2014年05月13日
【言うたらアカン!】『そのひと言で 面接官に嫌われます』に学ぶNGワード6選

そのひと言で 面接官に嫌われます (青春新書プレイブックス)
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、リクルートで7年間人事担当採用責任者をされていた丸山貴宏さんの「面接指南本」。「同席した面接の数は1万件以上」というだけあって、そのお言葉には説得力がありました。
アマゾンの内容紹介から。
就職・転職する際、最も大切な面接。その後の人生を左右するこの重要な場面に、どう臨めばいいのだろうか。面接官も人間である。要は、面接官に好印象を与えることが、成功への近道である。本書は、面接を受ける際、面接官に対して、どのようにコミュニケーションをとればいいのか ── 面接官として豊富な経験を持ち、かつキャリアコンサルタントとして数多くの人の転職を成功に導いてきた著者が、面接で言ってはいけないNGワードを通して、面接官の心の内を解説しながら、面接ノウハウを伝授する。
私自身、面接で口にしていた言葉があり、今さらながらに冷や汗が……。

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【NGワード6選】
■1.「昔から好きだった」が志望動機のメインたとえば、「御社の企業哲学の△△の部分には共感していますし、御社の商品Aの販売に閏して、私は自分の○○の経験が活かせると思って志望しました。それに、昔から○○は好きだったので」と、志望動機がいくつかあって、その最後に付録的に付け足すぶんには問題ありません。
しかし、「昔から好きだった」を志望動機のメインに持ってきてはダメです。なぜならそんなことは誰でも簡単に言えるし、わざわざ言うようなことでもないからです。仕事を選ぶ理由にしてはあまりにもチープで軽すぎるし、子どもっぽい印象が強い。
■2.「社会に役立つ仕事がしたい」
この発言は、震災直後、劇的に増えました。日本人の多くが、国のため、人のために役立ちたいと考えるようになったこと自体は、私はいいことだと思います。でも、まともな会社がやっている仕事で社会の役に立っていない仕事なんてないのです。
ですから面接で応募者がこの発言をすると、「あなたがやられてきた仕事は、そんなに役に立っていなかったのですか?」と返す面接官もいるでしょう。すると、「まあ、役には立っていると思うのですが……」と、なる。
■3.「ワーク・ライフ・バランス」を語る
「ワーク・ライフ・バランス」は、日本語では「仕事と生活の調和」です。とても素敵な言葉に聞こえますが、応募者がこの言葉を使った段階で、企業側には「この人は、定時限定で働きたいんだな」と思われてしまいます。そのため、まず第一印象が悪い。
実際のところ、少なくとも転職後約1年は、ワーク・ライフ・アンバランスになることは間違いありません。
■4.志望理由が「成長させてほしい」
新卒であれば、「成長したい」という表現なら0Kです。しかし、中途採用の場合は微妙です。(中略)
中途採用の場合、企業側には欲している「能力」があり、面接でその「能力」を持っている人を探し、採用となればその能力に見合った年収を約束することになります。ですから本来、面接はあくまでもプロとプロの会話であるべきなのです。プロは「成長させてほしい」なんて絶対に言いません。その言葉を言った段階で、その人は中途採用の土俵を自ら下りてしまったようなものなのです。
■5.未経験の仕事に移るのに「年収は現状維持で」
転職で年収アップが見込めるのは、その人が会社にとって「即戦力」である場合のみです。完全なキャリアチェンジの場合、その人のパフォーマンスは当然落ちますから、年収も一度は大幅に落ちて当たり前です。新卒に近いくらいまで落ちることもあると、覚悟すべきです。
ところが、キャリアチェンジを望んでいるのに年収ダウンが覚悟できない人がときどきいます。未経験の仕事に移るのに、「年収は現状維持で」と平気で言ってくるのです。給料は現状維持で、まったく新しい経験をさせてもらえるなんて、そんなにいい話はありません。
