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2014年09月10日

【人脈?】『1000人の社長人脈を築く自分の磨き方』内田雅章


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1000人の社長人脈を築く自分の磨き方


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、TOP CONNECT株式会社代表取締役、内田雅章さんの「人脈本」。

ただし、従来の「人脈本」とはひと味違う、裏ワザ的なTIPSが満載でした。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
ビジネス人脈の最高峰ともいえる社長人脈。秘書が1人いるだけの著者が、なぜ1000人もの社長と即アポがとれる関係を築けたのか?
相手の懐に入るための考え方と行動指針を公開。
LINE森川亮氏激賞!
名刺交換した1か月後、友人になっていました。

果たしてそのヒミツとは!?





Businessmen shaking hands / reynermedia


【ポイント】

■1.ピンと来たら即、名乗りを上げる
厳しいことを言うようですが、「私なんか……」などと言っている人に、絶対にチャンスは訪れません。
 ピンと来たら間髪を入れずに「おっしゃる通りです。それは絶対に私ができます。ぜひやらせてください」と即答する人にこそ、運、チャンスはやってくるのです。
 わざわざ運気が逃げていく態度、話し方をしている人がとても多いのは残念なことです。チャンスが目の前に降ってきたら、遠慮する必要はありません。そこが、他人に差をつける最大の分かれ目だと思います。


■2.早退するくらいなら遅刻して最後までいる
 人間関係というものは、終わりどき、別れどきが重要です。
 最初に一緒にいても、途中で離れてしまっては、相手に与える印象度はどうしても薄くなってしまいます。
 であれば、途中で別れるより、遅れて登場し最後まで一緒にいるほうがインパクトも強く、相手への印象度も大幅にアップするのです。
 つまり、「遅刻と早退どちらか選ばざるを得ないなら遅刻しろ」ということ。
 やはり、お目当ての人にせよ、会にせよ、最後まで一緒にいないと次につながりにくいのが現状なのです。


■3.飲食店の店員と会話する
 会話力を磨くのに飲食店はうってつけの場所です。
 たとえばレストランの店員となら、会話がうまくいかないところで失うものはありません。ノーリスクでトライできますから、食べて帰るだけではもったいないと思うのです。
 私はレストランの店員と、料理の味やお酒の値段などについて細かく話をするようにしています。ときにはメニューには載っていないスぺシャル・オーダーをしたり、店員に年齢や趣味など少し立ち入ったことを聞いてみたりします。
 飲食店で働いている人は社交的な人が多いので、嫌がる人はそんなにいません。
 気が合えば、本や講演会のチラシをあげたり、ちょっとした土産物を渡したりもします。そのようなささやかなことで、自分を優遇してくれたり、馴染み扱いしてくれたりするわけで、これほどありがたいことはありません。


■4.雑用は率先してやる
 しかし、先に挙げたゼミ、そして社会に出てからの経験から言っても、雑用を指示されたら、反抗しようなどと思わずに、率先してやるのがよいと思います。逆に、「ゴミ捨てておいて」とか「そこちょっと拭いておいて」とか「これ持って来てくれない?」と頼まれたら、「こんな雑用もらってラッキー!」と喜ぶべきです。
 というのも、雑用のように人がもっともやりたくないと思うことを頼んでくるということは、相手は「この人は頼んだことは必ずやってくれる」と考えているということ。逆に、人は断りそうな人には頼まない。頼みごとをされたら、それだけ信頼されていると考えるべきなのです。


■5.年上の成功者に学ぶ8つのポイント(抜粋)
●誰に対しても丁寧な言葉遣いをする

●フットワークが実に軽い

●人の話を素直に聞く

●できることは即、実行する


(詳細は本書を)


