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2011年07月08日

【講演会】『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション』刊行記念 著者来日イベント「ジョブズ流を自分の力に!」にお邪魔してきました



【第1部:「日本の読者のみなさんへのメッセージ」】

◆まずは、ガロさんのお話から。

…というか、その前に『驚異のイノベーション』(以下「本書」とします)編集者の中川ヒロミさんのご挨拶があったラシイのですが、若干遅刻した(またかYO!)私は拝聴できず。

しかも、後ろの方で立ったままメモしてたのですが、今読み返したら字が汚くてよく読めないの巻w

それでも記憶していた点を中心に。


■同じものを見ても、違うビジョンを見る

◆例に出されていたのが、1979年にゼロックスのパロアルト研究所(PARC)を訪れたジョブズが見た、グラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)

ジョブズはこのGUIこそ、「普通の人にコンピューターを届ける」という自分のビジョンにかなうものだと感じます。

当時PARC研究員で、のちにアップルに転職するラリー・テスラーのお話を本書から引用。
「ゼロックスはコピー機しか頭になく、コンピューターとはどういうものなのか、何ができるのかがわかっていなかった。だから、コンピューター業界最大の勝利を目前に大敗を喫したんだ。今、コンピューター業界の頂点に立っていてもおかしくなかったんだけどね」
この逸話は以前から知っていましたが、そうなったのもジョブズとゼロックスそれぞれが「違うビジョンを持っていたから」、というのがキモなのだな、と。


■自分のビジョンは何なのか?

◆例えば、スターバックス創業者のハワード・シュルツのビジョンは、お客に満足を与える「自宅と職場に次ぐ第3の場所」を提供することであって、コーヒーを売ることではありません。

会場では、シュルツのインタビューの動画が流されたのですが、「コーヒーについて語らない」シュルツに対して、インタビュワーが困惑しているほど。

一方ジョブズの「普通の人にコンピューターを届ける」というビジョンは、それを持ち始めた当時は、まだコンピューターがマニアのものであり、自分でプログラミング等ができる一部の人しか使いこなせない状態でした。

今でこそ、「普通の人」もコンピューターを使っていますが、アップルの製品が初心者にも使いやすく、取説も最低限なのは、こういうビジョンによるものかもしれませんね。


◆なお、ユーストの中継をご覧になった方はご存知でしょうが、ガロさんは、非常に聞き取りやすい発音でお話をされる方でした。

動画がありましたので、ご覧ください。



えー、当日はこの7〜8割のスピードだったようなw

もっとも、私はいかんせん英語音痴なので、通訳の滑川海彦さんに頼りっきりでした。

たまに英語の時点で会場がどっと沸いたりしても、置いてきぼりだったり。

   (´・ω・`)ショボーン


【第2部:トークセッション&質疑応答】

◆今回、AMNの徳力さんをモデレーターに、かなりの時間を割いてもらったのが、こちらのコーナー。

ジョブズ本イベント2













丸々紙1枚メモったのですが、いくつか抜粋して。

あれれ?ユーストで流してたんですから、ネタバレしてもいいんですよね??


●Q:(経営者でもない)一般の社員がこの本の教えをどのように使えばいいのか?

◆いきなり、キワドイ質問が初っ端にww

ガロさん曰く、こうしたボトムアップ型のイノベーションを行なえているのは、米国でもGoogleやLinkedInなど一部の企業なのだとか。

ただ、自分の環境に不満があれば、ジョブズ曰く「他人の人生を生きるには、人生は短すぎる」とのことw

それと、「イノベーションは会社の中だけでなく、生活のすべてにある」というお答えも納得。


●Q:失敗したときはどうすればいいのか?

◆ガロさんが例に出したのが、本書でも出てくるウィル・スミス主演の『幸せのちから』のモデル、クリス・ガードナー

幸せのちから コレクターズ・エディション [DVD]
幸せのちから コレクターズ・エディション [DVD]

ガードナーは株のブローカーになるため、息子と二人で路上生活をした、という人物です。

ガロさん曰く、「情熱があっても落ち込むことはあるが、それがないと続かない」そう。


●Q:ジョブズに何かアドバイスするとしたら?

◆「これはアドバイスというより要望」ということで、「もっとオープンになって欲しい」、と。

ジョブズやアップルは、秘密主義であり、口が固いのだとか。


●Q:ジョブズと会ってガロさん自身に変化はあったのか?

