スポンサーリンク

       

2012年09月30日

【お買い得?】『できる大人のモノの言い方大全』がお手頃価格なのに中身充実している件


できる大人のモノの言い方大全
できる大人のモノの言い方大全

【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、社会人なら知っておきたいフレーズやその使い方がギッシリ詰まった1冊。

この厚さでこのお値段というのは、かなりの衝撃だったため、リアル書店で見かけてつい買ってしまったというw

アマゾンの内容紹介から。
ホメる、もてなす、断る、謝る、説明する、反論する…。どんな状況でも、覚えておけば一生使える、フレーズ事典。あらゆるシチュエーションに対応できるちょっとしたモノの言い方を徹底コーチします!

ボリュームがある分、付箋も貼りまくりました。



人気blogランキングいつも応援ありがとうございます!




【ポイント】

■1.その節は、たいへん勉強になりました
取引先など、目上の人から苦言や小言をもらったとき、後日、言っておきたいフレーズ。苦言に対する感謝の気持ちを表すと同時に、「言いすぎたかな」と不安に思っている相手を安心させる効果もある。なかなか会う機会がない場合、手紙やメールで使うのも手。


■2.やぶさかではあリません
おもにビジネスの場で、相手の要求に「進んで応じましょう」という意味で用いる語。「やぶさか」は、思い切りの悪いさま、物惜しみをするさま。「やぶさかでない」と否定形で用いることで、「〜する努力を惜しまない」「喜んで〜する」という意味になる。「その件を受けるのに、やぶさかではありません」など。


■3.お眼鏡に適って光栄です
目上の人に、何かを認められたり、気にいられたことに対する感謝の気持ちを表す言葉。この場合の「お眼鏡」は、人の資質や物事のよしあしを見抜く鑑識眼のこと。


■4.言いたい人には言わせておきましょうよ
悪口を言われた人や、悪い評判を立てられた人に用いるフレーズ。世の中には、人のことをとやかく言う人や、無責任な噂話を好む人がいるもの。そんな人のことを気にしても始まらないと励ませる。この言葉には「自分はそんな悪口を本気にしていない」「私はあなたの味方です」という意味が含まれている。


■5.深いですね
この言葉には、その状況に応じて、内容に深みがある、考えが深いなど、さまざまな意味を込められる。いずれも知的な裏付けが必要なことな心ので、「知的ですね」「頭がいいですね」とほめていることになる。しかも、相手の話を理解していないと言えない言葉なので、ほめる側も知的であることをアピールできる。


■6.わかっていても、なかなかできないことですよ
地道に努力している人、きちんと日常業務をこなしている人へのほめ言葉。「よくやっているね」「いつもちゃんとしているね」でもいいが、「わかっていても、なかなかできない」というと、より賛辞としてのレべルが高くなる。小遣い帳をつけているなど、他愛ないことでも、ほめることができる。


■7.目の利く方は、選ぶものが違いますね
相手の持ち物をほめることは、相手の眼力をほめることにつながる。これは、その典型的なひと言で、相手は持ち物とともに眼力までほめられたことを、二重にうれしく思う。ふだんから、自分を目利きと見てもらっていたこともわかるから、三重にうれしいとも言える。


■8.私の記憶違いかもしれませんが
相手の勘違いや間違いを指摘するとき、いきなり「それは違います」といっては身もふたもない。ひとまず「私の記憶違いかもしれませんが」と伏線を張ってから、「○○ではありませんでしたでしょうか」といったぐあいに、ていねいに話したい。


■9.大筋では、そうかもしれませんが
商談や会議の席で相手に反論する場合には、言葉を選びたい。たとえば、「大筋では、そのとおりかもしれませんが」と、相手の意見を大筋で認めてから反論するのも手。一応その人のいわんとすることを認めているので、相手もそう感情的にはならないはず。


■10.誤解する人もいると思いますよ
角を立てずに忠告をするときの言い方。「ああいう人(会社)とつきあうと、誤解する人もいると思いますよ」などと使う。「あなたに不利になりますよ」「あなたに利益があるとは思えませんが」なども同様に使える表現。


