2013年01月17日
【モテビジ?】『成功する男はみな、「女子力」を使う』に学ぶ7つのNG

成功する男はみな、「女子力」を使う 女性社員に好かれる24の法則
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、とある筋からの情報により知った「モテネタ」風味の仕事術本。「男女の性差」を理解することにより、職場で女性に好かれることを目指す、というテーマです。
アマゾンの内容紹介から。
「嫌われてこそ上司」はもう古い!成功するビジネスマンの必須スキルは、「企画力」でも「交渉力」でも「時間術」でもない。女性を味方につけて120%の成果を出す「女子力」だ。
今回は本書の中から「やってはアカン」というNGポイントを7つピックアップ。
自分の会社員時代を思い出してみても、「なるほど当てはまってるな」と痛感いたしました!

【ポイント】
■1.「言行不一致」しない・男女平等を旗印にしているのに、男と女でハッキリ仕事を分けてしまうこうした言動に一貫性がない行動は受け手にとって理不尽であり、その状態で指示されたらたまったものではありません。
・昨日と今日で、言うことが違う
・普段は物わかりがよくても、自分に被害が及ぶとなると途端に保身に回り、部下や同僚を裏切る(中略)
特に女性は、仕事で理不尽さを痛感することが多いため、そのように扱われることを嫌います。また、細かなところに目が行き届いてしまうのが女性ですから、些細な言動まで、ちゃんとチェックしています。
ですから、言行不一致男の評判は、あっという間に女性たちの間で広まるのです。
■2.上司にペコペコしない
強いものに媚びへつらう態度は、「男らしさ」をぶち壊す姿です。女性に好かれるはずがありません。
さらに、上司には平身低頭ペコペコしているくせに、部下には偉そうで厳しいとなると最悪!(中略)
あるいは、同僚の男性が、上司を見かけて駆け寄り、お追従する。戻ってくれば、
「あーあ、ゴマをするのも疲れるなあ」と態度を豹変させていたら、とてもそんな男性に好感を持つことなどできません。彼が自分の上司ともなれば、強い軽蔑心が生まれます。
■3.男性だけで固まらない
男性だけで固まるような姿勢は、男の村社会をつくるもとです。
そして、男だけでコソコソと話していると、男の村社会ぶりが女性たちにピンと届いてしまいます。
結果、どうなるかというと、女性たちはそんな男性たちを相手にせず、女の村社会づくりに専念します。そして、男性・女性間のつながり、コミュニケーションがうまくいかなくなり、仕事環境も仕事自体も悪い形になるわけですね。
■4.勝ち負けにこだわらない
例えば、男性であるあなたが、部下の女性から「意見」をされたら?
普通なら、ふむふむと話を聞くでしょう。
しかし、あなたの意見と違う面が多々出てきた時、ふと心の中に「違うな」「わかってないな」という苛立ちや呆れを覚えることはないでしょうか?
さらに、相手の言い分のほうが正しいと認めざるを得ない場面になったら……素直に彼女の意見を取り入れられるでしょうか?(中略)
女性がきちんと意見や提案をしてきた時、それはあなたを打ち負かすためではありません。男性のように勝ち負けなど考えていないのですから。
女性と意見を交わす時には、勝ち負けの概念を捨てることが肝心です。
■6.お礼のタイミングを逃さない
お茶くみ、雑用を頼んだ時。愛想よく「ありがとう」「おー、早いね」などと、いつも一声かけていますか?(中略)
その場で、すぐに、一声かけるのが礼儀です。
女性はよく、「言葉にしてくれないとわからない」と言いますよね。女性は、極端に言えば、「その時」を生きているのです。男性のように結果主義ではありません。
ですから、「その時」に小さなお礼の言葉がないと、不満が積もっていっていつか爆発、ということにもなりかねません。
■7.「言わなくてもわかるだろう」は通用しない
女性は、まず結果(結論)を立ち上げ、そこから逆算して論理的に計画を立てていくことは苦手です。理論志向を好まず、快・不快や充実・幸福といったことを重視するので、やるべきことがはっきりしていないと、混乱してしまいます。
