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2012年07月07日

【モテ】『恋ゴコロのすべてがわかる 早稲田の恋愛学入門』森川友義


恋ゴコロのすべてがわかる 早稲田の恋愛学入門
恋ゴコロのすべてがわかる 早稲田の恋愛学入門


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、ロンブー淳とのモテ対談等で知られる、森川友義先生のモテ本

先生が早稲田大学において、全学部対象で行っている講座の待望の書籍化です。

アマゾンの内容紹介から。
人間の「恋する本能」を、あらゆる角度から学術的な見地で解析し、それらを踏まえた恋愛成就の方法論まで教示する早稲田大学の人気講座「恋愛学入門」待望の書籍化。本講義を行っている森川教授の実際の講義内容をベースに、身近な例題やイラスト解説などをふんだんに盛り込み、学術的根拠にもとづいた恋愛のスキルとテクニックを、わかりやすく紹介。なぜ、あの人が<モテるorモテない>のか? どうしたらモテるようになる? すべてがわかる究極の恋愛指南書。

私好みで、いい感じに「身もフタもない話が多々」(森川先生談)出てくるところがステキです!


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【ポイント】

■1.人は基本的に自分と釣り合った異性と結びつく
 魅力を資産価値として考えると、ぐっとわかりやすくなります。男も女も自分を高く売りたいのですが、相手に気に入ってもらえるか否かは自分の価値によって決まります。99点の人は99点以上の異性とくっつきたいと思うわけですから、お互いの持つ資産価値に落差があるとき、もしくは査定のなかで落差に気づいてしまうとうまくいきません。
 俗にいう「シンデレラ・ストーリー」のようにみすぽらしい娘と格式の異なる王子様が結ばれることは通常ないのです。


■2.キスの相性が悪いとカップルになれない
2007年にアメリカの世論調査を手がけるギャラップ社が行った調査を紹介しましょう。この調査では、男性の59%、女性の66%が最初のキスの段階で相性が合わないと感じて交際を断念した経験があることが判明しました。見た目や性格も大切ですが、キスの相性が合わなければ、カップルになることは難しいのです。


■3.夫婦の学歴は均衡しやすい
 この調査では、学歴が高卒以下の女性は、高卒以下(専門学校生を含む)の男性と結婚する例が82%ありました。いっぽう大卒以上の女性は、大卒以上の男性と結婚する例が88%もあったのです。ちなみに短大卒の女性は柔軟な姿勢を示しており、高卒以下の男性と結婚した例が49%、大卒以上と結婚した例が51%でした。


■4.見た目の悪さは、稼ぎでカバーできる
(1)フリーターで年収が100万円のイチロー、または水嶋ヒロ(どちらか好きなほうをイメージしてください)
(2)弁護士で年収が2千万円の出川哲朗、または江頭2:5O(どちらか好きではないほうをイメージしてください)
 こちらの質問では、65%の女子学生が、年収が多く社会的ステータスが高いほう、つまり出川哲朗か江頭2:50を選びました。イチローと水嶋ヒロを選んだのは、たった35%に過ぎなかったのです。この結果は「男は顔ではない!」という論の傍証になっており、多くの男性にとって朗報といえるのではないでしょうか。見た目の不均衡は、稼きの多さによって打ち破ることができるのです。


■5.自分より魅力的な人と付き合うための10ヵ条(抜粋)

●失恋直後のターゲットを狙う!
 失恋した直後は、「こんな私なんて……」と自己評価が急降下します。一時的にお買い得(特売)になっている状態といえ、うまく近づいてやさしい言葉をかけると、相手の気持ちをつかめる可能性が高まります。

●自ら恋愛市場をつくり出す!
 自分に合った恋愛市場が見つからない場合は、自ら市場を開きましょう。たとえば合コンを仕切ったり、サークルや趣味の同好会を立ち上げたりと、新たな出会いの場をつくるのです。

●出会ったら連絡先をすぐに交換する!
 出会いが限られている以上、条件に合う人と知り合ったら、すぐに連絡先を交換するべきです。(中略)
携帯メアドを交換できるか否かは、将来の配偶者候補を捕まえるか逃すかの瀬戸際になるため、「出会ったら即交換!」くらいの姿勢で丁度いいのです。


■6.草食系男子は人気がない?
 女子学生の自分に対する評価は、肉食系が多く40%を超えています。他方、男性に望む性格としては、60%以上の女性が肉食系としています。恋人に草食系を望む女性は、約15%しかいません。肉食系でも草食性でもない「中間」も20%に過ぎず、女性の3人に2人は肉食系男子を望んでいるのです。(中略)
 これで実際に肉食系男子が多ければ、カップルがたくさん成立するのですが、そううまくはいきません。男子学生の自分に対する評価は、草食系が過半数を占めてしまうのです。


