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2013年05月31日

我が子に教えたい『凡人と成功者を分ける「紙一重」の習慣』


凡人と成功者を分ける「紙一重」の習慣
凡人と成功者を分ける「紙一重」の習慣


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、リアル書店で見かけてゲットした成功本。

微妙に装丁が地味なんで、今まで見落としていましたが、これがなかなかのスゴ本でした。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
数々の成功者たちと出会ってきた著者がまとめた、“彼ら"に共通する33のシンプルな習慣。
1つひとつは「ささいな」心がけばかりですが、「ささい」だから見過ごしてしまうのか、「ささい」だからこそ欠かさず実践するのか、その差が、これから先の運命を大きく左右します。
さあ、あなたは“凡人"と“成功者"、どちらの人生を望みますか?

確かに「ささい」であるがゆえに軽視しがちな、「実は非常に大事な習慣」が満載!

そしてタイトルは久しぶりに「ホッテントリメーカー」作でございます。


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【ポイント】

■1.「やりたくないこと」を3分だけ余分にやる


Henley jogs. / markheybo

「プラス3分ルール」というものがある。やりたくないこと、難しいことであればあるほど、あと3分だけ時間をかけようという規則だ。(中略)
 プラス3分ルールはどんなことにも応用できる。
 英語の本をあと1ぺージ読む時間にもなるし、ジョギングにも活用できる。いつもより3分だけ余計に走ってみようと自分と約束した瞬間から、これまでの限界を突破するための努力が始まるのだ。
 プラス3分ルールは努力する癖を身につけるための小さな約束だ。だから好きなことには当てはまらない。努力というのは、嫌いなことをもっとやることを意味するからだ。


■2.一番前に座る


Front row attendants to the ceremony / The Official CTBTO Photostream

 自分の意志で最前列に座って授業を聞くのは、本人だけでなく教える側にとっても、「よい時間を過ごしている」というシグナルを与える。講師は最前列で自分の講義を熱心に聞く受講生からよい印象を受ける。
 受講生はよい講義をしっかり聞くことで講師に感謝し、講師はよく話を聞いてフィードバックを返してくる受講生に感謝する。お互いの呼吸がびったり合うのだ。後列であくびをしている受講生から、そういった呼吸が伝わってくることはない。


■3.携帯電話の待ち受け画面に目標を表示させる


W710i standby / kalleboo

 心理学者によれば、携帯電話の画面に決心や目標をはっきりと表示することは、とても意味があるという。毎日何十回もそのメッセージを確認することで、肯定的な効果をもたらすのだ。
 たとえ目標達成のために何もしなかった日があっても、画面を見るだけで十分だ。そうすることで目標への関心を保ち続けることが、何よりも重要だということを学者たちが主張している。


■4.約束の15分前に到着する


Grand Place, Brussels (Belgium) / John.Karakatsanis

成功した人にとっては、時間が最も価値のある資産となる。
 彼らは時間がどれほど貴重かを知っているからこそ、いまの地位をつかむことができたのだ。また、自分の時間だけでなく、他人の時間も尊重する習慣を持っている。
 夢を成し遂げた人たちをよく見ると、ほとんどの人が約束の時間より15分ほど早く待ち合わせ場所に着いている事実がわかる。もしかしたら、あなたがいつも遅く行くせいで気づかなかったかもしれないが、注意深く観察してみれば、そのような共通点を発見できるはずだ。


■5.自分から大きな声であいさつする


How to greet people / Joe Jones

 一見、何気ないあいさつだが、実は重要な意味がある。あいさつとは人から言われたり怒られたりするからしかたなくするものではない。
 あいさつは相手に対する尊敬の気持ちを表す意思表示だ。「私はあなたを尊敬しており、あなたと共存したい」という意思を伝えるものだ。
 そこには、「私たちはお互いに武器を向けないようにしましょう」という消極的な自己防衛の意思と、「力を合わせて今日も元気に過ごしましょう」という積極的なパイオニア精神の両方が含まれている。


■6.お客さんを出口の外まで見送る


Elevator / joshwept

 お客さんに接するときの出迎えと見送りの適切な比率は、3対7だという。お客さんを迎えるときより、もっと遠くまで見送りをするほうがよいという意味だ。お客さんをオフィスで出迎えたなら、エレべーターの前まで見送り、ボタンを押してあげるくらいがちょうどいい。
 このように、遠くまで見送るのは、将来のために橋を架けるのと同じだ。「今日の出会いは有意義なものでした。また会う日を楽しみにしています」という気持ちを行動で表すのだ。


■7.すべての返事は「はい」で始める

イエスマン “YES”は人生のパスワード 特別版 [DVD]

 上司の提案や指示に対して、ふたつの対応の仕方がある。
 ひとつは、とにかく「イエス」と答えること、もうひとつは「ノー」と言って断ることだ。
 年輩者や地位が高い人たちは、目下の人間から肯定的な返事を聞きたがるものだ。自分が間違っているという事実に直面するのが嫌だと思うのは当然のことであり、恥に思うのだ。
 特に、よかれと思って言ったのに、「まったくわかってないなあ」というような反応が返ってくると、怒りを覚える可能性さえある。たとえそうでなくても、自分のことを軽んじているだとか、仕事をするのが嫌で、言い逃れをしようとしているように受け取られるかもしれない。


