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2012年03月28日

【ラテン系?】ジローラモ氏に学ぶ5つの「イタリア人式仕事術」


イタリア人式楽観思考法
イタリア人式楽観思考法


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、テレビでもお馴染み、パンツェッタ・ジローラモ氏の自己啓発本。

ひょっとして今の日本に欠けているのは、こういう楽観的な考え方なのではないかと思ってみたりw

アマゾンの内容紹介から。
経済が悪いことと、自分の幸せは関係ない。残念な結果だって、明るく楽しい思い出に早変わり。3万円で、30万円に匹敵する楽しみを満喫する。嫌いな人こそ、長所を探してほめる。お洒落になれば、内面まで綺麗になる。明るくポジティブに生きる方法。

今回は、スポーツ系のネタを扱ってらっしゃるフモフモさん流に記事を書いてみましたw


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【5つのイタリア人式仕事術】

■1.「なんとかなる!」の超ポジティブ思考


◆ジローラモ氏の知り合いの、時計メーカーで働いているイタリア人に、あるとき「時計を100本ほしい」という注文が入ったのだとか。

するとその人は、手元に50本しかなかったのに「ありますよ!」と回答。

もちろん、残りの50本はすぐには納品できません。
 でもね、この返事は不真面目や不誠実にはならないと思うんだ。だって、「ない」と言ったら、この時点で仕事がなくなってしまうでしょ? だから、「今からでも50本つくれば大丈夫」と考えた。つまり「なんとかなる」というポジティブ思考! それこそが、イタリア人らしい考え方なんだよね。
いや、別に間に合えばいいんですけどね!

そういえば私が学生時代、ローマの安ホテルを電話で前日に予約して、当日行ったところ「部屋が空いてなかった」ことがありました。・

ひょっとしてこれは「なんとかなる」ハズが「どうにもならなかった」のかもしれませぬ……。


snap LEON (スナップレオン) vol.5 2011年 06月号 [雑誌]



え? ダメだった? サーセンww






■2.笑顔大事!超大事!


◆本書で何度か強調されているのが「笑顔」の重要性。

そもそも引っ込み思案だったジローラモ氏は、13歳にして心理学の本を読んで勉強し、毎日道行く人に笑顔で挨拶するようにしたのだそう。

オフタイムはまぁいいんですが、「職場でも笑顔でいるべし」、と。
 笑顔でいることは難しいことじゃないはず。日本人は笑顔が下手な人が多いと思う。仕事中も、みんなムスッとしてるし。それは、実にもったいない。(中略)

 同僚や上司に「笑顔になってください」と頼むのも難しいだろうから、せめて自分だけでも笑顔でハッピーな気持ちで仕事をしたらどうかな? すると周りもどんどん明るくなっていくはずだよ。
えー、おっしゃることは分かるのですが、通常日本で仕事中に笑顔でいたら、「空気嫁」と言われること必至!

そこをあえてのバリ笑顔でいるところが、「イタリア人式」なのかもしれませんが。

LEON (レオン) 2010年 09月号 [雑誌]



「笑顔」があれば万事解決!





■3.本気出す!ただし「遊ぶため」だがなw


◆どちらかと言うと不真面目に見られがちなイタリア人ですが、ジローラモ氏いわく、「イタリア人はむしろ働き者である」と。

ΩΩΩ<な、なんだってー

まず、オフィス街のバール(カフェのような店)は6〜7時から開いており、そこで一服してから仕事に集中!
 イタリア人が不真面目に見えてしまうのは、基本的に苦労するのが嫌いだからかもしれない。日本人が10時間かけてやることを、イタリア人は5時間で終わらそうとする、みたいなところがあるから。それで、5時間キッカリで仕事を終わらせてしまうから、仕事がちょっと雑だったりすることもあるけど…。
 でもその分、仕事中は、笑顔で雑談することもあるとはいえ、集中力はけっこうあるかもしれない。早く仕事を終わらせて遊ぴに行きたいから、集中するわけ。
 遊ぶ約束はイタリア人にとってすごく大切。だから、残業なんかしないし、定時で終わるように集中するんだ。
ただし、「職場についてタイムカード押してから、またバールに行く」こともあるようですから、どこまでマジなのかは不明w

もっとも、仕事と遊びのメリハリをつけて、「遊ぶため」とはいえ集中している、という点は見習いたいところです。

LEON (レオン) 2009年 03月号 [雑誌]


藻前らが10時間かけてやることを、5時間でやるぜ!





