2012年08月26日
【ブランディング?】『自分の強みをつくる』伊藤春香(はあちゅう)
自分の強みをつくる (U25サバイバル・マニュアル) (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、「キレナビ」編集長・伊藤春香(はあちゅう)さんのブランディング本。ディスカヴァー21さんの新シリーズである、「U25サバイバル・マニュアル」の創刊第1弾の中の1冊となります。
アマゾンの内容紹介から一部引用。
特別な才能もない、自信がない、自分のことが大嫌い・・・ネガティブ思考で、“普通”であることがコンプレックスだった著者が、なりたい自分をキャラクターとして演じることで、自分の強みをつくる方法を伝授します!
パーソナル・ブランディングを考える上で、非常に参考になりました!
いつも応援ありがとうございます!
【ポイント】
■1.対象の要素を分析する例えば、外見的な要素は、真似ようと思っても難しい。真似できる要素を、探すんです。「この人の上品なところが好き!」と思ったら、なんで上品なのかを徹底的に観察!
言葉遣いが丁寧で、乱れた言葉を使わないから。動作がゆっくりだから。落ち着いた服装をしているから。笑うときに、手を口に添えるから……「要素」がその人を上品に見せているんです。そこを分析する。
■2.小さなことをやり続ける
「すごい人はすごいことをやったわけではない。なんでもないことをやり続けたからすごい」。これは、私の好きな言葉の1つ。
例えば腹筋は10回やっただけでは、何の功績にもならない。ただ、今日腹筋をしたという事実があるだけです。
だけど、それを1ヶ月、1年、10年ずっと続けたとなるとすごいことになる。
だからこそ、なりたい自分のキャラになるために、「これ!」と決めたことをアウトプットし続けることはとても重要!
それこそが自分にも他人にも、自分のキャラを定着させる強力な方法なのです。
■3.悪役も登場人物として割り切る
あとは、批判を言う人はそういう役割を演じているんだと思っておけばいいと思います。そういう役もいないと、ドラマは成り立たないので。
「ここで困ったやつ現る! さあさあピンチ!」みたいにナレーションとかをつけつつ、悪い時が去るのを待ちましょう。悪い奴が最後までのさばって終わる映画はない。主人公は、常に悪役と戦わねばならない宿命なのです。
主人公に生まれちやったから、しょうがないよね、くらいの気持ちでやり過ごします!
■4.与えられた役に全力投球する
例えば、演劇で考えたときに、自分が好きになれない役が回ってきたとしても、それを夢中になって演じていれば、必ず見ていてくれる人がいて、次のステージでの大きな役につながっていくと思うのです。それをおろそかにしたら、その先には絶対に進めない。
まずは、どんなことでも、自分に与えられた役を演じることに全力投球する。自分をより良いステージに導くためには、それ以外の方法はないと思います。
■5.弱い自分を受け入れる
強い自分をつくることは、弱い自分を受け入れることからはじまります。強い自分を演じることができるなら、弱い自分がいてもいい。
ダメな人とダメじゃない人がいるんじゃなくて、1人の人間の中にダメな部分とダメじゃない部分がある。
ダメな自分は受け入れて、ダメじゃない自分を外に出していけばいいんです。
■6.ワークライフブレンドを目指す
ワークライフバランスという言葉がありますが、今はもうそういう時代じゃないのかもしれません。あらゆる活動がソーシャルメディアを通じて、同僚や上司に筒抜けの時代。そんな中、ワークとライフをきっぱり切り分けていたら、モッタイナイと思うのです。
目指すのは、ワークライフブレンド。
オンの活動がオフで役立つ、という循環ができれば、時問が2倍になったかのように生産的で充実した毎日を送れます。
【感想】
◆思い起こしてみれば、そもそも伊藤さん(以下「はあちゅう」と呼ぶw)が世に出たのは、このブログが最初でした。さきっちょ&はあちゅうの恋の悪あが記
このブログは2004年のクリスマスにクライマックスを迎えるのですが、私がこのブログを開始するのが翌2005年の1月。
始めた当初、ブログの1日のアクセスが10とか20に過ぎなかった私にして見たら、「最高1日47万PV」なんて、まるで別世界のお話でした。
いやもう、どんだけ「イケイケの女性」なのかと勝手に思っていたワケでして。
◆それが本書によれば「作られたキャラクターである」と。
無名の頃からのお知り合いでもないですし、リアルでお会いしたこともない(厳密にはセミナーで遭遇したことがありますが)ので、にわかには信じがたいのですが、「ネガティブ思考で、コンプレックスの固まり」だったはあちゅうが、パーソナルブランディングを意識して出来上がったのが「今の姿」なのだそうです。
そしてそのノウハウをマニュアル化したのが本書。
日頃からの立ち振る舞いはもちろん、特にブログやTwitter等のSNSを活用してブランディングしたい方なら、参考になる点が多々あると思います。
◆特に「ネガティブなことは自虐ネタっぽくできないなら、つぶやかない」というのは、参考にしたいところ。
今回彼女は
皆さんは、カバンの中でバナナが爆発したことがありますか?私はあるよ。それが今なんだけどどうしたらよいかな…
— 伊藤春香(はあちゅう)さん (@ha_chu) 8月 19, 2012
同じ部屋のお世話役ユカさんが濡れた靴をドライヤーで乾かしていて部屋中靴の臭いそれ止めませんか止めませんかむしろお止めになってそして朝になってインターネット繋がったとおもったらもう行かないとなのね
— 伊藤春香(はあちゅう)さん (@ha_chu) 8月 19, 2012
しかもそれをキチンとブログエントリーして、しっかりホッテントリ入りさせるというアラワザw
ブロガーとしての修行が始まった件|伊藤春香オフィシャルブログ「はあちゅう主義。」Powered by Ameba
これもきっと本人ではなく「はあちゅう」というキャラクターだからこそ、できる事なんでしょうね。
◆本書は、装丁や中のイラストが「シャレオツ」というか「女性向け」なのですが、もちろん男性にとっても得るべき点はあります。
個人的には、「ファンもアンチもできるくらいの個性を持つ」というクダリに考えさせられました。
自分もブログ歴8年目ですが、「ブロガーとしての矜持」が欠けているな、と思った次第。
私は、年齢的にはほぼダブルスコアではあちゅうを上回っていますが、まだまだ彼女から学ぶべきところは多そうです。
ひときわ輝く存在になるためのノウハウがここに!
【関連記事】
【知的生産】元祖カリスマブロガーに学ぶ知的生産の5つのポイント(2011年03月03日)【必見?】はあちゅうの世界旅行記が半端ない件(2009年08月26日)
【敗戦の弁?】『「有名人になる」ということ』勝間和代(2012年04月25日)
【自分ブランディング】『自分を広告する技術』佐藤達郎(2011年10月24日)
【キャリア構築】『会社で「ブランド人」になれ!』デービッド・ダレッサンドロ(2010年08月04日)
「パーソナルブランディング」 ピーター・モトンヤ (著) 本田直之 (訳)(2005年06月09日)
【編集後記】
◆「U25サバイバル・マニュアル」創刊第1弾のもう1冊がこちら。もっと自由に働きたい (U25サバイバル・マニュアル) (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)
丸善オアゾ店の田中さんもお気に入りのようです。
【もっと自由に働きたい (U25サバイバル・マニュアル) (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)/家入 一真】この本いい!こういう考え方めっちゃ好き!共感する部分がとっても多かった。... →bit.ly/RkkbVC #bookmeter
— diesuk / 大輔さん (@diesuk) 8月 25, 2012
ご声援ありがとうございました!
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