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2011年08月09日

【動画アリ】『子どもが体験するべき50の危険なこと』で子供の自由研究をやってみようず


子どもが体験するべき50の危険なこと (Make: Japan Books)
子どもが体験するべき50の危険なこと (Make: Japan Books)

【本の概要】

◆久しぶりに本の入った段ボールを整理していたら出てきたのが掲題の本、『子どもが体験するべき50の危険なこと』

スゴ本のDainさんが記事にされたこともあって、在庫が長らくなく、私もしかたなくリアル書店で購入したのでした(現在はアマゾンに在庫があります!)。

ところで、丁度ムスメ(小2)が夏休みに入っており、ここにある「危険なこと」のいくつかを試してみて、それをもって宿題である「自由研究」としても良いのではないか、と。

さっそく付箋を貼った中から、出来そうなものを見繕ってみました。


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【実践できそうな「危険なこと」】

■1.9ボルト電池をなめてみよう

DURACELL PROCELL/9V電池 プロセル9ボルト電池
DURACELL PROCELL/9V電池 プロセル9ボルト電池

◆これはお馴染みですね。

子供の頃やった方も多いハズ。
 電気ショックを感じる実験です。痛いほどの刺激はありませんが、変な感じがします。
1.電極を上にして電池を持つ。
2.舌を出す。
3.息を深く吸い込む。
4.お花畑の中をカンガルーが跳ぴ回る光景を想像する。
これは不安をやわらげるための行動なので、なんでも好きなことを想像してください。
5.2つの電極を同時に舌に押し当てて、すぐにはなす。
6.1秒以上待ってから、もうー度やってみる。
うー、子供の頃やって、ビリっとした記憶が甦るww

なお、同じような感覚は、アルミホイルを丸めて歯で噛んでも得られます。

これもやはり、ちょっぴりイヤな感触ですが、何事も経験汁!!


■2.ポリ袋爆弾を作ろう

◆こちらは初耳。
1.反応剤を用意する。ぺーパータオルの真ん中に大さじ2杯の重曹を置き、3センチ角ぐらいの大きさにたたむ。
2.酢を用意する。ポリ袋を開き、酢120cc、ぬるま湯60ccを入れる。お湯で温めると反応が激しくなるので、お湯を入れることで爆発力が大きくなる。
3.組み立てる。重曹を包んだ紙を、中の酢にふれないようにポリ袋の口のあたりに入れて、手でおさえながらジッパーを閉じる。
4.投げる。袋を投げて、すぐに逃げる。
YouTubeに動画がいくつか上がっているのですが、理屈は同じものの、ほとんどがペットボトルを使うタイプでした。

しかもよく振ってから投げており、危険なことこの上なし。



これ、普通に怪我人が出る破壊力ですよ。

なお、本書ではゴーグル(保護めがね)をかけて実験することを推奨しています。


■3.コップでお湯をわかそう

◆こちらは普通に、「紙コップに水を入れて、ガスレンジにかける」、というもの。

飲み屋さんとかで、紙の鍋で調理するのを見ていれば、見慣れた風景なんでしょうが、ムスメは多分見たことないハズ。

自分自身、子ども心に「なぜ燃えないのだろう?」と疑問に思った記憶があるので、これはやらせてみたいですね。


■4.電子レンジに変なものを入れてみよう

◆本書では、3つの「変なもの」が登場。

◎金属ホイル

◆CDは、固いプラスチックの円盤の中に薄いアルミホイルが挟んであり、電子レンジの中にこのような薄い金属を入れて加熱すると、「驚くようなこと」が起こるのだそう。
1.電子レンジの中にぺーバータオルを敷き、いらないCDをのせる。
2.「強」で3秒加熱する。
これまたYouTubeに動画がありました。



