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2012年11月12日

【存在感】『がんばるよりも、まずは一目置かれなさい:ビジネスと人間関係で軽く扱われない基本』岬 麻紀


がんばるよりも、まずは一目置かれなさい:ビジネスと人間関係で軽く扱われない基本
がんばるよりも、まずは一目置かれなさい:ビジネスと人間関係で軽く扱われない基本

【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、フリーアナウンサーである岬 麻紀さんのコミュニケーション&仕事術本。

本書では「なぜか周囲から一目置かれる人」の秘密を探り、そうなるべくアドバイスが展開されております。

アマゾンの内容紹介から。
一目置かれる人は、仕事や人生のあらゆる局面で優位に立つことができ、結果を出せる。どんな集団・組織にも共通する、居場所を確保し味方を増やすセルフ・プロデュース&人間関係術。

周りと差はないはずなのに、どうも上司から評価されない、とお感じの方なら要チェックです!


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【ポイント】

■1.相手の大変さを理解してほめる
「わあ、うれしいです。ここのお菓子おいしいですよね、でも荷物になって大変だったでしよ。本当にありがとうございます」
 人は結果をほめられるのもうれしいのですが、そこに至るまでの過程や気持ちを汲んでもらえると、もっともっとうれしく感じます。
 単に「ありがとう」と言われるよりも、買ってくるまでの手間や大変さを理解してもらえたほうが、喜ぴが大きいのです。


■2.「先手」を取る
何事も「最初に」「自分から」を心がけると、気持ちに余裕が生まれ、自分自身が気後れせずに済むのはもちろん、好印象を勝ち取って自分に有利な局面を作り出すことができます。

 たとえば、一番に出社したり、待ち合わせ場所に相手より先に着くことは、段取りを考える余裕を生み、心理的優位に立つことができます。待ち合わせで相手が先に席についているのを見て、「まずい」と気後れして焦ってしまい、何となく主導権を握られてしまった……という経験は誰にでもあるはずです。


■3.「パッケージ」で考える
 相手の信頼を勝ち取りたいときは、仕事や人間関係を「パッケージ」でとらえることをおすすめします。

 私たちの生活や仕事は、さまざまなパッケージで成り立っています。たとえば、「食事」というパッケージは、「いただきます」で始まり、「ごちそうさま」で終わります。どちらが欠けてもだらしない印象になってしまいます。(中略)

 忘れがちなのは「始まり」より「終わり」です。せっかく先手を取ってがんばっても、終わりが抜けてしまうと尻切れトンボになり、印象が薄く、悪くなってしまいます。


■4.句点や句読点で目を合わせる
 目を合わせるのが苦手な場合は、1センテンスの区切りである「。」や「、」のときだけトライしてみましょう。
 話しはじめは、何を話そうかと考えているので、なかなか相手の目は見ることができないものです。そうしたら、「。」や「、」のほんの1秒だけでも目を合わせてみてください。あとは自然にやわらかく、相手の眉間あたりに視線を外していてもかまいません。


■5.お辞儀はあいさつを言い切ってから
企業のマナー研修や大学生向けのセミナーで、みなさんに「まずあいさつしてみましょう」とうながすと、約9割の方が、頭を下げながらメリハリなく「よろしくお願いします」とあいさつしています。
 これではあなたが言葉を発している間、相手から見えるのはあなたのつむじだけ。顔は一切見えませんし、声もモゴモゴと小さくしか聞こえません。言葉のもつ意味と、あなたの気持ちを正確に届けることができないのです。


■6.名刺交換は「名刺」ではなく「目」を見る
 初めて会う方とごく当たり前におこなっている名刺交換も、少し意識を変えるだけで「仕事がデキそう」という印象を相手に与えることができます。
 ポイントは、「名刺」ではなく、相手の「目」を見ることです。(中略)

 重要なのは名刺そのものではありません。主役はあくまであなた自身です。
 それなのに、多くの人は名刺の交換作業に追われてしまいます。


■7.「自分の情報」+「質問」をセットにして話す
せっかく話しかけても会話が広がらない……という経験をしたことはありませんか?
 こういうとき、私は「自分の情報」+「質問」をセットにして話しかけ、相手との共通点を探すようにしています。相手のことだけ一方的に根掘り葉掘り聞く「職務質問型」の会話は、気持ちのいいものではありませんし、自分の惰報を先に開示することで、相手も答えやすくなるからです。
 提供する自分の情報は「出身」「仕事」「趣味」「最近見た映画や読んだ本」の4大情報が王道です。


