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2013年12月04日

【モテ】『カジュアル好感度アップセミナー』久保田卓也


カジュアル好感度アップセミナー (アルファポリス文庫)
カジュアル好感度アップセミナー (アルファポリス文庫)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先月当ブログでも『大人のための私服の教科書』を取り上げた久保田卓也さんが、以前出版されたモテ本の文庫版。

久保田さんは、本業的にはファッション関係の方なのですが、「出身大学が成蹊」だったり、「販売・営業・企画・デザイナー・工場という、全く性格の異なる5者間をつなぐ仕事」をされる中で、コミュニケーションスキルを磨かれたのだそう。

アマゾンの内容紹介から。
会話を盛り上げられるようになりたい…。もっと人気者になりたい…。周囲に嫌われてるかも…。そんな人にオススメの一冊。即実践可能な“好感度アップの方法”を伝授!―人と話をしている最中、ついぼんやりして相手の話を聞いていなかった…。そんなピンチに好感度を下げずに済む方法とは?読んで納得!役立つ知識を豊富な会話展開でわかりやすく紹介します。「人としてモテる」技術が身につく本。

中古の在庫も少ないので、ピンと来たならお早めに!?




【ポイント】

■1.身につけているモノは"変化"をホメる

ふわくしゅショート&ボブ 今旬ヘアカタログ (晋遊舎ムック)

 たとえばへアスタイル。
 美容院に行った翌日は、本人も人目が気になっています。
「おかしくないかな? だいじょぷかな?」
 そんな時に
「あれ、髪切ったんだ? うん、すごくイイね!」
 とホメられれば、誰だってうれしく思います。(中略)
 ココでは、新しく買ったものやリニューアルしたもの、つまり『変化したもの』をすかさずホメるコトが大切です。
 当然、そのためには『普段から周囲の人を良く観察しておくコト』が必須事項となります。


■2.相手の"お気に入り"をホメる


Boutique window / EoinGardiner

 たとえばその人行きつけの洋服屋や雑貨屋、カフェやレストラン、バーなどがそうですね。
 実はこういった"お気に入り"は『その人のセンスそのもの』を体現している、とても重要な存在なんです。場合によっては『その人のステータスシンボル』ともいえるかも知れません。
 そんな"お気に入り"を他人に紹介する時、ヒトは無意識のうちに
「私はいつもこんなにオシャレなお店で服を買ってるの。そんな私ってどう?」
 とココロの奥底で問いかけているものなのです。
 ……どうですか?
『ホメてもらいたい感』がヒシヒシと伝わってきますよね?


■3.食事には気軽に誘う


Date Night Events / Robert Bejil Photography

 基本的に女性は「自意識過剰はカッコ悪い!」という思いが、男性より数段強いものなんです。そのため、
「もしかしてこの男、私のことスキなんじゃない?」
「あーこのヒトなんか下心あって誘ってる!」

 などとは、よっぽどのコトがない限り思わないんです。
 よく
「女性側にへンに思われらどうしよう?」
 という思いがジャマして思い切った行動に出れない男性がいらっしゃいますが、ほとんどの場合コレは取り越し苦労に過ぎません。むしろこんな心配こそが、男性側の自意識過剰なんじゃないかと思います。


■4.「5つのあいづち」を駆使する

うなずきん いろどりver. Kuchinashi
(1)肯定「うん」「あぁー」「そうそう」「へえー」
(2)疑問「なんで?」「いつ?」「だれが?」「どこが?」
(3)確認「ほんとに?」「マジで?」
(4)否定「うそだぁ」「それはないよ」「ありえない」
(5)感嘆「へえー!」「なるほど!」「うそー!」「スゲェじゃん」

(詳細は本書を)


■5.おごられベタには無理におごらない


Moro, bill, cash - Hellenic Republic / avlxyz

 ところが相手が後者(おごられべタ)である場合は、無理やりおごっても好感度アップには絶対につながりません。
 なぜならこの場合、相手の心理的には
「理由もなしに他人からおごられるのは変! ヤダ!」
→「あーあ、いいですって言ってんのに……気持ちが悪いなあ」
→「店出たらキッチリお金返しとこ。モヤモヤを引きずリたくないし」

 こういう人の中には、おごってもらったコトが"恩"としてではなく、"気持ちの悪い借リ"として残るだけなんです。
 結果、おごってくれた相手にも"感謝"よりも"キモチワルイ"が印象づけられてしまいます。


■6.物事を"オトコ基準"で判断しない

視線集中 超マイクロミニ スカート ムチムチ 透け コスチューム ブラック[HS108]

 男性は物事をよく"オトコ基準"で判断してしまいがちです。
 例えば女性が「私、足太いからなぁ」などというと、
「えーなんで、全然平気だよ! そのままでイイじゃん!」
 とか言っちゃったりします。
 おそらくはその女性に対するフォローのつもりなのでしょうが、残念ながらそのセリフにはあまり効果がありません。
 少なくとも、当の女性本人にとっては。


