2011年11月15日
【モテ】『20代にしておきたい17のこと <恋愛編>』本田 健
20代にしておきたい17のこと <恋愛編> (だいわ文庫)
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、本田 健さん、初の恋愛本。お金の専門家である本田さんですが、本書を読んで、実は恋愛に関しても深い造詣をお持ちであることが良く分かりました。
アマゾンの内容紹介から。
人生の基礎が固まる20代の、もっとも多い悩みは「恋愛」。仕事に逃げ込まず、だからって恋愛に逃げ込んでもいけない。失敗パターンを知り、恋愛のセルフイメージを高める。両親の男女関係を分析し、祖父母の男女関係を想像する。恋愛は迷いの連続。迷ったら、とにかく前へ出る。20代ですばらしい恋愛をするかどうかで、その後の人生がまったく違ったものになります。タイトルには「20代」とありますが、たとえそれ以降であっても知っておいた方がよいお話が満載です!
いつも応援ありがとうございます!
【ポイント】
■1.仕事に逃げない毎日が忙しく、恋人と会う暇もないというあなたは、「仕事」に逃げていないでしょうか。
もしも、あなたがこの3年以上、彼氏または彼女がいない場合は、仕事に逃げ込んでいる可能性が大です。(中略)
「恋愛からはできるだけ遠くにいるほうが安心だ」というのが、じつは恋愛がうまくいかない人の真実です。
そういった「面倒な恋愛」から離れて、仕事に逃げ込んでいるのです。
「いい人に出会えない」と文句を言いながら、いい人がいそうな場所に行こうともせずに、自分から仕事に追われているのです。
■2.恋愛の失敗パターンを検証する
自分の恋愛の失敗のパターンを検証してみましょう。
これはビジネスの弱点を知るのと同じ方法です。
ビジネスがうまくいかないときには、マーケティングが間違っていたか、あるいはセールスの失敗か、契約交渉や最後のクロージングで問題があったのかを見ていきます。
それと同じように、あなたの恋愛はどこで失敗しているのか、弱点はどこかを見ていきましょう。
■3.うまくいっているカップルと付き合う
あなたのまわりには素敵なカップルがどれだけいるでしょうか。
もしも、あなたが誰かとつき合っていたとしたら、自分たちのまわりに素敵なカップルが何組いるかで、2人のパートナーシップの安定度が決まります。(中略)
「こんなカップルになりたい」という人たちと一緒に行動することで、学べることがたくさんあります。
人は、まわりの環境に影響されるものだということは、前にもお話ししましたね。一緒に話したり、食事をしたりする中で、自分も相手も成長し、素敵な2人に近づけるようになるでしょう。
■4.貯金よりも自己投資する
素敵なパートナーと出会って、すばらしい環境を30代につくるためには、20代のときに投資しておかなければなりません。
20代で100万円の貯金をもつよりも、その100万円を使って、からだを整えたり、何か新しいスキルを身につけたりするほうが、あとで何倍にもなって返ってきます。(中略)
小さい頃から行きたかった外国に行ってみるのも、すばらしい投資です。憧れの人の講演会やパーティに行く、展覧会に行くのもいいでしょう。自分がより楽しくなるようなことや将来の自分のライフワークに役に立ちそうなことに、お金をかけてください。
■5.きちんと相手と向き合う
考えてみると、「こっちを見て」と思っているのは、子どもだけではありませんね。私たちの日常の愚痴や怒りはすべて、「自分を見てくれない」不満が原因であるといってもいいのではないでしょうか。
コミュニケーションがうまく取れないのは、一方が「こっちを見て」と言ったときに、もう一方がそれに応えていないということなんです。
「こっちを見て」と言われたら、何か作業しているときでも、その手をいったん止めて、相手を見ること。それが「向き合う」ということです。
■6.傷つくならば、それは愛ではない
私のメンターはチャック(・スペザーノ)博士のもとでずっと学んだ方だったので、その影響から私もご著書をたくさん読んでいます。
その中で出合ったのが、この「傷つくならば、それは愛ではない」という言葉です。
もしも何かをして傷つくとしたら、それは愛ではなく、「ニーズ」だというのです。
