【モテ?】『なぜかモテる人がしている42のこと』中谷彰宏:マインドマップ的読書感想文

2014年07月10日

【モテ?】『なぜかモテる人がしている42のこと』中谷彰宏

なぜかモテる人がしている42のこと (文庫ぎんが堂) (文庫ぎんが堂な 5-1)

【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事で人気だった1冊。

昨日がモテ本ランキングなので、モテネタが続いてしまいますが、こまけーこたー（AA略

アマゾンの内容紹介から一部引用。

本当にモテる人がしているのは、周りからはわからないような、ちょっとした心がけなのです。
姿勢・洋服・表情・会話・握手・食事・読書・お金など、人に好かれる基本さえきちんと押さえておけば、あなたの魅力はポジティブに花開いていき、気がつくとモテています。
そんな、恋愛にもビジネスにも役立つ、ささやかだけれど大切な42のモテの基本を紹介します。

いつもの中谷彰宏さんらしいTIPSが、全面的に展開されております！

WATCHING THE ALL THE BOYS, WATCHING ALL THE GIRLS, GO BY / marc falardeau

【ポイント】

■1.言葉ではなく、行動で口説く

「口説き言葉を教えてください」と言う人は、セリフで口説けると思っていますが、セリフでは口説けません。
「口説きゼリフを教えてください」と言う人は、たとえセリフを覚えても行動が伴わないので、結局は口説けないのです。（中略）
　女性に「どの言葉に口説かれた？」と聞くと、特にどうという言葉がなかったり、なんでもない言葉だったりするのです。
「そんな言葉で口説かれるの」と不思議に思いますが、それは言葉で口説かれているのではないからです。
　行動で口説かれていて、たまたま行動の中の一部分として言葉があったにすぎません。
　口説き言葉があるのではなく、「口説き行動」があるのです。

■2.一人でいる時間を持つ

　よく人脈の広さを自慢する人がいます。
　人脈が広いことをカッコいいと感じているのは本人だけです。
　女性はそんなことでは何も評価しません。
　口では「すごい」と言いますが、ちっともすごいと思っていません。（中略）
　カッコいいのは、友達が多いことを誇る人ではなく、一人でいる時間を感じさせる人です。
「この人は一人でコツコツ楽しむものを持っているな」と感じられる時、カッコいいと感じます。
　これは女性も男性も同じです。

■3.「昨日の思い出」にひたるより、「明日の思い出」をつくる

　同じ思い出にも、過去の思い出と未来の思い出の二通りがあります。
　未来の思い出は、「これからこういう思い出づくりを一緒にやっていこう」という話です。
　過去の思い出の話しかできない人は、未来に向かって思い出をつくろうという意志がありません。
　過去の思い出話はだいたい自慢話になってしまいます。
　夢を語るところの最も反対側にあることです。
　夢を語るというのは、未来の思い出を語ることです。
　今、目の前にいる人と一緒に未来の思い出をつくろうとしていることです。

■4.「ゲイとお年寄り」にモテる人がモテる

　ゲイとお年寄りにモテれば、男性にもモテます。
　もちろん女性にはもっとモテます。
　ゲイとお年寄りは、人間の魅力を見抜きます。
　お年寄りは、ただ長く生きているだけではありません。
　人間の魅力を直感的に見抜く力を持っています。
　見せかけの魅力ではなく、その人の内面の魅力をしっかり見抜きます。

■5.賛否両論を目指す

　みんながほめるものは、実は魅力ではないのです。
　賛否両論のものが一番モテるのです。
　お笑いタレントでも、好感度のパーセンテージを上げるよりも、「好き」と言う人と「嫌い」と言う人が両方いるほうが人気が出るのです。
「好き」のべストテンにだけ入っているタレントは、やがて消えていきます。
　本当に長く愛されるタレントは、「好き」と「嫌い」の両方に入るのです。
　あなたも「好き」と「嫌い」の両方に入ることを目指すことです。

■6.姿勢にすべてが表われる

　カッコいい人は姿勢がよく、カッコ悪い人は姿勢が悪いのです。
　姿勢の悪い人は、話す内容もグチや悪口です。
　姿勢よくグチや悪口を言う人はいません。
　猫背にをっている人は、ひそひそとウワサ話をしています。
　同じ下ネタを話していても、さわやかな人とそうでない人の差は姿勢なのです。（中略）
　一緒にごはんを食べながら話していても、その人の姿勢で、いやらしく感じることもあれば、いい感じにとらえられることもあります。
　好感を持たれるかどうかは、ルックスや着ているもの、ましてや肩書きなどは関係ないのです。

【感想】

◆中谷さんの過去のモテ本を読まれてきた方は、「いつものテイスト」で安心されたハズ。

……と言いつつ、下記参考記事をピックアップしていて気が付いたのですが、最後に中谷さんのモテ本をご紹介してから、もう2年半近く経っているんですね。

ということは、その間に当ブログにいらっしゃるようになった読者さんの中には、「中谷流モテ本」をご存知ない方がいらっしゃる可能性が。

そういう方、特に今まで「ノウハウ系」のモテ本ばかり読まれてきた方からしたら、上記ポイントは、即効性がないように感じられたかもしれません。

「『一人でコツコツ』楽しんでて、ホントにモテるようになるのか？」みたいなｗ

◆要は、表現が適切かどうか分かりませんが、「漢方」みたいなもんだと思うんですよ。

「ノウハウ系」が「西洋医学」だとしたら、中谷さんは「漢方」。

「これをやるだけで目の前の女性を口説ける」というのとは違いますが、「じわじわ効いてくる」みたいなｗ

もちろん、その「漢方」的なスキルをキチンと身に付けている人は、初対面の女性から見ても魅力的なんでしょう。

実際、中谷さんご自身は、リアルではもちろんのこと、キャバクラ等のお店に行っても、そこの女性に人気なようですし。

◆また、これは本書のプロローグで言われているのですが、「女にモテる」前に、「男にモテる男」になれ、と。

やたら女性だけに甘かったり、女性がいる時といない時で表裏があるような態度では、男性にモテるわけがありません。

そういう意味では、女性にモテようとして「○○必死だなｗ」と言われるよりは、よほど試してみる価値はあるのではないでしょうか。

……と、このエントリーを打ちながら、姿勢をよくしてみる自分ｗ

◆なお、買ってから知ったのですが、本書は書き下ろしではなく、2004年に出た単行本を加筆・修正・改題したものでした。

ノーケアだったのは、本書を含め「文庫ぎんが堂」からは、当ブログでも人気となった「書き下ろし文庫本」が多数出ていたからでして。

合コン女王が教える 2時間で女ゴコロをつかむ技術 (文庫ぎんが堂)

もっとモテたいあなたに女はこんな男に惚れる (文庫ぎんが堂)

モテる男は知っている女が夢中になる●ックス(文庫ぎんが堂)

もちろん、単行本等の文庫版も、このようにありましたがｗ

なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか (文庫ぎんが堂)

すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)

ただ、いずれにしても、いわゆる「ラノベ風の装丁」でテイストを統一（？）している気が。

これも版元さんの戦略なんでしょうけど、できれば単行本の文庫化の場合は、アマゾンのページで分かるようにして頂きたかったかな、と。

一過性ではない「モテる秘訣」がここに！