■7.アプローチはガッツカない

一休さん~母上さまシリーズ~第1巻 [DVD]

 よく、恋愛ハウツー本などにこんなコトが書いてありますね。
『狙ったあのコは"ジラし"て落とせ!』
 みたいな、ちょっと気恥ずかしい常套句が。
 よく勘違いしてるヒトがいますが、この使い古された言い回しは
「女性はジラされるのが好き」
 というコトを言ってるのではありません。
 コレは正確には
「男性からしてみたらジレったくなるくらいノンビリしたアプローチが、女性にとってはむしろちょうど良い」
 というコトを意味しています。(中略)
 男性にとってはごく普通のぺースでも、女性からしてみれば、
「そんなにガッツクなっての」
 なのです。


【感想】

◆本書は実は、冒頭でも触れた『大人のための私服の教科書』とほぼ同時に購入していました。

ところが、少々古い本でもありますし、新刊を優先して読んだりご紹介していたりしたら、ほぼ半月経過。

挙句の果てには、上記ポイントの1番目は「ウザい」などと言われております。

「髪切った?」←ウザい / はてな匿名ダイアリー

もっとも上記リンク先を書いたのはおそらく男性ですし、女性に対してなら、効果はあると思われ。


◆なお上記ポイントの4番目は、あまりに割愛し過ぎたので、本書の事例を簡単にご紹介しておこうかと。

カッコ書きがあいづちになります。
「……でね、まだ仔犬だから、そこらじゅうでトイレとかしちゃうの(うそ、マジで?)、もう超大変で(あぁ、臭いとかあるしね)、私に子供ができたらこんなんなのかなーとか思っちゃって(うん)、でもでもメチャメチャかわいくって(へぇー!)、ホントに食べちゃいたくなるの!(それは言い過ぎだろ!)
これらのうなづきをポイントの例に則して分類すると、順に「確認」「肯定+」「肯定」「感嘆」「否定」

ちなみに「肯定+」とは「あぁ」「臭いとかあるしね」という「同意の一言」を加えたもので、「より強い肯定」を演出しています。

もちろん、「肯定」以外の4つのうなづきにも、この「同意の一言」を加えることは可能。

単なるうなづきだけなく、この『うなづき+(プラス)』も実践したいところです。


◆また、個人的に反省したいのがポイントの5番目。

私の場合「とりあえず奢っておけばいいや」的に、見境なく奢っておりました。

それで実際にプラスに働くケースは多かったですし、悪くてもイーブン(何とも思わない)だと考えていましたが、人によってはマイナスになっていたとは。

最近の若い人たちは、私の世代とは違って、男女の間でも「割り勘」が多いようですし、ますます「気持ちの悪い借リ」を作っていたのかもしれません(反省)。

本書には、こうした「おごられベタ」向けの対処法が触れられていましたので、どうしてもおごりたい方は要チェックで。


◆ところで、本書が出版されたのは2008年4月ですから今から5年半前、単行本ですと2005年11月ですから8年前ということになります。

なのに、この手の本としては珍しく(?)、いずれも絶版にはなっていない模様。

しかも2009年5月には、こんなオーディオブック版まで出ております(これも絶版になっていません)。

[オーディオブックCD] カジュアル好感度アップセミナー (<CD>) (<CD>)
[オーディオブックCD] カジュアル好感度アップセミナー (<CD>) (<CD>)

これは結構、本としてのクオリティが確かだからではないでしょうか?

難点を言うなら、上記ポイントでもお分かりのように「改行多め」なのですけれど、うなづける点は多し。


リーズナブルな価格で入手できるならオススメです!

カジュアル好感度アップセミナー (アルファポリス文庫)
カジュアル好感度アップセミナー (アルファポリス文庫)
1.ホメて、好感度アップ
2.“意外性”が好感度をアップする
3.誘えば上がる好感度
4.初対面の異性と“会話”せよ
5.あいづち上手は聞き上手
6.おごり上手はモテ上手
7.イジって上げろ!好感度
8.スキンシップのススメ
9.ピンチの時こそ好感度
10.“カワイイ”を理解して好感度アップ
11.切り札は“おなら”
12.やすい男、にくい女
13.ウソでも上がる好感度
14.もっと!ホメて、好感度アップ


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【モテ】『モタク モテるオタクになる恋愛ガイド』アルテイシア(2012年05月29日)


【編集後記】

◆ちょっと気になる本。

ヒンシュクの達人 (小学館新書 192)
ヒンシュクの達人 (小学館新書 192)

北野さんの著作は、当ブログでは未紹介なのですが、この本は結構面白そうです。


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