2013年03月02日
【お金】『10年後、金持ちになる人 貧乏になる人』に学ぶ、7つの正しいお金の使い方
10年後、金持ちになる人 貧乏になる人
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事では、「当ブログでは微妙なジャンル」と言及していた「お金本」。著者である田口智隆さんは、「お金のカリスマ」としてマネー・カウンセリングで個別相談に乗る一方、セミナー・講演活動をなさっているのだそう。
アマゾンの内容紹介から。
「稼ぐ人」になるか「そうでない人」になるか―。財布を出したその瞬間、あなたはいつもその分かれ道に立たされている。ダメなお金の使い方をしていると、人生はダメになる。
今回はお金の「稼ぎ方」ではなく「使い方」について、本書から7つ選んでみましたので、ご覧ください。
いつも応援ありがとうございます!
【ポイント】
■1.オフィシャルな場面で使うBusiness Meeting / thetaxhaven
私が、「お金を使うと効果的」だと考えるのは、部署での打ち上げや、仲間内で行う歓送迎会など「オフィシャルの場面」だ。
あまり人数が多いと大変だが、部でのこぢんまりとした打ち上げなどには出席し、そこでドンとお金を支払ってあげると良い。(中略)
もちろん、普段のランチや、会社帰りの同僚との飲みの席などプライべート感の強い場合では、いっさいおごる必要などない。(中略)
要は、普段からちょこちょこ無意味なお金を出す人にならず、大事な場面でお金を使える人間になれということなのだ。
■2.学びのない買い物は「浪費」につながる
たとえ100円でも、うまく使えば「投資」になるし、不要なモノを買えば、それは「浪費」になる。
3色ボールぺンなんて1本持っていれば十分で、5本も買ったら「浪費」になる。
しかし、「100円だから、いいや」と、あなどっているから、次に100円ショップに行ったときに、過去の失敗を忘れてまた同じようなモノを買ってしまうのだ。「安物買いの銭失い」とはこのことで、学びのない買い物は「浪費」の繰り返しにつながる。
■3.経費をごまかす人は「稼ぐ人」にはなれない
Accounting / 401(K) 2013
お金持ちは、お金に関して驚くほどキチンとしている人が多い。例外はいるだろうが、私の知り合いはみんなそうだ。
お金を持っているからこそ、経費をちょろまかすなんてセコイことをしなくてもいいんでしょ、という見方もできるが、彼らはビジネスで成功する前から、お金に対して実に清廉潔白であるケースが多い。
お金にキチンとしている人は、ある種の「品の良さ」がある。
そういう人がお金に好かれるというのは、理屈では説明できない説得力のようなものを感じるのだ。
■4.ご褒美は他人からもらう
My reward / the Italian voice
そもそも、ご褒美というのは、何かを成し遂げたり、あるいは結果を出したりしたときに、その評価として他人からもらうものだと思う。
自分がやったことを自分で褒めて、自分でご褒美を買うというのは、あまりにもひとりよがりだと思うのは、私だけだろうか。
評価というものは、どんな場合でも他人が下すものであって、自分が決めることではない。
「かたくるしい考え方! そんなんじゃなくて、ちょっとした自分へのご褒美はモチべーションアップにつながるんだから、いいじゃない!」
そんな声も聞こえてきそうだが、あえて心を鬼にして言うと、そんな甘い考え方をしているうちは、人として成長できないというのが私の持論だ。
■5.他人からの誘いにホイホイ乗らない
SAPPORO racetrack. / MIKI Yoshihito (´・ω・)
誘った側は、自分がそれをやりたいと強く思っているわけだから、自分の時間を生きている人だ。例え、それがギャンブルであっても、自ら望んだことなら、それがその人の幸せなのだろう。
だが、誘われるまま出かけた側は、相手の人生に付き合わされているだけなので、自分の時間を生きているとは言い難い。
自分がやりたいことをしなければ、後で「こんなはずじゃなかった……」と後悔するのは目に見えている。
ムダな時間やお金を使いたくなければ、自分がやりたいことをできるだけ早く見つけて、人に振り回されないようにすることだ。
■6.嫌なことがあったらリセットできる場所に行く
Maid Cafe / dolldalera
人にはそれぞれ、行くだけでテンションが上がる「場所」というのがある。
