2011年11月17日
【Amazonキャンペーン有】『パーソナル・プラットフォーム戦略』平野敦士カール

パーソナル・プラットフォーム戦略
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、「プラットフォーム戦略」で知られる平野敦士カールさんの最新刊。干場社長の記事によると「本が出る前から増刷になった」という話題作です。
アマゾンの内容紹介から一部引用。
本書は、ベストセラー『プラットフォーム戦略』の著者であり、大前研一氏が学長を務めるビジネス・ブレークスルー大学の教授を務める著者が、自分のプラットフォーム(場)のつくりかたから、思考法(プラットフォーム・シンキング)、勉強法、情報整理術、人脈術、キャリアアップ術まで、そのノウハウを個人に活かす方法を具体的に指南する、まさに、これからの時代の生き方、仕事術の本です。今日の午後スタートのアマゾンキャンペーンもありますので、お見逃しなく!

【ポイント】
■1.サラリーマンであっても「ひとり社長」を目指す「ひとり社長」とは、
グローバルな市場を相手に、自らのノウハウを武器にして、さまざまな企業や人とアライアンス(提携)し、「自分をいろいろな人が集まる〈場〉」すなわちプラットフォームにすることによって、どんな時代になっても何があっても稼いでいける人
のことです。別に独立しなさいと言っているわけではありません。サラリーマンであっても実行可能ですし、むしろサラリーマンという、いまは安定している状況にあるからこそ準備ができる面もあるのです。
■2.原稿を持ち込むよりソーシャルメディアで発信を
出版を志す多くの人は原稿を出版社に送付したりしているようですが、おそらく読んでいる編集者の方は極めて少ないのではないでしょうか。出版社はつねに新しい著者を探していますが、その際にチェックしているのは、持ち込まれた原稿ではなく、ブログなどのソーシャルメディアやメルマガです。ときには、こんな本を書ける人いませんか? とつぶやいている編集者の方もいらっしゃいます。
■3.人から頼まれること・質問されることを自問する
自分には何も専門性なんかないから無理だと思った方は、
人から頼まれることや質問されることが多いことはなんだろうか?
と自問してみてください。もしそれが自分が好きで関心が高いことであれば、おそらくそれがあなたの専門性やテーマになる可能性が極めて高くなります。
■4.「相談」によって説得対象を味方につける
人は相談されると、それに「応えたい」と思うものです。最初からプラットフォーム化してしまえば、積極的に応援してもらえるようになります。うまくいけば、「俺がアドバイスしたんたよ!」とどんどん宣伝してくださりもするでしょう。
上司の立場の人が部下をプラットフォーム化する場合も同じです。部下の場合は、一方的な命令であっても表面上は従うでしょう。でも、プラットフォーム化して仲間となってもらった場合は、目の色が違います。生き生きと行動し出してくるでしょう。
■5.潜在的なニーズにプラットフォーム化を組み合わせる
わたしが新しいサービスやビジネスを考えるときには、以下の2つの方法で発想するようにしています。
まず、人々の「不満」や「不便」を探し、そこに「潜在的なニーズ」を見つけます。
ニーズというのは、「なんでこういうのがないんだろう?」「こんなものがあればなあ」というところに存在します。(中略)
もうひとつは、何かと何かを組み合わせるという発想です。
わたしというプラットフォームに参加してくれた人や会社同士を「あの人とあの人が組んだらきっと何か新しいことが生まれるのではないか」という発想でご紹介するのは日常茶飯事です。
■6.経験したくないような仕事が差別化要因になる
また、誤解を恐れずに言えば、人がやりたくないような仕事をしている方こそ、実は貴重な情報やノウハウを持っているものです。興銀の同僚でも、その後、外資系の投資銀行やファンドなどで活躍している人の多くは、不良債権を処理していた人でした。
すなわち、人があまり経験したくないような仕事や他人が経験したことのないことをしておくことこそが、差別化になり、後々の貴重な情報になり、ノウハウにつながっていくのです。
■7.転職を考えるべき2つの条件
会社を辞めたいという意思にプラスして、「尊敬できる先輩、経営陣がいない」「自分が成長できない」と、この2つの条件が揃ったら、いくらいまの給料がよくても転職、または独立を考えるべきだと思います。
仮に給料が安くても、「尊敬できる人とか経営陣がいる」とか、「自分が成長できる要因がある」と本心から信じられるのなら、転職や独立に積極的になる必要はないと思います。
なぜなら、わたしのこれまでの経験上、その2つの要因があれば、収入は必ずあとからついてくるからです。
【感想】
◆平野さんのご本を読むのは、私はこれで3冊目なのですが、ところどころ既読感があって。ふとアマゾンの内容紹介をよく見たら、「本書は『1の力を10倍にする~アライアンス仕事術』(ゴマブックス2008)を大幅に加筆修正したものです」との表記が!
……って、本書の「はじめに」にもしっかり書いてありましたネ(サーセン)。

