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2012年01月30日

【モテ?】『傷つくならば、それは「愛」ではない』に学ぶ「恋愛のツボ」7選


傷つくならば、それは「愛」ではない
傷つくならば、それは「愛」ではない


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、チャック・スペザーノ博士によるコミュニケーション本。

そこをあえて(?)「モテ本」として評価してしまうのが、当ブログでございます(だってタイトルもこんなだし)。

アマゾンの内容紹介から。
ベテラン心理カウンセラーが一年366日のカレンダーにそって語る、「人間関係」に疲れたときに、あなたを癒してくれる考え方の秘訣集です。本書は、前作「30日間で理想のパートナーを見つける法」の1年366日版ともいえる、日めくり式啓発書。あなたも1年で「人間関係の達人」という称号を手に入れましょう。

恋愛だって、ひとつの「人間関係」ですから!


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【ポイント】

■1.パートナーはあなたの望みをかなえるためにいるわけではない
 自分の望みを満たすためにだれかが必要だと考えていると、その人が満たしてくれてもくれなくても、結局はその人を恨む結果になってしまうのです。自分が不愉快な気分になると、いつも相手のせいだと思うようになり、自分の望みがどれかひとつでも満たされなければ、相手が犠牲をはらってでも自分の面倒をみてくれるべきだ、と思ってしまうのです。
 人間関係の目的はこういうことではありません。本来の目的とは、あなたが幸せになることです。あなたの幸せは、人とつながり、与え、受けとるところから生まれるのです。


■2.拒絶されたと感じるのは、何かをもらおうとしているときだけ
 自分が傷つけられたとか拒絶されたと感じるのは、何か「してあげている」ふりをしながら、じつはひそかに相手から何かを「もらおう」としているときだけです。ちょうどクッキーの缶にこっそりのぱした手を、パシッとひっぱたかれたような感じです。
 傷つけられたとか拒絶されたと思ったら、自分自身に聞いてみましょう。「私はどんなふうに、あの人にしてあげるふりをしながら、じつは何かをもらおうとしていたのだろうか」と。


■3.傷ついたのは、罪悪感によってだれかを支配しようとしたから
「傷つく」とは、あなたが闘いに敗れたということです。私たちは自分が傷つくことで相手に罪悪感を感じさせ、それによって自分の欲求を満たそうとしたり、相手を思いどおりに動かそうとします。つまり情緒的な脅迫といえます。
 人を支配しようとする試みは、けっして幸せをもたらすことはありません。あなたの欲求を満たしてもくれません。それはさらに大きな闘争を招くだけです。


■4.相手にもたれかかりたくなったときは、執着を手放して、ただ信頼しよう
 パートナーにもたれかかりたい気分のときにいちぱんこわいのは、自分が必要としているその人への執着を手放すことです。しかし、じつはこれこそ関係がうまくいく秘訣なのです。執着を手放したとき、あなたの魅力が増し、二人の関係はひとつ上のレベルにあがります。(中略)

 パートナーシップの真価を本当に尊重したければ、すすんで執着を手放しましょう。依存的になって自分で自分の足を引っぱるのはやめましょう。それは相手を受けとめられずに、むしろ相手からうばおうとすることです。


■5.与えることで傷ついたときは、何かをもらうために与えていたのだ
 私たちはよく、人生最高の期間を夫や妻のためにささげてしまった、という態度をとりがちです。自分が相手に与えたのにそれを認めてもらえず、傷ついた、拒絶されたと感じて、人生を無駄にしてしまったような気分になるのです。
 しかし、与えているのに傷つくとしたら、それは何かを相手からもらおう、うばおうとして与えていたのです。つまり、相手があなたの望みどおりのかたちで何かを返してくれること、という契約を勝手にあなたが結んでいたのです。


■6.その人がどう与えてくれるのかを見れば、どう与えてほしい人なのかがわかる
いちばん身近な人が、どんなかたちであれ、あなたに贈り物を与えてくれるとき、その人が何を与え、どのように援助してくれるのかに注目しましょう。その人は自分もそうしたかたちで与えられることを望んでいるのです。パートナーを注意深く観察していれば、その人が本当に愛されていると感じられるような方法で、与えてあげることができるのです。
 たとえば、パートナーがいつもあなたに「愛してる」と伝えてくるのなら、あなたも相手にそう言ってあげればよいのです。また、いつもあなたのために何かをすることで援助してくれるのなら、あなたも同じように相手に与えてあげましよう。あるいは、よくあなたにふれてくるのなら、その人が本当に望んでいるのはふれてもらうことなのです。


