2011年11月06日
【AOR】『ぼくだけの東京ドライブ』から選んだAOR名盤15枚
First Car Date Munich Airport / wyzik
【はじめに】
◆今は作家と言うより政治家として有名な田中康夫先生ですが、私たちオサーン世代にとっては、80年代の初めに、当時の流行モノを描いた小説やエッセイが思い出深かったりします。中でも、田中先生の趣味であるドライブに合わせて、手持ちの3000枚のアルバムからAORの名盤をセレクトした『たまらなく、アーベイン』は、のちに『ぼくだけの東京ドライブ』と改題して文庫化された逸品。
今日はその中から、今でも購入可能なアルバムを15枚選んで、収録曲をYouTubeから持ってきてみました。
私の同世代の方なら、懐かしくて涙が出ること必至w!
また、若い方にはAORというジャンルを身近に感じて頂ければ、と。
いつも応援ありがとうございます!
【AOR名盤15選】
◆この本の特徴として、「朝」「昼」「夕方」「夜」という4つのシチュエーション別にアルバムを選んでおりますので、一応その区分も明記しておきます。■朝
●"Lionel Richi" / Lionel Richi
Lionel Richie
◆いきなり出ました、ライオネル・リッチー。
私も大学生時代、このアルバムは狂ったように聴いてました。
●"Fool in Love with You" / Jim Photoglo
Fool in Love with You
◆スイマセン、この方名前しか聞いたことありませんでした。
下の曲は1曲目のタイトルナンバーで、なかなかメロディアスでいい感じ。
●"Thunder in My Heart" / Leo Sayer
Thunder in My Heart / Leo Sayer
◆本で紹介されているのは、『Thunder in My Heart』なんですが、カップリングアルバムしか入手できないよう。
下の曲はリアルタイムでヒットチャートを追っていたので、かなり懐かしかったです。
■昼
●"Friends" / Shalamar
Friends
◆ダンクラファンにはお馴染みのシャラマー。
「昼」というくくりなんで、本来なら他の曲を選ぶべきなんでしょうけど、一応最大のヒットなんで当然この曲をw
●"Straight From the Heart" / Patrice Rushen
Straight From the Heart
◆パトリース・ラッシェンのこのアルバムはダンサブルなナンバー満載の昼間のドライブ用。
と言いつつ、ダンクラナンバーであるこの曲は、どうしても夜のイメージなんですがw
●"After the Roses" / Kenny Rankin
After the Roses
◆同じ昼仕様でも、このアルバムは「全曲バラード・ナンバーで安心のお昼寝ミュージック」とのこと。
なるほど、車を運転しながら聴くにはまったりし過ぎかもw
●"If Thats What It Take" / Michael McDonald
If Thats What It Take
◆TOTOのメンバーがサポートしてタイトに仕上がっているこのアルバム。
下の曲は、Warren Gの大ヒット曲『Regulate』の元ネタとして有名ですね。
●"Every Home Should Have One" / Patti Austin
Every Home Should Have One (Original Rec
◆クインシー・ジョーンズ一派のパテイ・オースティンも、ダンクラファンにはお馴染みです。
そしてこのアルバムの中からは、当然この曲をセレクトw
■夕方
●"The Dukes" / The Dukes
ミステリー・ガール(SHM-CD紙ジャケット仕様)
◆お恥ずかしながら、彼らも私は知りませんでした。
2人ともソングライターとのことで、下の曲を含め、さすがに曲のクオリティは高いです。
●"Is It Still Good To Ya ?" / Ashford & Simpson
Is It Still Good To Ya (3 bonus tracks)
◆アシュフォード&シンプソンは、他にも色々アルバムはあるのですが、田中先生によるとこれが「一番の出来」なのだとか。
確かに収録曲である下のナンバーは、ドライブ向きです。
●"Sometimes Late At Night" / Carole Bayer Sager
真夜中にくちづけ
◆名前はよく知っていたものの、アルバムは持ってなかったキャロル・ベイヤー・セイガー。
このアルバムは、田中先生が「『持っているレコードから1枚選べ』と言われたら迷わず差し出す」というほどのお気に入りの作品だそう。
■夜
●"Hits" / Boz Scaggs
Hits (Exp)
◆本書ではあまりベスト盤は取り上げていないのですが、このアルバムは別。
超有名なこの曲を含め、ヒット曲がてんこ盛りなのに、何故かお安いオススメ盤です。
●"Breakaway" / Art Garfunkel
Breakaway
◆お馴染みサイモン&ガーファンクルのアート・ガーファンクルの2枚目のソロアルバム。
個人的には、タイトルナンバーであるこの曲がピカイチだと思われ。
●"Greatest Hits" / Ray Parker Jr.
