2012年09月25日
【キャンペーン有】『「成功」のトリセツ』水野 俊哉
「成功」のトリセツ (角川フォレスタ)
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、水野俊哉さんの久しぶりの新刊。今回は「ビジネスエッセイ」というスタイルで、お得意の「成功法則」について述べられてらっしゃいます。
アマゾンの内容紹介から。
「成功」という、実態はないが皆が欲しがる不思議な事象がある。自身の成功法則モルモット体験と多くの成功者から得た生の情報、共通点などから「なぜ成功本を読んでも成功しないのか?」というジレンマを解決。
なお、記事の最後に発売記念・購入者キャンペーンのお知らせもありますので、そちらもぜひご確認ください!
いつも応援ありがとうございます!
【ポイント】
■1.自分自身に投資するどうせお金を投資するなら、超高級ホテルやレストランに自分を連れて行ってみてはどうだろう。こうした場所に集うセレブっぽい人達にまじって時間を過ごすうちに、だんだんと自分もセレブになったような気になり、雰囲気に慣れてくる。(中略)
僕の経験上、夜の街で銘柄不明の高い酒をモデルやレースクイーンなどと飲んでも、そんなものはシャンパンの泡のようなもので、自分の人生に何か良い影響を与えることはなかった。
それよりは自分自身に投資した方が少なくとも記憶や経験だけは残るような気がする。
■2.お金持ちになるには大損をしないこと
僕はありとあらゆるお金にまつわる艱難辛苦を味わい、その地獄の底でお金について文字どおり24時間考え続けた結果「長期的にみるといかに金を稼ぐかではなく、いかにお金で大損をこかないか」に注意した方が、お金持ちになりやすい、ということに気づいた。
もしも費用対効果がわからず、金銭感覚もないままに宝くじで1億円あたったとしても、あっという間に散財してしまうばかりではなく、ギャンブルや夜の遊びや投資による失敗で借金を抱えてしまうケースもあるだろう。実際に海外の事例をみても宝くじ当せん者の金銭感覚がおかしくなり数年後に自己破産においこまれるようなケースも報告されている。
■3.お金を受け取る勇気を持つ
僕はこの本で、単純に経済的な成功を得ることが幸せだといいたいわけではない。しかし、経済的な苦境により、社会的な生活が損なわれてしまうくらいなら、あなたが与えることのできる価値やサービスと等しい対価を得る努力をしてみてもいいのではないか。
収入を上げたいのなら、あなたが与えている価値と等しい金額を受け取る勇気もまた必要なのだ。この真実に気づけた者から、収入はアップしていく。
■4.「もしも余命1週間だったら」と考える
いい年をした男が「幸せになりたい」などと書くとちょっとアレだが、あなたが今、幸せであるかを知るには「もしも余命1週間だったら」と考えてみて欲しい。
あなたは残された168時間で何をするだろうか?
そこで「やろうと思うこと」があなたが本当にやりたいことであり、今の生活と大差なければ確実に幸せである。
■5.成功本に書かれている内容を実践する
確かに、「自分の夢を紙に書いて探しなさい」とか「目標を紙に書くと現実化する」などと書かれている本は「成功本」以外にないし、学校の先生や職場の上司でこのような教えを説く人もまずいないだろう。
しかし、成功した経営者やスポーツ選手の自伝には、こうしたエピソードが多数書かれているのも事実であるし、僕が定期購読している雑誌『プレジデント』などの読書企画でも『7つの習慣』(キングべアー出版)や『「原因」と「結果」の法則』(サンマーク出版)、『金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房)『思考は現実化する』(きこ書房)などをお勧めの本として挙げる経営者が増えてきている。
つまり、「自分のやりたいことを紙に書いて探してみる」など成功本に書かれている方法を初めて目にして「そんなうさんくさいことを」などと思った人は、これまで成功するための勉強をしてこなかったのかもしれないとそちらを心配してみてはどうだろうか?
