2012年06月08日
意外と知られていない『自信がつく方法』のテクニック10選
自信がつく方法
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、極めて真っ当な自己啓発本。著者のバートン・ゴールドスミスは、アメリカの心理学博士で、メディアにひんぱんに登場し、「ドクターG」の愛称で親しまれている方だそうです。
アマゾンの内容紹介から一部引用。
自分の中の自信に気づき、それを最大に発揮する方法は、決して難しいものではありません。
日常生活で簡単に実行できて効果的な71の方法を、米国で活躍する心理カウンセラーが紹介します。
自らのみならず、自信をなくしている人、自分に自信が持てない人へのプレゼントにも良さそうでした!
なお、タイトルはお馴染み「ホッテントリメーカー」作なので、テクニックは10個も選んでおりませぬ(スイマセン)。
いつも応援ありがとうございます!
【ポイント】
■1.自分を信頼する自分が誇りに感じることを思い浮かべよう。自分の仕事や奉仕、助言で相手の人生に役立ったことはたくさんあるはずだ。少し時間がかかるかもしれないが、自分が施してきた善行を思い出してみよう。
あなたはすぐれた力を持ち、信頼に値する人物である。しかし、それを確信するかどうかはあなた次第だ。それができれば、自信を高めることができる。
■2.自分をほめる
本当に自信のある人は、どんなに挫折しても自信を失わない。なぜなら、過去に成功したことを思い出し、再び成功する能力があると絶えず自分に言い聞かせるからだ。彼らはそうやって実際に再び成功を収める。(中略)
今度、勝利を収めたり業績をあげたりしたら、自分がうまくできたことをほめて自信を持とう。そうすることで、ますます自分の能力を発揮することができる。
■3.利他主義を実践する
利他主義の実践は、人びとへの奉仕を通じて自信をつけるための素晴らしい方法である。助けを必要としている人の役に立つことをしよう。利他主義の実践によって、どんなにすがすがしい気持ちになるかを体験するといい。
利他主義とは、人びとのためなら自分はどうなってもいいというのではなく、あくまで自分を大切にし、そのうえで他人を気づかうという意味である。もし自分を大切にしないなら、周囲の人を助けるどころか、周囲の人の助けを必要とする事態に陥りかねない。
利他主義を実践すると、自分が崇高な行為をしていることに充実感を得ることができる。そして、それは自尊心を高めて自信をつけることにつながる。
■4.社会に貢献する
人びとの役に立っていると思うと、私たちの自信は飛躍的に高まる。脳の中でドーパミンやセロトニンなどの化学物質が生産され、抑うつや不安を軽減して喜びがわいてくるからだ。(中略)
社会貢献とは、自分が有意義だと思う方法で何かを与えるという意味である。それは必ずしもお金や物である必要はなく、やさしい言葉をかけることや支援の手を差し伸べるといったことでもいい。
■5.小さな成功を祝う
成功するには自信を持つ必要があると考えるのが普通だが、そうとはかぎらない。多くの人にとって、自信を持つには成功する必要があるからだ。実際、人生のひとつの分野で成功すると、それがどんなに小さなことでも自信につながり、他の分野によい影響をもたらす。(中略)
時間の無駄のように思えるくらい些細なことでも、それを成功とみなして祝えば、大きな目標の達成に役立つ。たとえば、ほんの数人の前で行った簡単なプレゼンテーションがうまくできただけでも、それを成功とみなして祝えば、その体験を繰り返したくなる。そうしているうちに自信がついて大きな目標を達成できるというわけだ。
■6.過去の成功体験を繰り返す
一流の人は常に向上心を持ち、最善を尽くし、最高の自分になるために、長時間の練習、研究、実践を積み重ねる。たとえば、大リーグの名選手はシーズンが終わったからといって練習をやめない。オフにしばらく休養することはあるだろうが、充電が終われば練習を再開する。
多くの人はそれを「練習」と呼んでいるが、実際には成功体験である。成功体験を繰り返すことによって技術を高め、最高の自分に近づくことができるのだ。
【感想】
◆冒頭で申しあげたように、「真っ当な」自己啓発本でした。よく、「成功するために『根拠のない自信を持つ』」みたいなことが言われますが、本書を読むと、なんらかの「成功体験」が必要なことが分かります。
実際、下記目次をご覧頂くとお分かりのように、本書では第4章をまるまる費やして「成功体験」について言及。
上記ポイントの5番目では割愛していますが、「駐車場に空きスペースが見つかった」「宝くじで10ドル当たった」レベルのことでも「祝う」ことによって自信につながるのだとか。
「成功」と言うより、ただの「ラッキー!」なだけのような気もしますが、どうもそれを「祝う」のがミソのようです。
◆そう言えば、私のムスメも基本的には算数が苦手なのですが、以前、九九を憶えられたことによって、「自分は算数ができる」と勝手に自信をつけました。
参考記事:【備忘録】資格試験方式でムスメに九九を教えた話(2012年02月01日)
何せ、「その学期だけ」算数の成績がズバ抜けて良くなり、先生に「何かあったのですか?」と面談で聞かれたくらいなので、本人にとってはかなりの「成功体験」だった模様。
相変わらず二けたの引き算でつっかえているのですが、九九を憶える前よりは、「あきらめること」が少なくなりました。
なるほど「成功体験」は、かくも効果的なのだな、と。
◆こうした「成功体験」のようなものは「自信」に直結すると分かりますが、本書の第6章では「気分転換」も自信につながると指摘しています。
例えば、旅行や運動やリラックス等々。
要は「生活の質」を高めることに成功して、さらに自信をつけるという理屈のようです。
リラックスに関しては、本書では「美しい浜辺でゆったりくつろいでいる様子を数分間イメージする」というTIPSが挙げられていました。
何でも、それだけで脳波と血圧が下がるのだとか。
そう言えば、私もこの本には、随分と癒されましたっけw
世界の島々―かけがえのない風景99島 (世界名景紀行)
参考記事:【快感!】「世界の島々」は見ているだけで癒されます!(2009年08月22日)
◆当ブログで、ビジネス書をチェックされるような方なら、成功体験もおありでしょうし、「自信がない」ということはあまりないのではないでしょうか?
ただ、何らかの拍子(失敗等)で自信喪失気味だったり、漠然とした不安にさいなまれることがあったら、本書に収録された71のTIPSは試してみる価値はあるハズ。
私もムスメが大きくなって「現実に直面」して自信を失うことがあったら、本書を基にアドバイスしたいと思います。
かく言う私自身も、これらTIPSを実践して、もう1つ上のステージに上がらねば!
読む「心のサプリ」です!
自信がつく方法
第1章 自尊心を高める
第2章 生活と仕事を充実させる
第3章 考え方をポジティブにする
第4章 成功体験を大切にする
第5章 自信につながる行動を起こす
第6章 気分転換を図る
第7章 よい人間関係を築く
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【編集後記】
◆ちょっと気になる本。「気がきく人」のスマート仕事術-ちょっとした気配りで“期待以上"の仕事をしよう! (DO BOOKS)
やはり「気配り」は大事かと。
ご声援ありがとうございました!
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