【モテ?】『"感じのいい達人"の行動パターン―恋愛達人が教える、仕事で生かすコミュニケーション術』スゴレン:マインドマップ的読書感想文

2012年02月03日

【モテ?】『"感じのいい達人"の行動パターン―恋愛達人が教える、仕事で生かすコミュニケーション術』スゴレン

”感じのいい達人”の行動パターン―恋愛達人が教える、仕事で生かすコミュニケーション術

【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、"日本最大の恋愛情報サイト"であるスゴレンさんによる、ビジネスシーンにおけるコミュニケーション本。

とはいえ、徹底的に「女子目線から」男性の行動について言及されているので、詰まるところは、「オフィスでモテる男とは？」が描き出されております。

アマゾンの内容紹介から一部引用。

職場での「あの人感じがいい」「何だかあの人感じ悪い」の秘密を、コミュニケーションの達人が徹底解明！
1000人に及ぶ、詳細なアンケート調査と分析に基づき、職場の場面別に、やっていいこと悪いこと教えます。

今回は特に「モテる男の行動パターン」を7つ挙げてみました！

いつも応援ありがとうございます！

【ポイント】

■1.部署のドアの前で、あとから来る女性が入るまで開いて待っていてくれる

◆『社内の廊下やエレベーター、社員食堂などで、女性が「素敵!」と感じる男性の言動』から。

「階段を上がってくる私のためにドアを開けて待っていてくれて、思わずホレそうになりました(笑)」(20代女性)など、エレべーター同様ドアを開けてくれることに女性は弱い様子。特に女性が荷物を持って手がふさがっているときは、進んで行動しましょう。

こういうのって、諸外国では結構当たり前に（男女とも）やってるので、恥ずかしがらずにやってみましょう。

■2.久しぶりに会うのに、名前や前回話したことを覚えてくれていたとき

◆『たまに顔を合わせる男性の仕事相手に、心がときめいた瞬間』から。

「『○○さん、お久しぷりです!』と挨拶をされ、前回の会話を引っぱり出してきたときに、『うれしい』って単純に思いました」(20代女性)とあるように、名前を覚えているのは特に好印象。女性はドキドキ感と尊敬の気持ちを同時に持ちそうです。

逆に、自分を含めて、「いかに人は他人の名前を憶えていないか」、というのはありますよね。

■3.電車の中で、お年寄りや妊婦さんなどに、サッと席を譲れる

◆『電車や車で移動中、同僚の女性に好印象を与える言動』から。

「わざとらしさがなく自然にできる人は、思いやりがあって、誠実なんだなって感じる」(20代女性)という意見も。移動時間が長いときは、席があいたとき同僚女性にサッと席を譲れるなどの行動も、女性にとっては好印象です。マナーと男らしさを感じさせられます。

これも上記1と同様、諸外国では当たり前（同僚の女性に席を譲るのは「？」ですが）なので、恥ずかしがらずにスマートにこなすべし！

■4.女性が忙しそうなとき、自分の仕事を中断してまで手伝ってくれる

◆『思わず異性として意識してしまう、仕事中の男性の言動』から。

「自分も忙しいのに、私のことを手伝ってくれる余裕と優しさを感じてドキドキしちゃいました」(20代女性)など、『自分のために時間や力を使ってくれる』のは、女性にとって弱いポイントのようです。残業中にさりげなく手伝うのはいかがでしょう。

女性は「余裕のある男性に惹かれる」ので、たとえ自分が忙しくてテンパっていたとしても、女性にはバレないようにしましょう。

■5.女子が多い職場での初顔合わせに、人気のスイーツをお土産に持参していた

◆『仕事で一度会っただけなのに忘れられない男性』から。

「よく仕事相手のことを調べている人は、当然他の人より記憶に残る」(30代女性)と、これは事前リサーチが功を奏したパターン。ちなみに、差し入れで食ぺ物を選ぶときは、手が汚れない、食べやすいという点まで気を配れたら満点でしょう。

具体的に相手の好きなスイーツまで分かっていればそれにするのも良いでしょうけど、そうでない限りは、女性誌等で話題の新スイーツを持参した方が喜ばれるハズ。

■6.重い荷物を運ぷときに率先して持ってくれる

◆『職場の男性にやってもらえるとうれしい雑用』から。

「重い荷物を抱えていたら、さりげなくかわってくれてうれしかった」(20代女性)と、力仕事系はアンケートでもダントツの意見。書類や備品など、意外と重いものはたくさん。荷物を運んでいる女性を見かけたら、声をかけるぐらいの度量は身につけましょう。

こちらも上記1,3同様、条件反射的にできるようにしたいものです。

■7.自分の仕事ぶりを見守ってくれ、いいときはほめてくれる

◆『職場において、女性の後輩から「素敵な先輩だな」と思われる言動』から。

「ささいなことでもほめてくれると、きちんと私を評価してくれる先輩だと思える」(30代女性)など、「日ごろからちゃんと見ているよ」という気持ちが伝わるのはうれしいもの。ただ、なんでもかんでもほめるのではなく、悪いときは指摘することも忘れずにいましょう。

これは「モテ」関係なく、上司として当然ですね！

【感想】

◆いつも通り（？）、7つ挙げてみましたが、本書にはこのようなTIPSが大量に収録されています。

まずは上記でも各ポイントごとに設問を挙げましたが、あの手の設問が全部で67個。

さらに、それぞれにTIPSが9パターンずつあるので、全部で「603TIPS」あることになります。

中には似たような設問もありますし、TIPS自体もかぶっているので、実際には600もないでしょうけど、それにしても多いな、と。

まさにスゴレンさんを紙ベースで体験するようなものです。

◆また、今回は「OKパターン」のみ挙げてますが、本書では逆に「NGパターン」も多々。

たとえば

『「実務はできるのに、なぜか出世できないガッカリな人……」と社内の女性に思われている男性社員』

『女性がイラッとする、男性社員からの仕事の頼まれ方』

『女性がドン引きする「仕事中のテンパったときのふるまい」』

『会社の飲み会で、同僚の女性に「ツマラナイ男！」とレッテルを貼られるトーク』

等々、すべて「9パターン」ずつ挙げられています。

……それにしても、なぜスゴレンさんはいつも「9パターン」なのかｗ

◆そして、それぞれの章（「編」）の冒頭には、内藤誼人さんの解説もアリ。

実は内藤さんが結構いいことおっしゃられてるのですが、今回は記事の構成上カットしてしまい、ちと残念でした。

折角なのでいくつかピックアップ。

「プライベートでモテる人はビジネスの相手ともうまくやっていけるし、彼女が欲しいのに何年間もできない人は、ビジネスでも成功する可能性は低いでしょう」

「コミュニケーション能力は、筋トレと同じ。基本的には、トレーニング＝コミュニケーションの機会を増やしていくことで、徐々に基礎体力がついていきます」

「しかるとき、気をつけなくてはいけないのは2点だけ。短時間で終わらせることと、蒸し返さないことです」

なるほど、確かに！

◆当ブログでも何度か申し上げているように、「男性向けのモテ本」は、マーケットとしては小さいです。

ですから本書のように「ビジネス書としての体裁を整えて」出版する方が、インパクトとしては大きいかもしれません。

セールスやマーケティングといったビジネス視点を、モテ本に取り入れるのとは逆になりますが、本書のような女性視点をクリアしてこそ、デキるビジネスマンでしょうし、同時に「女性からもモテる」ことができるのだと思います。

たとえ既婚者であっても、女性に好かれなくては仕事がうまくいきませんしネ。

仕事もデキて、モテる男になるために！