2012年04月17日
【Amazonキャンペーン有】『お金をかけずにお金を稼ぐ【儲け】のアイデア発想術』岩波貴士
お金をかけずにお金を稼ぐ【儲け】のアイデア発想術
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、今までの著作が、当ブログでおしなべてランキング入りしているという、岩波貴士さんの最新作。ジャンルとしては「アイデア本」なのですが、その目指すところは「儲け」。
書影のサブタイトルにもあるように、「45の作戦と300の視点」が詰まった、スゴ本です。
なお、記事の終わりに「アマゾンキャンペーンのお知らせ」がございますので、お見逃しなく!
いつも応援ありがとうございます!
【ポイント】
■1.実際には「物」の移動がない「不動産」不動産は、大きな商品と考えがちですが、実際の取引においては物の移動はありません。つまり「権利」という形なき商材を扱うビジネスなのです。そのため、考え方は、紙面上のスぺースを扱う「広告業」と同じです。
■2.フロントエンド商品&バックエンド商品の考え方をもつ
地震対策グッズの販売に「よくわかる震災対策DVD」をセットで販売しDVDの中で地震保険の勧誘をすれば、スポンサー的な役割がつくことになり本体の地震対策グッズの販売価格を抑えることもできます。
■3.「1位」でなくても「1位」の肩書を利用する方法
商品が1位でなくても、広告に「1位」という文字を利用できるようになる秘策があります。それは「その業界で1位の人から推薦をもらう」方法や「その業界で1位の人を開発に参加させる」方法などです。これにより「ギネス世界1位○○マイスター推薦」のように「1位」の文字が使えるようになるわけです。
■4.複数回来店させる仕組みを考える
要らなくなった商品の「下取り」を特定の売り場で実施させる方法を、集客に利用するデパートなどが増えてきました。下取りの際、現金の代わりに、そのデパートのみで使える商品券を与えることで、商品券を利用する際、再度デパートに集客できる仕組みです。下取りで1度目の集客、商品券で2度目の集客というわけです。
■5.その分野の「黄金比」を割り出し活用する
コンタクトレンズ販売を手掛けるジョンソン・エンド・ジョンソンでは、白目と黒目のバランスの取れた比率「1:2:1」を割り出し「瞳の黄金比率」という商標で、その比率に合致するコンタクトレンズを販売し、印象が大切な就職活動中の女性などから高い支持を得ています。本来「黄金比」とは美術の業界などで用いられているバランスがよいとされる「1:1.618」比率のことです。
これは、法則性があることを知ると、その法則に適った商品に興味を示すという人間心理を応用した販売方法といえます。
■6.ビジネスは「人」を軸に考える
お金をかけずに、料理の味を良くする魔法の経費削減法があります。それは…?「従業員の接客態度を良くすること」です。気分と味覚は連動します。商売を繁盛させる重要なポイントは、このような「タダでできることを極めること」なのです。
■7.「教育+資格」の「家元制度」を取り入れる
「等級」や「段位」などを設けることで受験料と登録料を複数回徴収できます。家元ピジネスに限りませんが、同一人から複数回課金するための重要なノウハウが、この「段位」や「等級」「有効期限」などを設ける知恵なのです。
■8.「権利切れ」「権利のないもの」でビジネスする
法律の条文や単なる事実、政治家の演説などには、原則的に著作権が存在しません。利用にあたっては、例外規定などの注意が必要ですが、このような自由に利用できる素材をべースに、それに付加価値をつけて販売する方法を研究してみましょう。
【感想】
◆今回は1つ1つの「ネタ」が短めなので、いつもより多めにピックアップしてみました。というか、今回も付箋を貼りまくりすぎたので、どれを選ぶかでかなり迷ったという。
本の中には、個々の「ネタ」を膨らませて、見開き2ページにしてしまうものが多いところ、本書はかなりの太っ腹。
ビビビと来る方なら、この「ネタ」を読んだだけで、新たなビジネスを思いつくかもしれません。
◆実は、上記ポイントは、本書の第1章〜第4章までの範囲から抜き出しております。
これら1〜4章を受けて、第5章では実際のアイデア発想法を伝授。
そのうちの1つが「メガサンプル発想法」であり、これは、最初の4つの章にあるような大量のサンプル(ネタ)に触れることで、アイデアを誘い出すというものです。
当エントリーでは、8つしか挙げておりませんが、本書の300にも渡るネタに接すれば、何らかの「ビジネスのアイデア」を生み出せそうな?