【感想】

◆自分でまとめていたら、「耳イタイ」ものばかりで、涙がチョチョ切れました(死語)。

確かに、1つひとつは、それほど「大したことない」(と思いがち)なものばかり。

ただし、「凡人」と「成功者」を分けるのは、他でもない、こうした「ささいな違い」である、というのが本書の主張です。

しかも、これら「ささいなこと」は、特別な能力や財産がいるものではありません。

しいて言うなら、今回は割愛した「毎日違う人とランチを食べる」習慣は、難易度が高そうですけど、それ以外は新社会人でもできるハズ。

後は「やる」か「やらないか」の世界になってくるのだと思います。


◆さて、若干の補足をしておくと、まず上記ポイントの3番目にある携帯電話の待ち受けの件。

ここに表示する目標は「スマート(SMART)の法則」に従ったものにせよ、とのこと。

コンサルタントのSMARTな目標設定法とは? [コンサルタントで働く] All About

例えば「今年の夏は英語をマスターする」ではダメで、「今年の夏はTOEIC700点を達成する」とする必要があるわけです。

もちろん、ここでの点数は上記法則に則り、「実現可能」なものであることは言うまでもありませんが。


◆それと、ポイントの最後の「はい、と答える」件で注意すべきなのが、「私はさっぱりした性格だ。断るならはっきり言ってもらっていいんだぞ」みたいな事をと言う上司。

そうやって言ってくるのは、「断られることに非常に気をつかっている」と、あらかじめ表明していることに他なりません。

ですからここで、ほいきた、とばかりに「ノー」と断ると危険なことに!

本書では『絶対に面と向かって「ノー」と言ってはならない』と、わざわざ忠告されています。

とにかく、いったんは「イエス」で受けるものの、「できるだけ早く検討します」「別の業務が終わり次第とりかかります」という風に、結果的に2度に分けて「ノー」と言うのがキモのよう。

一見非効率的ですが、こうしたやり方が「敵をつくらない」ためには大事なんですね。


◆また、割愛した中で、個人的に実践したいのが「家族そろって朝食をとる」という習慣です。

実際、ハーバード大学医学部の研究によると、家族と食事する子どもが非行に走る確率は、そうでない子どもの10%に過ぎないのだそう。

もちろん、子どもの教育だけでなく、キチンと朝食をとる事で、自らにもメリットがある(詳細は本書を)のですが、平日はブログ執筆の「ニセ残業」等で、夕食を一緒にとれないことが多い我が家としては、朝食にかけるしかありません。

……と言いつつ、仮眠後明け方まで記事を書いていて「あと1時間だけ」と寝てみたり、夜中に記事を書き終わって、残り数時間を睡眠に当てている私にとっては、朝食を家族で取るのはかなりハードル高いです。

ちなみに、この記事を早く書き終えられたら、家族と一緒に朝食が取れるかもしれないんで、実は今、結構必死なんですがw


実践しやすい成功本として、結構オススメ!

凡人と成功者を分ける「紙一重」の習慣
凡人と成功者を分ける「紙一重」の習慣
●締切を2日だけ前倒しにする
●家族そろって朝食をとる
●まず遊ぶ計画から立てる
●エレベーターで「閉」のボタンを押さないようにする
●ご飯の量をひと口だけ減らす
●すべての返事は「はい」で始める
●週に1度は違うルートで出勤・帰宅する
●「見て見ぬふり」をする
●よくない話はメールで送らないようにする
●自分に「ありがとう」と言う

ほか


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【編集後記】

◆ちょっと気になる本。

飲みの席には這ってでも行け! 人づき合いが苦手な人のための「コミュ力」の身につけ方
飲みの席には這ってでも行け! 人づき合いが苦手な人のための「コミュ力」の身につけ方

タイトルは「飲み会」の話のようですけど、それは単なるフックであって、実際はコミュニケーション本らしいです。


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この記事へのコメント
               
『見出し7』を以前から実践しようとして足掻いている五条です。

根っからのネガティブ気質なので、なかなか実践できてません。

物事って本気で成し遂げたい事以外は実現しないので、今日から実践します。

「この本、ちかっぱ欲しかばってんが、金がなかけん買えんとばい。」とさっそくネガティブなことを言ってますね。

こういうところを改善しないと『見出し7』の実践は叶いませんね。

ということで、Amazonアタックしてきます!
Posted by 五条勝 at 2013年05月31日 23:01
               
>五条勝さん

アマゾンアタックありがとうございます(涙)。

7番目の「YES」の件は、ホント非合理的な部分もあるんですが、感情的にはそれが正解なのかな、と。
私自身、父には反発し続けていたので、耳痛かったですが(涙)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2013年06月01日 07:05