2013年12月12日
【全16冊】未読本・気になる本(2013年12月12日)
CC Reads Sirota / kwbridge
【はじめに】
◆今日お送りするのは、2週に1度の「未読本・気になる本」のエントリー。今回は、本当に久しぶりに、前回からちょうど2週間でお届けすることができました。
とはいえ、期間が短くなったにも関わらず、年内最後の追い込みなのか、気になる本が大杉の巻。
悩んだ末に16冊に絞り込んでみましたので、ご覧くださいマセ!
【未読本・気になる本、全16冊】
カリスマは誰でもなれる (ノンフィクション単行本)
米国で話題のカリスマ論のバイブル、ついに上陸。リーダーシップの専門家として、スタンフォード大学、イェール大学、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、国連などで講演を続けてきた著者。今、世界が求める「影響力」の源泉を明らかにする―。
◆内容紹介だけ読んでも、今ひとつ良く分からなかったのですが、目次を見る限り、結構TIPSが豊富なよう。
……これは「カリスマ書評系ブロガー」を目指すために、読んでおくべきかw
奇跡の職場 新幹線清掃チームの働く誇り
『新幹線お掃除の天使たち』で話題沸騰―3K職場だったTESSEI(テッセイ)が、世界最強の「おもてなし集団」に変わるまで。
◆私はタイミングを逸して読んでないのですが、同じTESSEIを扱った『新幹線お掃除の天使たち』は10万部超のヒットとなったのだそう。
今回は、そのTESSEIの秘密を「仕掛け人」自ら語るだけに、より一層深みがありそうです。
1日に10冊の本を読み3日で1冊の本を書く ボクのインプット&アウトプット法
出し惜しみせずにアウトプットすることで、大量のインプットができるのだ。千田流大量インプット&アウトプットの極意。
◆相変わらず多作な千田さんなのですが、こういう「知的生産系」の著作は気になるところ。
たとえ本を書かない私たちでも、得られる点はありそうです。
桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか
34歳ときに三菱商事からサンリオに入社した鳩山氏。
海外でのライセンス事業に注力した結果、欧米での収入が大きく伸びたことで(営業利益の90%以上は海外)、会社の営業利益は5年で約3倍、時価総額は約7倍に。
その実績をかわれ、2013年6月には39歳にして、DeNAの社外取締役に抜擢。
鳩山氏は一体、どのようにして桁外れの結果を出し続けているのか。
その秘訣を具体的に伝授。
◆スイマセン、私は全然存じ上げなかったのですが、著者である鳩山さんは、ハーバードでMBAを取られてらっしゃる方のようです。
なお、版元が幻冬舎さんなので、今週末とかの日経に、ドーンと広告が出ていると予想w
文系の僕はテレビ視聴の革命めざし家電メーカーを起業した
エンジニアではない、それどころか文系元ダメ人間だった著者が、その喜びや苦しみも含めて自ら綴ったベンチャー起業記。
◆著者の保田さんは、「24時間90日分最大8チャンネルのテレビ番組を録画でき、スマホやPCで視聴できる家電製品『ガラポンTV』を開発し、ヒットを実現したというお方。
その『ガラポンTV』も、現在は「参号機」としてアマゾンでも売られています。
グロースハッカー
フェイスブック、ツイッターなど、世界を変え、大成功を遂げた企業には「グロースハッカー」と呼ばれる人たちが必ずいる。
彼らは最小限の投資で、驚くべき成果を上げる。
これまでの製品開発やマーケティングを変え、たった数年で、数千万、数億ユーザーをつかみとる。
シリコンバレーの華麗で地道な「リーン・スタートアップ」的手法を紹介。
◆翻訳本というと、和書より値段が高いのが相場ですが、本書はやや薄いこともあって、お財布に優しいお手軽価格。
解説では、日本の事例としてクックパッドと人気家計簿アプリ「Zaim」の、「グロースハックの具体的な取り組み」を紹介している、とのことです。
数学的決断の技術 やさしい確率で「たった一つ」の正解を導く方法 (朝日新書)
人生は決断の連続だ。
ギャンブルからはじまって自らの進路を決めるとき、重要なプロジェクトを進めるとき、投資の意思決定……。
本書はこうした数々の決断を数学的手法をもとに合理的に判断していこうという試みである。
数式が苦手な文系でも大丈夫!
◆著者の小島寛之さんは、数学や統計学の著作を数多く出されてらっしゃるお方。
数学が苦手なワタクシですが、上記によれば「数式が苦手な文系でも大丈夫」とあるので、ちょっと期待しておりますw
しらずしらず――あなたの9割を支配する「無意識」を科学する
「無意識」を知れば、苦手なことも克服できる!?
あの『ヤバい経済学』を超える知的興奮がこの1冊に!
◆本書の著者であるレナード・ムロディナウ氏は、以前『たまたま』を出されたお方。
あの「『ヤバい経済学』を超える」なんて言われたら、読まざるを得ないでしょう!
仕事で「会社の数字」の大切さに気付いたら読む本
本書では、豊富な図版と具体的な事例を交えながら、売上や費用、粗利益などの「会社の数字」を「仕事」へ落とし込む方法を、会計の専門用語を極力排除して解説します。
オリジナリティ溢れる解説で定評のある著者による、会計以前の「会計超入門書」です!
