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2012年09月09日

【99%?】『FBIトレーナーが教える 相手の嘘を99%見抜く方法』から選んだ嘘つき の7つの特徴


FBIトレーナーが教える 相手の嘘を99%見抜く方法
FBIトレーナーが教える 相手の嘘を99%見抜く方法

【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、最近やたらと多い、この手の「心理系」の本に辟易した方にもオススメしたい1冊。

著者であるジャニーン・ドライヴァー女史の前作、『FBI式 人の心を操る技術』は、個人的なお気に入りだっただけに、本書をリアル書店で見かけた時は、思わず即ゲットしてしまいました。

アマゾンの内容紹介から。
FBIにボディーランゲージ解読法を指導してきた著者(前著『FBI式 人の心を操る技術』)が、FBIで教えている「相手の嘘を見抜く方法」を明かします。本文には、「嘘をついている人」の特徴をしめすさまざまな写真が盛り込まれており、また読者の「嘘発見力」を試すテストや「嘘発見力強化エクササイズ」までも盛り込まれ、読者は「自分は嘘を読み取る力があるか」確認しながら、楽しめる内容になっています。

今回は、本書の中から「嘘つきの7つの特徴」をお送りしようかと。

さすがに単行本だけあって、前作以上に付箋を貼りまくりましたw



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【嘘つき の7つの特徴】

■1.つなぎ言葉に変化が出る
 多くの人は会話のなかで「えっと」や「あー」などのつなぎの言葉を使っている。このポイントは非常にわかりやすい。うそをつき始めると、その数に変化が見られるからだ。普段、つなぎ言葉を使っている人が使わないとき、あるいは普段は使わない人が突然多用し始めたときは注目ポイントだ。


■2.言いかけてやめる
 これが見られるのは、その人があなたに言いたくないことを言おうとして、(やばい、これを言ったら、面倒なことになる)と思っても、すでに半分口にしてしまったときだ。急に方向が変わるところを目の当たりにするだろう。この章の最初で紹介した、子どもたちとの関係を問われて釈明したサンダスキーのように。サンダスキーはまるでテレビのチャンネルを変えるかのように、途中で強引に話題を変えようとした。見え見えで「いいかげんにしろ!」と言いたくなるではないか。


■3.「絶対」と断言する
 1995年、ビル・クリントン大統領は、国民に向かって、「その女性、モニカ・ルインスキーと性的関係にはなかった」と話したとき、過度に否定して事態を悪化させた。「わたしはうそを言ったことはない。絶対に。一度だってない。本当だ。この申し立ては間違いであり、わたしはアメリカ国民のために業務に戻る」。これだけ否定すれば、かえって怪しまれても仕方がないだろう。
「絶対」という言葉を聞いたときには、怪しいと思ったほうがいい。そう思えない人は、次のような質問に答えてみるといい。「昨日、仕事の帰り、犬をはねた?」「ケネデイ大統領を暗殺したの?」「スーザン・ボイルをストーカーした?」。絶対ない、と答えるだろうか?


■4.アクションの前に言葉が出る
 アランは、ジェスチャーと言葉について、興味深いことを教えてくれた。すでに研究者によって証明もされているアランの発見によれば、人は正直であるとき、手のジェスチャーが言葉より先にでるという。たとえば、「ジュデイ、後で電話するわ」というときは、電話をかけるジェスチャーが、口を開くより、ほんの一瞬先にでてくるはずなのだ。(中略)

 試してみよう。誰かに「そうだね」と同意してからうなずいてみよう。変な感じがしないだろうか?


■5.答えるまでに3文以上要する
 質問に答えるとき、することは1つしかない。質問に答えることだ。ところが、うそつきはごまかそうとして答えるまでに時間をかけることがある。そこで質問から否定までの間にいくつ文章がはさまれるかによって、うそかどうかの判断ができる。3文以上の場合、うそをついていると思っていい。(中略)

 もし、3文以内に「いいえ」という答えが出てこない場合、85パーセントの確率でその人はうそをついている。


■6.反対から話せない
 これは、わたしのメンターであるJ・J・ニューべリーがうそつきにボロを出させるためによく使う手だ。これは本当に効く(J・Jありがとう!)。手っ取り早く相手の認知的負荷を増やすために、話を反対からしてもらうのだ。
 うそをついている人は、たいていこれができない。彼らはニューロンのすべてを、話を整列させることに使っている。最初にこれをして、次にこれがあって、最後に、といったように。したがって、反対から話すように言われるとどこかが崩れる。


■7.イエス・ノーで答える質問に即答しない
 イエスかノーの質問に「えーと」というような言葉を使う場合、その人は真実を見つけるための情報を提供している。イエスかノーで答えない質問に対して使ったときには、たいていは答えを考えているだけであり、うそをついているわけではない(たとえば、恋人に「今日は仕事、どうだった?」と訊いたときに、「うーん、ちょっとつまらなかったかな」という返事が返ってきても不自然ではないだろう)。しかし、イエスかノーの質問に「えーと」という答えが返ってくるときには、その人はあなたの質問を煙に巻こうとしている。質問に答えたと思わせたいのだが、実際には答えていない。


