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2012年12月17日

【モテ】知っておきたい「男性脳のトリセツ」4選


A Man and a Woman

【本の概要】

先日ご紹介した、黒川伊保子さんの『キレる女 懲りない男』

これが結構評判で、Twitter等でも言及されている方が多かったです(ありがとうございました!)。

ところで、あの記事は「女性脳」のお話。

「じゃあ、『男性脳のトリセツ』はどうなの?」という声がちらほらあったので、簡単にまとめておきます。


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【「男性脳のトリセツ」4選】

■1.思いやりで、愛を測らない
 察して、フォローしてくれること。優しい共感の言葉をかけてくれること。私たち女性は、これを「思いやり」と呼ぶ。
 しかしながら、残念なことに、男性脳には、この機能はついていない。標準装備ではなく、経験で培うオプション機能なのである。だから、思いやりなんかで、男性脳の愛を測らないことだ。


■2.不満があったら、率直に言ってみる
 男性脳は、女性脳ほど、とっさに相手の事情を見計らわない。男性脳は、事実、無頓着だ。(中略)
 そんなとき、憤ってなじったりしないで、あっさり、「悪いけど、こうしてくれる? これからもね」と言えばすむだけだったりする。
 コツは、会話を「なんで、わかってくれないの?」から始めないことだ。このセリフで始めてしまうと、ことは複雑になり、意図が伝わらずに、わだかまりを残すだけになる。
 要は、気持ちをわかってもらおうとしないこと。してもらいたいことを率直に伝えることだ。


■3.優先順位で、愛を測らない
 女性脳は、大切な人のことを、常に最優先に思う。依怙贔屓も甚だしい。当然、彼氏や家族のことは、最優先で考慮する(たまに、それよりも自分のことを優先することもあるけれど)。なのに、男子ときたら……というわけである。
 男性脳の優先順位は、女性脳のそれと逆。遠くの縁ほど時間を割く。だから、優先順位で愛を測らないことだ。「男友達との飲み会を、彼女との約束よりも優先する」ようになって初めて、本当の「俺の女」になったってことだもの。


■4.とりとめのない話をしない
 空間認識能力の高い男性脳は、他人の話を聞くときも、空間認識のスキームを使う。すなわち、「この話の目的(ゴール)はどこ?」「いくつのポイントがあって、きみは今、いったいいくつ目をしゃべっているの?」という聞き取り方。ゴール志向型だ。
 ゴールが常に念頭にある以上、話の道筋がそれてゴールを見失うのは苦痛である。ましてや、そもそもゴールがない話はありえない。


【感想】

◆冒頭で述べたように、本書の前回の記事については、色々な感想が寄せられました。

ブコメやTwitterで見る限り、女性の方は、おおむね「納得」「あるある」といったもの。

一方男性の方は、「知らなんだ」という肯定的なものから、「理解に苦しむ」という否定的なものまでさまざま。

ただ、「モテ本マニア」としてひとこと言うなら、「正しいか」「正しくないか」で論じると、納得できない点が多々あることは認めるものの、じゃあ、「自分が正しければ、相手が惚れてくれるのか?」という……。

特に、カップルになる前に「自分が正しい」ことを証明したところで、何も得るものはないわけですから、「そういうものか」と素直に対応を取った方が「モテ」には近づくと思います。


◆そこで今回の「男性脳のトリセツ」。

前回「理解に苦しんだ」方(おそらく男性)も、今回はおそらく納得して頂けるのではないかと。

逆に女性の方にしてみたら、それこそ「ありえない!」話なのかもしれません(私は男性なので分かりませんが)。

ただ、女性の方は、こういう理解でいると、カップルとして長続きしますし、フリーであれば、おそらく「モテ」ます。

もっとも、これらはおもに「減点ポイントを防ぐ」手立てであって、「加点ポイントを稼ぐ」ものでもないかもしれませんが。


◆ですからむしろ、男性の方が「こういう点は女性は理解していないんだ」と認識して女性に接したら、それこそ「モテテク」w

例えば、上記トリセツの1番目の「思いやり」の具体的な行動として挙げられるのものの1つが、事故を未然に防ぐための「エスコート」。

これを「察して動く」のは難しいものの、あらかじめ「足元を気づかう」シーンである「車の乗り降り」「階段の上り下り」「椅子に座るとき立つとき」の3シーンだけ注意してエスコートすれば、あら素敵w

著者の黒川さんは、こういう作業を「任務」として息子さんを育てたため、前回の記事でも書いたように、息子さんは「80代のおばあちゃんと歩くときも自然とエスコートする」のだとか。

……そりゃモテます罠w


◆本書収録の「男性脳のトリセツ」は全部で13個。

どこまでニーズがあるのか分からないので、今回は4つだけに留めましたが、気になる方(特に女性?)は本書にてご確認を。

少なくとも、上記4つを「知らなんだ」と思われた方は、マストかも。

また、「知ってる」トリセツであっても、心理面ではなく「脳の仕組み」からアプローチしているのが、本書の大きな特徴だと思います。

実際、上記トリセツの4番目の「男性はとりとめのない話が苦手」というのが、空間認識能力に関係があるなんて、初めて知りましたよ(マジで)。


まだ未読の方なら、ぜひ!

キレる女 懲りない男: 男と女の脳科学 (ちくま新書)
キレる女 懲りない男: 男と女の脳科学 (ちくま新書)
第1章 脳には性差がある
第2章 恐るべき女性脳―女性脳の取扱説明書
第3章 切ない男性脳―男性脳の取扱説明書
第4章 齢を重ねてゆたかになる―年齢脳の取扱説明書


【関連記事】

【モテ】スゴすぐる「女性脳のトリセツ」7選(2012年12月12日)

【モテ】「ベストパートナーになるために」ジョン・グレイ(2007年08月09日)

【女性必読!】「ベスト・パートナーになるために」ジョン・グレイ(2007年08月14日)

【モテ】『女性を味方にする言葉、敵にする言葉』伊東 明(2011年03月04日)


【編集後記】

◆未読と言えば、やはりこの本も未読の方は「マスト」でしょう。

ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた (知的生きかた文庫)
ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた (知的生きかた文庫)

レビューは上記関連記事にて。


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