【モテ】『女整体師が教える快感のスイッチ』に学ぶ5つのポイント:マインドマップ的読書感想文

2012年06月30日

【モテ】『女整体師が教える快感のスイッチ』に学ぶ5つのポイント

【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」で取り上げたところ、既に数冊お買い上げ頂いているモテ本。

一見モロにＨ系になりそうなテーマですが、そこは「女整体師」である朱美さんが著者なだけあって、絶妙なバランスで書き進められています。

アマゾンの内容紹介から。

現代における最高のセックステクニックは、「ほぐし」である! 疲れた女性が心も体も開きたくなるアプローチを、女整体師が徹底指南。ほぐすべきポイント&触り方のコツをやさしく解説し、親指1本あれば誰でもできるノウハウを伝授する。一生使える癒しの技術で、あなたの恋愛はぐっと豊かになる!

「親指1本あれば」というより、「親指1本」でなければならないとは、今まで知りませんでしたよ！

いつも応援ありがとうございます！

【ポイント】

■1.「つかむ」「揉む」は逆効果

　プロは絶対につかむような揉み方はしません。つかむ刺激はまったくほぐし効果がないどころか、数々のマイナスがあるのです。（中略）
マッサージというと「揉む」ことをイメージしがちですが、それを忘れていただくことがセミプロ整体の第一歩です。
　また、「揉む」と、施術している本人も疲れやすくなります。普段使わない筋肉を使う腕も、指全体も疲れてしまいます。

■2.正しいほぐし方

　●基本の基本は「押す」こと

　押すときに使うのは親指1本だけ。親指はある程度面積があって力をかけやすいので、いちばん効率よく気持ちよさを与えられるのです。親指の腹の部分を使って凝りをプッシュし、その他の指はお休みしてもらいます。

　●「垂直に」がコツ

ほぐしの極意は角度なのです。垂直に押さないと皮膚や筋肉の繊維をねじれさせ、傷めてしまいます。必ず「垂直」を心がけてください。

　●「体重を軽く載せるように」

腕の力を使って押すのではなく、体重を親指に載せるようにして凝りをゆっくりとプッシュします。

■3.時間をかけてほぐせば、揉み返しは起こらない

　親指で垂直に体重をかけて押す。この基本にもう1つ加えておきたいのが、「押す時間は約10秒」です。
　長く感じるかもしれませんが、時間をかけて凝り固まった筋肉を芯まで伸ばすには、それくらい必要になります。
　押す時間が足りないと筋肉は表面しかほぐれず、すぐに元に戻ってしまいます。それが「操み返し」といわれる痛みを呼ぶことに。表面だけがゆるんで芯がゆるんでいないため、1つの筋肉内でアンバランスな感覚が生まれ、元に戻そうとして痛みが生まれるのです。きちんと垂直に10秒力を入れてほぐせば、揉み返しは起こりません。

■4.整体師が使う3つの言葉使い（抜粋）

　●共感

「腰がつらいんです」と言われたら「そうですか、腰がつらいんですね」とリピート。投げかけられた弱音をただ受けとめ、くり返してあげるだけです。それだけでも、相手は「自分のつらさをわかってくれた」と体を預けてくれるようになります。（中略）
　ここだけの話ですが、実際は共感できなくてもいいのです。共感を求める背後にある「わかってほしい」という欲望を満たしてあげれば、満足させることができるでしょう。

　●肯定

　共感で相手の心を開いたら、続けてさらに「肯定」でゆるめていきます。何を肯定するのかというと、「疲れていること」です。（中略）

　カリスマ整体師のすごいところは、つらくなった理由をちゃんと拾って肯定してあげるところです。凝り固まった理由を見つけて、肯定してあげるのです。
「いつもがんばっているから凝っているんですよ。当然のことですよ」
　そう言われて女性もようやく「疲れていてもしょうがないのか」とリラックスできるのです。

■5.具体的に使える台詞

　●「こんなに凝って、●●●●●●」（ネタバレ自重）

　今まで様々な整体師の巧みな話術に触れてきましたが、隣からこの台詞が聞こえたときほど「すごい殺し文句だな」と感じ入ったことはありません。

（詳細は本書を）

　●「ここが凝るのは、まじめな証拠だよ」

　ちなみに、「まじめな証拠」になるような局所的な凝りは、本当は存在しません。男性も同様ですが、そもそもストレスなく自由に生きていれば、体は凝らない。まじめだからこそ体が凝るのです。
　肩でも腰でも、どこかしら固くなっている場所があればそこでいいのです。凝りを触りながら「まじめな証拠だ」と言ってあげましょう。

【感想】

◆タイトル通り（？）、本書内にはところどころに「快感」に関する記載があるのですが、当ブログのテイストに沿いませんので、それらはまとめて割愛。

「マッサージ」（本書内では「ほぐし」と言っています）全般と、それに付随する「言葉かけ」のみ抜き出してみました。

そもそもマッサージによる「気持ち良さ」は男女共通であり、たとえ肩凝りの解消を意図したものであれ「快感」であることには変わりありません。

……一応「肩をほぐすと、性感帯のスイッチが入る」らしいのですがｗ

◆というわけで、本書は体の各部分ごとに、痛みや凝りの原因となっている「トリガーポイント」（俗に言う「ツボ」とどう違うのか良く分からないのですが）を図解。

同時に、押してはいけない「NG部分」も指南しています。

この辺は、ブログでは紹介できませんので、やはり本書にてご確認を。

また、実際に肉体関係がある女性との「ほぐし」＆「セクロス」については、下記目次にもあるように第5章をご覧ください。

吾嬬竜孝さんのイラストが他の章以上に炸裂しておりますｗ

◆一方、意外に大事だと思われるのが上記ポイントの4,5番目に登場した「言葉」。

「ほぐし」の技術だけでなく、こうした会話の技術も「売れっ子整体師」さんには必要なよう。

小見出しで「悩み話にアドバイスは逆効果」なんてありましたが、これはもう、当ブログの読者さんなら、この本を読んでよく御存じのハズ。

ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール男は火星から、女は金星からやってきた (知的生きかた文庫)

参考記事：参考記事：【モテ】「ベストパートナーになるために」ジョン・グレイ（2007年08月09日）

それにしても上記の「具体的に使える台詞」は、個人的には納得しまくり！

「ほぐし」関係なく、コミュニケーション全般に応用できそうです。

◆私は小さい頃から、両親の肩揉みをよくやるような子でした（何故か妹はしなかったのですがｗ）。

その延長線で、独身時代は代々彼女にマッサージしてましたし、今も嫁にしょっちゅうしております。

マッサージすると大抵喜ばれますから、パートナーがいらっしゃる方は、上記ポイントの1～3にあるような「正しいほぐし方」を学べるだけでも本書を読む価値アリ！

いらっしゃらない方は、パートナー未満の女性に対して、本書にある「小顔になる3点押し」や「ウエストが細くなる●ほぐし」（伏字はネタバレ自重）といった情報を提示して、マッサージをする間柄になって頂きたく。

……「そもそもパートナー未満の女性がいない」という方は、当ブログのモテ本カテゴリをご覧になって、精進してくださいませ。

さっそく今夜から活用させて頂きます！