2014年04月20日
【モテ?】『ビジネスパーソンの誘う技術』ベリッシモ・フランチェスコ
ビジネスパーソンの誘う技術
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、ビジネスパーソンのための「誘う技術」の本。版元がダイヤモンド社さんだけあって、本来はビジネス書なのですが、例えやら何やら普通にモテ本テイストなので、それ風にレビューしてみようかとw
アマゾンの内容紹介から一部引用。
「誘い」とは自分からアクションを起こし、世の中を変えていくための最初のステップなのだ。
本書は、イタリアに生まれ、単身日本に渡り、料理研究家やタレントとしても活躍している著者が「誘う」ことで自分の人生を切り拓く方法と考え方を披露する。
引っ込み思案で何かが起こるのを待ってしまいがちな現代日本人にこそ必要な1冊だ。
「声がかけられない」「断られるのが怖い」という方なら、一読の価値アリです!
The Sweetest Temptation VOL. Dessert Wine Tasting / Instant Vantage
【ポイント】
■1.誘わなければ何も始まらないイタリアにはこんなことわざがあります。
「凧を持っているなら、まず走れ」
いい風は、いつ来るかわかりません。しかも、風が来ただけでは凧は上がりません。まず自分が走らないと、凧は上がらないのです。
断られるのが怖いからって、誘われるのを待つばかりでは、何も始まらない。誘われる前に人生が終わってしまいます。
誘う一歩を踏み出すことで、人生の可能性は何百倍にもなるんです。
■2.相手にメリットを提示する
彼女のことを少しでも知り、プラスになりそうなことを提示するのです。タ方であれば「これからご飯ですか?」と聞き、食事がまだだったら「この近くに、すっごくおいしいイタリアンのお店があるんですよ。知ってます?」と情報を提供しながら、一緒に行かないか誘ってみる。(中略)
「近くに勤めているから、このあたりのお店に詳しい」「食べ歩きが趣味で、おいしいお店だけを厳選している」など、自分に合ったあったメリットを考えてみてください。もっと直接的に「いま給料日後でお金があるから、バーンとおごってあげられる」なども、キャラクターによってはアリかもしれません。
■3.過去ではなく未来を語る
たとえば、女性を家に呼んだとき、卒業アルバムなんかを見せていませんか? もしくは、過去の自分のやってきた仕事や、受賞したトロフィーなんかを自慢気に見せるかもしれません。でも、そんなことをしても自己満足で終わるだけ。「スゴイね」と言われるかもしれませんが、次につながることはありません。(中略)
そんなとき僕は、自分のアルバムではなくきれいな写真集を見せます。ローマの遺跡や観光名所、夜景、それから、京都など日本の好きな場所の写真などです。それによって「今度一緒に行きたいね」という気持ちになってもらうのです。僕と付き合ったら、どんないいことがあるのか、それを想像してもらうほうが、過去について話すよりよっぽど楽しいのです。
■4.「何でもない日」にこそプレゼントする
プレゼントは記念日にあげるもの、というのが日本の常識かもしれませんが、何でもない日にプレゼントしてもいいのです。イタリアではわりとカジュアルに贈り物をする習慣があります。
贈り物は「なんでもない日」を「特別な日」に変えてしまう魔法のツールです。記念日に贈り物をするのではなく、贈り物をするから、その日が輝くのです。
■5.断られるのは仕方ないと心得る
断られたらどうしよう、ではなくて、断られるのは前提です。それが当たり前なんだと思えば気は楽になります。
ただ、もちろん断られるために電話するわけではないですよ。もちろん、全力で話を聞いてもらえるよう努力するのですが、ダメなときはダメなのです。こちらの努力ではどうにもならない場合もある。だから、断られるのは仕方ないと捉えて次に進むのです。
■6.人に頼みごとをしてみる
「困っています」「教えてください」「助けてください」。
この3つのスタンスは効果的です。なぜなら人は誰かの役に立ちたい、助けたい、という思いを持っているからです。
人は、自分のできる範囲で何かを教えたり与えたりすることに、喜びを感じます。迷っている人に道を教えたり、電車で席を譲ったり、落ちたものを拾ってあげたりすると、なんだか気分がいいですよね。だからこそ、あえて簡単なことを聞いてみるというのは、有効な手段なのです。
【感想】