1の力を10倍にする アライアンス仕事術
参考記事:【仕事術】「アライアンス仕事術」平野敦士カール(2008年06月10日)
上記参考記事を読んだのですが、当時と今とで記事の書き方が全然違うので、そこまで内容が同じかは、ちと分からず。
もちろん「アライアンス」という概念と「プラットフォーム」という概念とは違うでしょうから、中身が変わっていても当然かと。
◆そして、本書のキモとなっているのが、ポイントの最初に挙げた「ひとり社長」という考え方です。
これは、転職や独立を必ずしも意図するのではなく、選択肢として持っておくべき、というもの。
丁度先日読んだ、『プロフェッショナルサラリーマン』でも似たような考え方が述べられていましたっけ。

プロフェッショナルサラリーマン ― 「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術
参考記事:完全『プロフェッショナルサラリーマン』マニュアル 改訂版(2011年11月14日)
発売前に重版がかかっているところも同じですしw
◆ただ、元の本が出た2008年に比べて一番変わったのは、各種のソーシャルメディアでしょう。
当時はまさか、日本でこれだけTwitterが普及するとは誰も思ってなかったでしょうし、その後のFacebookやGoogle+も人気を博し、さらにはLinkedInまでもが日本語サービスを開始しています。
それだけに、これらを使いこなし、積極的に情報発信することで、自らが「場(プラットフォーム)」になっていくべきなのだと思います。
なお、相変わらず私はブログオンリーなのですが、私も属するブログ組織であるAMN(アジャイルメディアネットワーク)が、このたび電子書籍を出すことになりました。
AMN新書 | ブクログのパブー
今後は、出版もこういった形にシフトしていくのかもしれません。
◆上記で触れたように、本書は『アライアンス仕事術』の改訂版ですから、こちらをお持ちの方は、ネタかぶりにご留意を。
もっとも、お持ちであっても、2008年から現在までの間に、リーマンショックから大震災まで大きな出来事がありすぎましたから、「今の日本の状況」にアジャストしてもらわないと困りますけど。
もちろん平野さんのご本が未読の方なら、充分読む価値はあります!
アマゾンキャンペーンもお忘れなく!

パーソナル・プラットフォーム戦略
序章 「自分をプラットフォーム化する」とはどういうことか?
第1章 自分をプラットフォーム化するとはどういうことか
第2章 ソーシャルメディアが「ひとり社長」の時代を創る
第3章 プラットフォーム・シンキング
第4章 プラットフォーム情報整理術
第5章 プラットフォーム人脈術
第6章 プラットフォーム勉強術
第7章 プラットフォーム・キャリアアップ術
【アマゾンキャンペーンのお知らせ】
◆本書の発売を記念して、本日正午よりアマゾンキャンペーンが行われます!『パーソナル・プラットフォーム戦略』発売記念キャンペーン | Discover21
■キャンペーン期間
● 2011年11月17日(木)正午〜2011年11月18日(金)正午まで
正午開始の正午終わりという変則期間なので、ご注意を!
■特典
●プレゼント A (応募者全員プレゼント!)
『パーソナル・プラットフォーム戦略』の本を Amazon でお買い上げいただいた方に、
・著者の平野敦士カールさんが読んでいるおすすめ RSS 記事 & ブログリスト
・アライアンス・ランチ、 ビジネスランチにお勧めの店リスト
・ベストセラー『プラットフォーム戦略』での未公開原稿(ビルゲイツとスティーブジョブスはなぜ成功したのか?マイクロソフトと IBM の興亡)の PDF
をもれなく差し上げます!
●プレゼント B (抽選で20名様)
平野敦士カールさんの出版記念セミナーにご招待!
書籍発売の経緯や書籍には入らなかった貴重な情報が満載の講演会にご招待します。
※ 年明けに東京都内近郊での開催を予定しております
●プレゼント C (抽選で3名様)
企業向け無料スカイプコンサルティング(1時間)
経営者の方必見!平野敦士カールさんの15万円相当のスカイプコンサルティングをプレゼントします。
なお、申込フォームその他詳細は、キャンペーンサイトをご覧ください!
『パーソナル・プラットフォーム戦略』発売記念キャンペーン | Discover21
【関連記事】
【仕事術】「アライアンス仕事術」平野敦士カール(2008年06月10日)【戦略思考】『プラットフォーム戦略』平野敦士カール,アンドレイ・ハギウ(2010年08月24日)
完全『プロフェッショナルサラリーマン』マニュアル 改訂版(2011年11月14日)
【問題作?!】『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』橘 玲(2010年10月01日)
【力作!】「やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力」勝間和代(2009年12月04日)
【編集後記】
◆紹介できるかは微妙なのですが、気になる1冊。
采配
日本シリーズも果たしてどうなるのか!?

この記事のカテゴリー:「ビジネススキル」へ
「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
スポンサーリンク
この記事へのトラックバックURL
●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。
当ブログの一番人気!
2月14日まで
Kindle月替わりセール
年間売上ランキング
月別アーカイブ
最近のオススメ
最近の記事
このブログはリンクフリーです