【感想】

◆森川先生と言えば、以前当ブログでもこちらのご本を紹介したことがありました。

なぜ、その人に惹かれてしまうのか?―ヒトとしての恋愛学入門
なぜ、その人に惹かれてしまうのか?―ヒトとしての恋愛学入門

参考記事:【モテ】「なぜ、その人に惹かれてしまうのか?」森川友義(2007年09月14日)

この本は、主に恋愛を「生物学的な視点」から斬っており、話としては面白いものの、「じゃーどうすればモテるの?」というノウハウの部分がちと弱かったワケでして。

その点、今回の本は、もうちょっと実践的。

上記ポイントの5番目にもあるように、モテテク的なものも掲載されています。


◆ちなみに、やや『なぜ、その人に惹かれてしまうのか?』とかぶるので割愛した第3章では、面白い「ホルモンネタ」がいくつかありました。

例えば、「男らしさ」を生み出す男性ホルモンである「テストステロン」は、職業によって違いがあるのだとか(「大手広告代理店勤務の人は、コンピュータプログラマよりもテストステロン値が46%高い」とのこと)。

また、快楽に関係する脳内物質「ドーパミン」の多いか少ないかで、男女の相性もわかるそう(詳細は本書を)。

森川先生曰く「性格はホルモンや脳内伝達物質の多寡で決まる」つまり「遺伝子レベルで決定されている」ため、「愛の力で相手の性格を変えるなどと思わぬように」とのこと。

……確かに見も蓋もないですがw


◆また森川先生は、男女の関係を「恋愛市場」「結婚市場」「浮気市場」の3つに分け、その戦略を指南。

こうした「市場経済メカニズム」的な視点は、私イチオシのこの本でも触れられていましたね。

彼と彼女の科学的「恋の法則」―“幸せな結果”を知りたいっ! (王様文庫)
彼と彼女の科学的「恋の法則」―“幸せな結果”を知りたいっ! (王様文庫)

参考記事:【モテ】『彼と彼女の科学的「恋の法則」』はオススメ!(2008年10月07日)

上記記事で登場する「物々交換の市場原理の法則」とか、まさにそう。

結局男女は、「総合的な魅力で釣り合う相手と付き合う」ことになるのだな、と。


◆ちょっとショックだったのが、「草食/肉食」のくだりで、今はそんなに肉食系女子が多いのでしょうか?

それとも調査対象がワセジョだったからとか?

私が学生だった頃は、それほど学内に女性が多くなかったですが、それでも「肉食」っぽい女性は少なかったように記憶しております。

もっともそれ以上に、男性の自己評価で過半数が「草食」という方が問題なのかも。

当ブログの男性読者さんにおかれましては、「モテ本カテゴリー」を熟読の上、ぜひ実践して頂きたく。


◆なお本書の第11章では、「自分の魅力を把握する」ということで、男女別に「恋愛偏差値のテスト」が収録されています。

これは、ロンブー淳と共同開発した携帯アプリ、「恋愛偏差値診断」の簡易版のようなもので、私もさっそくやってみました!

……結果は「ややモテ」(微妙ww)

「"どうでもいい人からモテる"タイプの典型」ってほっとけwww


在学中にこんな講義を受けてみたかったデス!

恋ゴコロのすべてがわかる 早稲田の恋愛学入門
恋ゴコロのすべてがわかる 早稲田の恋愛学入門
Part1 恋愛のメカニズム
 1.恋愛の始まりと歴史―恋愛はヒトと一緒に進化する
 2.異性選びの根源的基準―パートナーが求める理想の男性像・女性像
 3.ホルモンと恋愛―男女の違いを形づくるテストステロンとエストロゲン

Part2 五感と恋愛
 4.五感的魅力 視覚編―恋愛で最も重要なのは見た目!
 5.五感的魅力 嗅覚編―においの善し悪しで相性がわかる!
 6.五感的魅力 聴覚編―話し方と声質に内面があらわれる!
 7.五感的魅力 味覚編―パートナーは料理とキスで決める!
 8.五感的魅力 触覚編―優秀な精子と卵子を見極める!

Part3 世の中の仕組みと恋愛
 9.市場経済メカニズムと恋愛―経済学から恋愛を読み解く!
 10.恋愛均衡説―カップル成立のカギを握る魅力度のバランス
 11.恋愛偏差値―自分の魅力度を把握する!

Part4 恋愛学から結婚学へ
 12.恋愛の傾向と対策―やっぱり、恋愛は難しい!?
 13.結婚の傾向と対策―恋愛よりも、結婚はもっと難しい!?

Bonus Contents 売れ筋女子図鑑―「売れ筋」と「ダメ筋」から学ぶ



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【編集後記】

◆その森川先生とロンブー淳による、女性のための「モテ本」

ロンブー淳×森川教授の最強の恋愛術
ロンブー淳×森川教授の最強の恋愛術

女性向けなので、リアル書店でパラ見しただけなんですけど、これ、女性にはマジでオススメ。

ホント淳には男性向けのモテ本書いて欲しいところです!



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