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2011年09月21日

【キタコレ!】アソシエの『超実践 読書術』がかなりキテる件


日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 10/4号 [雑誌]
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 10/4号 [雑誌]


【はじめに】

◆昨日発売の『日経ビジネスアソシエ2011年10/04号』は、もうご覧になりましたでしょうか?

第1特集が、当ブログでも定番の「読書術」ということで、私も即、捕獲致しました!

さっそく読んでみたところ、個人的な見解としてですが、かなり充実しているのではないか、と

今まで何度か読書特集がありましたが、過去の特集と比べても、今回は一歩抜けた印象を受けました。

さっそく画像多めでwご紹介してみます!


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【超実践 読書術】

■1.多読家を目指すより効率を重視せよ

◆特集のトップを飾るのは、『働く君に贈る25の言葉』が30万部を突破した佐々木常夫さん。
 本当は興味がない本なのに、人から読めと言われたとか、売れているからという理由だけで無理して読んでしまうことは最も避けるべきです。そういう本は読んでも身につかないですし、第一内容を理解できないことが多い。心から「読みたい」と素直に思える本を読むことを意識すべきです。
なお、佐々木さんは、本にはガンガン線を引くタイプとのこと。

さらに覚えたいフレーズは、メモ帳に書き、何度も読んで暗記しているそうです。




■2.1000万円を本に投資 本棚を「脳の一部」に

◆ここからは「仕事力UP! 達人の本の読み方・選び方」のコーナーから。

大学時代に1000万円を本に投資した事でも知られる、千田琢哉さんのお話から。
 今の執筆活動も多読が支えている。自宅から歩ける距離にある書店にほぼ毎日通い、「ページをめくって1行でもピンとくる本は必ず買う」。買ったらすぐさまカフェに入り、9割方その場で読む。(中略)「メモは取りません。書かないと覚えられないことは大して重要なことではないんです」。
千田さんの読書法については、この本に詳しいです。

人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。
人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。

参考記事:【読書術】『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』千田琢哉(2011年07月30日)




■3.関連本を20冊まとめ買い 「つまらない本」は後回し

◆ゲームクリエイターとして認識していた米光一成さんですが、実は「プロの書評家たちも一目置くほど幅広い分野の書評を書いている」のだそう(存じ上げず失礼しました!)。

そして米光さんの実践しているのが「まとめ読み」。

関連本を一気に読むやり方は、他の方でもなさってますが、米光さんのまとめ読みの大きな特徴が「メモ」の存在です。
「本を1冊読み終えたら、気になった事実や著者の意見などを書き出し、そのメモを次に読む関連本に貼っておくようにします。これが、まとめ読みの効果をぐんと高めます」
実際にメモの画像も誌面では登場していますので、ご確認アレ(小さくて中身までは読めませんが)。




■4.年間300冊は読める!多読を支える本棚活用術

『官僚に学ぶ仕事術』のヒットで知られる久保田崇さんも、多読派。

フォトリーディングを駆使し、年間300冊を読むのだとか。
プライベートで読む本はビジネス書、マーケティング関連、ノンフィクションが多い。「内閣府で法律を作る仕事をしていましたが、着手してから結果が出るまで何年もかかるんです。その反動でしょうか、学んだ結果やスキルがすぐに実感できる分野の本をよく読んでいます」。
……何となく親近感を感じてしまったワタクシw

官僚に学ぶ仕事術 ~最小のインプットで最良のアウトプットを実現する霞が関流テクニック~ (マイコミ新書)
官僚に学ぶ仕事術 ~最小のインプットで最良のアウトプットを実現する霞が関流テクニック~ (マイコミ新書)

参考記事:【霞が関流?】『官僚に学ぶ仕事術 〜最小のインプットで最良のアウトプットを実現する霞が関流テクニック〜』久保田 崇(2011年05月25日)




■5.寝る前の30分で雑誌を"定点観測"

◆……という小見出しを見た時、どなたの話かと思いきや、何と橋本大也さんが登場w

ただし、この雑誌のお話よりも、「書評ブログを毎日休まず更新するコツ」の方が興味深かったです!
 読む時のポイントは2つ。1つは。常に「この本や雑誌記事の内容を一言で表すとしたら何だろうか?」と考えながら読むこと。「こうすることで簡単に要約を書けるようになる」。
もう1つは、誌面にてご確認を。

なお、ブログの記事については、「生産性があまり上がらない時は、集中力を必要としない原稿部分を書き」、「生産性の高い時に、その原稿を基に記事を書き上げるのだそう。

しかも、「書きかけの書評原稿を10〜20本、完成した原稿を10〜20本、常にストックしている」と聞き、ちょっとビックリ。




■6.電子書籍で話題の洋書をカンタン読破!