◆本書の著者は、以前「カリスマ税理士が執筆のために100冊会計本を読んだ中からガチでオススメする5冊」の中で登場する、『儲けにつながる「会計の公式」』を書かれている岩谷誠治さん。
今回の作品も、かなり分かりやすそうな匂いがプンプンしますw
新装版「LOVE理論」
恋愛マニュアル市場に「金字塔」を打ち立てた名著が「新装版」として生まれ変わりました。
『LOVE理論』(大和書房)、文庫版『「美女と野獣」の野獣になる方法』(文春文庫)を加筆修正し、ITなどを駆使した新たな理論を加えたものが本書『新装版LOVE理論』になります。
◆いや、てっきりこの本(というか改訂前のバージョン)、「ネタ」かと思っていたんですが、意外とマジだったよう。
今般出た「新装本」は、「最新ITツールを駆使した恋愛理論「IT理論」、実践する難易度は高いが、すべての女性を必ず魅了できる「ハードルアゲアゲ理論」、彼氏のいる女性を振り向かせる恋愛理論「天下人理論」と、理論もさらに盛りだくさんなので、「モテ本好き」ならこれも要チェックですね!
一瞬で人に好かれる6つの秘密――なぜ、あの人の周りにだけ人が集まるのか?
本書原題「Click(クリック)」は、日本人にとってはパソコン用語ですが、英語圏では2つのものがカチッとハマる音を指す言葉として用いられています。
転じて、ビビッとくるような恋愛体験、すべてが上手くはまっているというコントロール感覚を示します。
本書では、そんな「人が他人や雰囲気に一瞬ではまり、溶け込むとき」の不思議なメカニズムを解き明かします。
◆フォレストさんとは思えない(?)装丁に、「あれ? 何か騙されてる?」と思ったのはナイショでw
アマゾンのページにかなり情報が掲載されていますので、そちらにてご確認を。
ヤバい予測学 ― 「何を買うか」から「いつ死ぬか」まであなたの行動はすべて読まれている
予測分析(プレディクティブ・アナリティクス)とは、膨大なデータ群を活用して人々の行動を予測すること。マーケティングから医療、保険まで多くの分野に導入され、早期退職は寿命を縮める、ベジタリアンは飛行機に遅れないといったことまでわかる。本書は第一人者が書いた、エピソード満載の一般向け読み物。
◆阪急さんによる「『ヤバ経』シリーズ」(?)の最新刊。
「統計学」というと、難しめの本が多い中、この本は「エピソード満載の一般向け読み物」だそうなので、お気軽にどうぞ。
満員電車にサヨナラする方法 ~時間と場所にとらわれない新しい働き方~
◆アマゾンにも版元にもまだ情報がないのですが、著者の秋好陽介さんは、「ランサーズ株式会社」の社長さん。
それはさておき、推薦者のちきりんさんの名前の方が大きく記載されているのが、いかがなものかと……。
答えは箱から逃げ出すこと ― 最も危ない「男子正社員・文系四大卒」がグローバル時代を生き抜くためには
外国人社員とうまく付き合うことも含めてグローバル人材になるにはどうしたらいいのか、本書では、著者自身やグローバルに活躍する著者の知人たちがやっていることの中で、最も大切な1つのこと(「箱から逃げ出すこと」)に、焦点を当てて、そのことを実現するための具体的な方法について1つずつ詳しく解説する。
◆キャメル・ヤマモトさんの新作は「グローバル対応」のお話。
私自身「男子正社員・文系四大卒」の1人なので、まだ会社員をしていたら、他人事ではなかったハズ。
「もっと読みたい」と思わせる文章を書く
週刊朝日編集長、朝日新聞論説委員をつとめた著者が実例をもとに、「他人に最後まで読まれる」ポイントを丁寧に解説。「うまい」「おもしろい」「感動した」……あなたの書いた作品に読み手の反応が変わる。そんな読む人の心を惹きつけるエッセイを書いてみたい、という人のための実践的な一冊。
◆エッセイとは違うものの、内容的に、ブロガーにも役立ちそうだと思って選んでみました。
「この本では、『読まれる』ことに重点を置いた『エッセイの書き方』を、分かりやすく説明してあります」という一節が心強いです。
「絶望の時代」の希望の恋愛学
非モテ、負け犬、草食系男子、アイドルブーム、「非婚」……「不幸な時代」の男と女を、ミヤダイが斬る! 人間関係と社会に絶望している君に贈る、恋愛と社会の教科書。
◆電子書籍『宮台真司・愛のキャラバン』に大幅な加筆/編集を加えた、紙書籍の新刊。
ぶっちゃけ、『宮台真司・愛のキャラバン』を読むために私はKindleを買ったような男なので、この本は絶対買います!
【編集後記】
◆今回のおまけは、雑誌『週刊SPA!』のKindle版。週刊SPA! 2013 12/17号[雑誌] (週刊SPA!)
紙版だと若干高い上に「2500円以上のまとめ買いでないと入手できない以上、この選択肢はアリかな、と。
ご声援ありがとうございました!
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