2012年09月04日
【モテ?】『ひな壇芸人のトーク術』に学ぶ合コンTIPS6選
【本の概要】
◆今日は、合コン等の「グループシーン」におけるトーク術をご紹介しようかと。元ネタは、先日読んだ難波義行の『ひな壇芸人のトーク術』。
本書は、最近バラエティでもよく目にする「ひな壇芸人」に「会話のコツ」を学ぶものであり、実際に芸人さんたち(その数30&3組のコンビ)の名前を挙げて、そのテクニックを解説しています。
1対1での会話術や1対多数のプレゼンの本は多いですが、こうした状況下でのトーク術本はあまりないような。
今回は特に「合コン」で使えそうなTIPSを集めてみましたので、ご覧下さい!(以下敬称略)
いつも応援ありがとうございます!
【ポイント】
■1.「笑う」というレスポンスをする◆ひな壇芸人の大切な業務の1つが「笑う」。
本書では具体的に何人か紹介されているのですが、ますだおかだの岡田圭右について。
岡田圭右の場合、手だけでなく、足をバタバタとさせて笑います。そのとき、体を斜めか横に向けています。普通は、前か後ろに体をふつて笑うという縦の動きだけなので、斜めや横にすると、かなり目立ちます。足をバタつかせても、テレビで音は拾っていませんが、動きが目立つので、受けていることがわかります。女性陣の話にしっかりレスポンスを取れば、好感度がアップする可能性が高いのではないかと。
■2.「声援を送る」というレスポンスをする
◆同じく他の人の発言に「声援を送る」のもひな壇芸人の大切なお仕事です。
FUJIWARAの藤本敏史ならこんな風。
彼も普通の声援を送りますが、特別ゲストの登場のようなとき、うまさを発揮します。そのゲストの出演したドラマ名、歌った曲名、出演CMなどを利用し、「よっ!○○!」などと、タイトルを言います。また、踊りを入れたり、ドラマで印象的だったセリフ、それらから連想される言葉などを連呼します。たとえば、ゲストが谷原章介なら、「よっ!ハンサムスーツ!」「リリコどないしてる?」などと言ったり、爽快人間のCM(アサヒブルーラべル)の曲を歌いながら踊ったりするでしよう。これは一種のツッコミのようなモノですが、女性陣にツッコミやすいタイプがいたら、そのコの発言の際に声援(?)を送るのもよいかも。
■3.「紹介」で話を振る
◆ひな壇芸人は、自分が目立つのではなく、他の芸人さんやタレントさんのエピソードを紹介することで、その人にスポットライトを当てるお仕事もあります。
たとえばおなじ番組に年上の俳優が出ていて、お世話になったこと、すごいと思ったことがあったとします。特に紹介された本人にとって自慢になる話だと本人からは言いださないでしょうから、合コンで同じチームを組む際に、コンビプレーとしてやると良いかも。
こんなとき勝俣州和なら、「前、○○さんと仕事したときね……(中略)……いや、さすがだなーって思って!」と30秒以内で紹介します。それに喰いついた司会者が、本人の口からエピソードを引き出すために話を振り、ゆったり話しだす、という流れになります。
土田晃之の場合は、うんちく気味に語りますがやはり短めで、紹介した相手に注目が集まれば、自分は引きます。
■4.「ダメ出し風ツッコミ」を入れる
◆本書によると、ツッコミとは「違和感を指摘すること」。
ひな壇芸人にもツッコミ役は色々いますが、まずはキングコングの西野亮廣。
もし彼が例文2の会話に参加していたら、前半でタイミングを見計らい、「あー、ちょっと待って! あのな、名古屋行ったら、おいしいもんがあるっていう話やろ。みんな名古屋で食べれるおいしいもんの話聞いて、ちょっと旅した気分になれること求めてるわけやん。それ、何で土産の話からやん! 長いわ!」例文から引用すると長くなるので割愛しましたが、ここの例文2とは「出川哲朗が名古屋のグルメをまとまりなく紹介する」ものとお考え頂ければ、と。
といったダメ出し風の解説を入れるかもしれません。
こういう要領を得ないタイプが男性陣にいたら、しっかりツッコむべき。
女性陣にツッコム場合は、相手が受け切れるか見極めて。
■5.「コメント風ツッコミ」を入れる
◆上記4の「ダメ出し風」ほど激しくありませんが、ピースの綾部祐二のツッコミは「コメント風」。
たとえば例文1の(8)、「男って、みんな最後はおなじ目的なんだな」あたりでツッコんでくるなら、ちなみにこの「例文1」とは、「オアシスの大久保佳代子がコンパで口説かれていると勘違いしている」というもの。