■6.面接の最後に「アピールしていいですか」
応募者にこう聞かれれば、面接官は礼儀として必ず「どうぞ」と言うでしょう。しかし結論から言うと、こうしたアピールをほとんどの面接官は聞いていません。あなたが過去にどれほど立派な働きをし、それについて朗々と語ったとしても、おそらく面接官の気持ちはすでにあなたには向いていないでしょう。
これも面接における大事なポイントですが、面接官は基本的に人の話を聞いていません。自分の聞きたいことしか聞いていないのです。(中略)
また、私の経験上、「アピールしていいですか」と言ってはじめた方の話は、ほぼ100パーセント、大した内容ではありません。
【感想】
◆以上、「NGワード」6選でした。本書のタイトルや内容紹介でも「ひと言」「NGワード」と言った表現があるので、今回はそれに従いましたが、実際のNGは「言葉」だけに留まりません。
たとえば「NG態度」なのが、「面接官が入室したときに、立ち上がらない」というもの。
一瞬「あれ? 面接官が待ってる部屋に応募者が後から入るのでは?」と思ったのですが、それは新卒の場合で、中途採用だと、応募者が受付の人に案内された部屋で待っているところに、面接官が入ってくるパターンが多いのだとか。
その際、自分が入ってきても、立ち上がらない応募者を見ると、面接官は「この人、お客さんのところへ行ったときも、こういう態度なんだろうか?」と考えます。
それは、落とされます罠!
◆他には「考えがまとまらないまま、だらだらと話す」「経歴紹介が『2分30秒』以上続く」といった、「しゃべりすぎ系」もアウト。
かといって、短ければいいものでもなく、「はい」「いいえ」で答える「クローズドクエスチョン」に対して、ホントに「はい」と「いいえ」だけで済ませてしまうのも考えものです。
たとえば「スキーは好きですか?」だったら、本書にあるように「はい。好きです。学生の頃からずっとやってます」くらいに多少は膨らませなければ。
それを、クローズドクエスチョンのたびに「はい」「いいえ」「○○です」のような「一問一答」を繰り返していると、面接官に「この人はコミュニケーションをとる気がないのだな」と思われてしまいます。
要は「空気嫁!」ということなのでしょうけど。
◆そもそも、応募者は「面接を試験のように合格・不合格を決める場所」と思いがち(実際そうですが)ですが、面接官はそうは考えていないのだそう。
曰く「面接は、面接官と応募者がコミュニケーションを取り合い、その人がその会社に合っているかどうかを互いに確認し合う場所」とのこと。
そう考えると、面接をプレゼンの場のごとく自分のことを一生懸命伝えようとしたり、上記NGワードの6番目のようにアピールしたりすることに意味のないことがわかります。
実際、丸山さんが接したケースだと、「面接の場で自分の言いたいことがすべて言えた」と満足している人は、悪い結果になることがほとんどなのだとか。
……面接、怖いッス!
◆本書にはこれらの他にも「NGワード」や「NG行為」が満載です。
パッと見て「なるほど確かに」と思うものはいいのですが、問題は「なぜこれがいけないの?」と、理由がピンとこないもの。
何たって、第1章の初っ端が「コミュニケーション力には自信があります」ですからね〜。
自分自身、思わず言っちゃいそうでコワイんですが、なぜNGなのかは本書にてご確認を。
面接する予定がある方なら、マストな1冊!

そのひと言で 面接官に嫌われます (青春新書プレイブックス)
第1章 そのひと言で面接官はカチンときます
第2章 そのひと言で面接官はあきれてます
第3章 そのひと言で面接官はイライラしてます
第4章 そのひと言で面接官はうんざりしてます
第5章 そのひと言で面接官に嫌われます
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【編集後記】
◆昨日は、W杯サッカー日本代表の発表がありました。そこで「サプライズ選出」された大久保選手の初の自伝がこちら。

情熱を貫く 亡き父との、不屈のサッカー人生
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