2013年12月09日
【モテ】『もっとモテたいあなたに』に学ぶ7つのNG
もっとモテたいあなたに 女はこんな男に惚れる (文庫ぎんが堂)
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、女性向け官能小説作家である大泉りかさんのモテ本。書き下ろし文庫本ということで、コストパフォーマンスも高いのも魅力の1つです。
アマゾンの内容紹介から一部引用。
実はいま、恋愛は男性が有利なんです。だから彼女をつくるのはすごくチャンス。女の「好き」はいろいろだから、モテない男はいないんですよ。
あなたがモテるためにできることと無理をしなくてもいいこと、女たちは男のどこを見ているのかを、女の視点で書きました。
今回はその「女性目線」からのダメ出しを7つ選んでみたので、ご覧ください!
【ポイント】
■1.『少年性』が強いとモテない?わたしの周りの『ずっと彼女がいない男性』『長い間、セ●クスをしていない男性』にひとつ共通していえることがあります。それは『少年性』が非常に強いことです。(中略)
そもそも、恋愛というものは、相手に好意を持たせなくてはいけないのに、「女の子が満足するおしゃれな店を知らない」とデートの時の店選びを放棄したり、「カッコつけても仕方ない」といつも男友達といく激安チェーン居酒屋に連れていったり。女からして、「惚れさせるつもりあるの?」と疑問を持ってしまう行動を取りながら、「モテたい」と言われても、なんとアドバイスしていいやら……。
■2.「俺に言わせりゃ○○だね」は禁句
たしかに女の話は、脈絡がなく、つらつらとしたオチがないことが多いです。しかし、職場の愚痴だったり、女友達の悪口は『同意してもらいたい』から話しているのです。それを否定されて、あげく「俺に言わせりゃ○○だね」と上から目線で斬られては、面白いわけがありません。
『俺』がどんだけ偉いのか、どこからの目線で言っているのか、と女の気を損ねること間違いなしの危険ワードです。
■3.ギミックの利いたファッションは危険
以前、女友達と、彼氏にして欲しい格好の話になった時に、「着て欲しくない」とい、つ意見を最も集めたのが和柄デニムでした。(中略)
とんがり靴も悪名高い一品。ホストやキャッチ系の男性が好んで履くせいか、ただでさえ安っぽいイメージ。なのに、ダメージ加工や、スタッズなどがつけばつくほど、ダサさがアップしていく魔法の靴です。
装飾性がアップすることでダサくなるのはTシャッも同じです。チャックや紐やラインストーンは、付けるだけ逆効果の無駄な飾り。特に胸元を編み上げるタイプのシャツは評判最悪です。
■4.不潔の神は末端に宿る
ぱっと見で不潔だなと思う人の特徴は、袖、襟、裾が薄汚れていることが多いです。特に丈の合ってないデニムの裾を引きずっていたりすると、「トイレの床でも引きずってそうで不潔」に感じられます。(中略)
爪も要注意です。まさかいないと思いますが、爪の間に黒いゴミが溜まっている……ってないですよね。
■5.デート代より趣味のモノを優先しない
玩具やレコード、本、電子機器など、男性のマニア的な収集癖。
「自分の稼いだお金でやってるんだから……」と尊重する気持ちが持てるか持てないかは、『その男性が自分にきちんとお金を使ってくれるか、くれないか』に関わってきます。
「レアなレコードを買ったから、今月は金がなくてどこにも行けない」「プレミアのついているスニーカーは買うくせに、デートは割り勘」など、「趣味のモノ>わたし」となると、女性は途端に不満を言うもの。(中略)
価値のわからない人に、いくらその価値を伝えようとしても無駄であると諦めて、趣味のモノにお金を使えぱ使うほど、デートやプレゼントもきちんとして、『彼女に関しても、手を抜いていない感』を演出しましょう。
■6.「好きな女性」にグラビアアイドルを挙げない
「どんな女性が好き?」と聞かれた時などにA●嬢やグラビアアイドルの名前をあげるのは止めましょう。
もちろん、若くて可愛くてスタイルのいい女性に惹かれるのはわかりますが、それ以上に『人を外見だけで判断する薄い人なんだな……』と思われてしまいます。同じ理由で、10代のアイドルの名前を出すのも止めておいたほうが無難です。(中略)