■4.怒られても気にしませ〜んww


◆普通、日本人は怒られると凹んだり落ち込んだりするものですが、イタリア人は違うらしくて。
怒られても、明るい表情を見せることが大切なんだ。といっても、ヘラヘラしていたらもっと怒られるから…、「心を入れ替えて、これから頑張るぞ!」という希望に満ちたような表情を見せるのが大事だね。
ジローラモ氏いわく、「ヘンに萎縮したり、声が小さくなってしまうと、余計に怒りを助長してしまうことがある」、と。
 ただし、相手の前では真摯な姿勢で、心を込めて「スミマセン」と言うことを忘れずに。その後は落ち込まずに、心を切り替えよう。そして、こう思うのが大事。「かわいそうなのは自分じゃなくて、怒っているこの人だ!」と。「あんなに怒ってばかりだと、この人はハッピーじゃないだろうなぁ」「気の毒な人だなぁ」と!
なるほどー。

前述のローマのホテルで、部屋がなかった私は、「どうしてくれるんだゴルァ!」とクレーム付けたのですが、目の前のフロントの男性は「ちょwwかわいそうなヤツww」と思ってたのかも。

そう思ったら、四半世紀ぶりに怒りがこみ上げてきたんですがww

LEON (レオン) 2011年 07月号 [雑誌]



気の毒な人だなぁ……






■5.休日の仕事の電話? 出ませ〜んww


◆これはいかにもラテン系なライフハック。

ストレスがあったら、「その原因から逃げちゃう」のだそう。
 たとえば、「休日にも会社の上司から携帯電話に連絡がある」なんていう場合。そんなときは、電話に出なければいい。もちろん、出ない理由はちゃんとつくっておく。
 べストなのは、携帯電話の圏外の場所に行っちゃうこと。海でサーフインをしたり、クルマで山道をドライブしたり。そうすれば、電話に出られなかった理由がキチンと言えるから。
これは結構「目からウロコ」でした。

いや、そんな問題解決の仕方が「アリ」だなんて……。

ただ、1回くらいは通用するかもしれませんが、2度目以降は上司を見て対応をお考え下さいw

LEON (レオン) 2008年 09月号 [雑誌]



サーセンw海の上にいました〜w




【感想】

◆自分でまとめていて、このライフハックが果たして役に立つのか、結構不安になっておりますw

ただ、一般的に私たち日本人は、ラテン系の方と比較すると「真面目すぎる」傾向はあると思われ。

実際、英国の語学学校でも、ドイツ人に比べると、イタリア人やスペイン人は、「お気楽」な人が多かったです。

面白いのが、同じスイス人でも「フランス語圏&イタリア語圏」と「ドイツ語圏」で、行動様式が結構違っていたこと。

私はもっぱら、ドイツ語圏のスイス人とつるんでいたのですが(根が真面目なんでw)、あまりハメを外したりしませんでした。


◆ただし、「お気楽」なことと、「生産性」とはまた別のお話。

上記にもあるように「10時間かかるところを5時間でやろうとする」意気込みは、必ずプラスになるはずです(多少仕事が雑だとしても)。

ホントに5時間は無理だとしても、9時間でも8時間でも、10時間より短くすることができれば、生産性は高くなるわけですから。

逆に、昔の日本人だと、10時間かかるとわかった時点で、のんびり残業して、12時間になっちゃってたわけですが。


◆実は本書の中で、一番付箋を貼ったのは、ファッション絡みのところでした。

「センスを高めたければ美術書を見よう」

「スーツは自分の体型に合わせてリメイクしよう」

「ポケットチーフやネクタイを活用して個性的に着こなそう」

「眼鏡を上手に選ぼう」


等々、ファッション関係のTIPSは説得力がありました。

……もっとも「大量生産の安い服だって、上手に着こなせば、十分にハイセンスになれる」というのは、高価格帯のスーツの載っている雑誌『LEON』の表紙を飾っている人に言われてモナーww


こういう働き方をしていれば、きっと明るくなれます!

イタリア人式楽観思考法
イタリア人式楽観思考法
第1章 イタリア式! ハッピーになれるコミュニケーション術
第2章 イタリア式! ハッピーになれる仕事術
第3章 イタリア式! ハッピーになれる心をつくる方法
第4章 イタリア式! ハッピーになれるライフスタイルのつくり方


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【紳助のヒミツ】「紳竜の研究」はスゴかった(2008年03月14日)


【編集後記】

◆そのジローラモ氏のスタイルブックがこちら。

ジロマニア~オトナの男のスタイルブック~
ジロマニア~オトナの男のスタイルブック~
ジローラモのクローゼットからこっそり教える“お洒落の基本”。服選び、着こなしから人生の楽しみ方まで、イタリア流「モテワザ」の極意。
こちらもなかなか面白そうです。



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