2013年11月10日
【モテ】『結婚できない理由は、統計で答えがでている』山田由美子
結婚できない理由は、統計で答えがでている
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、(株)お見合い塾主宰・山田由美子さんによる、「婚活指南本」。結構前の「未読本・気になる本」の記事で結構人気だったものの、品切れ後なかなかアマゾンに入荷せず、こんなに遅くなってしまいました。
アマゾンの内容紹介から。
婚活経験者の生の声を多数収録。TV出演多数の婚活アドバイザーが教える、最短距離で結婚するための教科書。データが語る意外な真実とは?
……なんかもう、アマゾンのページが充実し過ぎていて、小冊子レベルじゃないかとww
【ポイント】
■1.結婚相談所の男女比は、4対6!?誰もがパソコンを使う時代ですから、ネットワークはどんどん広がりました。16ページの図を見ても、結婚相談所の登録人数は増えつづけていることがわかります。その結果、かつて圧倒的に男性が多かった会員数の比率は、逆転しました。結婚に真剣に向き合う女性がぐんと増えたからです。会員数の男女比は、今や4対6と言われています。
■2.男性の年収と年齢差の関係
相手の女性を選ぶ目安…年収が高ければ高いほど、若い女性と結婚できる可能性が高まります。年収÷10O=自分との年齢差の下限(例)年収300万円なら、自分より3歳下まで
年収500万円なら、自分より5歳下まで
年収900万円なら、自分より9歳下まで
■3.お見合いの申し込みを受けてもらえない「負の7パターン」
(1)年収が少ない
(2)容姿
(3)学歴
(4)親と同居している
(5)田舎に住んでいる
(6)身長が低い
(7)預金額が少ない
(詳細は本書を)
■4.写真は写真スタジオで撮る
「お見合い写真」を、かっこよく撮るだけで、婚活を有利に運べます。
写真スタジオでの撮影代をケチって、自宅の居間などで撮影すると、どうしても表情が暗くなります。また、背景には部屋にあるリモコンやティッシュなど、所帯じみたものが写り込んでしまう可能性があります。たくさんの婚活男性のプロフィールを見ている女性は、
「なんだか、冴えないなあ」
「写真スタジオできちんと撮っている人もたくさんいるのに、この人はやる気がないのかな」
などのわるい印象を持ちます。
■5.女性による「私が断った理由」〜初対面篇〜より(抜粋)
1位 話が合わなかった、黙ったまま話してくれなかった
2位 見た目がイメージと違った
3位 清潔感がなく、だらしなかった
4位 印象が暗かった
5位 ほかに交際中の男性がいるが、その人よリいいと思えなかった
(続き並びに対策は本書を)
■6.検索条件を広げてみる
お見合いがなかなか成立しない……。そんなときには、いつもの検索条件を少しだけ変えてみると、お見合い成立の可能性が高まることがよくあります。
たとえば、希望年齢を1歳プラスしてみましょう。それだけで、検索時のヒット件数がぐっと増えるはず。また、住所を隣県にまで広げてみてはいかがでしょうか。女性は、プロフィール欄に「全国転勤どこでもOKです」と書き込んでいる人もいます。そんな女性に申し込んでみるのも有効です。
■7.お見合い後、食事に誘ってみる
お見合い開始後、40分くらい経過したら、さらりと聞いてみてください。
「この後、お時間ありますか?」
ここで、
「はい、あります」と答えたら、あなたに興味を持っている、もっと話したいと思っていると踏んでもよいでしょう。
理由もなく、即座に「ありません」と言われたら、残念ながらあなたにあまり興味を持っていない可能性大。ただし、お見合いを1日に2回組む人もいます。本当に残念そうに、
「ごめんなさい、本当は行きたいのですがどうしてもこの後は予定があって……」
といった場合は、この限りではありません。
【感想】
◆まず本書のタイトルにも登場する「統計」について。一応「公的なデータに基づく」ものと、山田さん主催のお見合い塾でのアンケート等の「公的なデータではないもの」が混在していて、多少微妙な部分はありましたが、概ね予想通りでした。
