2014年02月14日
『淑女のはらわた 二村ヒトシ恋愛対談集』二村 ヒトシ,犬山紙子,小明,川村エミコ,まんしゅうきつこ,荒牧佳代,はあちゅう,ジェーン・スー

淑女のはらわた 二村ヒトシ恋愛対談集
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、当ブログでも『すべてはモテるためである』をご紹介したことのある、二村ヒトシさんの対談集。女性陣の恋愛観を拝見するにつけ、色々と勉強になりました。
アマゾンの内容紹介から(伏字はGoogle対策です)。
『すべてはモテるためである』『恋とセッ●スで幸せになる秘密』の著者、A●監督の二村ヒトシが7人の恋愛淑女たちと語りつくした対談集。
ストレートなモテテクではないですが、モテたい男性なら「一読の価値アリ」です!

Love / Lel4nd
【ポイント】
(以下敬称略)■犬山紙子
男性の癒し力って本当に大事だと思います。犬とかを撫でていると、子供に母乳をあげているときと同じ母性愛のようなものが出るって聞いたことがあるんですけど、それは犬じゃなくて彼氏を撫でていても出るんですよね。で、そのときは確実に幸せな気分になるんですよ。撫でさせてくれるのを許してくれるだけでも女性は相当癒されると思うんです。ところが、だいたいの男性は「俺はぺットじゃない」って感じで、そこを受け入れてくれないんですよ。
■小明
家族って、難しいですよねえ。心の穴とか、性に対して二の足を踏んでいる状態も、ぜんぶ親に原因があるはず! そう思うと、ちょっと責任転嫁できて気が楽になりましたよ。父親がもう亡くなってるので、とりあえず父親のせいにしておこう。
■川村エミコ(たんぽぽ)
たとえば私が半身不随になったら彼は私のことを面倒見てくれるかって考えると、そんなわけはない。そのときだけの欲望だって分かっているんですけど、受け入れてくれた一瞬を女子は欲しかったりもするんです。そうすると流されちゃうし、呼ばれたら行くし、抱いてくれるイコール愛してくれている、って勘違いしちゃう。ほかに抱いてくれる人なんていないし、その数時間が幸せだったらいいと思って、どんどんドツボにはまるんです。
■まんしゅうきつこ
私は本当に思い込みが激しくて、たとえば今日初めて会った二村さんが、どういう育ち方で、どういう仕事をしているって2割を知ったとするじゃないですか。でも残りの8割は知らないですよね。そうすると家に帰ってから、残りの8割を自分の妄想で補完しちゃうんですよ。そうすると二村さんが100%の存在になって、こんな理想的な人はいないと思ってしまうんです。
■荒牧佳代
(浮気を)我慢している人は無理です。私じゃないとダメだってなってる姿を見たら、お付き合いできます。だって我慢している男性に「浮気はダメ」って言っても、しますもの。そういう意味では、気持ちが通って"私だけ"という確証を得た相手にしか強制はしません。そうじゃないと単なる"支配"ですから。
■はあちゅう
遊び人でイケメンのチャラい人が好きなんです。そういう男性は女性の扱い方を知っているわけですよ。そういう人たちを好きになってしまう癖があって、そうすると、そんなに大事にはしてもらえない。でも自分の中の顔へのコンプレックスとかが解消されるんです。"私の好きなイケメンが好きな私"ということで、私がイケているんじゃないかって錯覚するんですよね。
■ジェーン・スー
痩せたときの話に戻りますが、言い寄ってくる男性の心の中の「やれるボックス」みたいなものに、自分がコトッて落ちる音が聞こえたような気がして、ギョッとしたことを覚えています。初対面の男性でも、お会いした瞬間に「やれる!」ってボックスに入れられたことが分かるんです。その箱に入れられた途端、グイグイ迫ってきて電話番号を聞かれるとか、友達ではなく知人レべルだった男性が色めき立つとか、ビックリするようなことばかりで。そういう男性は、やるためだけだから会話も死ぬほどつまらないんですよ。
【感想】
◆今回、7人の女性陣の発言から、ピンと来たものをピックアップしてみました。ただ、何と言うか、必ずしも、彼女たちが一番言いたかったことではない可能性は高そう。
「あんだけ話してて、そこかよ!」みたいなw
もし、ご本人や関係者の方が当エントリーをご覧になることがあっても、どうかお許しを。
一応、一般的なことよりは、その人のパーソナリティに迫る発言を優先したツモリなのですが。
◆それより、こうした女性陣の発言を受けて、二村さんが「すごくいいこと」言ってたりするものの、丸ごと割愛している方が問題かも(ヲイw)。
というのも、今回、丁度女性陣が「7人」ということで、「1人ひと言」スタイルに落ち着いてしまったワケでして。
……いや、自分が載ってなかったら、イヤじゃないですか、普通。
本来、付箋の数から言ったら、何人かの特定の人に集中した(ワタクシ的には)んですけど、それは各自でご確認頂きたく。
本書でも何度か言及されていたこの本を、読んでみたくなりました。