そんな特徴を持っている女性に、いまがだ男社会である会社の通念を汲み取れ、というのは過剰な期待。
「こんなこと、言わなくたってわかるだろう」「細々と言われなくても、きちんとやれ」といったことは、女性にはとてもツライ課題なのです。
【感想】
◆このブログでも何度か書いてきたように、私は新卒で入った会社で、配属早々「男女の先輩同士の対立」に巻き込まれたことがありました。その結果、同じ課の女性(先輩&同期)とは、ほぼ1年近く「他人行儀」で過ごすことに。
一応「仕事として」頼んだことであれば、「仕事として」やってはもらえたものの、それはあくまで「仕事だから」であり、アフターファイブに一緒に何かする、ということもありませんでした。
……そもそもアフターファイブどころか、鬼のように仕事が溜まっていて、残業しまくる私の横を、女性陣が定時で帰るのが常でしたしw
これぞまさに、上記ポイントの3番目で言うところの「男の村社会」状態。
当時はビジネス書を読む、という習慣がなかったため、先輩も私もどうしたら良いか全く分かりませんでした。
◆ちなみに「和解」(?)のきっかけは、「その男性の先輩の異動」というあくまで「偶然」によるもの。
代わりに異動で入ってきた男性の先輩が、ぶっちゃけあまり仕事ができず、私がさらに「一人で何でもやらざるを得なくなった」ため、さすがに女性陣にも仕事を振らざるをえなくなりました。
それも、今までだったら振るにしても「これは仕事なんだからやって当然」という態度だったところを、「やって下さい、オナシャス(涙目)!」と下手に出たのが良かったのかと。
しかも、新しい先輩というのが、デリカシーがないタイプで、おまけに若干セクハラ系の人だったので、むしろ「その先輩 vs 私+女性陣」になったというw
ちなみに、本書では「デリカシー」や「セクハラ」についても当然触れられているのですが、当たり前過ぎるので割愛しております。
◆問題は、「セクハラ」のように分かりやすい要素でなくとも、女性に嫌われる要因はいくつもある、ということ。
例えば上記ポイントの6番目の「お礼のタイミング」のように、ほんの「些細な事」であっても、場合によっては命取りになりかねません。
それも、私たち男性にとっては、「言われないと分からないこと」だったりするのが怖いです。
当時の隣の課には、比較的女性社員の扱いの上手い男性の先輩がいましたが、その先輩でさえ、本書に収録されている1つの「地雷」を踏んでいたため、未だ独身だったり(多分これが1番大きいと男性の私でさえ思います)。
◆本書はこのような「女子に好かれるための法則」を24個収録。
「男性だけの職場」ででもない限り、男性ビジネスパーソンなら、一応目を通しておくのが良いのではないでしょうか。
それぞれの法則ごとに「ケーススタディ」という架空の事例が掲載されているのですが、男性陣がまったく気が付いていない理由で、優秀な女子社員がやる気を失ったり、短期間で辞めてしまったりしており、愕然としたワタクシ。
もっとも、自分の過去を思い返すに、女性陣に総スカンを食らったり、陰で変なあだ名をつけられる男性社員が他人事じゃないんですがww
「女子力」を使いこなせずに出世はありません!

成功する男はみな、「女子力」を使う 女性社員に好かれる24の法則
序章 生まれ持った「男女の違い」とは?
第1章 女性社員に好かれる方法を知っていますか?
第2章 こんな男性社員になっていませんか?
第3章 女性の「ヤル気」を下げていませんか
第4章 デキる男性がやっていることとは?
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【編集後記】
◆『プロフェッショナルサラリーマン』の俣野成敏さんが新刊を出されるよう。
入社3年目までに知っておきたい プロフェッショナルの教科書
前作はかなり濃厚でしたし、こちらも期待しております。

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