2011年12月02日
【語呂合わせ】『マンガでかんたん!暗記丼』が、結構キテる件
マンガでかんたん!暗記丼 歴代の首相も!世界の国名も!難読漢字も!
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、数ある勉強法の中でもド定番とも言える「語呂合わせ」のご本。著者の後藤裕之さんは、「1995年、円周率暗唱42,195桁の世界新記録(当時)を達成」し、「ゲームクリエイターとして人気ゲーム『ことばのパズル もじぴったん』シリーズなどを開発」されたという方です。
ことばのパズル もじぴったんDS
なるほど、本書で展開されている語呂も、そうした感性が活かされているのかも。
資格試験よりも、むしろ一般常識として身に付けたい語呂が満載でした!
いつも応援ありがとうございます!
【ポイント】
■1.一般教養◆第1章は「教養丼」として、「硬派な」(?)知識の覚え方が披露されています。
具体的には、「日本の歴代首相」「アメリカの歴代大統領」「日本人のノーベル賞受賞者」「国民栄誉賞」などなど。
さらには、「ベートーベンの交響曲」や「トルストイの代表作」「シェークスピアの4大悲劇」といった芸術知識も!
その中から、個人的に覚えておきたい「日本の中央省庁」の語呂合わせをご紹介しておきます(自分のためw)。
●日本の中央省庁どれも大体、ワンフレーズがこのくらいの長さで、フレーズごとに内容を図示(イラスト化)してあって、記憶を促進する、という仕組みです。
内装が法外な文化財、
内閣府(内)
総務省(装)
法務省(法)
外務省(外)
文部科学省(文化)
財務省(財)
濃厚な経済大国の環境を防衛する警察。
農林水産省(濃)
厚生労働省(厚)
経済産業省(経済)
国土交通省(国)
環境省(環境)
防衛省(防衛)
警察庁(警察)
■2.漢字
◆本書では「読めるけど書けない漢字」「よく使うのに読めない漢字」を中心に約200字ほどを収録。
さすがに他の語呂合わせより短いので、覚えやすく、役に立ちそう。
●踵(かかと)セミナー等でメモってて、漢字が分からない時は、ケータイで打って調べてるんですが、さすがに打ち合わせだとそれは使えないので、覚えておきたいものです。
足が重くて上がらないかかと。
●鷺(さぎ)
道路に詐欺師。
●鱧(はも)
豊かなハーモニー。
●鰐(わに)
2口1万のワニ革。
■3.地理・地名
◆語呂合わせが良く使われるジャンルの1つがこちら。
本書では、「路線ごとの新幹線の駅名」や世界と日本それぞれの「山の高さBEST10」「川の長さBEST10」「湖の面積BEST10」といった順番も必要なものから、順番は不要な「世界の国名」などを収録。
世界の国名は、ホントに全世界をカバーしていて、カンドーしましたw
●日本の川の長さBEST10正直、10個もいらないと思うのですが、余裕で覚えられそうな気がw
品物買わんとね!しっかりレジを聞いたおかみ、
(1)信濃川(品物買わ)
(2)利根川(とね)
(3)石狩川(しっかり)
(4)天塩川(レジを)
(5)北上川(聞いたおかみ)
あ、服も!もう堪忍キレそう、電流上がんのか。
阿武隈川(あ、服も)
最上川(もう堪忍)
木曽川(キレそう)
天竜川(電流)
阿賀野川(上がんのか)
■4.雑学
◆ここでは、1番目の「芸術知識」と多少近いものの、「アカデミー賞作品賞」「売上200万枚以上のシングル(枚数順)」といったところや、「サッカーW杯開催国」「三冠王を達成した選手(国内)」「夏季(冬期)五輪の開催地」「歴代横綱(51代以降)」等のスポーツ雑学が。
良く分からないのが「上野動物園のパンダの名前(飼育された順)」なんて、「使い道あるの?」的な知識も披露されていますw
比較的使えそうな健康ネタから。
●五臓六腑「五臓六腑」という言葉は知ってましたが、具体的にどこを指すのかは知らないのもあったり。
秘蔵の新人はいかんぞ、
脾臓(秘蔵)
心臓(新)
腎臓(人)
肺臓(はい)
肝臓(かんぞ)
母校の単位、大小詐称。
膀胱(母校)
胆(単)
胃(位)
大腸(大)
小腸(小)
三焦(詐称)
特に「三焦」って、初めて聞きましたよ。
【感想】
◆覚える覚えないは別として、ザーッと一通り読んでみました。それで思ったのは、さすがに「語呂の作り方が上手いな」ということ。
例えば、「日本の川の長さBEST10」の前半部分で、「石狩川」を「しっかり」、「天塩川」を「レジを」と読み替えているのには、目からウロコ。
こういう語呂合わせで、「元の単語の最初の1音と違った単語を使う」というのは、私の頭の中にはありませんでした。
◆また、本書で一番のキモなのが、各フレーズごとに添えられたイラスト。
本のタイトルに「マンガでかんたん!」とあるように、「すべての語呂あわせにイラストが付されている」というのがスゴイです。
ちなみにこちらは、「円周率100ケタ」の途中部分。
この調子で10個の語呂をイラストと一緒に覚えれば、小数点以下100桁まで覚えられるという仕様です。
……オラ、何だかできそうな気がしてきたぞ!
ちなみに、本書では上記画像と同様に、「憶えるべき個所は赤字表記」となっていますので、この記事よりは、遥かに読みやすく、覚えやすいと思います。
◆ただし、本書は基本的には「一般教養」での語呂合わせの本なため、資格試験を受けられる方は、それぞれの試験ごとに、代々伝わる(?)語呂をそのまま覚えた方が確実かと。
とはいえ、新たにオリジナルの語呂を作るのであれば、多分野にまたがる本書の語呂は、きっと参考になると思います。
もちろん、特に資格試験を受けない方なら、必要に応じて本書の語呂を暗記して、仕事やオフタイムで役立てて頂きたく。
私ももうちょっとしたら、子供たちと一緒に覚えてみるツモリです。
見た目より全然使える1冊!
マンガでかんたん!暗記丼 歴代の首相も!世界の国名も!難読漢字も!
★第1章 教養丼
★第2章 漢字丼
★第3章 地理丼
★第4章 雑学丼
★第5章 数字丼
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【編集後記】
◆一方、こちらは相変わらず人気の暗算本。6時間でできる!2ケタ×2ケタの暗算―岩波メソッドゴースト暗算
私も一応買うだけ買って積読状態であります。
ご声援ありがとうございました!
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