第5章でもう1つ挙げられている「チェックリスト発想法」については、実際にチェックリストをご覧になりながらの方が分かりやすいので、本書にて直接ご確認ください。
◆また、本書の大きな特徴が、「ネタ」を深く理解するための推薦本を紹介していること。
全部で119冊あるそうなのですが、当ブログで記事にしているものを何冊か。
そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生
参考記事:【葉っぱがお金に?】「そうだ、葉っぱを売ろう! 」横石知二(2007年11月10日)
出版で夢をつかむ方法
参考記事:【ヤバ本】「出版で夢をつかむ方法」吉江 勝(2010年06月16日)
人が集まる !行列ができる !講座、イベントの作り方 (講談社プラスアルファ新書)
参考記事:【実践!】「人が集まる !行列ができる !講座、イベントの作り方 」牟田静香
一気に業界No.1になる!「新・家元制度」顧客獲得の仕組み―どんなビジネスにも使える! 継続率96%の秘密
参考記事:【習い事】『「新・家元制度」顧客獲得の仕組み』前田 出(2008年07月15日)
アナタはなぜチェックリストを使わないのか?【ミスを最大限に減らしベストの決断力を持つ!】
参考記事:マッキンゼーが選んだ『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』の10個の原則(2011年06月23日)
これらとは別に、純粋な「アイデア本」も、巻末に推薦図書としてギッシリ収録されておりますので、そちらも是非ご覧頂きたく。
ざっと数えたところ、当ブログでご紹介しているものだけでも9冊ありましたので、まとめて割愛しますが。
◆岩波さんは、本書が5冊目の作品なのですが、意外なことに単行本は初めてになります(文庫本4冊&ムック本1冊)。
今までの本も、どれも中身が濃かったものの、やはり単行本ということで気合が入っているのか、本書のクオリティは光っている気が。
過去の著作が気に入ってらっしゃる方は、迷わず「買い」で。
まだ岩波さんの本をお読みになったことがない方も、とりあえず本書を買っておけば間違いないハズ。←アサマシw
相変わらず濃い内容でお腹一杯です!
お金をかけずにお金を稼ぐ【儲け】のアイデア発想術
1章 ビジネス法則・王道ネタから考えよう
〜忘れてはいけないこの視点〜
2章 この発想に便乗しよう
〜マネから始める便乗発想〜
3章 ビジネスの名言から発想しよう
〜利益を生み出す「気づき」の世界〜
4章「大きな知恵」を「身近な知恵」へ加工しよう!
〜ニュース記事から応用する法〜
5章 応用自在! ビジネスアイデア発想法
「メガサンプル発想法」「チェックリスト発想法」
【アマゾンキャンペーンのお知らせ】
◆本書の発売を記念して、本日からアマゾンキャンペーンが行われております。『お金をかけずにお金を稼ぐ【儲け】のアイデア発想術』アマゾンキャンペーン
■日時
●2012年4月17日(火)〜4月18日(水)
■特典
(1)全文読み上げ「音声ファイル」mp3形式
(2)ビジネスに役立つ「チェックリスト集」
(3)随時更新されるリンクつき「大人気ビジネス情報源」
(4)ブログをもとに本を出版する方法(ver.4.0)
(5)豪華ビジネス書の著者仲間からの特典複数
(6)集客用ソフトウエア
◆……本だけでもお腹一杯なのに、特典でもさらにお腹がw
個人的には、本書の全文読み上げMP3ファイルがありがたいです。
なお、申込方法その他詳細は、キャンペーンサイトまで!
『お金をかけずにお金を稼ぐ【儲け】のアイデア発想術』アマゾンキャンペーン
【関連記事】
【アマゾンキャンペーン有】『思わず人に教えたくなる!「問題解決」のネタ帳』(2011年08月10日)【Amazonキャンペーン有】「人にはぜったい教えたくない「儲け」の裏知恵」岩波貴士(2010年01月17日)
【ネタ満載】『人にはちょっと教えたくない「儲け」のネタ帳』岩波貴士(2008年11月02日)
【アイデア】『バカ売れ販促アイデア500』堀田博和(2011年12月05日)
【オススメ!】『ビジネスマンのための「行動観察」入門』松波晴人(2011年10月20日)
【編集後記】
◆巻末の推薦図書から1冊だけ。アイデアのちから
参考記事:【オススメ】「アイデアのちから」が予想以上に面白かった件(2008年11月25日)
うーん、さすが名著だけあって、マーケットプレイスでも値崩れしてませんね。
ご声援ありがとうございました!
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