◆iPadとともに登場したのが、お馴染み本田直之さん

KindleアプリをインストールしたiPadで、洋書の電子書籍版を読むのだとか。
「通読する必要はなく、6割の理解で十分。分からない単語は飛ばしましょう。頻出する用語だけあらかじめ辞書で調べておくとスムーズ。日本のビジネスパーソンの多くが既に持っている英語力で何とかなるし、英語の勉強にもなります」。
本田さんのこの辺の読書法については、こちらの本に詳しいです。

リーディング3.0 ―少ない労力で大きな成果をあげるクラウド時代の読書術
リーディング3.0 ―少ない労力で大きな成果をあげるクラウド時代の読書術

参考記事:【本田流読書術】『リーディング3.0―少ない労力で大きな成果をあげるクラウド時代の読書術』本田直之(2011年04月22日)




■7.ビジネス書を全社員で読む

◆ここからは「"1人読み"だけが読書じゃない!」のコーナーから。

豚骨ラーメンの一蘭では、福岡本社と東京オフィスに図書室を開設して、社員の読書力アップを図っているのだそう。

社長の吉冨 学さんのお話から。
「会社の成長にはイノベーションが必須ですが、社長一人では限界があります。全社員が本を読み、豊かな知識を得ることができれば、イノベーションにつながるアイデアが生まれるはずだと思います」
ちなみに、一蘭の社内図書室貸し出し件数の1位はこの本でした。

「頭がいい」とは、文脈力である。
「頭がいい」とは、文脈力である。




■8.成果を上げ続ける人の「読書の法則」

◆最後に「もっと楽しく、もっと深く!」のコーナーから。

テレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」の人気コンテンツ「スミスの本棚」担当の森本智子アナも、ここに登場しております。



ただ、丁度この本が出たばかりなので、ネタバレ自重しておきますw

スミスの本棚 私の人生を変えたこの一冊
スミスの本棚 私の人生を変えたこの一冊

参考記事:【42人の座右の書】『スミスの本棚 私の人生を変えたこの一冊』(2011年09月15日)


【感想】

◆今回の記事のためにケータイで画像を撮影したのですが、調子に乗って実はもう5,6枚余計に撮っております。

「いやでも、さすがにそれは載せすぎだろう」ということで、泣く泣く自重。

5ページに渡って「書店の賢い使い方」を指導して下さった嶋浩一郎さん、今号の付録の「フィルムふせん」読書術を披露して下さった美崎栄一郎さん、古典の読み方の指導をして下さった齋藤 孝さん(&他数名の方々)、申し訳ございませんでした。

上記8項目に加えて、これらの豪華面子ですから、読書好きにはたまらないのではないかと想像。


◆さらに本書全体の中でも面白かったのが、第2特集の「スピード家事Hacks!」。

「片づけ」「料理&キッチンのメンテ」「洗濯」「掃除」といった項目それぞれについて、実用的なHackを紹介しています。

自分が一人暮らしの時は、家事の効率性等はあまり気にしなかったのですが、この特集はマジで使えそうな。

特に、実家から出る予定のあるビジネスパーソンは、必読だと思います。


在庫切れになる前にアマゾンアタック推奨!

日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 10/4号 [雑誌]
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 10/4号 [雑誌]
(第1特集のみ)

多読家を目指すより効率を重視せよ

仕事力UP! 達人の本の読み方・選び方

書店を賢く使いこなそう!

"1人読み"だけが読書じゃない!

もっと楽しく、もっと深く!


【関連記事】

【42人の座右の書】『スミスの本棚 私の人生を変えたこの一冊』(2011年09月15日)

【読書術】『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』千田琢哉(2011年07月30日)

【読書術】『頼れる!読書術』@週刊東洋経済(2011年01月18日)

【速読本10冊】当ブログでご紹介した速読本をまとめてみました(2010年08月19日)

【オススメ】『実践! 多読術 本は「組み合わせ」で読みこなせ 』成毛 眞(2010年07月10日)


【編集後記】

◆今日の特集に関連して。

増補 遅読のすすめ (ちくま文庫)
増補 遅読のすすめ (ちくま文庫)

テーマは面白そうなんですが、なかなか遅読は実践しにくいと言いますか……。


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この記事へのコメント
               
はじめまして。あきかと申します。
いつも楽しく拝見させていただいております。

私のブログでも『日経ビジネスアソシエ2011年10/04号』を取りあげた際、
こちらの記事の紹介をさせていただきました。

もちろん記事タイトルとリンクも貼っているのですが、
なぜかトラックバックがうまく行かなかったので、コメント欄でご報告失礼します。

言及した記事は↓こちらです。
http://poonyoponyo.seesaa.net/article/228914978.html
Posted by あきか at 2011年10月08日 14:03
               
>あきかさん

コメントありがとうございました&レスが遅くなって申し訳ございません。
トラバがうまくいかなかったとのこと、重ねてお詫び申し上げます。
そちらにもコメント致しましたが、NGワードが原因かもしれません。

アソシエのこの号、本好きならたまりませんよね!
私も本好きの一人として、この号はコンビニでもどこででも買っておくべきかな、と思いました。

今後ともよろしくお願いします!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2011年10月10日 05:46