そこに行くだけで、さっきまで落ち込んでいた気持ちのリセットができるような場所だ。
「秋葉のメイドカフェに行くと、その瞬間に日常の嫌なことがぜんぶ吹き飛んでしまうんですよね!」
以前、そう語ってくれた会社経営者の知人がいる。
ストレスが溜まる仕事をしている彼は、今では毎週のように秋葉原に出かけて行って、メイドたちに囲まれ、リフレッシュしているのだという。
■7.感情のイライラはお金では解決できない
Disgusted Baby / stockerre
「イラッ」とした気持ちのままで、お金を使っても、決して心が晴れることはない。
むしろ、イライラ状態は落ちこんだときやみじめなときとちがって興奮状態なので、お金を使ったからといって絶対に気分が良くなることはない。
家に帰って、すぐ寝てしまうのが一番だ。
イライラは、眠って忘れてしまうしかない。
もしくは、着替えてジョギングに出ることもある。
運動すると、身体に負荷がかかるので、イライラした気持ちを忘れやすくなる。
【感想】
◆今回、下記の関連記事を選ぶ際に、「お金」に関する記事をブログ内検索で探したワタクシ。ところが、「稼ぎ方」の本の記事は山ほど出てきたものの「使い方」の本の記事がほとんどないことに愕然としました。
もちろん、ビジネスというモノ自体が、そもそも「お金を稼ぐこと」と言えないこともないですから、「稼ぎ方」の本が多いのは当然なのですけど、「使い方」については、人から指摘されるまでもなく、分かった気でいたという。
つまり「無駄遣いしなければいい」と。
ただし、それ以上深くは考えていませんでした。
◆それに対して本書は、ほぼ全編を通して「お金の使い方」を指南。
いわゆる「消費」「浪費」「投資」のお金の3つの使い方について、解説しています。
一応説明しておくと「消費」とは「衣」「食」「住」を中心とした、人が生活する上で必要なお金。
「浪費」とは、酒、タバコ、ギャンブル等。
「投資」は何倍にもなって戻ってくる可能性のあるお金の使い方のこと。
そして本書は主に、この「投資」にフォーカスし、何が「投資」に当たるのかを教えてくれるワケです。
◆例えば本書の帯にある事例が、「500円でランチ。あなたはどっち?」という問いで、選択肢が「(A)会社の目の前にあるファストフードでハンバーガーとポテトのセット」と「(B)近くの公園まで散歩して、オーガニックの野菜サンドとコーヒー」というもの。
どちらかが「消費」でどちらか「投資」なんですが、まぁ答えは一応、ネタバレ自重で。
要は、こうした日々のお金の使い方の積み重ねが、将来「金持ちになるか、貧乏になるか」に繋がってくるということ。
いや、本書のタイトルにもサブタイトルにも「お金の使い方」というフレーズがなかったのですが、ここでリンクするんですなw
◆「タバコ」や「ギャンブル」「スマホのゲーム」といった分かりやすいものはさておき、第3章のビジネスシーンや、第4章の人間関係の辺りは、ビジネスパーソンはマストかと。
さらには第5章の「お金の使い方・7のルール」は、少なくとも私は知らない物ばかりでした。
ふむふむ、『嫌な事があったら、「ヤケ買い」せずに「リセットする場所」に行け』とな。
今ならやっぱ、メイドカフェよりフクロウカフェですかねw
@nifty:デイリーポータルZ:フクロウカフェがかなり来てる
上記ポイントの7番目の「イラッとしたとき」のほか「うれしいとき」「みじめな気分のとき」等もあったので、機会があれば私も試してみるつもりです。
ぶっちゃけ、私はお金本はあまり詳しくないので、知らないことが多かったのかもしれませんが、こまけーこたー(AA略
お金も正しく使えば、きっと増えて帰って来るハズ!
10年後、金持ちになる人 貧乏になる人
プロローグ 500円でランチをするなら、あなたはどうする?
第1章 お金の正しい使い方を、あなたはわかっているか?
第2章 豊かな生活をつくるには、お金を「良く」使いなさい
第3章 稼ぐ仕事をする人はお金をこう使っている
第4章 知らないと貧乏になる!? 「ご縁とお金」の法則
第5章 覚えておきたいお金の使い方・7のルール
エピローグ 10年後、高収入になるあなたへ
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【編集後記】
◆これまた気になる本。脳・神経の働きから高める集中力
かなりガチっぽい感じですが、果たして!?
ご声援ありがとうございました!
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