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2011年08月03日

【自炊】キヤノンから新しいドキュメントスキャナー「DR-C125」が出ていた件


Canon imageFORMULA DR-C125 A4対応 CISセンサー 給紙枚数30枚 重送軽減リタードローラー採用 Uターン排紙省スペース設計モデル
Canon imageFORMULA DR-C125 A4対応 CISセンサー 給紙枚数30枚 重送軽減リタードローラー採用 Uターン排紙省スペース設計モデル

【はじめに】

◆日経産業新聞8月2日号第9面の「目利きが斬る」で取り扱われていたのが、キヤノンの新しいドキュメントスキャナー、「DR-C125」

お値段的には、PFUの「SccanSnap S1500」の対抗馬だと思われます。

これがなかなか面白そうなんで、記事を中心に簡単にご紹介してみようかと。

まだスキャナーをお持ちでなかったり、S1300からの買換を検討されている方なら必見です!


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【特長等】

●まずは、記事で挙げられているセールスポイントをいくつか。

■1.省スペース

◆他製品ですと、背面から給紙して前面に排紙するのが一般的ですが、このDR-C125は「ラウンド・スキャン」という仕組みを採用。
ラウンド・スキャンでは、背面から給紙された原稿は製品内部でUターンし、前面の排紙スペースに立ったまま排紙される。そのため、スキャン時にも本体サイズ以上のスペースを前面につくる必要がないのが便利だ。
……と、文字だけではわかりにくいので、YouTubeで探したらこんな動画がありました(なぜか音声がありません)。



なお、この動画の最後にもあるように、硬い紙等をスキャンする際には、そのまま前に排紙することもできるようです。


■2.重送が起こりにくい

◆「重送」とは、原稿が重なったまま送られてしまうことで、従来の機種でも生じることのあるエラーの1つ。

DR-C125では、この重送を防ぐ仕組みを備えています。
実際に書籍をページごとにバラバラにして読み取ったところ、重送はまったく生じず、紙送りは非常に安定していた。
記事ではこの仕組みについて詳しく書かれてないのですが、アマゾンのページの下の方に「ダブらんスキャン」なる機能の解説が!
DR-C125は、「リタード方式」を採用。一度に2枚の原稿が送られたときには、リタードローラーが現行の搬送方向と逆に回転し、原稿を確実に分離させて1枚ずつきちんと搬送。原稿の重送による読み取りエラーを抑止し、スピーディーな連続スキャンを実現します。さらに、複写伝票など複数枚で構成される用紙やA3半折り原稿スキャンするときのために、「非分離モード」も搭載しました。

◆さらには、「超音波重送検知」も装備。
また、搬送を止めて重送を知らせる「超音波重送検知」を搭載。搬送時に上部のセンサーが発信した超音波を下部のセンサーが受信。複数枚の原稿が重なって送られたことを検知すると搬送を自動的にストップさせ、データ欠落のないスキャンをサポートします。
他の機種にもこういった機能があるのかもしれませんが、とにかく重送が起こりにくそうではあります。

んで、やはり動画を。



関連動画で、スキャンスピードを解説するものがありましたが、これは読み取る原稿によって変わってくると思うので、今回は割愛。

一応、A4原稿両面読み取りで、最高1分25枚(50面)とのことで、これは「スキャンスナップS1500」の「1分20枚」より若干高速です。


■3.スキャンと同時にOCR完了

◆OCRは他の機種にも付いていますが、DR-C125では、読み取った原稿の保存時にはすでにOCRが完了しているため、すぐに検索が可能。
認識精度も、試した範囲では文字の大小を誤認識した程度で、かなり優秀だ。縦書きの原稿もまったく問題なかった。活字原稿の読み取りには非常に便利だといえる。
うーん、私の「miniScanEYE3」も、もうちょっと頑張って欲しいぞなもし……。

参考記事:【動画アリ】ペン型スキャナー「mini ScanEYE3」を試してみました!(2010年05月17日)


【所感などなど】

◆……というわけで、動画やアマゾンのページでは長所を中心に書いているのですが、紙面では気になる点もいくつか挙げています。

●前面排紙するとバラバラになってしまう

⇒上記の最初の動画の最後で、そのまま前に出すストレート排紙をしていましたが、1枚だけならまだしも、これを複数枚でやると、前面にトレイがないため、原稿がバラバラになります。


●給紙枚数が30枚とやや少なめ

⇒対抗馬のS-1500は、1度に50枚までセットが可能なようです。


●動作音がスキャンスナップより大きい

⇒なまじデスクに置いてスキャン出来そうなので、気になる人はなるかも。


◆給紙枚数が少なめなのは結構痛いですが、これも重送が起こらなければ、カバーできそうな(いったん重送すると、やり直すのがかなり大変でしょうから)。

また前面排紙でトレイがないのも、用途が基本的に「自炊」中心ならば、それほど問題にならないかもしれません。

この「目利きが斬る」では、項目別評価も10点満点/10項目で行われており、このDR-C125は「90/100点」という高得点を獲得。

今まで、「ScanSnap S1300」と、その対抗馬である「Canon ドキュメントスキャナ― imageFORMULA DR-150」の両者より1つ上のクラスでは、「スキャンスナップS-1500」しか選択肢がなかったわけですから、今後は選ぶ楽しみも出てくると思います。


キヤノンもPFUに負けていませんぜ!

Canon imageFORMULA DR-C125 A4対応 CISセンサー 給紙枚数30枚 重送軽減リタードローラー採用 Uターン排紙省スペース設計モデル
Canon imageFORMULA DR-C125 A4対応 CISセンサー 給紙枚数30枚 重送軽減リタードローラー採用 Uターン排紙省スペース設計モデル


【関連記事】

【動画アリ】DR-150で、溜まったセミナー資料をスキャンしてみました(2009年12月06日)

【小型スキャナー】キヤノン「imageFORMULA DR-150」ブロガーミーティングに参加してきました(2009年10月29日)

【動画アリ】ペン型スキャナー「mini ScanEYE3」を試してみました!(2010年05月17日)


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