2012年05月29日
【モテ】『モタク モテるオタクになる恋愛ガイド』アルテイシア

モタク モテるオタクになる恋愛ガイド
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは"恋愛格闘家"ことアルテイシアさんによる、「オタク向け」のモテ本。ただし、俗に言う「オタク」だけではなく、リア充以外のすべての男性にとって有意義な内容となっております。
アマゾンの内容紹介から。
シャイで奥手な男子へ贈る「正しい恋愛のはじめ方」わかりやすく解説します。
「モテ本オタク」の私が読んでも、「マジで使える1冊」だと思いましたよ!

【ポイント】
■1.相手の話は最後まで聞く巷の恋愛本には『女は共感を求める、だから会話では同調に徹すること、自分の意見は言わないこと』と書かれてますが、これは間違い。それだと「何も考えてないバカ」だと思われます(頭のいい女性には特に)。
女だって相手の意見は聞きたいのです。ただ意見を言う前に、最後まで自分の話を聞いてほしい。真剣に耳を傾けて「そうか、そんな仕事の振り方はひどいよな、やる気もなくすよな」と理解・共感してほしい。その上で「もっとこうすれば?」と意見を言われたら、素直に聞くし感謝もする。(中略)
女はイエスマンを求めているわけではありません。偽りのない本音で話したいと望んでいる。ただ頭ごなしに否定する人や、言い方が一方的・独善的な人が嫌なのです。
■2.好感度の高いネタを用意しておく
プロのお笑い芸人も、本番前に話すネタを用意します。女慣れしてないオタクはもちろん、事前に用意した方がいい。それにネタをいくつか持っていれば、いろんな場面で使い回せます。
女性の好感度の高いネタは、幼少期〜学生時代ネタ・家族(ぺット)ネタ・失敗ネタなど。
人間誰しも幼少期や学生時代を過ごしてるし、家族もいるし、失敗した経験もある。ゆえに会話がふくらみやすいのです。
■3.誰に対しても紳士である
デート中、男は目の前の相手に集中しますが、女はバランスよく周りを見ています。よって「店員さんに偉そうな男が一番イヤ」と言うのです。逆に店員さんに親切だと好感度が上がる。
すなわち、脈を作りたければ「いつ何どきも、誰に対しても紳士たれ」。
ジョナサン・ジョースターさんに憑依されたつもりで日々の暮らしを送りましょう。最初は付け焼刃でも、ジョジョに紳士な態度が身につきます。
■4.自分の気持ちを押し付けない
自分が相手を好きなのは自分の勝手であり、相手の責任ではない。自分が苦しもうが、相手には関係のないこと。一方的に気持ちを押しつけるのは、相手にとって迷惑でしかない。
という事実を、どんな時も忘れないでください。(中略)
たとえば相手からメールが返ってこない時。<なんで返事をくれないの?>とメールしたり電話をかけると、相手に「重い、ウザい」と嫌われます。あなたは返事がほしいけど、相手は返事を返す気がない。その事実を受け入れるしかないのです。
■5.服選びは店員さんにまかせる
モテるには、ぱっと見がオシャレであればよいのです。それも際立ってオシャレではなく、それなりにオシャレであれば十分(むしろ際立ってオシャレだと「こだわりが強そう」と女性に敬遠されたりもします)。
ぱっと見オシャレになるには、店員さんにまかせるのが一番。プロに上から下までコーディネイトしてもらえば、手間をかけずに変身できます。
私がオススメするショップは「●●●」。値段が高くないこと、敷居が高くないことが理由です。(ネタバレ自重)
■6.初デートにふさわしいお店を選ぶ
和食やイタリアンが一切食べられない人間はいないので、いずれか1つは押さえておきましょう。また女性は●●●●料理・●●●●料理・タイ料理なども好きなので、それも1つ押さえておくとべター(事前に「好き嫌いはないですか?」と聞いておくと、気づかいに好感度がUPします)。
聞ける人がいない場合は、インターネットや雑誌で「デートにオススメの店」を探しましょう。食べログなどで<ゆったり大人の空間でくつろぎデート><ムードたっぷりの大人の隠れ家>とか書いてる店を選んでください。クチコミも読んで、味や価格帯もチェックしましょう。(ネタバレ自重)
■7.ディープキスはシンプルに
女が求めるのは、シンプルに舌と舌をからめるディープキス。そこに軽いキスや、唇を離したリ重ねたり、角度を変えて重ねたりの変化を加えましょう。いずれもがっつかず、ゆっくり行うのがポイント。(中略)
上手なキスとは「ゆっくり丁寧に行う」「余計なことをしない」、この2つを守ればよいのです。
【感想】
◆アルテイシアさんと言えば、『59番目のプロポーズ』が、世間的には広く知られているかと。『電車男』が2ちゃんねる発なのに対し、『59番目のプロポーズ』はmixi発で、今にして思えば、「ネットから生まれた本」のさきがけだったような。
また、『電車男』はテレビドラマ&映画化されましたし、『59番目のプロポーズ』もテレビドラマで共演した、藤原紀香さんと 陣内智則さんが結婚するきっかけにもなりました。
……って二人、離婚してるやないか!?
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/,.=゙''"/