【感想】

◆個々の分量が少な目なので、今回は数を多めに。

それにしても、冒頭の画像でもお分かりのように、分厚い本でした。

紙も薄くないので、物理的にとんでもないことになっておりますw

ただ、その割には非常に読みやすく、下記目次のような項目ごとに、ページの端にインデックスがついているという。

これはもはや、「本」というよりは「辞典」に近いと言えるでしょう。


◆メインコンテンツは、上記で引用したようなフレーズ解説なのですが、「特集」と題された2つのパートも読み応え十分でした。

まず特集1で扱っているのが「言い換え」。

「応用がきかない」⇒「基本に忠実」

「視野が狭い」⇒「集中している」


といった、他人の人柄を「角が立たぬよう」言い換えるものもあれば、

「貸したお金」⇒「立て替えたお金」

「不味い」⇒「好きな人にはたまらない」
(料理について)

といった、いかにも「オトナな」言い換えもありました。

これは是非とも実践してみたいところではあります。


◆一方、特集2は「そういうモノの言い方はマズいでしょ!」と題した「地雷フレーズ集」で、こちらもかなりの充実ぶり。

私自身使っていたものもあって、これまたドッキリさせられました。

1つだけご紹介しておくと

「参考になりました」

例えば、他人から教えてもらったり、話を聞いた際に「参考になりました」というのは失礼になるのだそう(詳細は本書を)。

この特集部分は、今回のエントリーとは方向が異なるので丸ごと割愛してしまいましたが、内容的にも面白かったので、別途まとめてご紹介するかもしれません。


◆ところで、何故ゆえ、このお値段が実現できたのか不思議だったのですが、タイトルに「大全」とあるように、本書は過去の本のリミックス版だった模様。

できる大人の「モノの言い方」
できる大人の「モノの言い方」

知ってるだけで一生使える「モノの言い方」
知ってるだけで一生使える「モノの言い方」

できる大人のモノの言い方 「ほめ言葉」の秘密
できる大人のモノの言い方 「ほめ言葉」の秘密

全部のページ数を足すと381ページでは済まないので、カットされた部分もあるのでしょうが、コンパクトにまとまっており、充実度はかなりのもの。

内容、体裁ともに「社会人の用語辞典」と呼ぶにふさわしいと思います。


コスパ的にオススメせざるを得ません!

できる大人のモノの言い方大全
できる大人のモノの言い方大全
1 できる大人は「社交辞令」が堂々と言える!
2 かけひき上手は「聞き方」「頼み方」のツボを知っている!
3 カシコい大人はこの「断り方」「謝り方」でピンチを抜け出す!
4 「気遣い」できる人は決め手のひと言が言える!
5 「もてなし上手」は、こんなモノの言い方ができる!
6 好感度の高い人は「ほめ方」のツボを知っている!
7 「常識力」のある人は、さりげないひと言で一目おかれる!
8 世渡り上手は角をたてずに「自己主張」できる!
9 人の気持ちがわかる人は、いい言葉で「いい人間関係」をつくる!
10 結果を出す人は「会議」と「電話」をソツなくこなす!


【関連記事】

【これは便利!】『ビジネスメール言い換え辞典』から選んだNG7選(2012年08月16日)

【ホメ】『ほめる生き方』西村貴好(2012年06月04日)

【接客業の方必読?】『必ず黙らせる「クレーム」切り返し術』神岡真司()

【激ホメ?】『ホメ渡部の「ホメる技術」7』渡部建&テレビ朝日「お願い!ランキング」(2012年04月07日)

【これは便利!】『ビジネスメール ものの言い方辞典』(2011年06月07日)


120930追記:
uunfoさん、誤字のご指摘ありがとうございました。小見出しをスキャンした際、見落としておりました。


【編集後記】

◆ちょっと気になる本。

出来る人ほど情報収集はしないもの!  ─情報洪水に溺れないために
出来る人ほど情報収集はしないもの! ─情報洪水に溺れないために

書影が出てませんが、新書のようです。


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「コミュニケーション」へ

この記事のカテゴリー:「ビジネススキル」へ

「マインドマップ的読書感想文」のトップへ

スポンサーリンク




               

この記事へのトラックバックURL


●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。