【感想】

◆ぶっちゃけた話、上記に列挙したポイントが1つもクリアできなくても「一目置かれる」ことは可能だと思います。

ただしそのためには圧倒的な「実力」なり「業績」なりが必要だと思われ。

かくしてこれらを兼ね備えられない場合は、小さなことを積み重ねていく必要があるワケです。

本書ではそれを「微差が大差になる」と表現。

つまり、小さな日々の言動や仕事を「正確に」「丁寧に」積み重ねていくことを推奨しています。


◆典型的なのが、上記ポイントの5番目や6番目。

いや実際、頭を下げながら挨拶をしたり、名刺交換で目を合わせない人は多いです……って、自分もそうだったの巻w

逆に、自分でイメージしてみても、しっかり挨拶を言い切ってからお辞儀をした方が、好感度大!

本書では、この一連の挨拶の仕方について他にも詳しく解説がされていますので、ぜひご確認を。

挨拶は、通常最初の出会いなので、ここで機制を制することができれば、かなり有利になると思います。


◆なお、著者の岬さんご自身も、「会社に出入りするときは、知り合いかどうかにかかわらず誰にでも必ずあいさつをする」ことを心がけているそう。

そうすることによって、「人によって態度を変える人」「異性(同性)にだけ愛想のいい人」といった誤解も避けられる、とのことです。

なるほど確かに!

また、誰にでも挨拶をすることによって、新しく一緒に仕事をすることになった人にとっては、「以前から挨拶してくれた人」として、そうでない場合とスタートラインも異なるワケで。

こうした「微差」が積み重なれば、それはゴールも異なりますよね。


◆ちなみに、今回は本書の第2章と第3章から抜き出しておりますが、第1章の『「一目置かれない人」の残念な習慣』も要チェック!

自分としては「良かれ」と思ってやっていることも、「一目置かれない」ことに繋がっていた、なんて方もいらっしゃるかもしれません。

同様に第4章ではトーク術、第5章ではコミュニケーション術について指南。

トーク術以前の話ではありますが、「敬語」については、再度確認しておきたいものです。

「田中様でございますね」「田中様でいらっしゃいますね」のどちらが正しいのか?

これについても、簡単な判断の仕方が本書では紹介されていたので、活用させて頂こうかとw


仕事上で軽く見られたくないなら!

がんばるよりも、まずは一目置かれなさい:ビジネスと人間関係で軽く扱われない基本
がんばるよりも、まずは一目置かれなさい:ビジネスと人間関係で軽く扱われない基本
第1章 「一目置かれない人」の残念な習慣
第2章 なぜか「一目置かれる人」が実践している、7つのテクニック
第3章 初対面で「一目置かれる」自己演出の基本
第4章 仕事相手に「一目置かれる」ビジネストーク術
第5章 人間関係で「一目置かれる」コミュニケーション法


【関連記事】

【6つのNG】『軽く扱われる人の話し方 影響力のある人の話し方』大串亜由美(2012年08月25日)

知らないと損する『「なぜか人に好かれる人」の11の法則』 活用法(2012年03月26日)

リア充がひた隠しにしていた『敵を味方にする19のテクニック』(2011年10月05日)

友達には秘密にしておきたい『90秒で好かれる技術』(2011年08月19日)

【元ネタ本?】「なぜ、この話し方だと成功するのか」アーチ・ラストバーグ(2010年06月14日)


【編集後記】

◆ちょっと気になる本。

フリーランスで食っていきたい!
フリーランスで食っていきたい!

はあちゅうが激プッシュしてたので、チェックしなくては……。


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この記事へのコメント
               
前に、せっかくコメントもらったのに、記事ごと、一回全削除せざるを得なくなり、作り直しました。

コメントが消えてしまい、申し訳ないです。

HTML言語とサイトデザインはまだまだ勉強が必要なようです。。。

ではでは。
いつも、マインドマップ的読書感想文、楽しく、読んでます。

Posted by グラさん at 2012年11月13日 07:28
               
>グラさんさん

いえいえ、私もいつか同じようにブログを引越しするかもしれませんのでw
しかも私の場合、いまだ背景の色を白にできていないというアリサマですし(汗)。

ブログご覧頂き光栄です。
今後とも宜しくお願いします。

Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2012年11月13日 23:37