良く分からない、という方のために、GIGAZINEさんの記事を。

CDを電子レンジに入れてチンしてみた写真 - GIGAZINE


◎ブドウアンテナ

◆ブドウの直径は、電子レンジのマイクロ波の波長のちょうど4分の1 (2.5センチ)ぐらいで、「波長と同じ長さの物は、とてもよいアンテナになる」のだとか。
1.ブドウを半分に切る。皮を少し残して、半分ずつの実が皮でつながった形にする。
2.電子レンジの皿の上に、切リロを上にしてプドウを置く。
3.「強」で10秒加熱する。
「アンテナ」の意味が良く分かってないのですが、これまた動画を(1分40秒辺りで加熱開始します)。




◎ふわふわマシュマロ

◆どうもマシュマロは、よく膨らむみたいですw
1.電子レンジで使える皿の上にマシュマロをのせて電子レンジに入れる。
2.「強」で10秒加熟する。
こちらも動画を。



途中までは快調なんで、指示通りに10秒くらいで止めた方が良さげ。


■5.空飛ぶマシンを作ろう

◆「マシン」というと何かと思っちゃいますが、ドライクリーニングの薄いカバーに、ドライヤーで熱風を送り込むという、簡易気球のようなもの。
1.できるだけ軽くする。(中略)
2.できるだけ少ないテープでカバーの穴をふさぐ。(中略)
3.下の開いているところをそろえて、両端を5センチぐらいずつ残してテーブでふさぐ(中略)
4.カバーが自然にふくらむように床に広げる。(中略)
5.ひとつの穴にドライヤーの吹き出しロを入れて、ドライヤーのスイッチを入れる。(中略)
6.カバーかふくらんできたら、頭のほうを持ち上げて、熱い空気が上にたまり、冷たい空気か下のもうひとつの穴から出るようにしてやろう。
YouTubeで動画を探したところ、とりあえずクリーニングのカバーを使っているものは見当たらず。

また、海外のものがほとんどでしたが、ドライヤーだけでなく最終的に火を用いる仕組みの気球だけでした。

一方、国内のサイトで、このようにドライヤーだけで飛ばすものを発見(サイト内に動画があります)。

熱気球 — デジタル理科室:富山県総合教育センタ

うーん、出来合いの袋とかじゃダメみたいですね。


【感想】

◆今回は、ウチのムスメでもできそうなものを選んだのですが、50の「危険なこと」の中には、日本では法律上許されないもの(「車を運転しよう」「走っている車から物を投げよう」等)や、一歩間違うと事故につながるもの(「ガラスビンを割ろう」「木登りしよう」「ナイフで削ろう」等)が含まれています。

前者は私有地等で行ない、後者は親が責任を持って立ち会う(前者もそうですが)必要が。

ただ、いずれも「危ないから」という理由で、子どもから遠ざけるよりは、一度でも体験させておいた方が、その後の人生が豊かになりそう。

というか、何が危険でどこまでが大丈夫か、というのは、実際にやってみないと分からないのではないでしょうか?

ゆえに本書は、タイトルとはうらはらに、「安全を考えるための本」である旨、「はじめに」でうたわれています。


◆ただ、安全危険とは別の次元で、男のコだと、つい実験をやりたくなるもの。

私も小学生の頃、「テレビ(当時はブラウン管)が映る仕組み」を本で読んで知り、「なるほど、磁力で電子ビームを曲げているのか」と、映っているテレビ画面に、磁石で「C」の字を書いたら、確かに映像が乱れて画面に「C」が描き出されて感激したことがありました。

ただし、この「C」の字は磁石を離しても消えず、smooth真っ青の巻!

