2011年09月04日
「『あっという間に月25万PVをかせぐ人気ブログのつくり方』を読んで、自分のブログを振り返ってみた」の巻

あっという間に月25万PVをかせぐ人気ブログのつくり方―これだけやれば成功する50の方法
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、ブログ「OZPAの表4」の管理人、OZPA(おつぱ)さんによる、ブログ運営術の本。タイトルは釣りっぽいですが、実際に「ブログ開設から半年で月間25万PV」を達成できたのだそう。
はっきり覚えていませんが、当ブログが「2年半で月間5万PV」くらいだったのに比べるとエライ違いです。
そこで今回は、この本に収録されているTIPSを自分なりに検証(?)してみようかと。
ブロガーの方や、これからブログを開設される方のご参考になれば幸いです。

【ポイント】
■1.更新頻度を目標としてみるどれだけ崇高な目標を設定しても、達成できなければ悲しい思いが残ってしまいます。しかし、更新頻度を目標とすれば「どんなに大変でも、自分さえ頑張れば達成できる」わけです。だって、更新すればいいんですもん。◆確かに更新頻度を上げれば、PVは増えます。
特に「毎日」と「それ以外」で違ってくる、と知ったのは、やまもといちろうさん(旧「切込隊長」)のこの本を読んででした。

けなす技術
参考記事:「けなす技術」 山本一郎 (著)(2005年04月26日)
とはいえ、知るだけ知っても、その後も平日のみの更新で土日は基本的にお休み。
結局、現在のように「毎日更新」となったのは、数年後に「平成進化論」の鮒谷周史さんに「僕も毎日メルマガ発行してますよ!だから毎日更新して下さい!」とハッパをかけられてからなんですがw
■2.お金を目標としない
「今月はブログで〇〇円稼ごう」なんて目標を立てることはやめましょうね。◆これはもう、何度も書いてきたことなんですが、私が2005年1月にブログを開設して、その約1年後である2005年12月のアマゾンの注文数は「たったの9冊」。
アフィリエイトが目的だったら、とっくにブログを止めていたと思います。
逆にアフィリ目的でブログを開設されるなら、おそらく本書はあまり参考にならないかと。
そういう方には、むしろこちらをオススメ。

本気で稼ぐための「アフィリエイト」の真実とノウハウ
参考記事:【辛口?】『本気で稼ぐための「アフィリエイト」の真実とノウハウ』あびる やすみつ(2010年06月02日)
■3.「いいものはイイ!」と自信を持って言おう
「イイな!」と思ったものは、全力で褒め称え、◆基本的には賛成で、私も「これはいい!」と思ったものは全力でプッシュしております。
多少オーバーでも良いのでアピールしてみる。
ただし、これは更新頻度との兼ね合いになるのですが、毎日「褒め称えられる」本があるわけではありません。
そこで、私が「本気で推薦」するのは、「この本を読んでダメな人は、読者でなくなってもしょうがない」と覚悟を決めた場合。
……って、そこのアナタ、この記事読んで去らないで〜!!
■4.ゲストライター「寄稿子」になる
ブログ開設当初は、自分のことを知っている人の絶対数が少ないのは仕方のないことです。そのハンディキャップを手っ取り早く埋める方法として、寄稿という戦略が出てまいります。◆OZPAさんは、@goryugo氏のブログ、「goryugo, addicted to Evernote」に寄稿し、読者を増やしました。
また、本書の中で紹介されているLast Day. jpさんのこちらの記事では、nanapiでのゲストライターを薦められています。
ブログを短期間で月間10万PVにする方法を公開します 僕の18個の戦略 | Last Day. jp
私もブログを始めてすぐに[Evernoteが使えるchromeエクステンションまとめ | nanapi[ナナピ]]という記事を書いて300を超えるはてブを頂きました。
◆そう言えば、私も1度だけnanapiで記事を書いたことがありました。
女性からの相談にスマートに解答する方法 | nanapi[ナナピ]
でもあまりアクセスには貢献しなかったような……?
と思ったら、上記Last Day. jpさんの記事にはこんな一節が!
この記事中に自分のツイッターIDと自分のブログへのリンクを入れて、自分のブログに誘導しました。( ̄Д ̄;) ガーン
■5.いつもとは違ったことを書いてみる
読者さんの顔色ばかり伺っているブログはきっと面白くありません。自由に書きたいことを書きたいように残す。「この記事書いてみたいけど、うちのブログには不向きかな……」などと思うことはないのです。◆言われてみれば、池田信夫さんも、たまにこういう記事を書いてなごませて下さいます。
池田信夫 blog : 今年のベスト10(音楽) - ライブドアブログ
また、上記でも登場したやまもといちろうさんも、定期的に野球ネタをアップされているのですが、こんな愚痴も。
大沼: やまもといちろうBLOG(ブログ)
先日、「事業意欲が強かった社長が、燃え尽きて会社を畳むまで」という記事をアップしたところ、RSSリーダーやトップなどから記事のURLを直接叩かれた数が14万5,000ぐらいのPV。もっとも、全員最後まで読んだ保証はどこにもないけど、話題になる記事はだいたいそういう数字。そう、確かに畑違いの記事を書いた場合には、そのアクセス数は期待できないもの。
一方、前回全霊をあげて渾身で書き綴った野球エントリー「大沼」のPVが1,700。17万でも1万7,000でもなく、1,700。ざっと100分の1ぐらい。執筆にかけてる時間でいえば、圧倒的に大沼エントリーのほうが長いのに、なぜそうまで人気がないのだ大沼。
私もこの記事を書くのにすさまじい時間をかけたのに、ブクマ数がビミョーで悲しい気持ちになった記憶がw
【DJ】脊髄反射的にPCでやる無料DJソフトについて調べてみました:マインドマップ的読書感想文
■6.ブロガー名刺を作っておくこと
名刺はその人を表すものです。◆これは第6章で展開されている、オフ会に関してのTIPSから。
忘れられない印象を残すためにインパクトを重視するか、自分のブランディングを強調したクールなデザイン、あるいはキュートなデザインにするかなど、すべてはあなた次第です。よく考えて、後悔のない名刺を作りましょう。
本書にはウケを狙った(?)OZPAさんの名刺も収録されていますので、ぜひご確認を。(私もワロイましたw)
一方私はこんな名刺を作ったのでしたw