Greatest Hits
◆本書では、このアルバムが選ばれていますが、廃盤なのか値段が高いですし、同じベスト盤でも、むしろ『ゴーストバスターズのテーマ』が入っていないこちらの方が通好みかも。
と言うか、『ゴーストバスターズ』よりも、こういった曲調の方が彼らしいんですけどね。
●"Leon Ware" / Leon Ware
リオン・ウェア
◆「メロー大王」として、マニアの間では名高いリオン・ウエア。
私もこのアルバムは持っておりますw
【所感などなど】
◆今回アルバムと一緒にご紹介した曲は、実は、本書の中で特に推薦されていたわけではありません。特徴的なナンバーがあれば、たまに注釈がつくものの、基本的には全て「アルバム」として選ばれたものです。
というのも、当時は今と違って、「アルバム」という概念が強く、評価をする際にも「全曲を通して」行なうことが一般的だったからかと。
収録曲の中に2,3曲いいナンバーがあったとしても、それによってアルバム自体が高く評価される、ということはありませんでした。
ですから、逆に考えると、本書の中で紹介されているアルバムは、おしなべて「全体として完成度が高い」と考えて良いと思います。
◆ちなみに、今回はアルバムだけ抜き出しましたが、元々の本書の構成は、各アルバムごとに、「どこをドライブして」「どういう展開があって」「さらに関連する情報で話が発展して」「最後に似たようなアルバムが紹介される」というもの。
各ストーリーごとに、固有名詞(と言うか商品名や店名w)が連発されて、あー、田中先生らしいなぁ、と私なんぞは思った次第です。
しかも六本木や広尾のようなメジャーな街だけでなく、都内のちょっとマイナーな街(具体名を挙げるのは自重w)のマイナーな店まで登場するんですから、知っている人なら、思わずニヤリとしてしまいそう。
これ、当時地方にいた皆さんは、どんな風に読んでいたのやら。
◆今回、紹介されている100枚のアルバムを全てアマゾンでチェックし、また、その収録曲がYouTubeにあるかどうか、さらには曲がいいかどうかを確認していたら、鬼のように時間がかかってしまいましたw
また、ホントは、もっとマイナーなアルバムも結構あったのですが、当ブログはそもそも音楽ブログではないため、できるだけメジャーなアーチストを優先しております。
収録アルバムや、その中の収録曲にご不満な方もいらっしゃるかもしれませんが、お許しを。
……そして、書くのに時間がかかる割には、その記事自体にあまりアクセスもされない、というのがチト悲しいところなんですがw
ぼくだけの東京ドライブ (角川文庫)
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この記事へのコメント
はじめまして。探していた曲が見つかって、めちゃ感謝!Ray Parker Jr.の
Aく WOMAN NEEDS LOVEです。とんねるずのみなさんのおかげでした120906放送のバックに流れていて、調べてたんです。AORっぽいなと思ってたんですが、鼻歌検索でも全然出てこず。こちらで発見でき、感謝。
Aく WOMAN NEEDS LOVEです。とんねるずのみなさんのおかげでした120906放送のバックに流れていて、調べてたんです。AORっぽいなと思ってたんですが、鼻歌検索でも全然出てこず。こちらで発見でき、感謝。
Posted by kazu at 2012年09月09日 16:53
>kazuさん
お役にたてて何よりです(笑)。
もうあれですよ、四半世紀前位の曲ですから、なかなか見つかりにくいカモ。
当時大学生だった私には思い入れのある曲なんですけどね。
とんねるずの2人は学年で言うと1つ上なので、多分彼らもよく聴いてたのかもしれません。
滅多に音楽ネタやりませんが、今後ともよろしくお願いします!
お役にたてて何よりです(笑)。
もうあれですよ、四半世紀前位の曲ですから、なかなか見つかりにくいカモ。
当時大学生だった私には思い入れのある曲なんですけどね。
とんねるずの2人は学年で言うと1つ上なので、多分彼らもよく聴いてたのかもしれません。
滅多に音楽ネタやりませんが、今後ともよろしくお願いします!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2012年09月09日 18:07
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