2014年02月08日
【育毛】『やってはいけない頭髪ケア』に学ぶ7つのNG

やってはいけない頭髪ケア (青春新書インテリジェンス)
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」でも取り上げた、注目の(個人的にw)1冊。ヘア・カウンセラーとして、マスメディアにも登場されている、板羽忠徳さんの「育毛指南本」です。
アマゾンの内容紹介から。
このやり方を知らなければいくら育毛シャンプーを使っても効果なし!努力をムダにしない頭髪ケアの決定版。薄毛家系にもかかわらず、還暦を過ぎても髪の毛フサフサ!全頭脱毛症をも治してきた、とっておきのケア方法。
今回は特に「やったらイカン」ことを7つ抜き出してみましたので、ご覧ください!
【7つのNG】
■1.シャンプーする時、指の腹でこすらない
July 1-7. 2011 / osseous
たしかに爪の先で洗うと頭皮を傷つけてしまうため、おすすめできません。ですが、爪で傷つけないように指の腹で洗うのも正解ではないのです。なぜなら、指の腹でこすることで「新生毛」も一緒に引き抜いてしまうからです。(中略)
正しい洗い方は指の腹ではなく、指頭(ピアノやパソコンのキーボードを押す部位、爪先と指腹の中間部分)をしっかりと頭皮にあてること(20ぺージ参照)。頭皮をこすって洗うのではなく、指をあてたまま頭皮ごと動かすように洗うことが大切なのです。
■2.育毛剤をつけてもすぐマッサージしない

Deep Tissue Hair Massage / tiswango
育毛剤をつけてゴシゴシこすったほうが浸透している感じがします。ですが、じつは育毛剤を塗布して延ばすために軽くマッサージしたら、数分間はマッサージをしてはいけません。育毛剤を塗り込んで、すぐにマッサージをしてしまうと、せっかく浸透していく育毛剤を毛穴から押し出してしまうことになってしまうからです。
■3.育毛剤を付ける前に頭皮を乾かさない

Hair / shikiro famu
また、育毛剤をつける前はドライヤーなどで頭皮を乾かさないでください。これは乾いたスポンジの上に水をたらしても吸い込まないのに、一度水に漬けて絞ったスポンジに水をたらすと、スーッと吸い込んでいくのと同じ原理です。乾いた頭皮より水分を含んだ頭皮の方が育毛剤は浸透しやすいのです。
■4.白髪は抜かない

second grey hair / theogeo
では白髪を抜くとどうなるのでしょう?
抜いたときは白髪がなくなったように感じるでしょう。ですが、前述したように頭には1つの毛穴からは数本の毛髪が生えていますので、その白髪を抜いたときに毛根の組織が少し破壊され、隣の毛根にも影響します。すると、抜いた毛の後に生えてきた毛の隣の毛もメラニン色素をつくらなくなってしまい、かえって増えてしまうこともあります。白髪を抜くと白髪が増えたと感じるのは、このような場合です。
■5.ナイロンブラシで渇いた髪をブラッシングしない

/ dno1967b
このとき、毛髪の表面にはプラス(+)の電気が帯電します。この電気は毛幹を通り、毛乳頭に達すると、皮膚内部の電気はマイナス(−)のためショートし、毛髪と毛乳頭との間に細かな気泡が発生するようになります。
この時に発生している静電気の電圧は、条件によっては数千ボルトから2万ボルト以上にもなっているのです。
■6.海藻ばかり食べない

Seaweed Salad / coolmikeol
海藻類を食べていれば「ハゲにならない」とか、「毛が生えてくる」「髪が黒くなる」などといわれています。ですが、残念ながら直接の効果があるというものではありません。(中略)
海藻を積極的に摂るよりも、血液や毛髪をつくるタンパク質や、皮膚の新陳代謝を活発にし、細胞活性を助けるビタミンB2(緑黄色野菜など)や、B6(レバー、まぐろ、かつおなど)などのB群を多めに摂るようにしましょう。
■7.神経質にならない