もしも、30過ぎの女が、理想のタイプとして、ジャニーズのタレントや、若手のイケメン俳優の名前を出したら、がっかりしませんか? それと同じことです。
■7.「オタク」であることをモテない免罪符にしない
オタクの『濃ゆい人たち』の多くがなぜモテないか、というと、『オタクであること』がアイデンティティーになってしまっているからです。そして、『オタク』である自分を卑下しながらも『オタク』ほどの知識を持っていない普通の人をバカにしている。しかし、その一方では、普通に恋愛ができている普通の人のことを羨望してもいる。
が、それを認めることは、プライドに関わってくるので、「自分は『非モテ』だ」とカテゴリつけ、世の中にそういうカテゴリがあり、仲間がいることに安心を覚えているのです。ようは『オタク』であるあなたがモテないのは『オタク』だからではなく、『オタクであることを、モテない免罪符にしている』からです。
【感想】
◆思い当たるフシのある方には、ちょっと耳痛かったかもしれません。ただ、こんなのは序の口(?)で、第2章では丸々「女性が嫌う6つの性質・振る舞い」について言及。
「自己中心的」
「自意識過剰」
「怖い」
「不潔」
「こだわりが強い」
「コミュニケーションが取れない」
という6つのカテゴリごとに、5〜9個の具体的な言動等を列挙しています。
当然本書では、上記ポイント以外にも大量に収録されていますので、まずはこちらからチェックして頂きたく。
◆一方第3章では、「出会いの場所」や「女性のタイプ」ごとの、望ましいアクションについて解説しています。
なんでも著者の大泉さんは「男女の出会いのスポットに潜入して、その実情をレポートする」という連載を3年半も続けていたのだそう。
なるほど、聞いたような話ではなく、実体験に基づいているだけあって、バッサリ斬ったりしてらっしゃいます。
例えば「料理合コン」は、幹事がメンバーを集めるワケではないので、相手の属性がバラバラ。
「それだったら、むしろ料理教室に通った方が、たくさんの女性に出会えるのでは?」というのは、確かに言えているかも……。
また、いわゆる「街コン」では、「できるだけモテる人」とコンビを組んだ方が、自分が引き上げられて、断然有利なのだとか。
◆さて、今回は「NG」中心だったので、モテネタを1つご紹介。
私が全然知らなかったのが、『壁ドンキス』。
これは、壁に女性を押し付けて、強引にするキスのことで、ティーンズラブや女性向け官能小説では「定番」なのだそう。
「壁ドンされると、きゅんとする」という女性は多い……って、「イケメソに限る」ような気がしないでもないですがw
本書でも「ホテルに入ったらすぐに、彼女をドアに押し付けて……」と書かれているので、「そういう関係になれたら」効果があるのだと思われ。
◆さらに、女性の大好きなデートスポットが挙げられていましたが、これはネタバレ自重で(スイマセン)。
自然に手を握ったり、肩を寄せたり……ヒントを挙げると、今の時期だと効果倍増なトコロです。
なお、今回はテーマ的に割愛してしまいましたが、巻末の二村ヒトシさんとの対談も読み応えアリ。
このパートは、若干「ヤルこと」にフォーカスされている(「女性から見て『罪のないヤリ●ン』キャラになれば、ヤレる」等w)気がしないでもないですが、こまけーこたー(AA略。
女性に惚れられたいなら要チェックで!
もっとモテたいあなたに 女はこんな男に惚れる (文庫ぎんが堂)
第1章 女は、よくわからない生き物です
第2章 女の「好き」はいろいろ、「嫌い」はひとつ
第3章 女が男に惚れる境界線
第4章 あなたは愛される男です
大泉りか×二村ヒトシ対談「恋され男子よりも愛され男子」
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【モテ】『すべてはモテるためである』二村ヒトシ(2011年01月14日)
【編集後記】
◆大泉さんとの対談で登場された、二村ヒトシさんのモテ本がこちら。すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)
レビューは上記関連記事にて(単行本時のレビューになります)。
ご声援ありがとうございました!
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