「満たされない気持ち」があって、それを満たすために人間はおかしな振る舞いをする、その原因が「ニーズ」です。
(詳細は本書を)
傷つくならば、それは「愛」ではない
■7.ケガをしたときのために、絆創膏を用意する
友人との約束で、失恋するたびに焼き肉をご馳走し合うと決めたことがありました。年に何回かはお互いに、焼き肉をご馳走したり、されたりという間柄になりましたが、そういった「絆創膏」を人生の中に用意しましょう。
失恋したら観る映画や行く場所を決めておくのもいいでしょう。
失恋は、どんなに軽くても、つらいものです。そのときに何か楽しい儀式のようなものを決めておけば、失恋がそこまで苦にならなくなります。
【感想】
◆本書はタイトルに「17のこと」とあり、下記目次のように17項目あるのですが、それは章(大見出し)に過ぎません。それぞれの章ごとに小見出しが大体4つほどあるので、全体としては60超のお話が詰まった、なかなかの力作。
さすが「40冊以上本を出版してきて、初の恋愛をテーマにした本」だけのことはあります。
そして、その「量」もさることながら、本田健さんが、ここまで恋愛について「深く」考えてらっしゃるとは、存じませんでした。
◆内容的には、主に「男女関係」「パートナーシップ」に関することが中心で、『ベストパートナーになるために』のような、男女の性差に関するものではなく、「男女ともに」知っておくべき類のモノ。
例えば、第13章では、ポイントの6番目に登場する「ニーズ」について掘り下げています。
意外だったのが『両親から電話がかかってくるのを「ゲッ」と思うのも、自分の中の「両親から愛されたい」というニーズがこみあげてくるから』というクダリ。
……そ、そうだったのか。
この「ニーズ」については、私自身、もうちょっと深く考えたいので、上記の『傷つくならば、それは「愛」ではない』をアマゾンアタックしました!
◆また、本田さんが20代のときに、多くの60代以上の人たちにインタビューをしてまわったのは、よく知られるところ。
その際、「一番後悔していること」として「若い頃に好きな人に告白できなかったこと」を挙げた人が、男女ともに多かったのだそう。
それが故か、本田さんは積極的に恋愛に取り組むことを推奨されており、たとえダメだったとしても、そのほうが後悔が少なくて済む、と言われています。
いずれにせよ「玉砕したら、焼き肉を食べればよい」、と。←ちと違うw
◆実は本書は、先日編集後記でご紹介して以来、通常の記事を書いたときと同じくらい、すでにお買い上げ頂いております。
当ブログでは、あまり「お金本」を取り上げないこともあり、本田さんのファンがどれくらいいらっしゃるのか分からないのですが、それだけ本書が期待されている、ということかと。
内容的に、「読んだらすぐモテる」タイプの本ではないものの、読んでおくと、「恋愛基礎体力」がアップすることウケアイ。
20代のみならず、30代以降の方でも、一読の価値は大いにあります。
若い頃の自分に読ませたい1冊!
20代にしておきたい17のこと <恋愛編> (だいわ文庫)
01.恋愛から、逃げない
02.人を見る目を養う
03.自分の失敗パターンを知る
04.出会いのチャンスを増やす
05.感情と欲望の力の大きさを知る
06.毎日何かにワクワクする
07.恋愛のステージについて学ぶ
08.素敵なカップルとつき合う
09.自分の魅力アップに投資する
10.恋愛と結婚の違いを知る
11.子ども時代に別れを告げる
12.両親・祖父母の男女関係を分析する
13.愛とニーズの違いを知る
14.パートナーシップと幸せの関係について考える
15.自分のセクシャリティと向き合う
16.理想の相手の特徴を書き出す
17.迷ったら、前に出る
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【編集後記】
◆こちらはまだ書影がないのですが、気になる1冊。モタク モテるオタクになるための超初心者向け恋愛マニュアル(仮)
『59番目のプロポーズ』のアルテイシア女史の新作です!
ご声援ありがとうございました!
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