その後も電源を入れるたびに表示されることになり、親から大目玉を食らったワケですが。

我が家は裕福でなかったので、結局その「C」が表示されるテレビを、10年近く観ていたという……。


◆なお、ムスメの自由研究で言うなら、本書で収録されたもの以外に、コレをやってみたいな、と。

■南極観測隊直伝「着火法」
用意する物は、単一電池3本、ガムテープ、台所用スチールたわし(商品名ボンスター)。電池は2本でもいいけれど3本のほうが着火確実。
 電池を直列に連結→テープで固定→電池のマイナス極つまり平らなほうにスチールたわしを当てがい、その反対側をビロビローと伸ばす→伸ばしたスチールの先をチョンチョンとプラス極に当てる→みるみるスチールたわしが燃え出す→種火完成。

身近なもので生き延びろ―知恵と工夫で大災害に勝つ (新潮文庫)
身近なもので生き延びろ―知恵と工夫で大災害に勝つ (新潮文庫)
参考記事:【防災術】『身近なもので生き延びろ―知恵と工夫で大災害に勝つ』西村 淳(2011年05月02日)

他にも、以前記事に書いた「巨大滑り台」を一人で滑るとか。





参考記事:【絶叫動画付き(笑)】巨大滑り台に再挑戦してきました(2007年10月14日)

色々体験して欲しいな、と親としては思うワケです。


小学生のお子さんをお持ちの方に!

子どもが体験するべき50の危険なこと (Make: Japan Books)
子どもが体験するべき50の危険なこと (Make: Japan Books)
01 9ボルト電池をなめてみよう
02 あられの中で遊ぼう
03 完ぺきなでんぐり返しを決めよう
04 フランス人のようにキスであいさつしよう
05 車の窓から手を出してみよう
06 釘を打とう
07 車を運転しよう
08 やりを投げよう
09 ポリ袋爆弾を作ろう
10 電気掃除機で遊ぼう
11 石を投げよう
12 ドライアイスで遊ぼう
13 紙コップでお湯をわかそう
14 電子レンジに変なものを入れてみよう
15 走っている車から物を投げよう
16 高いところから落ちてみよう
17 虫めがねで物を燃やそう
18 ひとりで歩いて帰ろう
19 屋根の上に立とう
20 ノコギリを使おう
21 目かくしで1時間すごそう
22 鉄を曲げよう
23 ガラスビンを割ろう
24 空飛ぶマシンを作ろう
25 太陽を見よう
26 かっこいい殺陣を学ぼう
27 パチンコを作ろう
28 木登りしよう
29 パフォーマンスに挑戦しよう
30 小川をせきとめよう
31 地下にもぐろう
32 タイヤを交換しよう
33 ゴミ箱に飛び込もう
34 家電品を分解しよう
35 ゴミの埋め立て地を見に行こう
36 友だちに毒を食べさせよう
37 強風の中で手作り凧をあげよう
38 つなわたりをマスターしよう
39 食洗機で料理をしよう
40 ミツバチの巣を見つけよう
41 公共の乗り物で街を横断しよう
42 レシピ本にさからおう
43 ナイフで削ろう
44 ロープスイングで遊ぼう
45 火遊びをしよう
46 指を瞬間接着剤でくっつけよう
47 ガラスを溶かそう
48 冷凍庫でビンを破裂させよう
49 野宿をしよう
50 なにかしよう


【関連記事】

【防災術】『身近なもので生き延びろ―知恵と工夫で大災害に勝つ』西村 淳(2011年05月02日)

【絶叫動画付き(笑)】巨大滑り台に再挑戦してきました(2007年10月14日)

【オススメ】『友達の数は何人?―ダンバー数とつながりの進化心理学』ロビン・ダンバー(2011年08月05日)

【発明】「発明家たちの思考回路」エヴァン・I・シュワルツ(2007年10月12日)

【脳】「Mind パフォーマンス Hacks」Ron Hale-Evans(2007年09月08日)


【編集後記】

◆実は、今現在ムスメが自由研究のテーマにしようとしているのは、この本に登場する「ご当地グルメ」を、都内にある「ふるさとアンテナショップ」で味わう、というもの。

あつまれ!全日本ごとうちグルメさん
あつまれ!全日本ごとうちグルメさん

いや、それもまぁ、悪くないとは思うんですが…ww


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