2014年02月23日
【文房具10選】『モノが少ないと快適に働ける: 書類の山から解放されるミニマリズム的整理術』土橋 正
モノが少ないと快適に働ける: 書類の山から解放されるミニマリズム的整理術
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、「文具コンサルタント」である土橋 正さんによる、整理術本。ただし「整理術」といっても、そこは「文房具のプロ」ですから、文房具を活用したスタイルが貫かれております。
アマゾンの内容紹介から一部引用。
なぜ、残業ゼロの人は、デスクがきれいなのか・・・・・・?
仕事が早い人はやっている、秘密の習慣
◇紙類の流れをつくる
◇いつでもどこでもチェックできるノート、名刺
◇デスクのコックピット化
◇ミニマリズム的時間管理
◇なにも考えない「静寂のプライベートタイム」
ほか、仕事がはかどる日々の習慣&整理術のアイデアを大公開!
もちろん私も「文房具ヲタ」ですから、本エントリーも「文房具中心」で参りたいと思います!
Stationery / huangjiahui
【ポイント】
■1.SQUAMA「PANTA」私が使っているのは、「PANTA」という書類立て。これは緩やかなファイリングができるスグレモノ。12度という絶妙の傾斜がついているので、書類を立てかけておくことができる。書類をポイと置く感覚に限りなく近いのに、デスクの上でスぺースをとらず、それでいて、すぐに取り出すこともできる。
◆最初、この製品の画像を見た時には、平らに書類を積み重ねるのかと勘違いし、「どこが『立てかけ』なのか?」と思ったのですが、大間違いw
ただ、後ろに壁がないと、思いっきり後ろに落ちそうな気が。
■2.ライツ「Xフレーム」
スキャンするものを選別したら、「Xフレーム」の中に「スキャン」というインデックスを付けたフォルダーをつくり、とりあえずドサドサ入れていく。
◆この「Xフレーム」は、以前、吉越浩一郎さんがお使い、ということでご紹介したことが。
もちろん、土橋さんは「スキャン」以外のフォルダーも色々収納されている模様。
■3.月光荘「スケッチブック ウス点 2F」
私が使っているノートは、月光荘の「スケッチブック ウス点 2F」。横長タイプでリング綴じになっている。2Fというサイズは、B5ノートと比較すると横にやや長く、縦が長い。B5を横にしたようなサイズをイメーヅしてもらえれぱいいと思う。
紙面には1cm間隔の薄いドットがある(107ページ写真)。紙は薄く、裏面も書こうとすると文字が透けて見えてしまう。そのため、片面しか筆記しない。ちなみに、筆記する際はノートを開いて右ページのみとする。右ページだけ書いている限り、ぺンを持った手がリングにあたることはなく、快適に書き進められる(右利きの場合)。
◆今まで色々なノートをご紹介してきましたが、こちらはおそらく初見のハズ。
ちなみに、このノートの上記のような特徴が、スキャンをする上で結構重要なポイントとなるそう(ネタバレ自重)。
■4.thinking gifts「ブックチェア」
折りたたみ式書見台 ブックチェアー ミニ【レッド】 B00001-05
本の中のフレーズを読書手帳に書き写す時に使うのが、「ブックチェア」というツール。本はぺージを開きっぱなしにするのが難しく、手で押さえながら手帳に書き込むのは至難の業。この「ブックチェア」を使えぱ、書き写しがスムーズにできる。
◆本書にはメーカー名が記載されていなかったのですが、画像(といっても本が上に乗っている状態だったので、ほとんど見えず)から判断するに、おそらくコレ。
ただし、お値段がそれなりにするので、私も愛用しているエレコムのブックスタンドの方が、コスパは良いかと(小物感)。
■5.カール事務器「ツールスタンド」
カール事務器 ツールスタンド ホワイト P-202-W
私が自宅のデスクに導入しているのがカール事務器の「ツールスタンド」。これは4段の収納スぺースがあり、仕切りの1つひとつの段が斜めになっている。ペンをセットすると、さあ、どうぞお取りくださいといった格好になる。それぞれの段に1列ずつぺンをセットすると、収納できる本数は20本ほど。ぺンスタンドの時よりもグッと減るが、いつも使うぺンは20本もあれば十分だ。
◆このアマゾンの画像だけだと、本棚サイズのように見えますが、実際にはこんな風にデスクトップ仕様。
厳選されたペンを収納するのには良さそうな感じです。
■6.住友スリーエム「ポスト・イット強粘着 ポップアップノート ディスペンサー」
住友スリーエム(3M) ポスト・イット(R) 強粘着 ポップアップノート ディスペンサー 75×75mm ライム ディスペンサー(1台、レモン)、ポップアップノート(85枚×1パッド) TL450-K
私が使っているのは住友スリーエム「ボスト・イット強粘着ポップアップノートディスぺンサー」。付せんのサイズはタップリ書き込みができる正方形タイプだ。(中略)
このディスぺンサーをデスクの裏側に貼り付ける。両面テープがあらかじめ付属されているので、簡単に取り付けられる。私は右利きなので、書きものをしながらでも取り出せるようにデスクの左側の裏面に設置している。
◆なるほど、極力デスクの上にモノを置かないようにするためには、机の裏側も活用するワケですな。
これは今度試してみようかと。
■7.IKEA「GALANT」800×1600
IKEA(イケア) GALANT ホワイト A形脚 クロムメッキ 09886444 デスク、ホワイト、クロムメッキ
オフィス設営のために私が活用したのがIKEAだ。デザインのシンプルなモノが豊富な上、リーズナブルで、お財布にも優しい。(中略)