■6.人気の本質「ドミノ理論」
ここで僕がいいたいのは、どんなに長い世界記録になるようなドミノでも目の前の最初のドミノを倒さないと、次のドミノは決して倒れないのだ。
ドミノ倒しを、ネットワーク理論における「評判」とか「知名度」だと考えて欲しい。
「あのラーメン屋は美味しい」とか「あそこの居酒屋に凄くかわいい店員がいる」とかなんでもいいのだが、評判や知名度などの口コミは必ず発信源がある。
ウソやデマを広げるならともかく、本物の評判とは、目の前の人間の心を動かすことからスタートする。
例えばラーメン二郎や大勝軒などは最初から広告など出していなかったと思うが、それを食べたお客さんが1人1人ドミノのように倒れていって今の信頼や知名度を勝ち得たのである。
【感想】
◆今回も引用部分が多かったのでこの辺で。本書はタイトルには「トリセツ」と付いていますが、水野さんの過去の「トリセツ」本とは、少々違う趣き。
徹底網羅! お金儲けのトリセツ
「ビジネス書」のトリセツ
知っているようで知らない 法則のトリセツ
これらがいかにも「ビジネス書」という作りなのに対し、本書は冒頭でも触れたように「ビジネスエッセイ」です。
「成功本はエロ本である」「高級ホテルのスイートルームでカップラーメンを食え!」「バブル崩壊はワイドショーで読める」といった、刺激的な小見出しが並び、それに続いて水野さんがご自身の経験や、その分析・解説等を行う仕様。
ちなみに、ここで挙げた3つの小見出しに関しては、今回抜き出しておりませんので、気になる方は、本書にてご確認を。
◆なお、内容的には、類書で読んだことがあるものが結構ありました。
ただし水野さんの場合、こうした「成功法則」を実践して、実際に「成功者」になっているのが特長かと。
例えば「本当に紙に書いた通りになるか?」を検証するために、この本の巻末には水野さん自身の予定を書いた「未来日記」も収録。
成功本51冊もっと「勝ち抜け」案内 (光文社ペーパーバックスBusiness)
参考記事:【Amazonキャンペーン有】『成功本51冊もっと「勝ち抜け」案内 』水野俊哉(2008年08月25日)
本書ではその「未来日記」が再収録されているのですが、確かに見覚えがありましたw
どう考えてもギャグな内容もあるものの、実は半分くらいの夢が実現しているそう。
結局、こういうものを「うさんくさい」と思って実践しないから、私は成功できないのかもしれませぬ。
◆一方、腑に落ちまくったのが上記ポイントの6番目の「ドミノ理論」のお話。
「目の前の最初のドミノを倒さないと、次のドミノは決して倒れない」というのは、本質を突いていると思います。
水野さん自身も、目の前のお客さんから「水野さんは凄い」という評判を勝ち取ることに専念したのだとか。
口コミの時代だからこそ、こうしたアナログの部分をまずしっかり押えないと、逆にマイナスの評判がバタバタと広まりかねません。
私自身、「目の前のお客さんを全力で倒す気持ちでサービスを提供しているか?」と問われると、心もとないのですが。
◆また、今回は割愛しましたが、その「ドミノ理論」と一緒に紹介されていたのが「センターピン理論」。
これは、いわゆる「ここを突いたら一撃で勝てる」というモノで、水野さんも出版セミナーをはじめる際に、ある「センターピン」を設定したのだそう。
……言われてみたら、確かに水野さんのセミナーはそれが売りだった気が(ネタバレ自重)。
まさに、机上の空論ではない、理論と実践を兼ね備えた1冊だと思います。
本気で成功したいなら読むべし!
「成功」のトリセツ (角川フォレスタ)
第1章 お金の奴隷から抜け出す
第2章 仕事を支配する
第3章 時間の檻から脱出する
第4章 本当の自分を探す
第5章 人間関係を掌握する
【記念キャンペーンのお知らせ】
◆本書の発売を記念して、本日よりキャンペーンが行われております。成功のトリセツ 発売記念・購入者キャンペーン開催
■日時
●2012年9月25日(火)〜2012年9月30日(日)
■特典
●1.10月8日(月・祝日)ビジスタセミナーご招待! 5名様
●2.10月14日(日曜日)水野俊哉出版セミナー理論編にご招待! 3名様
●3.セミナー交流会を開催予定です。2名をご招待します。
●4.水野俊哉インタビュー 音声ダウンロード
●5.水野俊哉 著作 全国10名様プレゼント!
●6.ご希望の方全員に、アメブロテンプレート プレゼント!
申し込みフォームその他の詳細は、キャンペーンサイトをご覧ください!
成功のトリセツ 発売記念・購入者キャンペーン開催
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【成功本!】『成功本50冊「勝ち抜け」案内』水野俊哉(2008年02月05日)
【隠れた名著?】「成功学キャラ教授 4000万円トクする話」清涼院 流水(2008年02月16日)
【編集後記】
◆こちらは明日発売の1冊。一億総ツッコミ時代 (星海社新書)
これはちと気になります……。
ご声援ありがとうございました!
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「マインドマップ的読書感想文」で掲載されました!【水野俊哉の日記】at 2012年09月25日 20:12
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