っ込んで触れられています。

特に、シナリオの書き方(「柱」「ト書き」「セリフ」等)について分からなくとも、この章では実例を挙げて解説されているので、大丈夫かと。

最後の第5章は、上記ポイントの5番目にあるような、実際のデビューまでのノウハウで、こちらも絶対知っておきたいノウハウが満載でした。


◆とにかく漫画の場合、当たると発行部数が、ビジネス書とは一桁どころか二桁違います。

しかも、続編はまだしも、シリーズ化すれば、10巻、20巻も全然当たり前という世界ですから、期待される収益もビジネス書よりは高そうな感じ。

なお本書では、この漫画原作について、まずは「アフター5や休日を利用して、副業感覚で気軽にチャレンジ」することを推奨しています。

確かに「ビジネス書を書く」ことを思えば、「"職業もの"漫画の原作を書く」ことも決して不可能ではないハズ。


「一攫千金」の世界がここに!?

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漫画原作で印税1億円を稼ぐ方法: あなたのビジネス経験がお金に変わる!
第1章 目指せ!「漫画原作」で印税1億円!
第2章 「漫画原作」の基本を押さえよう
第3章 人気漫画に学ぶヒットのコツ
第4章 ノウハウ大公開!ヒット作を生み出す授業
第5章 「漫画原作」でデビューする方法


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【編集後記】

◆「一攫千金」と言う意味では、LINEスタンプも、今「熱い」ですよね!

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