◆ご自分のコンサルの仕事の中で、「誰のため、何のためにやるのか」を意識する用意なった、とのこと。


…ホントはこの倍以上の質問があったのですが、この辺で。

質問の合間合間に、徳力さんが、本書の解説をされていた外村 仁さんに質問を振られていたのですが、割愛しまくっております(スイマセン)。

ただ、その外村さんのお話で興味深かったのが、今回のような震災をきっかけとしてか、シリコンバレーを訪れる起業志望者が、この6,7,8月に非常に多くなった、という件。

歴史的に見ても「危機の後にイノベーションがある」そうなので、「動くなら今」なのかもしれません。


◆第2部の最後に、ゲストのご紹介が。

●元マイクロソフト株式会社の古川 享さん@SamFURUKAWA

●インフォテリア社長の平野洋一郎さん@pinahirano

●そして我らがラムちゃんこと(?)、平野 文さん@hiranofumi

平野さんは前に出てきてご挨拶なさったのですが、見事なまでのまとめっぷりワロスww


【第3部:懇親会】

◆会場に向かう途中から、ビジネス書の著者さんを中心にお知り合いの方多数に遭遇。

あまり人前に出ないワタクシ的には、かなりの人数の方にご挨拶させて頂いたので、何をお話したか等は割愛し、一気にまとめさせていただきます。


堀 正岳さん

モレスキン 「伝説のノート」活用術~記録・発想・個性を刺激する75の使い方
モレスキン 「伝説のノート」活用術~記録・発想・個性を刺激する75の使い方


大橋悦夫さん

成功ハックス
成功ハックス


いしたにまさきさん

マキコミの技術
マキコミの技術


土井英司さん

20代で人生の年収は9割決まる
20代で人生の年収は9割決まる


関谷英里子さん

えいごのつぼ (まなびのつぼ)
えいごのつぼ (まなびのつぼ)


池田千恵さん

夢が現実化する「1枚図解」 (アスカビジネス)
夢が現実化する「1枚図解」 (アスカビジネス)


村井瑞枝さん

ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルール
ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルール


江上 治さん

一生かかっても知り得ない 年収1億円思考
一生かかっても知り得ない 年収1億円思考


上田 渉さん

ノマド出張仕事術 1時間のプチ移動から本格出張まで
ノマド出張仕事術 1時間のプチ移動から本格出張まで


女子勉さん

時間・習慣・人脈 「伸び悩み」を脱出する3つのスイッチ
時間・習慣・人脈 「伸び悩み」を脱出する3つのスイッチ


◆会場にはこのようにお料理も用意されていました。

ジョブズ本イベント3

















…が、この本を読んでいた私は立食パーティで、食べるわけにはいかないのでした。

会食力―キャリアを上げる接待マナー
会食力―キャリアを上げる接待マナー

参考記事:意外と知られていない『会食力』のテクニック10選(2011年05月18日)


◆そして会場内には、日経BP社の書籍が陳列。

ジョブズ本イベント4

















未チェックの本の中で、面白そうだったのがこの2点。

勝負は試合の前についている! 米国スポーツビジネス流「顧客志向」7つの戦略
勝負は試合の前についている! 米国スポーツビジネス流「顧客志向」7つの戦略

病気の「数字」のウソを見抜く 医者に聞くべき10の質問
病気の「数字」のウソを見抜く 医者に聞くべき10の質問

あ、あれ?上の本は、出るのはまだ先なんですね。

こんなことなら、会場から失敬してくれば良か(ry

タイ━━||Φ|(|´|Д|`|)|Φ||━━ホ!!


◆さて、お待ちかねのプレゼント大会開催。

ジョブズ本イベント5













プレゼント商品は、ガロさん直筆サイン入りの本書の原本5冊とか…。

The Innovation Secrets of Steve Jobs: Insanely Different Principles for Breakthrough Success
The Innovation Secrets of Steve Jobs: Insanely Different Principles for Breakthrough Success

ソニーリーダー2台とか色々。

じゃんけんで当選者を決めたのですが、私は参加した5回のうち、すべて1回目で敗退しましたよ!←お約束w


◆というわけで、懇親会の途中でおいとまさせて頂いた私。

ジョブズ本イベント6

















ガロさん、外村さん、滑川さん、徳力さん、そして日経BPの皆様、素敵なイベントをありがとうございました。

そして、ご挨拶させて頂いた皆様も、お付き合い頂き感謝しております。


もちろん、この本も必読で!

スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則
スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則


【関連記事】

【スゴ本再び】『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則』カーマイン・ガロ(2011年06月27日)

【スゴ本】『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則』カーマイン・ガロ(2010年07月11日)


【編集後記】

◆私は必死に夜中にこの記事を書いていたのですが、既に会場内で(?)エントリーをアップされていたのが、堀さん。

「スティーブ・ジョブス 驚異のイノベーション」刊行記念イベントに行ってきました | Lifehacking.jp

いくらなんでも早杉ワロスw


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