【感想】

◆男女の能力の違いについては色々諸説がありますが、こと「嘘を見抜く能力」においては、女性の方が上である事は、モテ本ファンの多い当ブログの読者の皆さんはご存知かと(浮気がバレるのは大抵男性ですしw)。

中でも、本書の著者であるジャニーン・ドライヴァー女史のこの「嘘を見抜く能力」は折り紙つきらしく、本書の序文ではかつての彼女の指導者による賞賛の声が寄せられています。

ちなみにその指導者の「税関職員が何かを隠している人を100%見つけることができるほどの効果的な技」も本書では紹介されているのですが、序文で伏せられているので、ここでも自重。

とにかく、貼った付箋の量でもお分かりのように、ネタは満載となっています。


◆本書では、言葉や表情、ボディランゲージ等から嘘を見抜く技を伝授してくれていますが、今回は特に「言葉」や質問に対する「回答」を中心に選んでみました。

と言うのも、表情に関してはやはりテキストだけでは分かりにくいから。

本書の第6章では表情、第7章ではボディランゲージについて写真で解説されているのですが、この辺りは、ブログで抜き出すのは少々難しかったです。

例えば、「『1週間以上行方不明の息子を案じている』と偽って、実は殺害していた母親」のケース。

本書では、その母親の「悲しみにくれる表情」が掲載されているのですが、「ある1点」を見ると、それが嘘だと分かるという(詳細は本書にてご確認を)。

逆に「笑顔を作るのが苦手」という方は、「舌をひっこめると頬が上がって笑顔になる」らしいので、お試しアレ。

私も実際にやってみたところ、確かにうまい感じの笑顔になります。

その「笑顔」の名手として紹介されている、リース・ウィザースプーン嬢の画像を参考までに。

Reece WitherspoonReece Witherspoon / Eva Rinaldi Celebrity and Live Music Photographer



◆また、テクニックとは直接関係ないので今回は割愛しましたが、権力を持つ人は、「ほとんど罪の意識を感じることなく、相手にばれないように嘘をつける」のだそう。

これは権力が身体的、認知的な高揚感をもたらし、嘘をつくことのネガティブな影響を弱めてしまうから。

本書では、被験者を「上司役」(「部下役」の給与をコントロールできる、と告げられた)と「部下役」に分け、それぞれから半数を無作為に選んで実験室内で「盗み」を行なわせ、それを「隠し通す」よう指示する実験が紹介されています。

被験者たちが尋問されて答えたときのデータを検証したところ、「部下」グループでは盗んだ全員が、「予想された嘘のサイン」を示したのに対し、「上司」グループではそれらがまったく見られなかったのだとか。

つまり、権力者は嘘をついても後ろめたく感じないということなんですね。

   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |   ( ●)(●)  <おっと、それ以上は言うなよ…
. |     (__人__)____
  |     ` ⌒/ ─' 'ー\
.  |       /( ○)  (○)\
.  ヽ     /  ⌒(n_人__)⌒ \ <だから政治家は平気で嘘をムググ
   ヽ   |、    (  ヨ    |
   /    `ー─−  厂   /
   |   、 _   __,,/     \



◆なお、本書の第1章には全14問の「うそ発見力テスト」が収録されています。

問題を挙げるとたとえばこんな感じ。
●次の行動のうち、うそを示すものはどれ?

a 質問のあいだ落ちついて自信に満ちている。

b あなたの目をしっかりと見て、あなたが聞きたい答えを返してくれる。

c あなたが質問を追える前に答える。

d 腕を組み、ずっとそのままでいる。
本書を読んだ後なら、この程度の問題はスラスラ解けるハズ。

そして、ご自分のパートナーやお子さん、さらには取引先等の嘘にもしっかり対応できるのではないか、と思う次第。


私の趣味入ってますが個人的には激オススメです!

FBIトレーナーが教える 相手の嘘を99%見抜く方法
FBIトレーナーが教える 相手の嘘を99%見抜く方法
序文
イントロダクション

[PART1] 【準備】 うそバロメーターをパワーアップする
第1章 うそについての真実
第2章 うそバロメーターとは?
第3章 うそバロメーターを使うとき

[PART2] 【実践】 うそバロメーターを身につける
第4章 ステップ1 情報収集
第5章 ステップ2 盗聴
第6章 ステップ3 張り込み
第7章 ステップ4 ボディチェック
第8章 ステップ5 尋問

[PART3] 【活用】 うそバロメーターを活用する
第9章 いろいろな場面で使う
第10章 自分を振り返る

エピローグ 大切な人のために使う
謝辞


【関連記事】

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【編集後記】

◆冒頭でもご紹介した、ジャニーン・ドライヴァー女史の前著がこちら。

FBI式 人の心を操る技術 (メディアファクトリー新書)
FBI式 人の心を操る技術 (メディアファクトリー新書)

未読の方にはかなりオススメです(レビューは上記関連記事にございます)!


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