送料と組み立てサービスを加えても、当時の価格で合計8万円ほど。オフィス家具というと結構値の張るものが多いが、IKEAならかなリリーズナブルだ。
◆土橋さんは、上記「GALANT」のほか、打ち合わせ用椅子や、1人掛けソファー、本棚等の家具をIKEAで購入されたよう。
本書内には具体的な製品名も記されているので、土橋さんセレクトのIKEAの家具で揃えてみたい方は要チェックで。
■8.LAMY「ラミー2000 ペンシル0.7mm」
【LAMY/ラミー】2000 シャープペン 0.7mm 日本未発売モデル
シャープぺンと言えば、0.5mm芯が一般的だが、考える時に限っては0.7mmタイプを手にする。よく使うのは、「ラミー2000 ぺンシル0.7mm」(日本未発売モデル)、ぺんてる「グラフ1000フォープロ0.7mm」。以前は0.5mmのシャープぺンでノートにアイデアを書いていた。その時に、ちょっとした違和感が頭をかすめた。これはいいアイデアだと思って、いざノートに書いてみると、全然いいように見えない。たぶん、それは文字の線が細くて弱々しく感じられたからなのだろう。私たちは自分の書いた文字から(知らず知らずのうちに)刺激を受けて、次の文字を書いている。
◆この「考えるときに限って」太目の芯のペンを使う、というのは、目からウロコ。
一方私は、考える考えないにかかわらず(?)、普段使いのシャープペンは、もっと太い「鉛筆シャープ」の0.9mmで、細かい書き込みだけ、0.5mmの普通のシャーペンを使っています。
■9.ATOMA「PPカバーノートA7」
ATOMA PPカバーノートA7ブルー
TODOというと、多くの方が思い浮かべるのが、その日にやるべきTODOではないだろうか。しかし、まずは自分が抱えているTODOの全体像を知っておかなければならない。(中略)
私がそのために使っているツールは、ATOMAの「PPカバーノートA7」だ。この小さなメモに仕事やプライぺートも含めて全てのTODOを書き込み、「TODO全集」と名付けている。
◆この製品の特徴は、メモ帳サイズにもかかわらず、中の紙が1枚1枚差し替えられることで、中の紙だけのリフィルも販売されています。
ここではブルーをご紹介しましたが、多色展開している点もポイント高し!
■10.ダイゴー ジェットエース(A1155)
ダイゴー ジェットエース クロ A1155
私はズボンの左後ろのポケットをこのジェットエースの定位置にしている。左手でポケットからジェットエースを取り出し、右手でしおりをつまみながらぺージを広げ、しおりを持ち上げると、それにつながった鉛筆がスルスルと出てきて、すぐに書きはじめられる。
◆こちらは、常に持ち歩いて、アイデアをメモするためのメモ帳。
本書内では、指でつまんでいる画像が収録されているのですが、ホントに小さいです。
【感想】
◆私は今まで土橋さんのご本や、雑誌、ムック等での記事をいくつか拝見しておりましたが、それでも知らない製品が多々ありました。ひとつには、文房具のサイクルというか新商品が出るのが多すぎて、チェックしきれない、というのはもちろん大きいです。
ただ、それ以上に、土橋さんが「文具コンサル」であるがゆえに、普通の人なら知らないような製品までご存じ、ということもあるかと。
今回、アマゾンや楽天で取り扱っていないため、画像が持ってこれず、泣く泣く割愛した製品もいくつかありました。
こういう場合、メーカーサイトから画像を勝手にダウンロードして、ここでアップしたらまずいでしょうし……。
◆また、こうした製品をなぜ、土橋さんが愛用されているか、という点も興味深いところ。
何たって土橋さんのデスクには引き出しがありません(!?)。
そうなるに至った経緯等は、本書にてご確認して頂くとして、引き出しがないことを補うグッズを土橋さんは活用されています。
これがなんと、持ち運び可能の逸品……なんですけど、まさにこれが画像がないんで割愛しちゃった製品でして(スイマセン)。
◆このように、本書のタイトルにありますが、土橋さんは「ミニマリズム」を追及されています。
デスクに引き出しがないこともしかり、上記の「ツールスタンド」のように厳選したペンしか収納できないグッズを使う事もしかり。
文房具に何を求めるか、にもよるのですが、土橋さんは、まず「こうしたい」という理想のスタイルがあって、それに即したグッズを選びぬいてらっしゃるのだな、と感じました。
……「お!これ面白いw」「新製品なんで押さえておかねば!」的なノリで、つい文房具を買ってしまうワタシにとっては、ちと耳痛かったりしたのですがw
「文房具のプロ」による整理術がここに!
モノが少ないと快適に働ける: 書類の山から解放されるミニマリズム的整理術
はしがき
第1章:書類、ノート、名刺など紙類の流れをつくる
第2章:デスク環境のミニマリズム
第3章 ミニマリズム的時間管理
第4章 ミニマリズム的プライベートライフ
あとがき
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【編集後記】
◆その土橋さんの作品で、私が見過ごしていた1冊。文具上手
こちらは、土橋さんご自身ではなく「プロダクトデザイナー、経理のプロフェッショナル、医師、商社マン、新聞記者、TVプロデューサー、グラフィックデザイナー」といった、さまざまな職業の「文具上手」12人に、「普段の文具術を徹底インタビュー」した内容のようです。
ご声援ありがとうございました!
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