◆冒頭でも申しあげたように、本書は基本的には「ビジネス書」です。ですが、著者のフランチェスコ氏がイタリア人であるせいか、「女性を誘う」テクニックが多々登場すると言う仕様。
実際、上記ポイントのようなTIPSを「仕事上で男性に対して」行い、そして成果い結びつけたとしても、おかしくはありません。
現にフランチェスコ氏は、「日本ではまったくの無名」の状態から、出版社やテレビの番組製作会社に売り込みをかけ、ついには『徹子の部屋』『世界ふしぎ発見! 』『行列のできる法律相談所』といったテレビ番組にまで出演を果たしています。
途中まで「単なるナンパなイタリア人」かと思いきや、最後でビジネスに結び付けてるなんて、本書のテーマにピッタリじゃないですかw
◆確かに、良いビジネス書というのは、ナンパや恋愛に使えることもある、というのは、広く知られているところ。
例えばこの本は、訪問販売等のセールス全般に大きな影響を与えていますが。
影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか
参考記事:【速報!】最強のビジネス本「影響力の武器」の[第二版]がいよいよ登場!!(2007年08月18日)
同時に、その内容がそのままモテネタになることを、この記事で言及しております。
参考記事:【モテ】彼女が欲しい? よろしい、ならば『影響力の武器』だ!:マインドマップ的読書感想文(2012年02月10日)
本書の場合はこの逆で、「モテネタ」が「ビジネス」に使える、という主張。
「モテ本」と「普通のビジネス書」の両方を数多く読んできた私にとっても、うなずける点が多かったです。
◆とはいえ、ところどころに登場する小ネタは、モロに「モテネタ」。
たとえば、「ツッコミどころをつくる」というTIPSに登場するのが、「Cruciani Bracelet」というコットン製のブレスレット。
(クルチアーニ)Cruciani 【正規販売店】 刺繍ブレスレット ハート&クローバー 70049 ピンク
様々なバージョンがあって、こんなのは、ディズニー好きにはウケそうな。
(クルチアーニ)Cruciani 【正規販売店】 刺繍ブレスレット ミッキーマウス 70130 サンドベージュ
これを自分が着けておいて、相手が気に入ったらそのままあげちゃうのだそう。
値段も安いですし、ちょっとしたお返し等にも良いかもしれません(初めから自分で着けているのは、私のようなオサーンにはアレですが)。
◆他にも小ネタがあるのですが、詳しくは本書にてご確認を。
特にフランチェスコ氏が「女性にあげている」という「高級チョコレート」(お店はネタバレ自重)は、私もぜひ取り入れたいところです。
さらに、今回「温存」したネタとして「今日から使える『誘いフレーズ』ベスト5」というのがあるので、これはまた機会がありましたらw
版元さんやフランチェスコ氏の意図とは違う読み方だとは思いますが、当ブログとしては、普通に「モテ本」として読ませて頂きました。
イタリア人にとっては「誘ってナンボ」らしいですよ!
ビジネスパーソンの誘う技術
第1章 たった1分で人生が変わる誘いの魔法
第2章 誘い上手・誘われ上手の10の習慣
第3章 仕事ができる人は誘い方もうまい
第4章 誘いのプロになる10の心得
【関連記事】
【オススメ!】モテ本『ザ・ゲーム 【30デイズ】』がやっぱりスゴかった件(2013年07月13日)【モテ戦略!】『モテの定理 女心を知り、恋愛勝者になる究極の戦略』ぐっどうぃる博士(2013年06月29日)
【モテ】「ナンパ・どんな女性に声をかける?」まとめ(2013年01月15日)
【モテ?】『これだけ! ほめフレーズ』がモテ本としても秀逸な件(2012年10月15日)
【モテ】『口説きの理論―ナンパの鉄人が極めた最強のワザ』がパネェ件(2010年05月13日)
【編集後記】
◆モテ本探してて、こんなマンガに出会いました。もて介 1 (ヤングチャンピオン・コミックス)
YouTubeの予告編を見る限り、モテネタとはちょっと違うカモですが、面白そうなw
ご声援ありがとうございました!
この記事のカテゴリー:「モテ・恋愛」へ
「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
スポンサーリンク
この記事へのトラックバックURL
●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。
当ブログの一番人気!
1月23日まで
Kindle月替わりセール
年間売上ランキング
月別アーカイブ
最近のオススメ
最近の記事
このブログはリンクフリーです