2013年11月07日
【健康】『世界一カンタンな疲れのとり方』植森美緒
世界一カンタンな疲れのとり方
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、健康運動指導士である植森美緒さんの健康指南本。植森さんと言えば、丁度昨年の今ごろ、著作の『1日1回背伸びするだけで人生と体形は変わる』が当ブログで大人気となった方です。
アマゾンの内容紹介から。
ゆらす、伸ばす、力んでから脱力。この動きだけで、なぜスッキリ?重要なのは“気血のめぐり”。たった7秒で、疲れやすい体が激変!!
実際に私も試してみて、効果がありそうだったものを中心にレビューしてみます!
【ポイント】
■1.「ゆらす」をおすすめする3つの理由1つ目は、労力的にとてもラクであること。(中略)
2つ目は、「ゆらす」と、体の深層にある筋肉もほぐせること。表面から押したり揉んだりしても、体の奥にある筋肉をほぐすのはなかなか難しいですが、「ゆらす」なら、それが可能です。
3つ目は、テクニックいらずであること。自己流のマッサージだと、どうしても高いリラックス効果を得にくい傾向がありますが、体をゆらすことに、テク二ックは必要ありません。
■2.「力んでから脱力」が効くワケ
凝ってかたくなっている筋肉に思いきり力をこめることで、そこに血が集まってきます。そして、その後一気に脱力することで、不要になった血液が戻っていきます。そうして滞っていた血のめぐりがよくなるのです。
たとえば、息を思いきり吸った後は、自然に息を吐いてしまいます。筋肉を強く緊張させると、その反作用で筋肉がゆるむというわけです。
■3.頭の疲れをとる「頭皮手のひらマッサージ」
耳の上あたりに、手のひらの付け根を押しあて頭皮全体をゆらす。頬のたるみを引き上げ、円を描くようにほぐしながら、耳の後ろあたりまで動かし、気持ちよいと感じる位置をほぐす「頭皮手のひらマッサージ」は、個人的にもっともお気に入りのマッサージです。目の疲れとりで紹介した「こめかみゆらし」と似ていますが、こちらは、指ではなく、手のひらの付け根全体を使って、頭皮全体をより大きくゆらすように行います。
■4.首の疲れをとる「考えてるふりストレッチ」
頬づえをつき、頭を傾けて首の後ろの皮膚を引っ張って伸ばす意識であごを大きく引き、気持ちがいいと感じる角度で伸ばす。反対側も同様に首を左右に傾けると、伸びる場所も変わってきますし、首を大きく倒すほど肩も伸びてきます。頭の重みにまかせるように上半身も倒すと、背中まで伸ばすことができて、とても気持ちがいい動作です。
■5.肩の疲れをとる「両肩ギュッとすくめ」
肩を耳に近づけるようにめいっぱいすくめて、7つ数えたら一気に脱力する基本は、疲れをとりたいところにぶるぶると筋肉が震えるくらい力をこめること。ピンポイントで肩をすくめることで、効率よく疲れをとることができます。首を後ろに倒したり、横に倒したり、肩を後ろに引きながら持ち上げたりと、疲れているところに血を集めるつもりで、いろいろと試してみてください。
■6.足の疲れをとる「フリフリ両足ゆすり」
両足を地面につけた状態で、膝をできるだけ小刻みに左右にゆする。または、従来の貧乏ゆすりでかかとを上げ下げするいわゆる貧乏ゆすりは、上げたかかとを上げ下げさせますが、意外と難しく、またやや疲れるので、足の裏全体を地面につけた状態で膝を左右にゆする方法を試してみてください。滞った下半身の気血のめぐりを促しましょう。
■7.背中は丸めてはいけない
姿勢や生活動作で体に負担をかけないために知っておくべきは、背中の使い方です。そして、肝に銘じておきたいNG動作は「背中を丸めること」です。ぜひここを覚えておいてください。(中略)
ちなみに、前かがみになる場合の動作ではいやでも腰に負担がかかりますから、壁に手や膝、背中やお尻など体のどこかをつくことで、負担は分散させることができます。支えてくれる点が増えれば、使える筋肉も増え、腰や膝の負担を軽減できることをぜひ覚えておいてください。
【感想】
◆本書で紹介されている「疲れの取りかた」は、大きく分けて3種類ありました。(1)ゆらす
(2)伸ばす
(3)力んでから脱力
上記ポイントで言うと、3番目と6番目が「ゆらす」、4番目が「伸ばす」、そして5番目が「力んでから脱力」に該当。
というか、「伸ばす」はストレッチですし、「力んでからの脱力」と言うのは、疲れた時に「うーん」と大きな伸びをして、脱力するのがそうですから、普段からやり慣れていることです。
◆では「ゆらす」はどうかと言うと、実は我が家では、私がヨメをマッサージする際、うつ伏せになった彼女の両足首を持って、左右にゆすっているのでした。
もちろん、それだけではなく、普通のマッサージもしてあげるのですが、背中や腰のコリは、この「ゆらす」をするのとしないのとでは大違い。
ですから、まず先に「ゆらす」のが、我が家の常識(?)となっております。
私も人から聞いてやっていたのですが、上記ポイントの1番目にあるように「体の深層にある筋肉もほぐせる」のだとは。
自分自身、実感があったので、上記ポイントの3番目と6番目も、心なしか効いているようなw?
◆また、ポイントの7番目の「背中を丸めてはいけない」というのも、心当たりがあるお話。
実際、私も幼い頃のムスコを、背中を丸めたまま持ち上げようとして、見事ギックリ腰になったことがありました。
こういう事故を防ぐためには、まず背すじを伸ばして、腰を落とすことが大事。
さらには、上記にもあるように、壁に体のどこかをつけることで、負担を分担させられる、とのことです。
/ ̄ ̄ ̄ \
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/ 。<一>:::::<ー>。
| .:::。゚~(__人__)~゚j あの時この事を知っていれば……。
\、 ゜i⌒i.⌒´,;/゜
/ ⌒ヽ.ノ ノ'"´(;゚ 。
/ ,_ \ l||l 从\ \
と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.
ベシベシベシ
◆なお、今回の記事は、「疲れをとる」マッサージは4つしかご紹介できませんでしたが、本書には合計20以上収録されていますのでご安心を。
いつも通り「どれか1つでも効果があれば、元はとれる」と思われ。
さらに、上記ではテキストのみでお送りしましたけれども、それらのやり方について、ひと目で分かるようイラストも付されております(かなり簡単にですが)。
そして「自分1人でできる」マッサージである点もポイント高し!
私も試してみて、既に少なからず、その「効果」を実感しております。
最近疲れ気味だな、と思ったならぜひ!
世界一カンタンな疲れのとり方
第1章 疲れの原因は「気血のつまり」
第2章 部位別・即効で疲れをとる
第3章 疲れをためない習慣術
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【編集後記】
◆こちらは、一転して(?)時間管理術本。成果が上がる時間マネジメント (日経BPムック スキルアップシリーズ)
アソシエさんの元記事を見逃した方は要チェックですね!
ご声援ありがとうございました!
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