Streeter Seidell, Comedian / Zach Klein
ある調査によると、薄毛になりやすい人の約80%が神経質タイプだったといわれています。その関係は、毛髪が感情の動きに大変敏感に反応するため。怒れば毛が逆立つように、精神的な苦悩や緊張感が長く続くと、毛乳頭に通っている毛細血管が萎縮して栄養不良状態になったり、皮膚の免疫力が落ち毛根の活性も低下してしまいます。すると髪の毛の生産も低下してしまうのです。
【感想】
◆本書の著者である板羽さんの著書としては、当ブログでは以前、こちらの作品をご紹介したことがあります。
20歳若く見える頭髪アンチ・エイジング (講談社プラスアルファ新書)
参考記事:【ハゲ予防】『20歳若く見える頭髪アンチ・エイジング』板羽忠徳(2012年07月05日)
1年半近く前に出た新書でありながら、中古でまだこの値段ということは、なかなかの人気だと思われ。
テーマ的に本書は、この作品とほぼ同じである以上、「ネタかぶり」は避けられないところです。
実際、上記の1番目の「指の腹でこすらない」といったお話のほか、割愛した中でも、シャンプーの選び方やマッサージの仕方等については、ネタ的に重複気味(本書では、腕や首のマッサージは収録されていませんが)。
それもあって、今回のエントリーでは、特に「NG」について掘り下げてみた次第です。
私も上記1番目はさておき、2番目、3番目あたりは、真逆なことをしておりました(ダメじゃん)。
◆ところで板羽さんの特徴として挙げられるのが、上記でも触れた「ヘッドマッサージ」。
当ブログでご紹介している2冊(本書含む)以外にも、こんな本を出されています。

組み手頭皮マッサージで 髪が増えた! 生えた! (別冊宝島 1967 ホーム)
こちらは、まだ出て1年ほどしか経っていないのに、またもや中古にプレミアが付いている模様。
内容的には、今回割愛しまくった「組み手マッサージ」が、写真付きで解説されているようです(本書にも写真は収録されていましたが)。
◆ところが、この本が出た後に、あくまで「頭皮マッサージは『やらないよりはマシ』レベル」と主張する、こんな本が登場。

間違いだらけの薄毛対策 (経営者新書)
参考記事:【薄毛?】『間違いだらけの薄毛対策』麻生 泰(2013年08月29日)
こちらの著者は、AGA治療の医師である麻生 泰さん。
他にも「ヘッドスパで発毛はしない」「育毛シャンプーのほとんどが効果なし」「頭皮の汚れや皮脂は、直接の薄毛の原因ではない」と言った具合で、従来の施術や商品をメッタ斬りにしております。
「AGA治療医師」であるがゆえの「ポジショントーク」的な面は否定できないものの、上記著作は薄毛に悩む方なら一読の価値はあると思われ。
◆というわけで、本エントリーは、本の内容をご紹介しつつも、プッシュしているかと問われると、ちと微妙になってしまいましたw
ただ、育毛シャンプーや、頭皮マッサージに効果がまったくないのなら、ここまで市場として大きいのは、解せないところ。
現に私は、本書を読んでから、頭皮マッサージを復活させております(←単純w)。
やはり頭皮が硬くなったところから、頭が薄くなってる気がするんですよね……。
薄毛に悩む方なら、要チェックです!

やってはいけない頭髪ケア (青春新書インテリジェンス)
第1章 なぜ頭髪ケアをしても効果がでないのか?―やってはいけない頭髪ケア14のケース
第2章 頭髪ケアを始める前に、頭皮・頭髪のことを知っておく!―頭髪の「生理」を理解しなければ、努力もムダになる
第3章 髪の毛をよみがえらせる頭髪ケアの基本―シャンプー方法を見直すだけで、髪はみるみる元気!
第4章 頭皮・頭髪を健やかに保つ生活習慣―頭髪寿命を長くする方法から白髪との付き合い方
【関連記事】
【ハゲ予防】『20歳若く見える頭髪アンチ・エイジング』板羽忠徳(2012年07月05日)【薄毛?】『間違いだらけの薄毛対策』麻生 泰(2013年08月29日)
【健康】『見た目が若いと長生きする』に学ぶ7つのポイント(2010年10月13日)
【若くても使える?!】『40歳からのモテる技術』青木一郎(2010年10月04日)
【編集後記】
◆本書によると、亜鉛は毛の成長を促すのだそう。
DHC 亜鉛 60日分
ただし、摂りすぎもよくないそうなので、摂取量にはご注意を。
ご声援ありがとうございました!
この記事のカテゴリー:「健康」へ
「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
スポンサーリンク
この記事へのトラックバックURL
●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。
当ブログの一番人気!
Kindle月替わりセール
年間売上ランキング
月別アーカイブ
最近のオススメ
最近の記事
このブログはリンクフリーです