参考記事:【ブログネタ】「人間国宝名刺」を作ってみました(2008年08月13日)
配るほど、人前に出てませんが、何か?
■7.セオリーを実践する
ブログにおいても「より多くの読者さんを獲得するための記事の書き方」は実際このように存在しています。多くのブロガーさんは、それを知リながらも、ただ実践しないだけなのです。◆本書での順番は前後しますが、結局最後はこのひと言に尽きるかと。
「とにかく『やれ』」
本書の帯で上記@goryugo氏もこう言われています。
「特別なこと」はやってないけど、これ全部真似したらホントにすごいことになると思うよ。そう、要は「やるか、やらないか」なんですよね。
……と、相変わらず「黒背景のブログ」の自分のブログを見てため息をつくsmoothでした。
【まとめ的なもの】
◆冒頭でも申しあげたように、当ブログが開設後、ある程度知名度を得るには、かなりの時間を要しました。アクセス増のきっかけも、基本的には他のブログやメルマガでのご紹介等が大きかったかと。
とにかく当時はTwitterもありませんでしたから、そう簡単にアルファブロガーさんにご紹介頂くことなどなかったわけでして。
結局、私にとっての一番のターニングポイントは、今や「はてブトルネード」の始まりと言われた、聖幸さんのこの記事からでした。
社会人版ドラゴン桜!?「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」:[俺100]
◆実はこの記事が出るまで、「はてなブックマーク」の存在すら知らなかったワタクシ。
それが今や、「はてブ」は当ブログでの売上ランキングを大きく左右するまでになっています。
本書でも、第4章の「はてなブックマークを利用する」という項では、「はてブされやすい記事の書き方」について解説されていますので、気になる方はご確認を。
まー、当ブログの場合、扱う本のジャンル如何で、全然ブクマされないことが多々あるんですが……。
◆なお、本書の大きな特長の1つが、OZPA氏の軽妙な文体。
私も「ビジネス書ブログらしからぬ文体」と言われることがあるので、何となく親近感を感じました。
ブログ本なのに、縦書きというのも、読みやすくてマル。
しいて言うなら、注書き用のページ下部スペースに、思ったほど注書きがないことくらいかな、とw
ホントに実践できたら人気ブログも夢ではありません!

あっという間に月25万PVをかせぐ人気ブログのつくり方―これだけやれば成功する50の方法
第1章 「ふつうの人」でも人気ブロガーになれる
第2章 モチベーションの起爆剤を手に入れる
第3章 ブログを楽しく続ける八つのコツ
第4章 どうせなら 起こしてしまえ バイラルループ
第5章 ブログ管理人に必要な八つの心構え
第6章 人脈は巻き込まれて作る 巻き込んで増やす
【関連記事】
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【blog】書評ブログで売上をあげるための13の方法(2007年09月01日)
【編集後記】
◆一方こちらは、Google+の最速本?
Google+ 次世代SNS戦争のゆくえ (ソフトバンク新書)
Twitter、Facebook、Google+と、最低でも3周遅れている自分。

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いつも参考になる本の紹介ありがとうございます。
なるほどー25万はすごいなー。
何年もやっていても、月15000前後です。
寄稿文とか、自分で売り込むものなのでしょうか?!
気になったので読んでみたいです。
ちなみに、スマホからだと背景白くて読みやすいですよん。
ではまたー
なるほどー25万はすごいなー。
何年もやっていても、月15000前後です。
寄稿文とか、自分で売り込むものなのでしょうか?!
気になったので読んでみたいです。
ちなみに、スマホからだと背景白くて読みやすいですよん。
ではまたー
Posted by あきのり♀ at 2011年09月04日 15:37
>あきのり♀さん
確かに25万はスゴ過ぎると思いますし、私だってそんなにいってません(涙)。
寄稿文については、OZPAさんのように特定の有力ブロガーさんと親しくなるとか、上記のようにnanapiを活用することが考えられると思います。
そう言えば、ネタフルのコグレさんが体調不良の際、寄稿記事が載っていたこともありました。
後は、ブログのコンテストみたいなものがあったら、それに挑戦するのもアリかもしれません。
後、背景はスマホだと白いんですか〜(知らなんだ)。
ただ、主たる目的は「職場でも閲覧できる」ことなので、引き続き頑張ります!
確かに25万はスゴ過ぎると思いますし、私だってそんなにいってません(涙)。
寄稿文については、OZPAさんのように特定の有力ブロガーさんと親しくなるとか、上記のようにnanapiを活用することが考えられると思います。
そう言えば、ネタフルのコグレさんが体調不良の際、寄稿記事が載っていたこともありました。
後は、ブログのコンテストみたいなものがあったら、それに挑戦するのもアリかもしれません。
後、背景はスマホだと白いんですか〜(知らなんだ)。
ただ、主たる目的は「職場でも閲覧できる」ことなので、引き続き頑張ります!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2011年09月05日 07:24
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