■6.出会いの前に準備をしておく
 まずすべきは、マーケティング。
 どこの誰が何を求めているのか、あるいは何に困っているのか。とにかくジャンルを問わず、常にニーズを探ることです。
 自分にできることはあまりないと思っている人も多いかもしれませんが、案外、人は同じことで困ることは少ない。相手が苦手なことが自分にとっては簡単である、ということも多いのです。
 そういうニーズに応えられるような答えをあらかじめ用意しておきましょう。ときには、相手が驚くようなことを提案してもかまいません。
「すみません、こんな大胆なことを言っちゃって」と、状況に応じて提案すればよいのです。


【感想】

◆一時のブームに比べると、人脈本というのもだいぶ落ち着いてきたように感じます。

というのも、だいたいの人脈本(私の観測範囲内ですが)で言われているのが

●相手に求めるより、まずは相手に貢献する

●そもそも相手に好かれる自分になる

辺りで、これが結論に近いものなのではないか、と。

要は「何をするか」と「自分がどうあるか」ですね。


◆前者はさておき、後者に関しては、自分に「相手を惹きつける」魅力なりポテンシャルがないとつらいところ。

その点、本書の著者である内田さんが特徴的なのが、自分の代わりに「相手に取って魅力のある第三者」を用意立てしていることです。

その際、もちろん、その第三者にとってもメリットのある交流であることは言うまでもありません。

内田さんの肩書きが「人脈マッチングスペシャリスト」というのも、なるほど納得。

冒頭の内容紹介で、LINEの森川社長と親交を深めたのも、それに沿った内田さんのある提案ゆえでした(詳細は本書を)。


◆内田さんは、こうした「仕組み作り」がお得意のようで、第4章では様々な実例が紹介されています。

小見出しを挙げると

●ビーチでのナンパをシステム化

●一流ホテルの理容室で、タダでカットしてもらうアイデア

●マンガ喫茶と風俗店の業務提携

といったところが。

また、そもそも本書で何度も登場する「銀座のクラブのママ」のお店にタダで通えたのも、こうした「仕組み」ゆえでした。

この辺はもう、「人脈術」と言うより、上記ポイントの6番目で言うように「マーケティング」に近いんですがw


◆もちろん、上記ポイントの4番目の「雑用」のように、あまり考えずに愚直にやって何とかなるお話もあります。

また、第3章の「失敗から学ぶ」というパートでは、目上の人と接する際に内田さんがやらかした数々の「失敗」について触れられていて、これは私たちも、心しておくべきかと。

ただ、本書で意図している「人脈」とは、「お互い(双方というより三方も?)にとってメリットがある」ケースが多いので、そういった「生々しい」「仕事絡み」な人脈が苦手な方には合わないかもしれません。

もう1つ、下記関連記事にてご紹介している内田さんの過去本『1分で1億円の契約をとる方法 人脈をお金に変える営業力』をお読みの方は、切り口は若干違えど、具体例がいくつかかぶっていますので、その辺もご了承ください。


類書とはひと味違う人脈本です!

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1000人の社長人脈を築く自分の磨き方
はじめに 社長人脈が、人生に奇跡を起こす
第1章 社長人脈は、人生の特急券
第2章 ひとりに突き刺されば、10人に突き刺さる
第3章 社長人脈は、加速度的に広がる
第4章 全員が得するしくみにこだわる
第5章 自己実現のための社長人脈
おわりに 他人の夢をかなえる


【関連記事】

【人脈力】『1分で1億円の契約をとる方法』内田雅章(2013年03月20日)

【オススメ】『その人脈づくりをやめなさい』千田琢哉(2012年09月20日)

知らないと損する『「なぜか人に好かれる人」の11の法則』 活用法(2012年03月26日)

【人脈】「一生モノの人脈力」キース・フェラッジ(2008年04月07日)

【人脈】「レバレッジ人脈術」本田直之(2007年12月14日)


【編集後記】

◆先日の未読本の記事で取り上げたこの本を買いました。

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ビジネスプロフェッショナルのExcel術 (日経BPムック)

結構お役立ちなんですけど、画像がないと説明しにくいので、レビューを書くとしたら結構難しげです(涙目)。


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