例えば、年収別未婚率。
「厚生省人口問題研究所」の「人口問題に関する意識調査」(1995)に基づいてグラフが作成されているのですが、男性の場合、「年収が多い方が結婚には有利」になっています。
下記リンク先では、同じデータを表にまとめて下さっているので、ご参考まで。
誠天調書: 人口問題研究所 1995 「第2回人口問題に関する意識調査」
……18年前のデータしかないのがアレですが。
◆なお、これに関連しているのが、上記ポイントの2番目の「男性の年収と年齢差の関係」で、年収が高い男性ほど、若い女性と結婚しています。
ちなみに、この計算式にはオプションがあって、公務員なら「公務員ステータス」によって、+2歳下までの女性と結婚できる可能性が高まるのだそう。
つまり「35歳で年収500万円の公務員」ならば、「基準5歳下」に「公務員ステータス」の2歳が加わって、7歳下の28歳までの女性になります。
もう1つ、「医師・弁護士ステータス」なら、さらに+5歳下まで……って、その職業でないとまったく関係ないですねw
◆一方、アンケートから導き出されているのが、上記ポイントの5番目等。
普通の恋愛では、断った理由を相手に明らかにすることはあまりないものの、お見合いの場合と、セッティングした仲人に告げられることが多いのだとか。
上記では上位5番目までですが、本書では13位まで収録し、さらにその「傾向」と「対策」までも完備。
さらに「交際篇」では、2回目以降で「断った理由」を10位まで列挙しています。
ぶっちゃけ、自分がどれに該当したのか分からないとダメですけど、思い当たるフシがあれば、ぜひご参考まで。
◆そして最終章である7章では、男性会員による「婚活体験談」が。
初めてのお見合いで出会った女性と、交際期間2ヶ月で成婚した人もいれば、3年間で1000人の女性に申し込んだ末に婚約した人もいました。
後者の男性の場合、1000人に申し込んでいるのですが、実際にお見合いをしたのがたった50人ですから、まずお見合いまで辿りつくのに5%という狭き門。
妥協しないで高望みしていた可能性はありますけど、よく心が折れなかったものです……。
◆本書は、著者の山田さんが「お見合い塾」の塾長だけあって、「お見合い讃歌」というか、ポジショントーク的な部分が目立つのは致し方ないところ。
お見合いの場合、「スペック重視」になる傾向が強いですから、ハナから他の戦場で戦うことをお考えの方には、本書は必ずしも「救世主」にはなり得ないでしょうし。
ただ、たとえスペックが低い方でも、上記ポイントの4番目にあるように「お見合い写真の出来を良くする」ことは「1度やっておけば未来永劫効果がある」と言う意味では、コストパフォーマンスが良いと思われ。
お見合いをしなくとも、SNSなり出会い系(?)なりで、その写真を使えばいいわけですから。
本気で結婚を考えるなら、お見合いも悪くないカモ!?
結婚できない理由は、統計で答えがでている
1章 統計から見える「男が婚活市場で有利な理由」
2章 婚活アドバイザーが教える「結婚できない男」とは?
3章 「結婚までの流れ」を知っておく
4章 婚活市場で活動する男性と女性のタイプは、大きく違う
5章 秘女性が「断った理由」から学ぶ
6章 女性の「どの部分」に注目すべきか
7章 婚活体験談「結婚できた! 」人はどうやって結婚したのか
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【編集後記】
◆昨日の「未読本・気になる本」の記事には収録できませんでしたが、ちょっと気になる本を。ドラクエ式自分の強みを知る冒険
内容紹介の冒頭の「ある日、朝起きたら勇者になっていた・・・ 」で吹きますたw
ご声援ありがとうございました!
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