/ i f ,.r='"-‐'つ____ こまけぇこたぁいいんだよ!!
/ / _,.-‐'~/⌒ ⌒\
/ ,i ,二ニ⊃( ●). (●)\
/ ノ il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| |
/ iトヾヽ_/ィ"\ `ー'´ /
いや、実際アルテイシアさんが悪いんじゃないですし。
◆さて、一般的に女性の方が書く「男性向けのモテ本」というのは、「自分や自分の周りの女性」の意見を主張するものが多いです。
確かに「女性の本音」を聞けるのはありがたいのではあるのですが、「上から目線」だったり「お前が言うな」的に感じることもままあったりするワケでして。
それに対しアルテイシアさんは、ブログ上で恋愛相談をされており、その意見や感想等が本書では反映されています。
また、ご自身もかつては「太っていてモテなかった」黒歴史があったり、ご主人が「オタク」だったりするため、間違っても「上から目線」ではありません。
ただし、意気地なしな男性に対する「叱咤激励」があるのは、覚悟して頂きたく……w
◆ところで「オタク」の特徴として挙げられるのが、「自分の得意なことを話したがる」こと。
アルテイシアさんが後のご主人と出会ったきっかけが、バーで鳴ったアルテイシアさんの携帯の着信音が「間違いない、メールだ!」というアムロの声であることは、『59番目のプロポーズ』でも明らかにされていましたが、実はそれ以前にも、このアムロの声に反応した男性はいたのだそう。
ただ、その人たちは、彼女がガンダム好きだと分かると、ガンダムに関する自分の知識を一方的に喋りまくって、「会話のキャッチボール」が成立しなかったのに対し、後のご主人は「なんでその着ボイスなんですか?」「どのガンダムを観てました?」等々問いかけてきて、会話が弾んだとのこと。
なるほど、ただの「オタク」止まりの人と「モテるオタク=モタク」との違いは、こういう「コミュニケーションスキル」の差にあったのだと、改めて思った次第です。
◆なお、今回の記事では、当ブログの読者さんのニーズを考えて(?)、第4章の「セ●●ス編」は丸ごと割愛しました。
ただし、ワタクシごときが言うのもアレですが、下手なA●観るより、この第4章の方が100倍役に立つと思います。
おまけに、ベストセラー『女医が教える 本当に気持ちのいいセ●●ス』でお馴染みの宋 美玄先生との対談もアリ。
「あの本が売れてる」ゆえの話題作りかと思いきや、アルテイシアさんと宋先生は「20年来の親友」とのこと!?
お二人ともぶっちゃけトークしまくってますので、読者の皆様におかれましては「今相手がいなくとも、近未来に向けて」読んでおいて下さいマセ。
◆本書はこの装丁ゆえ、なかなかリアル書店では手に取りにくいというか、人によっては読まずにスルーされる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、モテ本としてのクオリティはかなり高い上に、そのコンテンツに上手く「笑い」の要素を加味することによって、「一冊の本としても面白い」という見事な仕上がりには、「モテ本オタク」の私も脱帽しますた。
実際、モテ本読んで「ワロタ」のは、『もう合コンに行くな』以来です。
参考記事:【モテ】『もう合コンに行くな―3時間で女をオトす恋愛戦略「ナンパマーケティング」 』リーマンナンパマスター(2009年02月22日)
比喩に「ガンダムネタ(多分)」が多いのが玉にきずなんですけど、ウケ狙いじゃなくて、元々そういう方なんでしょうし、それがタマランという方にはツボ過ぎるのではないでしょうか。
マジで彼女が欲しい方には激オススメ!

モタク モテるオタクになる恋愛ガイド
第1章 コミュニケーション編
第2章 メンタル、ビジュアル、フィールド編
第3章 シミュレーション、経済編
第4章 セ●●ス編
対談 アルテイシア×宋 美玄
恋愛経験ゼロのオタクの成功例
【関連記事】
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【編集後記】
◆こちらはもうすぐ発売のモテ本!
読むだけで彼女ができる モテる小説
ココロ社さんが恋愛本、というだけで気になっておりますw

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この記事へのコメント
モタク…、そんな言葉があったとは知りませんでした。面白そうな本ですね
Posted by マグロ船の齊藤正明 at 2012年05月30日 21:31
>マグロ船の齊藤正明さん
うーん、一般的な言葉じゃないですよね、これ。
一応、本のタイトルとして作った造語というか「モテキ」のパロディみたいなものかもしれませんw
うーん、一般的な言葉じゃないですよね、これ。
一応、本のタイトルとして作った造語というか「モテキ」のパロディみたいなものかもしれませんw
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2012年05月31日 04:23
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