■7.傷つくならば、それは愛ではない
 あらゆる歌や本や映画が語っていることとは違い、愛は傷つけません。
 傷つくのは望みが満たされないとき、ほしいものが得られないとき、関係のなかで過去の痛みにふれたときなどです。愛は何ものも傷つけることはできません。愛はつながっている感覚であり、よろこびをもたらします。ただ、あなたがちぢこまったり、背を向けたりしたときにそれは傷となるのです。


【感想】

◆冒頭の内容紹介にもあるように、本書は「一年366日のカレンダーにそって」1日1つずつのレッスンが提示されています。

上記ポイントの見出しのように、まずは「タイトル」、次に「解説」。

そして「具体的に何をするか」のエクササイズで締めるという構成です。

例えばポイントの2番目のレッスンに対する「今日のエクササイズ」は、「あなたがもらおうとしてきたものを手放して、全面的に与えること」と題して、「何の見返りも求めずに、ただ人に援助を与えてみてください(後略)」とのこと。

こんな感じで1年過ごしたら、聖人君子になりそうなw


◆著者のチャック・スペザーノ博士は、本書の「はじめに」よれば「結婚カウンセラーとして11年以上やってきた」方なのだそう。

確かに、今回引用した内容も「ちょっとした知り合い」というより、キチンとしたパートナー相手の方がしっくりくるものがほとんどです。

となると、現時点で彼女や奥さんがいない方には、無用なのかというと必ずしもそうではなく。

例えば、上記ポイントの6番目あたりは、言われてみたら「なるほど、そうだったかも!」と私自身思い当たるフシがありましたし(「いつもお土産を買ってくる」等)。

もちろん恋愛対象を観察するのは、「基本」ですけどね。


◆ちなみに、本書のことを知ったのは、本田健さんのこの本がきっかけでした。

20代にしておきたい17のこと <恋愛編> (だいわ文庫)
20代にしておきたい17のこと <恋愛編> (だいわ文庫)

参考記事:【モテ】『20代にしておきたい17のこと <恋愛編>』本田 健(2011年11月15日)

タイトルからして、いかにも「恋愛本」だと思って購入しましたし、少なくとも今回取り上げた部分は恋愛に関係するのですが、本書自体は、「もっと広い意味でのコミュニケーション本」と言った方が良さそうな。

実際、本書で付箋を貼った部分は、むしろ「恋愛ネタ」以外の方が大量にありました。

折角なので、いくつかご紹介。

●誰かを恨んでいるのなら、自分のほうから謝ろう

●復讐しようとしなければ、被害者にはならない

●不満は、自分自身への攻撃である

●人に賞賛を与えただけ、人からの賞賛を受けとれる

●相手の怒りには、あなたの学ぶべきレッスンがある


……うーん、こっちの方がニーズがあったかも(今さらw)。


◆本書の内容は、スペザーノ博士が博士論文を書いて以来、研究開発をかさねてきた「ヴィジョン心理学」の核心ともいえる部分なのだそう(「はじめに」より)。

ビジョン心理学とは - はてなキーワード

個人的には『鏡の法則』に近い印象を受けました。

まぁ、そもそも恋愛という行為自体、理屈で割り切れるものではないですけどね。

むしろ、この手の本が好きなコに、「この本を貸してあげる」という口実で接近する、という手が使えたりしてw

なんという使い方でしょう!


ちょっとスピリチュアル系ですが、なかなか深いです!

傷つくならば、それは「愛」ではない
傷つくならば、それは「愛」ではない


【関連記事】

【モテ】『20代にしておきたい17のこと <恋愛編>』本田 健(2011年11月15日)

【モテ】「ベストパートナーになるために」ジョン・グレイ(2007年08月09日)

あなたが『モテる男の技術』を選ぶべきたった1つの理由(2011年10月23日)

【モテ】『キャバクラ嬢の「私が口説かれた言葉」』中谷彰宏(2011年05月06日)

【モテ】『女性を味方にする言葉、敵にする言葉』伊東 明(2011年03月04日)


【編集後記】

先日の記事でご紹介した本に、やっと書影が入りました!

もし「ランチェスターの法則」で恋愛戦略を立てるなら
もし「ランチェスターの法則」で恋愛戦略を立てるなら

案の定(?)、『もしドラ』風味ワロスw


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この記事へのコメント
               
はじめまして、タッキーです。

1年づつの日めくり式啓発書ですか。

良い言葉がたくさんあるんでしょうね。

「人間関係の達人」という称号を手に入れたい。奥さんとの関係は特に(^^)

Posted by タッキー at 2012年01月30日 23:08
               
>タッキーさん

はじめまして、コメントありがとうございます!
この本、ホント深い言葉ばかりでしたよ〜。
記事にも書いたようにスピ入ってるんで、苦手な人はダメかもしれませんが(汗)。
ウチは奥さんとは今でもとっても仲いいですよ(ノロケw)
今後ともよろしくお願いします!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2012年01月31日 05:06