「いやいや、男がみんなそうじゃないですよ! ○○さん、あなた哀しい恋愛しかしてませんよ!」
といったツッコミにするでしょう。また、例文1が語られているとき、場の雰囲気が引いていると感じたら、途中で、
「お話し中すいません、これ真面目に聞かなきゃダメですかねえ?」
などと割り込みます。
発言者が意図的にボケてるなら、「ダメ出し風ツッコミ」でもいいのでしょうが、こちらの方がマイルドな分、合コン向きと言える気が。
■6.「例えツッコミ」を入れる
◆著者の難波さん曰く、現時点でのツッコミのトレンドの最先端が、この「例えツッコミ」。
本書では、その使い手として、ブラックマヨネーズの小杉竜一とフットボールアワーの後藤輝基の2人が挙げられています。
何かに例えるという手法は、ボケ気味のコメントにも使いますが、ツッコミの場合は、<まるで○○のよう(何のどんな状態に似ているかと考える)><(もし○○なら(人や設定を変えて考える)>、が基本です。すいません、実際のツッコミ例を引用するとこれがまた長くなる(2段階なので)ため、詳細は本書にてご確認を。
2人ともこの手法をよく使いますが、その数も質もお見事です。さらに、2つ目の笑いが取れることも、彼らの特徴です。
何でも、最初のツッコミを「深める」か「前に進めるか」という違いがあるそうです。
【所感などなど】
◆そもそも本書の著者の難波さんは、芸能界やその制作関係の方ではなく、「会話のプロ」。かつては、こうしたヒット作も出されています。
売れっ娘ホステスの育て方―「水商売」の成功マニュアル!
実は難波さんは、本書の企画を出版社から持ちかけられた際、当初は躊躇していたそうなのだそう。
しかし出版社から送られてきた、放送作家や芸人が出している多くの類似本を読んでみたところ、「これなら書く意味がある」と決意したのだとか。
確かに、類似本とは視点が異なるためか、ひと味違ったテイストになっていると思います。
そもそも、「お笑いBIG3」ほか、大物やピンで司会をやれる芸人ではなく、脇役である「ひな壇芸人」にスポットを当てている点が面白いな、と。
◆また、今回は芸人さんのTIPS優先で紹介しているため、本書収録の一般的なテクニックは割愛しております。
例えば、会話においては「一発KO」を狙う必要はなく、「うなずき」等の「小さなジャブ」で手数を稼ぎ、一発だけ「大きなジャブ」を出せ、と。
実際、ウケを狙って「大きなストレート」を出してスベった時の寒さといったら!
さらにスベったのを挽回しようと、1人でしゃべりまくったりしようものなら、これはもう「負のスパイラル」です罠。
くわばらくわばら……。
◆今回は、モテネタ視点で本書をご紹介しましたが、もちろん、一般的な会話術の本としても使えます。
特にリアクション関係のテクニックは、上司と飲んだり、接待する際には欠かせないもの。
場の雰囲気を読み、適切な発言をし、皆をなごませる、というのも立派なお仕事です。
しいて本書のアレな所を挙げるとすれば、ひな壇芸人のテクニックや特徴を真面目に分析している割には軽目の装丁と、本文内の似顔絵かな、と(失礼)。
もっとも芸人さんを題材にした本ですから、この方が読者に訴求するのかもしれませんがw
実は付箋を貼りまくった1冊!
大勢のなかでも存在感が出る ひな壇芸人のトーク術
第1章
ひな壇芸人と日常会話 〜 ひな壇の話法がトレンドです
第2章
お勧め ひな壇芸人のすご技 〜 言われて納得! 彼らの一言力を大公開!!
第3章
展開を意識した一言力! 〜 レスポンスは、流れを意識して!
第4章
会話上手とは 〜 つまり、こういうことです!
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【編集後記】
◆今回、サムネイル画像で利用させて頂いたのが、「ブログ用の写真検索さん」。以前は、「ブログ画像ゲッター」として親しまれてきたものです。
参考記事:【ブログ運営】私がブログを書く際にお世話になっている7つのサービス(2011年08月14日)
同じくお世話になっていた「igosso画像検索」も「商用無料の写真検索さん」にリニューアル!
あびるやすみつさん、こんな便利なものをいつもタダで使わせて頂いて、ありがとうございます!
ご声援ありがとうございました!
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