恋と●ックスで幸せになる秘密
◆今回の7人は、必ずしも恋愛強者というワケではなく、むしろ恋愛コンプレックスとの戦いだった人もちらほら。
もちろん、こうして対談相手として指名されている位ですから、皆さん個性は強くて、その分「この人たちの事知っても、モテるようになるのかYO!」と思われる読者の方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、表面的には個性的でも、一皮剥いたら「普通の女性」だったりする人もいたので、そういう意味での「普遍性」の勉強にはなりました。
ある特定の人だけは、中身も個性的すぎて、本書の「はじめに」によると、二村さんも「下手に分析しようとしてもダメだ……」とも思わせられたそうですがw
◆ちなみに、今日はバレンタインデーです(今さらw)。
まさに今日、この二村さんと、我らが(?)宮台真司さんとの講演会があって、先日まで当日券があったのですが、今はキャンセル待ちのようですね。
宮台真司×二村ヒトシ『男女素敵化』講演会 | 日仏共同テレビ局フランス10 france10
宮台さんもかなり深いところで、男女の関係について考察されていますが、本書における二村さんも負けてはいません。
しいていうなら、「心の穴」のお話が何度も出てくるのがアレですが、対談相手が皆さん別ですし、それぞれの「心の穴」も違うものなので、致し方ないかな、と。
当ブログの読者の多くは男性なので、激プッシュはしにくいのですが、女性の方にはお薦めしたいワタクシ。
「よりよい恋愛」を目指したい方へ!

淑女のはらわた 二村ヒトシ恋愛対談集
犬山紙子
小明
川村エミコ
まんしゅうきつこ
荒牧佳代
はあちゅう
ジェーン・スー
【関連記事】
【モテ】『すべてはモテるためである』二村ヒトシ(2011年01月14日)【モテ】『高学歴男はなぜモテないのか』犬山紙子(2013年09月03日)
【ブランディング?】『自分の強みをつくる』伊藤春香(はあちゅう)(2012年08月26日)
【未婚女子必読!】『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』ジェーン・スー(2013年10月12日)
【編集後記】
◆今回、対談に来て欲しかったなー、と思ったアルテイシアさんの新作。
オクテ男子のための恋愛ゼミナール
実はリアル書店でチェックしたところ、前半部分がGoogle先生的に「アウト」な内容だったので、ご紹介は断念しましたが、本来こういう本も読むべきかと。
ご声援ありがとうございました!
この記事のカテゴリー:「モテ・恋愛」へ
「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
スポンサーリンク
この記事へのトラックバックURL
●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。
当ブログの一番人気!
10月12日まで
10月12日まで
9月28日までのところ一部延長中
Kindle月替わりセール
年間売上ランキング
月別アーカイブ
最近のオススメ
最近の記事
このブログはリンクフリーです